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 沖縄-辺野古-高江から-2026年4月12日

 沖縄の基地負担軽減とは真逆の実態。
 「米軍が15日午後1~5時に、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を計画していることが分かった。米連邦航空局の航空情報(ノータム)に10日までに掲載された。実施すれば、伊江島補助飛行場(伊江村)の運用再開後4回目となる。県や周辺自治体は、嘉手納での降下訓練が続いていることに抗議しており、地元が反発する可能性もある。県は週明け13日にも米軍や沖縄防衛局に対し、住宅地などに近い嘉手納での降下訓練を実施しないよう求める方針。」、と沖縄タイムス。
 また、「伊江島補助飛行場の運用再開以降、嘉手納基地周辺の沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる三市町連絡協議会(三連協)は、降下訓練は日米合意の通りに原則伊江島で実施し、嘉手納での訓練を中止するよう繰り返し求めてきた。三連協会長の當山宏嘉手納町長は10日、本紙取材に『嘉手納での訓練が固定化されるのではないかと大変危惧している。地域住民の負担を増やさないため、日米合意に基づいた運用がされなければ困る』と憤った。日本政府に対し『訓練が例外に該当するのかを確認し、米側に厳格な運用を求める姿勢を持ってほしい』とも要求した。」(沖縄タイムス)、と。

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 何よりも、自らが沖縄から受け取るものを明確にするために。それは、捉え直しとして。
 また、「沖縄戦50年」、「戦後80年」を継承していくために。
 2026年度も、改めて琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

(1)沖縄タイムス-普天間跡利用の夢遠く 1995年に返還後を模型化した元高校生 合意30年、何も変わらない(中部報道部・勝浦大輔)-2026年4月11日 5:42-[普天間返還合意30年]

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.【宜野湾】1995年に宜野湾市の普天間高校1年だった玉里弥紅(みぐ)さん(46)=北谷町=と宮城仁志(さとし)さん(46)=中城村=は、米軍普天間飛行場が返還された後をイメージして未来都市のジオラマ(情景模型)を同級生らと当時作った。日米が普天間返還に合意したのは、その翌年の96年4月12日。模型は県内外から一躍脚光を浴びた。しかし30年たっても夢のまちづくりはかなわず、「何も変わっていない」と憂える。(中部報道部・勝浦大輔)
2.模型は学園祭の出し物だった。縦約1・5メートル、横約3メートル。街並みが精巧に表現され、住宅に交じって国際平和センターや博物館、世界青少年会館、IT研究所が立ち並ぶ。当時はまだ実現していなかったモノレールも走る。
3.返還合意で模型に注目が集まり、生徒たちは県外の高校の文化祭や平和集会に招待されては基地問題を議論した。全国高校生平和集会が県内で開かれるきっかけにもなった。
4.高校の教員になった宮城さんは「自分の原点になった出来事」と、小さな建物を地道に作った記憶を振り返る。
5.「基地問題に関心を持つ人が一人でも増えてほしい」。担任だった比嘉良徳さん(69)=那覇市=は、その後も勤務先の高校が変わるたびに模型を持ち運び、平和学習で活用した。校長で退職した首里高に保管されていたが、校舎改築に伴い、2021年4月に沖縄国際大学沖縄経済環境研究所に引き取られた。
6.比嘉さんが折に触れて生徒と修繕してきたため、模型は古びてきてはいるものの、状態は良好だ。「なのに基地問題は改善するどころか、悪くなっているようにも見える」と、比嘉さんは懸念する。
6.この4月、玉里さんの長女は高校に入学した。「当時の私と同じ年になった。次の世代に基地を残しておきたくなかったのに」。普天間飛行場が返還され、模型に込められた夢が実現する日を待ち望む。
7.模型は沖国大5号館1階ロビーに18日まで展示されている。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1814915 参照 2026年4月11日)

(2)沖縄タイムス-米軍、4月15日にパラシュート降下訓練 沖縄・嘉手納基地で 地元反発、伊江再開から4回目(政経部・新垣卓也)-2026年4月11日 5:17

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.米軍が15日午後1~5時に、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を計画していることが分かった。米連邦航空局の航空情報(ノータム)に10日までに掲載された。実施すれば、伊江島補助飛行場(伊江村)の運用再開後4回目となる。県や周辺自治体は、嘉手納での降下訓練が続いていることに抗議しており、地元が反発する可能性もある。
2.県は週明け13日にも米軍や沖縄防衛局に対し、住宅地などに近い嘉手納での降下訓練を実施しないよう求める方針。
3.降下訓練は原則、伊江島補助飛行場で実施すると日米で合意しているが、米軍は2023年12月以降、同滑走路の不具合を理由に嘉手納を使用していた。
4.昨年12月、伊江島の滑走路の修復が完了し、運用再開されたにもかかわらず、米軍は嘉手納での訓練を継続している。
5.3月28、29両日にも実施し、県の宮城嗣吉副知事は今月2日、外務省沖縄担当大使と沖縄防衛局長を県庁に呼び、抗議していた。
6.本紙は10日午後0時半ごろ、嘉手納基地第18航空団に対し、15日に嘉手納で訓練を計画する理由についてメールで質問したが、同日午後11時までに回答はない。(政経部・新垣卓也)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1814917 参照 2026年4月11日)

(3)沖縄タイムス-降下訓練の固定化危惧 嘉手納町など地元反発(政経部・新垣卓也、中部報道部・西平光葉、東京報道部・松田駿太)-2026年4月11日 3:59

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.米軍が15日に嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を計画していることについて、関係自治体からは10日、反発の声が上がった。一方、防衛省は「公共の安全に考慮し、地域への影響を最小限にとどめるよう申し入れた」と説明した。
2.伊江島補助飛行場の運用再開以降、嘉手納基地周辺の沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる三市町連絡協議会(三連協)は、降下訓練は日米合意の通りに原則伊江島で実施し、嘉手納での訓練を中止するよう繰り返し求めてきた。三連協会長の當山宏嘉手納町長は10日、本紙取材に「嘉手納での訓練が固定化されるのではないかと大変危惧している。地域住民の負担を増やさないため、日米合意に基づいた運用がされなければ困る」と憤った。日本政府に対し「訓練が例外に該当するのかを確認し、米側に厳格な運用を求める姿勢を持ってほしい」とも要求した。
3.玉城デニー知事は10日の定例会見で「降下訓練はSACO最終報告の趣旨に沿って伊江島で実施されるべきだ」と強調した上で「なぜ嘉手納で実施しようとするのか、関係機関に確認したい」と述べた。
4.防衛省の安居院公仁報道官は10日の会見で「米側に確認している」と回答。日米安保条約の目標達成のために「米軍がさまざまな訓練を必要なタイミングで実施することは、即応性維持の観点から極めて重要だ」と一定の理解を示した。
5.日米は1996年、パラシュート降下訓練は原則、伊江島補助飛行場で実施と合意。2007年になって、自然条件などで伊江島の使用が困難な「例外的な場合」に限って嘉手納の使用に合意している。(政経部・新垣卓也、中部報道部・西平光葉、東京報道部・松田駿太)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1814945 参照 2026年4月11日)

(4)沖縄タイムス-PFAS不安消えぬ 基地周辺の汚染知り血中濃度検査 宜野湾の家族、娘のため「安全な水」訴え(中部報道部・勝浦大輔)-2026年4月11日 9:37-[動かない「普天間」4.12 日米返還合意30年](3)

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.人体に有害とされる有機フッ素化合物(PFAS)が県内で検出されていることを受け、妊産婦向けに血中濃度を調べる民間の検査が3月にあった。宜野湾市から訪れたのは、1歳の娘がいる伊波彩織(さおり)さん(41)。夫の良剛(よしひさ)さん(47)の勧めもあり、漠然とした不安を解消しようと参加を決めた。
2.那覇市出身で、結婚を機に宜野湾市に移住して10年以上がたつ。同市嘉数の自宅は良剛さんの実家で、米軍普天間飛行場に近い。騒音を軽減するため窓は二重になっているが、那覇ではめったに聞かない騒音に驚いた。
3.新聞やテレビの報道でPFASを認識したのは2、3年前。普天間や嘉手納など米軍基地周辺の湧水や河川から高濃度で検出されていることを知った。浄水場の取水地が汚染され、水道水に含まれる濃度が高い時期もあった。
4.先に関心を持ったのは良剛さん。基地由来だと疑われるのに、県や市による立ち入り調査は実現せず、汚染源は特定されていない。「汚水が海や川に流れている。嫌だなと思う」
5.まな娘の芹香(せりか)ちゃんが生まれた後、夫婦は自宅にPFASを除去できる浄水器を設置したが、それまではそのままの水道水を使ってきた。検査が実施されると知り、彩織さんは「何か分かるのなら」と申し込んだ。結果が出るまでに3カ月かかるという。
6.飛行場を挟んで自宅と反対側の同市伊佐と大山では、1月と2月にマンホールから白い泡が噴出。伊佐の泡を専門家が分析すると、国が定めた指針値(1リットル当たりPFOSとPFOAの合計50ナノグラム)の5倍超が検出された。3月に県が公表した湧水や河川の調査でも、普天間飛行場周辺20地点のうち13地点が指針値を上回り、懸念は尽きない。
7.今も普天間飛行場は返還されず、いつ実現するのかさえはっきりしない。良剛さんは、返還跡地に「大学やスポーツ、平和のための施設ができたらいい」と思う。
8.日米が返還合意した1996年、自身は高校3年生だった。「娘が生きている間にはなくなってほしい。PFASも、もし娘に何か影響したら、絶対に許さない」と力を込める。彩織さんも「騒音がなく、きれいな水が飲める場所。芹香が生きるこれからの宜野湾市には、そうなってほしい」と願った。(中部報道部・勝浦大輔)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1814967 参照 2026年4月11日)

(5)沖縄タイムス-普天間返還合意から30年 進まぬ現実に憤り 玉城知事、木原官房長官らコメント(政経部・銘苅一哲)(中部報道部・勝浦大輔)(東京報道部・松田駿太)(東京報道部・玉那覇長輝)-2026年4月11日 7:10-[普天間返還 合意30年]

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.日米両政府が宜野湾市の普天間飛行場の返還に合意してから12日で30年を迎えるのを前に、玉城デニー知事、佐喜真淳宜野湾市長、木原稔官房長官、小泉進次郎防衛相が10日、それぞれコメントなどを発表した。玉城知事は1996年に5~7年以内の返還で合意したにもかかわらず、30年たっても実現せず、沖縄の危険性や負担が軽減されないことに強い憤りを示した。
(玉城知事「合意の趣旨と乖離」)
1.玉城デニー知事は県庁での記者会見で「返還が実現せず、騒音、PFAS(有機フッ素化合物)などの環境問題、米軍人などによる事件事故に県民が苦しめられている。(基地負担軽減という)返還合意の趣旨から大きく乖離(かいり)し、極めて遺憾だ」との考えを示した。
2.会見ではコメントも発表。2004年の沖縄国際大へのヘリ墜落、17年の普天間第二小学校へのヘリの窓落下、今年3月の普天間所属ヘリによる名護市の民間地への不時着に触れ、「事故が後を絶たず、外来機の離着陸回数増加など県民は依然として負担を強いられている」と強調した。
3.日米両政府が返還の条件とする名護市辺野古への移設には「軟弱地盤で工期の延伸も懸念される」とし、普天間の一日も早い危険性除去につながらないと指摘。普天間返還は辺野古移設にかかわらず、早期に実現すべきだとし、政府に県との対話を求めた。
4.普天間返還を巡っては、米国防総省が辺野古新基地が完成しても滑走路の長さが不足するため、代替となる滑走路が選定されるまで普天間を返還しない考えを公文書に記している。
5.玉城知事は会見で、普天間返還を含めた日米特別行動委員会(SACO)の最終報告について「実現しても沖縄の基地負担の割合がほとんど変わらず、沖縄県も加えた上でSACO2の会議体を設けてほしいと求めている」と述べ、日本政府に対応を求めた。(政経部・銘苅一哲)
(佐喜真市長「市民に過重な負担」)
1.普天間飛行場のある宜野湾市の佐喜真淳市長は、市役所で記者会見を開いた。返還が実現していない最大の要因を問われ、「代替施設が完成されておらず、返還が延びている」との見解を示した。政府が普天間の代替施設として工事を進める名護市辺野古の新基地建設について「政府の見解として唯一の策。返還実現のための環境を政府が整えることが重要だ」と訴えた。
2.返還が実現せず30年がたち、「極めて遺憾で、市民に対して申し訳ない」と陳謝。この間の昼夜を問わない航空機騒音の被害に加え、2004年の沖縄国際大学へのCH53大型輸送ヘリ墜落、17年の普天間第二小学校への米軍ヘリ窓落下、20年の有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤の漏出といった市内で起きた事故を挙げ、「市民は過重な基地負担を強いられ続けてきた」と強調した。
3.新基地完成後も代替となる「長い滑走路」が選定されなければ、普天間を返還しないことが米国防総省の公文書の記載で明らかになり、「市民も不安や憤りがあったと思う」と心境を語った。その上で3月に上京して政府に真意を問い、「『日米の認識に齟齬(そご)はない』『返還する』との回答を信じて私も取り組む」とした。
4.普天間の一日も早い閉鎖、返還や速やかな運用停止に向け、「返還までの期間の短縮を要望し、『チーム宜野湾』として市民が望んでいることを伝えながら、政府がしっかりと応じるように粘り強くやっていく」と語った。(中部報道部・勝浦大輔)
(木原官房、返還遅れ「重く受け止める」) 
1.【東京】木原稔官房長官は10日の記者会見で、普天間飛行場返還合意から30年が経過したことに「いまだ返還が実現していないことを重く受け止めている」と述べた。沖縄の基地負担軽減は、政府の最重要課題の一つとした上で「普天間飛行場の固定化は絶対に避けなければならない。これは政府と地元の皆さまとの共通認識だ」と強調した。
2.辺野古移設が唯一の解決策との方針に基づき、工事を進めることが、全面返還と危険性の除去につながると従来の考えを示した。
(小泉防衛相「辺野古が唯一」強調)
1.【東京】小泉進次郎防衛相は閣議後会見で、「(普天間飛行場の返還には)辺野古移設が唯一の解決策で、着実に工事を進めることが普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現し、危険性除去につながる」と従来の政府見解を述べた。
2.未定となっている返還時期について、名護市辺野古の新基地完成後の部隊移転などプロセスを向上した上で決定されると説明し「提供手続き完了後、早期に全面返還が実現できるよう、引き続きアメリカと緊密に連携していく」とした。
3.新基地完成後に普天間飛行場が返還されないケースは「全く想定していない」との認識を重ねて示した。(東京報道部・松田駿太)
(公明、新基地は「必要」 中道は賛否示さず)
1.【東京】公明党の西田実仁幹事長は10日の記者会見で、名護市辺野古の新基地建設を容認する立場について「普天間飛行場の危険除去のために、辺野古移設が必要だという点は変えようがない」と述べた。
2.中道と立憲民主の3党で普天間飛行場の辺野古移設に対する立場を一致させる必要性を問われると「現実的に対応する。一致できるところを探っていきたい」と話した。
3.中道の沖縄2~4区の支部長が、中道と立民の両政調会長に、新基地建設中止などを求めた9日の要請を公明側が欠席したことには「事前に聞いていたが、中道側に提言をお渡ししたいとの趣旨と理解していた」と話した。要請を受けた中道の岡本三成政調会長から、公明側にも説明があったという。
4.一方、中道の小川淳也代表は10日の記者会見で、辺野古新基地建設への見解を問われ、賛否を示さなかった。「軽々に言うこと自体が無責任だ」と述べた。(東京報道部・玉那覇長輝)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1814944 参照 2026年4月11日)

(6)琉球新報-ミサイル配備「沖縄が標的に」 自衛隊増強などに反対声明、16市民団体が賛同 4月中に集会予定(長嶺晃太朗、佐久田吉記)-2026年04月11日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.沖縄県内の複数の市民団体は10日、記者会見を開き、南西諸島で進む自衛隊増強などに反対する声明を発表した。ミサイル基地の存在で沖縄が攻撃対象となると危惧し、沖縄を再び戦場にさせないため、全県的な取り組みの必要性を強調した。4月中に県庁前で集会を予定している。
2.宮古、石垣、与那国を含む16の市民団体が声明に賛同した。声明文は首相、防衛相、在日米軍司令部、沖縄防衛局長、玉城デニー知事宛て。
3.声明は、米国などによるイラン攻撃以降、在沖米軍が中東に派遣されたことに触れ「米軍の沖縄基地からの自由出撃を断固拒否する」と記した。
4.玉城知事に、長射程ミサイルの沖縄配備に反対する姿勢の堅持を要請。県庁前集会に合わせて直接申し入れる方針で、県内全自治体にも陳情するなど働きかける。
5.那覇市内で会見した「ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会」の具志堅隆松共同代表は「特定利用空港・港湾」に那覇空港が指定されていることに「逃げる時に使う空港が真っ先に攻撃目標になる」と懸念。避難計画やシェルター整備ではなく「沖縄を戦場にさせないことを求めている」と強調した。
6.賛同団体の「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」も同日会見を開き、陸上自衛隊宮古島駐屯地司令によるどう喝的言動の謝罪と説明、駐屯地外での訓練中止を求めた。(長嶺晃太朗、佐久田吉記)
(https://ryukyushimpo.jp/national/entry-5182995.html?_auth=1775891390 参照 2026年4月11日)

(7)琉球新報-普天間の使用、2割が外来機 返還合意あす30年 2023~25年の離着陸数は計4.7万回(福田修平、梅田正覚)-2026年04月11日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.【宜野湾】米軍普天間飛行場で2023~25年の3年間、航空機による離着陸回数が4万7293回に上り、そのうち22%に当たる1万557回が外来機によるものだったことが分かった。日米両政府による同飛行場の返還合意から12日で30年を迎えるが、所属機のみならず、外来機が自由に使用していることが示された形だ。
2.沖縄防衛局が同飛行場周辺で実施している目視調査について、同局を取材し、分析した。23年1月~25年12月にかけて、普天間を離着陸した外来機の種類は、プロペラ機が約55%で最も多く、ジェット機は約25%、回転翼機約10%、戦闘機約6%、垂直離着陸機MV22オスプレイなどのティルトローター機が約3%だった。
3.政府は普天間常駐機のオスプレイの訓練移転や、同飛行場で運用されていたKC130空中給油機の岩国基地(山口県)への移駐などで、負担軽減に取り組む姿勢を示してきた。しかし、外来機の飛来が相次ぐことで、政府の施策は周辺住民の実感を伴うものになっていない。
4.一方、普天間の移設に伴う名護市辺野古新基地建設を巡り、国による環境影響評価は、回転翼のCH53、UH1、AH1、ティルトローター機のMV22オスプレイ、固定翼機としてC35、C12を想定している。調査によると23、24年に環境影響評価で想定していない機体の離着陸回数は、全体の約10%に上った。
5.米国防総省は、普天間の返還条件の一つで緊急時に使う「長い滑走路」の選定がなされるまで「普天間飛行場は返還されない」との認識を示している。普天間の滑走路が2740メートルであるのに対し、辺野古新基地はオーバーランを含めても1800メートルと短い。
6.米シンクタンクなどから、新基地が完成した後も普天間を維持するべきだとの論文も発表されるなど、固定化への懸念も一層高まっている。(福田修平、梅田正覚)
(https://ryukyushimpo.jp/newspaper/entry-5183116.html 参照 2026年4月11日)

(8)琉球新報-広がる「普天間固定化」の懸念 識者、移転可能性に疑問(福田修平)- 2026年04月11日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.【宜野湾】沖縄県にある米軍普天間飛行場を巡っては、軍事的な観点などから、名護市辺野古に移設した後も、米側が使い続けるとの見方が急速に広がっている。
2.米シンクタンクに派遣されている海兵隊中佐は、辺野古の新基地完成後も普天間を使い続けるとの論考を発表。米国防総省は、緊急時の代替滑走路の事前選定を指摘するなど、普天間の継続使用が懸念されている。
3.軍事ジャーナリストの小西誠氏は、1996年の日米特別行動委員会(SACO)合意当時は、沖縄の負担軽減を軸に、辺野古新基地が策定されたが、その後のアジア太平洋を巡る情勢は対中国抑止態勢へと大転換していると説明する。
4.小西氏は「工事が難航していることも含め、(辺野古新基地への)移転の可能性はほとんどないと思う」との見方を示した。その上で、普天間飛行場返還のためには「米海兵隊のグアム移転を早急かつ、徹底的に行うように追及すべき」と指摘した。
5.代替施設となる辺野古新基地の滑走路は、オーバーラン含め1800メートルで普天間飛行場より大幅に短くなる。国防総省は、緊急時に備え「長い滑走路」が必要と主張している。
6.航空評論家の青木謙知氏は、十分な滑走路長が必要とされる大型輸送機などの機体でも、搭載物の調整などで、1800メートル滑走路での離着陸も可能としつつ「離着陸トラブルのリスク増加や作戦能力の大幅な低下につながる」と指摘する。
7.航空機の離着陸滑走距離は、機体の重量や気象条件によって大きく変わる。青木氏によると、普天間飛行場での離着陸もある空中給油機KC130は、重量が大きい際には離陸に2500メートルの滑走路長が必要な一方、軽量化することで1070メートル以下での離陸も可能になるという。
8.離着陸の滑走路長を短くするためには、貨物や人員、兵器類、燃料などの搭載品を減らす必要がある。「搭載品を減らすことは作戦能力を大きく低下させることになる」とし「米側が普天間の2740メートルに並ぶ、あるいはそれ以上の滑走路を求めるのは、当然のことといえる」と述べた。(福田修平)
(https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5183123.html 参照 2026年4月11日)


# by asyagi-df-2014 | 2026-04-12 06:21 | 沖縄から | Comments(0)

 「ガソリン価格高騰 停戦が国民の暮らし守る」、と琉球新報。

 「トランプ2.0」とイスラエルによる「理不尽な戦争」が引き起こしたものへの反攻。

 琉球新報は2026年3月27日、「ガソリン価格高騰 停戦が国民の暮らし守る」、と社説で論評した。
 この社説で、今を考える。

 琉球新報は、社説を「物価高にあえぐ国民に、原油価格の高騰が追い打ちをかけている。」、と始める。
 どういうことなのか、琉球新報は、次のことを示す。
1.米国とイスラエルによるイラン攻撃をきっかけに、原油相場が高騰した。     2.経済産業省が発表したレギュラーガソリンの平均小売価格は、都道府県別で沖縄が最高値を記録した。23日時点の1リットル当たりの価格は沖縄で前週から30.8円高い227.1円。比較可能なデータがある2004年6月14日以降で最も高い。ハイオクや軽油、灯油も軒並み過去最高を記録している。
3.県によると県内離島では平均231.17円と本島よりも高騰している。島によって価格差もあるという。県内の一部で値下がりした店舗もあるが、多くでかつて見たことのない価格が表示されている。
4.全国平均は前週より13.1円安い177.7円で、沖縄を除く46都道府県で値下がりした。政府はガソリン価格を全国平均で170円程度に抑えるため、元売り各社に補助金を支給している。経産省によると「補助金の反映に時間差が生じている」という。沖縄への輸送に時間がかかることなどが背景にある。
 このことを、「円安が続き、コメ価格の急騰をはじめとする物価高に終わりが見えない。その中で石油の供給不安が広がったことで、しわ寄せが庶民に押し寄せている。」、と指摘する。
 加えて、琉球新報は、次のように指摘する。
1.さらに石油関連製品のナフサなどは調達難や価格上昇が目立ってきている。ガソリンだけでなく、石油関連製品は家庭の台所から医療機関まで、生活のあらゆる場所に浸透しており、今後の国民生活にどのように波及していくのか見通せない状況だ。
2.政府は石油の国家備蓄放出を26日から始めた。重油が不可欠な入浴施設や、軽油を使うバス事業者など、既に影響が出始めている業界には急場をしのぐ対策になるだろう。
3.しかし石油の供給は、いまや世界的な危機に直面している。東南アジアでは石油製品の販売や消費を抑える動きも出ている。国家備蓄を放出する間に情勢が安定しなければ安定供給は見通せず、供給不安に一層拍車がかかる。
 したがって、琉球新報は、日本政府ぬ向けて、「政府は付け焼き刃の対応に終始することなく、供給不安そのものをなくす策を各国と連携して講じていくべきだ。」、と示す。
 また、「日本は米国の同盟国でありイランとも友好的な外交関係を築いてきた。政府はただちに停戦するよう、関係国に強力に働きかけねばならない。」、と指摘する。
 また、あわせて、「そのためには、欧州各国が国際法違反を指摘する米国とイスラエルによるイラン攻撃について、政府は支持しないことを明示する必要がある。イランに対しては唯一の被爆国として核開発、核拡散への反対を一層主張すべきだ。」、と主張する。
 最後に、琉球新報は、次のことで締める。
 「中立的な立場を毅然と表明し、従来からの友好関係を前面に打ち出せば、日本が仲介者として存在感を示すことも可能となるだろう。国際的な対話で政府がリーダーシップを発揮することが、国民の生活を守ることにつながる。」、と。
(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-5149961.html 参照)


# by asyagi-df-2014 | 2026-04-11 20:13 | 持続可能な社会 | Comments(0)

 沖縄-辺野古-高江から-2026年4月11日

 「トランプ2.0」とイスラエルの謀略性が明らかになる。
 「イラン国営英語放送局プレスTVなどは8日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡が再び封鎖されたと報じた。イスラエル軍によるレバノンへの大規模攻撃を受けた事実上の対抗措置。イラン側は米国との2週間の停戦合意にレバノンが対象として含まれているとし、攻撃は合意違反だと非難した。米国はレバノンは対象外だとし主張が対立。停戦合意は早くも不安定化した。」、と沖縄タイムス。

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 何よりも、自らが沖縄から受け取るものを明確にするために。それは、捉え直しとして。
 また、「沖縄戦50年」、「戦後80年」を継承していくために。
 2026年度も、改めて琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

(1)沖縄タイムス-イラン「ホルムズ海峡を再封鎖」 イスラエル軍のレバノン攻撃に対抗(共同通信=横田晋作、日出間翔平)-2026年4月10日 4:50

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.【イスタンブール、ワシントン共同=横田晋作、日出間翔平】イラン国営英語放送局プレスTVなどは8日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡が再び封鎖されたと報じた。イスラエル軍によるレバノンへの大規模攻撃を受けた事実上の対抗措置。イラン側は米国との2週間の停戦合意にレバノンが対象として含まれているとし、攻撃は合意違反だと非難した。米国はレバノンは対象外だとし主張が対立。停戦合意は早くも不安定化した。
2.米側によると、仲介国パキスタンの首都イスラマバードでの米イラン協議は、現地時間11日午前(日本時間同日)に開始予定。停戦合意を巡る両者の認識の溝は深く、協議は難航が見込まれる。トランプ米大統領はイランに攻撃を再び警告して海峡の開放を要求した。
3.イランの国営通信は9日、2月末の米イスラエルによる攻撃開始後のイランの死者が3千人以上になったと伝えた。
4.米代表団を率いるバンス副大統領は8日、イラン側に譲歩を要求。停戦対象にレバノンが含まれるとするイランの主張を「誤解」だとした。
5.イスラエル軍は8日、停戦合意発表後にレバノンを攻撃、親イラン民兵組織ヒズボラとの3月の交戦再開後で最大規模となった。中東メディアによると250人超が死亡。イスラエルのネタニヤフ首相はヒズボラへの攻撃を続けると宣言した。
6.イラン革命防衛隊に近いファルス通信によると、中国関連とイランの複数のタンカーが8日、ホルムズ海峡を停戦合意発表後に通過した。しかしレバノン攻撃を受け、通航は再び停止された。
7.革命防衛隊は9日、海峡の中央部は機雷と接触する可能性のある「危険地帯」だとし、通過できるのはイラン本土側の航路だけだと主張した。
8.トランプ氏は8日、イランが合意を守らなければ大規模攻撃が始まると交流サイト(SNS)に投稿。イラン周辺に米軍が当面とどまるとした。
10.イランのペゼシュキアン大統領は8日、パキスタンのシャリフ首相と電話会談し、レバノン停戦は米側に示した10項目提案の主要条件だと言及した。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1814122 参照 2026年4月10日)

(2)沖縄タイムス-自民「改正条文起草の検討」を提案 維国は賛同 中道の対応が焦点に-2026年4月10日 4:58

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.衆院憲法審査会は9日、自民党が大勝した2月の衆院選後初となる討議を実施した。自民は9条への自衛隊明記など党の憲法改正案4項目に関し、論点が整理され次第、改正条文起草の検討作業に順次入りたいと提案した。日本維新の会と国民民主党は賛同した。衆院で野党第1党の中道改革連合は、改正が必要と認められるならば真摯(しんし)に検討すると明言。立憲民主、公明両党の衆院議員を中心に結党された経緯から、中道の対応が今後の憲法論議の焦点となる。
2.自民は衆院選で、改憲の国会発議に必要な3分の2以上の議席を確保した。審査会長は野党の武正公一氏から、高市早苗首相と政治信条が近い自民の古屋圭司氏に代わった。審査会の委員50人のうち、古屋氏を含め自民34人、維新4人で与党が38人を占める。
3.9日の審査会では、自民の新藤義孝氏が、自衛隊明記の他(1)緊急事態時の国会議員任期延長(2)参院選「合区」解消(3)教育の充実-を挙げ「議論が活発に進むよう最大限努力する」と語った。
4.公明出身で中道の国重徹氏は今後議論すべきテーマに、臨時国会の召集期限や首相の衆院解散権の在り方、デジタル社会の人権などを列挙。改憲そのものを目的とする立場は取らないと強調しつつ「不必要に議論を遅らせるのは望ましくない」と説明した。
5.条文起草については審査会後、個人の見解と断った上で「党内で議論できていない。少し無理がある」と記者団に述べた。
6.維新の馬場伸幸氏は、これまでの議論で「論点は出尽くした」と指摘し、改憲原案を作成する「条文起草委員会」の早期設置を訴えた。国民の玉木雄一郎氏は、自民、維新、公明とは議員任期延長の重要性を共有できており、条文作成に優先的に取り組むべきだと主張した。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1814123 参照 2026年4月10日)

(3)沖縄タイムス-[表層深層]衆参に溝 条件整わず 憲法論議が再始動 課題山積 改正の道険しく-2026年4月10日 4:00

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.巨大与党の下、衆院の憲法論議が再始動した。高市早苗首相は「改正への挑戦」を掲げるものの、少数与党の参院と溝があり、国会発議の前提条件が整っていない。参政党など新興勢力を巻き込んだ多数派形成や、優先テーマの擦り合わせといった課題が山積しており、改正の道は険しい。
2.「いよいよ条文案を詰める段階に入っているのではないか」。9日、衆院憲法審査会。自民党の新藤義孝氏は、改憲派が先行させてきた「緊急事態時の国会議員任期延長」の条文化を訴えた。9条への自衛隊明記についても「具体的な条文作成に入りたい」と前のめりの姿勢を示した。 与党議員ぐるり
3.衆院選前と比べ、円卓式の委員室の様相は一変した。定数50人のうち38人を占める与党議員がぐるりと取り囲む一方、野党第1党の中道改革連合は5人、改憲反対を明言する共産党は1人と強烈なコントラストを描いた。審査会長ポストも自民が奪還。日本維新の会の馬場伸幸氏は「席巻している風景は大変心強い。一刻も早く国民投票が実現できるよう、改憲論議をリードしていく」と強調した。
(取り込み不可欠)
1.憲法改正の国会発議には、衆参両院で総議員の3分の2以上の賛成が必要だ。2月の衆院選の結果、自民単独でも要件をクリアした。首相は直後の記者会見で「この国の未来を見据え、憲法改正に向けた挑戦も進める」と意気込んだ。
2.ただ参院側は自民と維新、さらに改憲のスタンスが近い国民民主党を足しても3分の2に届かない。数を増やそうにも、次の参院選は2年以上先となる。改憲に前向きな一部野党の取り込みは不可欠だが、見通しは立っていない。
3.参院で15議席を持つ参政の和田政宗氏は審査会で、自民案を念頭に「感染症のまん延が対象に含まれる緊急事態条項の創設に反対する」と明言。独自の新憲法草案を持つ立場から「部分的な改正ではなく、根本的に一から作り直す必要がある」と主張した。
4.チームみらいの古川あおい氏も「憲法は国民全体のものだ。『数の論理』で議論を進めないとの基本姿勢が引き続き尊重されることを望む」と述べ、与党ペースをけん制した。
5.中道の国重徹氏は「憲法論議は拙速に進めるべきではない」としながら「不必要に議論を遅らせるのも望ましくない」と発言。議員任期延長への立場も明確にしなかった。立憲民主、公明両党出身者の意見集約が進んでおらず、どっちつかずの印象が漂った。
(期限を区切らず)
1.さらに参院は数だけでなく、改憲の議論自体が与野党問わず深まっていないのが実情だ。衆院側が議員任期延長を軸とする改正案を先行させてきたのに対し、参院側は憲法が定める「参院の緊急集会」の存在意義に関わるとして、距離を置いているためだ。国民民主の玉木雄一郎氏は「自民内でも参院と意見が違う。党内の優先テーマの集約をぜひお願いしたい」と注文を付けた。
2.審査会終了後、新藤氏は今後の運営に関し「人数にかかわらず、同じ発言時間で意見を出し合っていけばいい」と記者団に述べ、少数政党に配慮する意向を示した。今国会の目標についても「議論を煮詰めていくことで見えてくる。あらかじめ『いつまでに』ということではない」と期限は区切らなかった。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1814101 参照 2026年4月10日)

(4)琉球新報-軍事利用 既成事実化進む 特定利用空港・港湾 県内道路整備10件 国主導 今後も対象拡大検討(嘉数陽、金盛文香、照屋大哲)-2026年04月10日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.【東京】政府は8日、防衛力強化の一環として、有事の際に自衛隊や海上保安庁の利用を想定する「特定利用空港・港湾」を巡り、県内で新たに国道の道路整備事業10件を対象に加えた。空港・港湾の新規指定は見送ったが、既存インフラの防衛利用を広げる動きは一段と進んでいる。
2.今回対象となったのは国直轄の国道のうち、自衛隊駐屯地から那覇空港につながる道路の整備事業。有事の際に自衛隊や海上保安庁の利用を見据え、複数ルートの機能強化を図る。
(詳細明らかにせず)
1.選定理由について内閣官房は「さまざまな事情を考慮した」と述べるにとどめ、詳細は明らかにしていない。防衛省関係者は「那覇空港へのアクセス向上は不可欠となる。バイパスが増えれば渋滞を回避し、円滑に使用できる。迅速な移動は自衛隊にとって重要だ」と解説した。
2.追加されたのは、いずれも既に進行中の整備事業で、防衛力強化の観点から、位置付けを見直したもの。新たな予算措置は伴わず、安全保障上の必要性を踏まえ、国土交通省が既存予算の中で配分し、整備の着実な推進を図る。
(広がる防衛利用)
1.特定利用空港・港湾を巡っては、2025年4月に3国道(那覇北、小禄、豊見城東道路)の整備事業が初めて指定された。さらなる10件が追加により、既存インフラを防衛用途に組み込む政府の方針が段階的に進んでいることが示された。
2.政府関係者によると、県管理の道路事業も検討対象に上がったが「県管理は空港・港湾の指定も含めて調整が進んでおらず困難であり、今回は県に打診もしていない」という。今後も対象拡大を検討するとしており、自治体や県管理のインフラを対象に組み込む可能性もある。
(県の関与が焦点)
1.県関係者は「分からないことが多く、国の動きを注視するしかない」と静観する姿勢を示す。県から国への積極的な情報提供要請も現時点では予定していない。
2.県の企画政策業務に長年関わってきた上妻毅氏(ニュー・パブリック・ワークス代表理事)は「県の当事者意識が低すぎる」と指摘。「国主導で進む中でも、県民生活への影響やリスクを見極め、主体的に関与する責任がある」と強調した。
3.「防衛力強化」の名の下で進められる特定利用空港・港湾の指定は、道路など生活インフラまでおよび、軍事利用の既成事実化が進む。国主導で進む整備に対し、県がどこまで主体的に関与できるのか。その姿勢が今後の焦点となる。(嘉数陽、金盛文香、照屋大哲)
(https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5180931.html?_auth=1775778751 参照 2026年4月10日)

(5)琉球新報-課題山積、険しい道 憲法改正論議 衆参に溝、条件整わず-2026年04月10日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.巨大与党の下、衆院の憲法論議が再始動した。高市早苗首相は「改正への挑戦」を掲げるものの、少数与党の参院と溝があり、国会発議の前提条件が整っていない。参政党など新興勢力を巻き込んだ多数派形成や、優先テーマの擦り合わせといった課題が山積しており、改正の道は険しい。
(席巻)
1.「いよいよ条文案を詰める段階に入っているのではないか」。9日、衆院憲法審査会。自民党の新藤義孝氏は、改憲派が先行させてきた「緊急事態時の国会議員任期延長」の条文化を訴えた。9条への自衛隊明記についても「具体的な条文作成に入りたい」と前のめりの姿勢を示した。
2.衆院選前と比べ、円卓式の委員室の様相は一変した。定数50人のうち38人を占める与党議員がぐるりと取り囲む一方、野党第1党の中道改革連合は5人、改憲反対を明言する共産党は1人と強烈なコントラストを描いた。審査会長ポストも自民が奪還。日本維新の会の馬場伸幸氏は「席巻している風景は大変心強い。一刻も早く国民投票が実現できるよう、改憲論議をリードしていく」と強調した。
(どっちつかず)
1.憲法改正の国会発議には、衆参両院で総議員の3分の2以上の賛成が必要だ。2月の衆院選の結果、自民単独でも要件をクリアした。首相は直後の記者会見で「この国の未来を見据え、憲法改正に向けた挑戦も進める」と意気込んだ。
2.ただ参院側は自民と維新、さらに改憲のスタンスが近い国民民主党を足しても3分の2に届かない。数を増やそうにも、次の参院選は2年以上先となる。改憲に前向きな一部野党の取り込みは不可欠だが、見通しは立っていない。
3.参院で15議席を持つ参政の和田政宗氏は審査会で、自民案を念頭に「感染症のまん延が対象に含まれる緊急事態条項の創設に反対する」と明言。独自の新憲法草案を持つ立場から「部分的な改正ではなく、根本的に一から作り直す必要がある」と主張した。
4.チームみらいの古川あおい氏も「憲法は国民全体のものだ。『数の論理』で議論を進めないとの基本姿勢が引き続き尊重されることを望む」と述べ、与党ペースをけん制した。
5.中道の国重徹氏は「憲法論議は拙速に進めるべきではない」としながら「不必要に議論を遅らせるのも望ましくない」と発言。議員任期延長への立場も明確にしなかった。立憲民主、公明両党出身者の意見集約が進んでおらず、どっちつかずの印象が漂った。
(期限区切らず)
1.さらに参院は数だけでなく、改憲の議論自体が与野党問わず深まっていないのが実情だ。衆院側が議員任期延長を軸とする改正案を先行させてきたのに対し、参院側は憲法が定める「参院の緊急集会」の存在意義に関わるとして、距離を置いているためだ。国民民主の玉木雄一郎氏は「自民内でも参院と意見が違う。党内の優先テーマの集約をぜひお願いしたい」と注文を付けた。
2.審査会終了後、新藤氏は今後の運営に関し「人数にかかわらず、同じ発言時間で意見を出し合っていけばいい」と記者団に述べ、少数政党に配慮する意向を示した。今国会の目標についても「議論を煮詰めていくことで見えてくる。あらかじめ『いつまでに』ということではない」と期限は区切らなかった。
(https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5180994.html 参照 2026年4月10日)

(6)沖縄タイムス-普天間返還合意30年 実現せず、玉城知事「県民苦しめられている」 SACO2設置求める(政経部・銘苅一哲)-2026年4月10日 12:16

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.沖縄県の玉城デニー知事は10日、日米両政府が米軍普天間飛行場の返還合意を発表して12日で30年となることについて、「返還が実現せず航空機騒音、PFASなどの環境問題、米軍人等による事件事故に県民が苦しめられている。(基地負担軽減という)返還合意の趣旨から大きく乖離しており、極めて遺憾だ」との考えを示した。県庁での会見で語った。
2.会見ではコメントも発表。2004年の沖縄国際大へのヘリ墜落、17年の普天間第二小学校へのヘリの窓落下、今年3月の普天間所属ヘリによる名護市の民間地への不時着に触れ「事故が後を絶たず、外来機の離着陸回数増加など県民は依然として負担を強いられている」と強調した。
3.日米両政府が返還の条件とする名護市辺野古への移設には「軟弱地盤で工期の延伸も懸念される」とし、普天間の1日も早い危険性除去につながらないと指摘。普天間返還は辺野古移設に関わらず早期に実現すべきだとし、県との対話を求めた。
4.普天間返還を巡っては、米国防総省が辺野古が完成しても滑走路の長さが不足するため、代替となる滑走路が選定されるまで普天間を返還しない考えを公文書に記していたことが明らかになっている。
5.玉城知事は会見で、普天間返還を含めた日米特別行動委員会(SACO)の最終報告について「実現しても沖縄の基地負担の割合がほとんど変わらず、沖縄県も加えた上でSACO2の会議体を設けてほしいと求めている」と述べ、日本政府に対応を求めた。(政経部・銘苅一哲)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1814381 参照 2026年4月10日)

(7)沖縄タイムス-米軍、嘉手納で15日に降下訓練計画 地元は全面禁止求める(政経部・新垣卓也)-2026年4月10日 11:29

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.米軍が15日午後1時~5時、米空軍嘉手納基地(沖縄県)でパラシュート降下訓練を計画していることが分かった。米連邦航空局の航空情報(ノータム)に10日までに掲載された。実施されれば、伊江島補助飛行場(伊江村)の運用再開後4回目となる。
2.降下訓練は原則、伊江島補助飛行場で実施すると日米で合意しているが、米軍は2023年12月以降、同滑走路の不具合を理由に嘉手納を使用。
3.昨年12月に伊江島の滑走路が運用再開されたにもかかわらず、嘉手納での訓練を続けている。
4.地元の嘉手納町や町議会は嘉手納基地での訓練の全面禁止を求めており、反発は必至だ。(政経部・新垣卓也)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1814358 参照 2026年4月10日)

(8)琉球新報-在沖海兵隊、各基地に支援員を配置 性暴力の被害者支援策 報道陣に説明 沖縄(石井恵理菜)-2026年04月10日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.在沖米海兵隊は9日、米軍キャンプ・フォスターに県内の報道各社を招き、米海兵隊政務外交部(G7)や憲兵隊など各部署の取り組みを紹介した。国防総省の担当者は米軍内部の性暴力対処に取り組む「性的暴行防止プログラム」について在沖米軍基地での被害者支援を説明した。
2.国防総省のサラ・ジューコフ性的暴行対応調整官は、被害者支援のため、各基地に訓練を受けた支援員を配置しているとし、被害者が支援員の性別や軍人か民間人といった属性を自身で選べるようにしているとした。
3.「『No Wrong Door(間違いのドアはない)』という方針の下、支援を求める人を適切な場所につなぐことを心がけている」と述べた。加害者を生まない予防として、組織内で問題がある隊員の兆候を見つけ、その際にどう介入するかといった「傍観者介入」の教育を行っていると話した。
4.キャンプ・フォスター司令官のマーク・ウォーカー大佐は、「実施しているプログラムで肯定的な結果が出ていることを非常に誇りに思う」と述べた。
(https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5180927.html?_auth=1775800885 参照 2026年4月10日)


# by asyagi-df-2014 | 2026-04-11 06:05 | 沖縄から | Comments(0)

敵基地攻撃を背景にした長射程ミサイルが、配備される。

 敵基地攻撃を背景にした長射程ミサイルが、陸上自衛隊の健軍駐屯地(熊本市)と富士駐屯地(静岡県)に、いよいよ配備される。

 このことに関して、朝日新聞は2026年3月26日、「長射程ミサイル 住民の不安 置き去りか」、と社説で論評した。
 この社説で、このことを考える。

 朝日新聞は、今回の長射程ミサイルの配備について、次のように伝える。
1.敵基地攻撃にも使える長射程ミサイルの第1弾が今月末、陸上自衛隊の健軍駐屯地(熊本市)と富士駐屯地(静岡県)に配備される。2022年の安保3文書で導入が決まったもので、専守防衛を空洞化させ、かえって地域の緊張を高めかねない懸念を残したまま、全国各地への展開が始まる。
2.健軍に配備されるのは12式地対艦誘導弾能力向上型で、射程は1千キロ程度。中国沿岸部や台湾周辺海域が射程に入る。富士には、変則軌道で迎撃が難しいとされる島嶼(とうしょ)防衛用高速滑空弾が配備される。
3.健軍駐屯地は住宅地に隣接し、近くには学校や病院、商店街もある。住民に「有事の際に標的になるのではないか」という不安が広がるのは当然だ。軍事施設を狙った攻撃でも、周辺住民に危害が及ぶことは、米国のイラン攻撃に端を発した今の中東の現実ひとつ見ても明らかである。
 その上で、「にもかかわらず、防衛省・自衛隊が地域住民に真摯(しんし)に向き合おうとしていないのは何事か。」、と突きつける。
 どういうことが引き起こされているのか、朝日新聞の指摘。
1.配備に先立つ健軍への発射機の搬入は、県や市への事前連絡なく行われた。その後、知事や市長らが装備を見学する機会は設けたが、一般住民を対象とした説明会は開いていない。
2.自衛隊制服組トップの内倉浩昭・統合幕僚長は13日の記者会見で、地元の不安について問われ、「ご指摘のようなことよりも、抑止力、対処力を高める効果の方が大だ」と述べた。
3.小泉進次郎防衛相は「ご指摘のようなこと」とは、地元の不安ではなく、相手から狙われるリスクを指したものだと釈明したが、不安に向き合う行動を伴わねば、不信を持たれても仕方あるまい。
 さらに、長射程ミサイルの配備そのものについて、指摘する。
1.一連のミサイルが本当に抑止力の向上につながるのかについては、専門家の間にも懐疑的な見方がある。抑止が破綻(はたん)した場合の住民保護策を含め、事前に丁寧に説明し、納得を得ておくことが、基地の安定的な運用のためにも不可欠ではないのか。
2.長射程ミサイルは26年度は、陸自の上富良野駐屯地(北海道)とえびの駐屯地(宮崎県)にも配備される。護衛艦や戦闘機への搭載も計画されている。ミサイルなどを保管する弾薬庫の増設も各地で進む。関連施設のある地域の住民にとどまらず、国民全体への説明も求められる。
 最後に、朝日新聞は、次のことで締める。
 「地域住民の安全確保は地元自治体の役割である。『防衛は国の専管事項』だとして、ただ受け入れるだけでは、その責務は果たせない。住民の立場に立って、国に説明や対策を求める必要がある。」、と。
(https://www.asahi.com/articles/DA3S16430667.html 参照)


# by asyagi-df-2014 | 2026-04-10 20:05 | 安全保障 | Comments(0)

 沖縄-辺野古-高江から-2026年4月10日

 「トランプ2.0」とイスラエルによる理不尽な戦争が次の段階へ。
 「米イラン双方が勝利を宣言」(沖縄タイムス)する中で、「米国とイランは米東部時間7日夜(日本時間8日朝)、即時停戦で合意した。仲介するパキスタンが発表した。トランプ米大統領はエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の開放を条件にイラン攻撃を2週間停止すると表明し、イランは海峡の安全通航が2週間可能になるとした。米イランは戦闘終結に向け、10日にパキスタン首都イスラマバードで協議を始める予定。停戦を維持し最終的な和平合意に至るかどうかが焦点だ。」、と沖縄タイムス。

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 何よりも、自らが沖縄から受け取るものを明確にするために。それは、捉え直しとして。
 また、「沖縄戦50年」、「戦後80年」を継承していくために。
 2026年度も、改めて琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

(1)沖縄タイムス-米・イランが即時停戦で合意 ホルムズ海峡解放を条件に2週間 戦闘終結に向け協議へ(共同通信=関翔平、菊池太典)-2026年4月9日 5:30

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.【ワシントン、イスタンブール共同=関翔平、菊池太典】米国とイランは米東部時間7日夜(日本時間8日朝)、即時停戦で合意した。仲介するパキスタンが発表した。トランプ米大統領はエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の開放を条件にイラン攻撃を2週間停止すると表明し、イランは海峡の安全通航が2週間可能になるとした。米イランは戦闘終結に向け、10日にパキスタン首都イスラマバードで協議を始める予定。停戦を維持し最終的な和平合意に至るかどうかが焦点だ。
2.米イラン双方が勝利を宣言。ホワイトハウス関係者によるとイスラエルも2週間の攻撃停止に同意した。2月末に始まり中東各地に広がった戦闘は、トランプ氏が設定した交渉期限の直前で合意が成立、一層の戦闘激化は辛うじて回避された。
3.トランプ氏は「全ての軍事目標を達成した」と交流サイト(SNS)で主張。イランのアラグチ外相は「攻撃が停止されれば防衛作戦をやめる」と述べた。イラン国営テレビは8日、停戦合意後初めてイランの許可を受けた船舶が海峡を通過したと伝えた。船籍は不明。
4.イラン最高安全保障委員会(SNSC)は、イランが求めた(1)侵略禁止(2)ホルムズ海峡管理(3)ウラン濃縮容認(4)制裁解除(5)イランへの賠償(6)中東からの米軍戦闘部隊撤退-を含む10項目を、米国が交渉の土台として受け入れたと指摘。交渉期間は最長15日間とした。停戦期間は延長可能との認識も示した。
5.AP通信は、イランとオマーンが海峡を通過する船舶から通航料を徴収することを認める内容も含まれていると報じた。
6.トランプ氏は8日の投稿で、イランと「緊密に協力していく」と表明。ウラン濃縮は行われないと主張した。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1813256 参照 2026年4月9日)

(2)沖縄タイムス-イスラエル、レバノン攻撃 イラン対抗か「海峡封鎖」(共同通信)-2026年4月9日 6:44

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.【エルサレム、ワシントン、イスタンブール共同】イスラエルのネタニヤフ首相は8日、テレビ演説し、レバノンで親イラン民兵組織ヒズボラへの攻撃を継続すると宣言した。一方、イラン国営英語放送局プレスTVは8日、ホルムズ海峡が「完全に封鎖された」と報じた。イラン側が対抗措置を取った可能性がある。イランが米国との停戦合意にレバノン攻撃停止も含まれると主張しているのに対し、米側は対象外だとして真っ向から対立。停戦は不安定化する恐れがある。
2.イスラエルは8日、レバノン全土で交戦再開後最大規模の攻撃を実施。レバノンの国営通信によると、182人が死亡し、負傷者は890人に上った。ネタニヤフ氏はヒズボラとの交戦について、米イランの停戦合意に含めないよう米側に「強く求めた」と説明した。
3.レビット米大統領報道官は8日の記者会見で、戦闘終結に向けたパキスタンでの米イラン交渉は現地時間11日午前(日本時間同日)に開始予定だと明らかにした。(共同通信)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1813393 参照 2026年4月9日)

(3)沖縄タイムス-観光客も沖縄県民も使うゆいレール 想定上回る乗客数増 設備投資と財政支援が不可欠【主要駅の乗客増加率】(政経部・玉城日向子)-2026年4月9日 8:00

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.ゆいレールの2025年度の乗客数が3年連続で過去最多を更新した。好調な入域観光客数や県民利用の増加が主要因。一方、乗客数は想定を上回っており、3両車両のさらなる増両や駅舎の増改築、ダイヤの見直しなどが急務だ。沖縄都市モノレールは今後需要予測調査を実施する予定で、増大する乗客に対応する設備投資と、それを支える行政の財政支援も欠かせない。(政経部・玉城日向子)
2.ゆいレールの通勤・通学定期の利用率は24年度に全乗客の約26%、25年度に約30%と伸びた。25年度の1日平均乗客数を駅別で見ると、前年度比の増加率はてだこ浦西駅が13・4%増(2756人)と最大。大型駐車場の整備により近郊から車で訪れ始発駅として利用するケースが増えているという。
(ゆいレール主要駅の平均乗客数)
1.1日平均乗客数は22年度以降、毎年度目標を上回り、同社は中期経営計画の最終年度に当たる29年度の目標7万1千人も優に超えるとみている。債務超過は24年度末時点で約9億5千万円で、本年度内に解消できる見通し。経営は成長フェーズに移行している。
2.だが課題も多い。ピーク時の混雑率は130%で、18年度の150%よりは改善しているものの依然高い。改善に向け、現在5編成の3両車両は29年度までに9編成に拡大する予定。30年度以降は未定で、需要予測調査で算出した増加予測を基に増両計画を立てる方針だ。
3.入域観光客数は今後も右肩上がりを維持するとみられる。乗客の快適性や満足度を把握し、改善に向けた実効性のある取り組みが求められる。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1813222 参照 2026年4月9日)

(4)沖縄タイムス-生まれた娘、米軍機爆音で引きつけ 昼夜続く訓練に一人で始めた抗議 普天間飛行場の撤去求め国を提訴(中部報道部・勝浦大輔)-2026年4月9日 6:00-[動かない「普天間」4・12 日米返還合意30年](1)

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.米軍普天間飛行場近くの宜野湾市嘉数に移り住んだ島田善次さん(85)。「とんでもない騒音に驚いた」。生まれて間もない長女は米軍機が飛ぶ爆音で飛び起きた。ストレスからか母乳を飲まなくなったり、引きつけを起こしたりもした。
2.「これではいかん」。市や基地に出向いた。宜野湾告白伝道所の牧師だったためか、基地内では珍しく司令官が対応した。だが、訓練はせめて昼だけにしてとの要望は「われわれはここを守りに来ているのだ」とはねつけられた。「撤去運動をやる」と伝えると一人で抗議行動を始めた。
3.1980年4月、「基地の撤去・および爆音を追放する宜野湾市民の会」を立ち上げた。集会を開いたり、基地前に座り込んだ。ハンガーストライキも敢行した。
4.通行人に嘲笑された。世間の目は冷ややかだった。
5.「一人の力では普天間の撤去を達成できない。公の場で白黒付けてもらうしかない」。夜間・早朝の飛行差し止めと賠償請求を求め、国などを相手に訴訟を起こそうと考えた。共感する人を募って嘉数地域を歩いた。300人規模の原告団を結成して提訴するまで5年かかった。
6.現在、訴訟は第3次で、原告団は5800人を超える。それでも、まだ怒りは足りないと感じる。東京都にあった立川基地の拡張に反対した砂川闘争を挙げ「県民も同じぐらい反発しない限り実現は難しい」と考える。「他人任せでは、返還はいつまでも無理ではないか」とつぶやく。
7.今年2月、日米両政府が普天間飛行場の移設先として工事を進める名護市辺野古の新基地が完成しても、代替の長い滑走路が選定されるまで普天間は返還しないと、米国防総省が昨年9月の公文書に記していたことが明らかになった。
8.全面返還が合意された30年前から実現に懐疑的だった。今も抗議の現場に出向く。県内の基地建設を阻止する行動は「普天間飛行場の撤去にもつながる」と力を込める。
9.出身地のうるま市伊計島と橋一つでつながる宮城島の採石場では、辺野古新基地に使用する土砂の搬出が24年11月に始まった。故郷の隣の島が利用されることも認めない。週2度は足を運び、抗議行動を行う。「生きている間に沖縄の基地問題は解決しないかもしれない。とはいえ、何もやらないわけにはいかない」と老体を奮い立たせる。(中部報道部・勝浦大輔)
10.宜野湾市にある米軍普天間飛行場の全面返還を日米両政府が発表して12日で30年。「5~7年以内」とされた返還はいまだ実現していない。「世界一危険」といわれる普天間飛行場周辺と移設先とされた名護市辺野古などで暮らす住民の視点を通して、この30年を見つめる。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1813280 参照 2026年4月9日)

(5)沖縄タイムス-家中の窓を揺らす米軍機の爆音 増え続ける外来機の発着 普天間飛行場近くの住民「市街地ど真ん中に基地、おかしな話だ」(中部報道部・勝浦大輔)-2026年4月9日 6:00-[動かない「普天間」 4・12 日米返還合意30年](1)

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.音速に近い速度で、米軍戦闘機が何機も自宅近くの空を通過する。ガタガタガタガタ。爆音と共に振動が押し寄せ、家中の窓が揺れる。「ガラスが鳴くようだ」。米軍普天間飛行場を見渡せる宜野湾市の嘉数高台公園そばに45年以上住む島田善次さん(85)。普天間以外の基地から飛来して訓練するF35戦闘機などがまき散らす爆音をそう表現した。
2.2024年度、普天間への外来機の離着陸回数は3721回を数えた。沖縄防衛局が24時間の目視調査を始めた17年度以降、最も多い。25年度は5月と11月に嘉手納基地であった訓練の影響でジェット戦闘機の飛来が増え、市には騒音苦情が前年度の3倍の1134件が寄せられた。重低音が響くオスプレイなどの常駐機も昼夜を問わず飛行する。「市街地のど真ん中に基地があることが、そもそもおかしな話だ」と顔をしかめる。
3.那覇市から移り住んだのは1978年ごろ。病気の息子を心配し、日当たりが良い物件を探して嘉数に決めた。のどかな新居と思ったが、住み始めると米軍が訓練する平日は想像を絶する騒音に襲われた。(中部報道部・勝浦大輔)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1813259 参照 2026年4月9日)

(6)沖縄タイムス-「憲法守って」 市民訴え 県内各地非戦の願い共有 改憲議論加速に懸念-2026年4月9日 4:00

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.全国と連動した「平和憲法を守るための緊急アクション」が8日夜、本島北部の名護市から離島の石垣市まで県内各地で行われ、計500人以上の市民が非戦や改憲阻止を訴えた。参加者は「NO WAR」のプラカードを掲げ、カラフルなペンライトやスマホのライトをともして平和を願った。
2.2月の衆院選で憲法改正を党是とする自民が大勝し、高市早苗首相が改憲に向けた議論を加速させようとする動きに歯止めを掛けようとする人々が集った。抗議行動に初めて参加した人も多数いた。
3.名護の集会に集まった約60人は「平和」の文字を貼ったうちわなどを手に憲法9条への思いを共有した。SNSを見て初参加した国頭村の女性(32)は「どれだけの人が改憲に危機感を抱いているのか気になった。9条を変えることは、人殺しに加担するのと同じではないか」と投げかけた。
4.沖縄市の胡屋十字路では「平和に推し活させて」などと書かれたボードを掲げた約80人が集まり、マイクを握って声をつないだ。沖縄市の屋良恵さん(46)は「唯一の地上戦を経験した沖縄だからこそ、しっかり声を上げなければならない。国会で改憲の議論が加速している現状に強い危機感がある。平和憲法の理念を軽視する流れを止めたい」と訴えた。
5.那覇市の県民広場では主催者発表で280人が無言で抗議する「サイレントスタンディング」を実施。同市の當眞達也さん(50)は「改憲で戦争に巻き込まれるのは若者。若者の将来のために阻止しないといけない」と口元を引き締めた。集会を呼びかけた30代の会社員女性は「市民の暮らしは良くならないのに国は軍拡の話ばかり。政治に興味を持ち、アクションすることは必要」と強調した。
6.36人がペンライトを振った糸満市の兼城交差点では、同市の福元みつえさん(65)が人生で初めて街頭アピールに立った。少女暴行事件が起きた1995年、被害者と自身の幼い娘2人を重ねて耐えられなくなってから約30年。「弱い人がどんどん切り捨てられている。戦争になればますますそうなる。お年寄りや障がいのある人、自衛隊員も含めて、平和に生きる権利は全員にある」と訴えた。
7.宮古島市では幹線道路沿いで、市民ら10人が「平和憲法を守ろう」と訴えた。リレートークでマイクを握った市内の尾毛(おもう)佳靖子(かやこ)さん(79)は「次世代のため、この島を戦場にしない。9条を守り抜こう」と呼びかけた。石垣市の八島交差点付近でも約50人が改憲阻止をアピールした。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1813335 参照 2026年4月9日)

(7)琉球新報-嘉手納基地近くの店主の思い「戦争なんて、いらないよ」 米イラン停戦 沖縄(渡具知和奏、西田悠)-2026年04月09日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.米国とイランが即時停戦に合意したが、終結への道筋は不透明なまま。米国などからの攻撃を受け、イラン側は海外の米軍基地を攻撃する考えを明らかにしていた。米国が戦争を起こせば、沖縄の米軍基地からも派遣され、沖縄が攻撃対象になるリスクがあると改めて浮き彫りになった。嘉手納基地に近い、沖縄市のゲート通りに店舗を構える店主らの声を聞いた。
2.嘉手納基地第2ゲートから約200メートルにある、タコス&カフェバー「OCEAN(オーシャン)」店主の屋良靖さん(64)はコザで生まれ育ち、約30年前に親から店を受け継いだ。
3.この立地にあって、米兵とは距離を置くようにして営んできたが、在沖基地から兵員が派遣されている現状に、かつて常連客だった米兵の姿がよぎる。「僕らを下に見る米兵が多い中、彼は普通に会話できる人だった。でも帰還した彼は気がおかしくなっていた」
4.2001年ごろ、アフガニスタンに派遣された30代の空軍兵。帰還後、酒が入ると他からの攻撃を怖がるように体を震わせ、われに返って店を飛び出ていくことがあった。
5.在沖海兵隊が今回も派遣された。ベトナム戦争時、北爆の出撃拠点となって「悪魔の島」と言われたとされる記憶が呼び戻された。沖縄が加害側に再び加担することを強く懸念する。争う大国のリーダーらに対して「自分の業績をたたえる前にあんたは何人もの人を殺し、いくつもの街を破壊したんだ。戦争なんて、いらないよ」と訴えた。
6.「コザは基地の街じゃなく、基地を抱える私たちの街だ」。自家製ハム・ソーセージ専門店TESIO(テシオ)の嶺井大地代表(42)はつぶやく。出身は那覇だが、母方の伯父は老舗ライブハウス「Live Music Bar JET」オーナーの古堅喬さんだ。幼い頃かJETを訪れ「コザの街に育てられた」。
7.「高校生の頃は日中も店が開いていて、ファッションや音楽、アートなど文化的な表現や発信ができる場所がたくさんあった」と懐かしむ。
8.思い入れ深い街もコロナ禍や米兵による事件を受けた綱紀粛正、イラン情勢などで夜の活気に波がある。「基地に依存する営みばかりだとやっぱり大変。僕たちがもう少しコントロールできる部分を増やしていきたい」と望む。
9.一方、妻・ひなのさん(31)は「基地は嫌だけど、軍人も一人の人間。つながりもできている」と複雑な心境を吐露。「ここ数週間、近隣に住んでいた軍人が車ごと姿が見えなくなった」と顔を曇らせる。
10.店先の電柱にはトランプ大統領を揶揄するようなステッカーが張られていた。週末の夜、若い米兵らが寄り集まる場所だ。「リーダーが好き勝手やっていたら嫌にもなるんじゃないか」。彼らの身を案じていた。(渡具知和奏、西田悠)
(https://ryukyushimpo.jp/national/entry-5178942.html?_auth=1775693939 参照 2026年4月9日)

(8)琉球新報-嘉手納基地フェスは一般公開、報道各社の取材を認めず 米軍 沖縄-2026年04月09日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.【中部】米軍嘉手納基地(沖縄県)の米空軍第18航空団は11、12の両日に開催する基地の一般公開イベント「アメリカフェスト」に関して「いかなる報道活動も行うことはできない」として、8日までに取材を認めないと報道各社に伝達した。同イベントに関する記者会見から、琉球新報の記者を排除したことについて、同航空団は8日「現時点で提供できる追加の情報はない」と回答し、説明を避けた。
2.琉球新報は同航空団に対して、事前の連絡をせず、会見の参加を拒否したことなどについて質問したところ、同航空団は8日夜にメールで回答した。回答は「現時点で提供できる追加の情報はない。関係する報道機関には記者会見のアクセスに関する状況を既に伝えており、昨日(7日)は多くのメディア関係者と話ができたことをうれしく思う。今週末のアメリカフェストでコミュニティーと交流できることを楽しみにしている」とした。
3.第18航空団は琉球新報が5日付で報じた、イラン軍事作戦への派遣に関する記事の見出しが不正確だととして、7日に開催した記者会見に参加させなかった。
4.イベント当日の取材に関して、同航空団は2日に報道関係者に向けた連絡で「一般来場者としてご参加いただける。ただし、イベント期間中は写真撮影、ビデオ撮影、インタビューなど、いかなる報道活動も行うことはできない」と伝えた。過去にはアメリカフェスト当日の取材に応じていた時期があった。
(https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5178885.html 参照 2026年4月9日)

(9)沖縄タイムス-沖縄県委託の平和関連2事業、修学旅行と無関係 辺野古沖転覆事故後にSNSで誤情報が拡散(政経部・銘苅一哲)-2026年4月9日 10:00

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。
 特定の旅行社を通じてオール沖縄に玉城デニー県政の予算が環流-。名護市辺野古沖で修学旅行生を含む2人が犠牲となった転覆事故後、SNSで玉城県政と旅行社を巡る誤った情報が拡散されている。投稿では、犠牲となった生徒の高校の修学旅行を担当していた東武トップツアーズが県事業を随意契約で受託し、辺野古に反対する「オール沖縄」とつながっているとしている。だが、実際には県から委託されたのは平和発信事業で修学旅行との関連はない。県、事業者共に正式な手続きを経て契約しており、同社が「オール沖縄」とつながっている訳ではない。(政経部・銘苅一哲)
(県の平和関連事業を巡るSNS投稿の検証)
1.3月にX(旧ツイッター)で投稿されたのは(1)東武トップツアーズが知事公室から3500万円をもらっていた(2)知事公室費は知事が自由に使える金で入札なしで随意契約-との内容。元となった投稿は8日現在で1万回共有され、187万回表示されている。
2.これに反応する形で「オール沖縄」とのつながりを指摘する声も多く投稿され、別の投稿者が作成した図解では「修学旅行の政治利用」「『オール沖縄』事務局と旅行会社の拠点電話番号が同一であることが指摘されている」などと記載されている。
3.県平和・地域外交推進課によると、2025年度に「沖縄平和啓発プロモーション事業」と「平和関連施設ネットワーク構築事業」を東武トップツアーズに委託した。契約は複数の事業者から事業内容のプレゼンテーションを受けて選定する「プロポーザル方式」で決定したという。
4.「平和啓発」は県内外の中・高・大学16校で平和に関するワークショップや、県外でシンポジウムを開催する事業。「平和関連施設」は、戦後80年を機に県内の資料館などが連携しシンポやバスツアーを開催する内容だった。2事業の予算は計約3500万円。東武トップツアーズはいずれも県内事業者と企業共同体(JV)を組んだ。
5.知事公室は県執行部の一つで、予算は知事が自由に使える資金ではない。契約先も特定の事業者を意図的に選定しているわけではなく、SNSで拡散された情報は誤っている。
6.「オール沖縄」事務局と電話番号が一致するとの書き込みも、東武トップツアーズの沖縄支社が「平和関連施設」の事務局を務めているためで、誤って認識されている。
7.東武トップツアーズは沖縄タイムスの取材に対し、公正なプロセスで事業を運営したとし「一部のSNSなどで県から受託した事業と今回の事故を関連付けるような情報が発信されているが、これらは事実と異なる」とコメントした。
8.県の担当者は誤情報の拡散に「とても残念」としながら「適切な情報を得てもらうためにも、県として何かしらの形で透明性を発信していきたい」と述べた。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1813307 参照 2026年4月9日)

(10)沖縄タイムス-金武町河川でPFAS調査 5地点で指針値超える 町、2025年度結果を発表(北部報道部・吉田光)-2026年4月9日 9:00

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.【金武】金武町は8日、人体に有害とされる有機フッ素化合物(PFAS)について、町内の河川を調べた2025年度の結果を発表した。町内の河川15地点を調べ、5地点で国が定めた指針値(1リットル当たりPFOSとPFOAの合計値50ナノグラム)を超過した。町によると、調査を実施した地点の水は飲み水に使用されていないという。
2.最も高かったのは、米軍キャンプ・ハンセンに近い、琉球病院上流で指針値の4・4倍の220ナノグラム(前年比60ナノグラム増)だった。琉球病院合流点・下流の2地点でも指針値の2・6~4倍となっている。
3.前年度、指針値を下回った屋嘉地区の小河川は75ナノグラム(同38ナノグラム増)、金武大川は51ナノグラム(同3ナノグラム増)と指針値を超えた。
4.金武大川付近には噴水付きの水遊びが可能な公園があるが、町は立ち入り制限をする予定はないという。町担当者は「飲み水ではないので、今すぐ利用制限をかける段階ではない」と話した。汚染源は基地内の可能性があるとして、県や町は立ち入り調査を求めているが実現していない。(北部報道部・吉田光)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1813282 参照 2026年4月9日)

(11)沖縄タイムス-嘉手納基地にF35飛来 主翼下に実弾 岩国基地から4機-2026年4月9日 11:30

 沖縄タイムスは、「【嘉手納】米軍嘉手納基地に8日午前10時50分ごろ、岩国基地(山口県)のF35Bステルス戦闘機が4機飛来した。機体の主翼下に空対空ミサイル「サイドワインダー」とみられる実弾が搭載されていた。着陸後、給油と機体点検をして訓練空域に移動した。」、と報じた。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1813342 参照 2026年4月9日)

(12)琉球新報-命を奪うためではなく守る選択肢を<伊是名夏子100センチの視界から>217-2026年04月07日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.死ぬための制度を整えるかのような動きに、衝撃を受けています。今年に入り、日本集中治療医学会など4学会が、生命維持治療の終了に関する指針案を公表し、障害者や難病患者への延命治療が終了される可能性が出てきました。
2.2024年の秋、私は段差に気づかずに車いすごと転倒し、救急治療室に運ばれました。頭の骨が砕け、首の骨も折り、輸血をして、一時は人工呼吸器も付けました。意識は戻りましたが、数日間は文字も忘れてしまったのです。1年半たった今、後遺症はほぼ残らず、以前と同じような生活が送れているのは、あの時の治療があったからです。
3.しかし今後、障害があるという理由だけで、人工呼吸器を装着するなどの延命治療が行われないかもしれません。障害のない人は当たり前に施されることが、障害があるという理由だけで奪われてしまうかもしれないのです。
4.生きることに理由を問い、生きるべき人と、そうでない人を分ける考え方、優生思想は根強いと感じます。教育など子どもの成長を支える時、人は誰でも平等で、その子が安心して、自分らしく前に進めることを最優先するのではなく、まわりに迷惑をかけないこと、自分のことは自分でやるべきであること、そして努力して競争を勝ち抜くことを大切にすることがあるからです。
5.私は「生きることは最も尊くて、理由なんていらない」「人は助け合うのが当たり前」と思うようにはしていますが、私の中にも無意識に刷り込まれた優生思想があります。自分自身にも、子どもへの声かけでも、自分でできないのはダメなことだ、もっと頑張らないといけないと言ってしまうことがあるからです。
6.小中高校生の自殺者数は増え続け、2025年は最多の538人でした。主要7カ国(G7)のうち、10代と20代の死因の1位がともに自殺なのは日本のみです。障害のある人や難病者の命を奪うことを進めるということは、頑張れない人、いい結果が出せない人は、命を奪ってもいいと言っているかのようではないでしょうか。死ぬための選択肢ではなく、生きるための選択肢を増やすことこそが大切なのに。
7.自分が安心して生きられるためにはどうしたらいいか、生きる権利は誰でも平等にあること、命こそが尊いことをもっと感じられるための教育や制度づくりが増えることを願います。
(https://ryukyushimpo.jp/celebrity-serials/entry-5175598.html?_auth=1775712987 参照 2026年4月9日)


# by asyagi-df-2014 | 2026-04-10 06:41 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人