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「国旗損壊罪」の新設。(2)

 自民党と日本維新の会は2026年3月17日、党首会談で、あらためて今国会での「国旗損壊罪」の成立を確認した。
 また、自民党は2026年3月27日、いわゆる「国旗損壊罪」の創設に向け、プロジェクトチーム(PT)の幹部による議論を始めた。

 こうした策動は、、今回が初めてのものではない。
 言わば、自問党政権の本質的な政治方針に近いものであった。

 実は、日本弁護士連合会は、2012年6月1日、「『刑法の一部を改正する法律案(国旗損壊罪新設法案)』に関する会長声明」(以下、会長声明)を公表している。
 この会長声明で、日本弁護士連合会は、「国旗損壊罪」の法制化に反対している。

 この会長声明で、「国旗損壊罪」創設の策動の何が問題であるかについて、捉え直す。
 この会長声明の内容は、つぎのもの。

(国旗損壊罪新設法案の内容)
1.自由民主党は、5月29日、日本国を侮辱する目的で国旗を損壊し、除去し、又は汚損した者は2年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処するとする「国旗損壊罪」を新設するための刑法改正案を国会に提出した。自由民主党の説明では、現行刑法には、外国の国旗については損壊罪が明記されているが、自国の国旗に関する条文がないことが問題だという。
2.刑法における外国国章損壊罪が規定された理由は、それらの罪に当たる行為が外国を侮辱するものであることから、国際紛争の火種となり、外交問題にまで発展する可能性があり、ひいては日本の対外的安全と国際関係的地位を危うくするからとされている。
3.他方、上記「国旗損壊罪」の保護法益は明確でないが、少なくとも外国国章損壊罪と同様の保護法益が存在しないことは明らかである。
(国旗損壊罪新設法案の問題点)
1.日本において国旗とされる日の丸は国民の間に広く定着しており、愛着を感じる人も少なくない。しかし、国家の威信や尊厳は本来国民の自由かつ自然な感情によって維持されるべきものであり、刑罰をもって国民に強制することは国家主義を助長しかねず、謙抑的であるべきである。
2.同法案は、損壊対象の国旗を官公署に掲げられたものに限定していないため、国旗を商業広告やスポーツ応援に利用する行為、あるいは政府に抗議する表現方法として国旗を用いる行為なども処罰の対象に含まれかねず、表現の自由を侵害するおそれがある。
(国旗損壊罪の米国の状況)
1.この点、米国では、連邦議会が制定した国旗保護法の適用に対し、連邦最高裁が「国旗冒とくを罰することは、この象徴的存在をかくも崇敬され、また尊敬に値するものとせしめている自由を弱体化させる」として、違憲とする判決を1990年に出している。
(国旗損壊罪新設法案をめぐる日本の状況)
1.日の丸は、戦前、国家主義高揚の手段の一つとして使われた経緯を有しているため、国旗・国歌法が制定された今日においても、過去のいまわしい戦争を想起させるとの意見、また近隣諸国民に対する外交上の配慮から、日の丸は国際協調を基本とする現行憲法にふさわしくないとする意見も少なくない。
2.国旗・国歌法制定の際の国会質疑においても、こうした過去の経緯に配慮して、国旗・国歌の義務付けや尊重規定を設けることは適当でない旨の政府答弁がなされている。
3.これに対し、国旗損壊罪を制定している諸外国の中でも、ドイツやイタリアは第2次大戦中の国旗を現在は国旗として使用していないことを考慮すれば、第2次大戦中の国旗を現在も使用している日本においては、国旗損壊罪の法制化に当たり上記のように戦争被害を受けた内外の諸国民の感情に配慮する十分な理由がある。
(国旗損壊罪新設法案への日本弁護士連合会の結論)
1.当連合会は、「国旗損壊罪」の法制化に反対する。
(https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2012/120601_2.html 参照)

 今回の国旗損壊罪新設法案の問題点は、2013年の会長声明によって次のようにまとめることができる。このことは、2026年現在でも変わらずにある。

1.現行刑法には、外国の国旗については損壊罪が明記されているが、自国の国旗に関する条文がないことが問題とされていること。
2.「国旗損壊罪」の保護法益は明確でないが、少なくとも外国国章損壊罪と同様の保護法益が存在しないことは明らかであること。
3.国家の威信や尊厳は本来国民の自由かつ自然な感情によって維持されるべきものであり、刑罰をもって国民に強制することは国家主義を助長しかねず、謙抑的であるべきであること。
4.損壊対象の国旗を官公署に掲げられたものに限定していないため、国旗を商業広告やスポーツ応援に利用する行為、あるいは政府に抗議する表現方法として国旗を用いる行為なども処罰の対象に含まれかねず、表現の自由を侵害するおそれがあること。
5.国旗・国歌法制定の際の国会質疑においても、こうした過去の経緯に配慮して、国旗・国歌の義務付けや尊重規定を設けることは適当でない旨の政府答弁がなされていること。
6.第2次大戦中の国旗を現在も使用している日本においては、国旗損壊罪の法制化に当たり上記のように戦争被害を受けた内外の諸国民の感情に配慮する十分な理由があること。


# by asyagi-df-2014 | 2026-04-17 20:33 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

 沖縄-辺野古-高江から-2026年4月17日

 川端康成は、何故偏見から自らを解放することができたのか。
 「名護市済井出の国立ハンセン病療養所『沖縄愛楽園』には、ノーベル賞作家の川端康成さんから寄贈された何冊もの本が『川端文庫』として保管されている。1958年の来園を機に贈られた。中学生だった回復者の伊波敏男さん(83)は、文豪との出会いを鮮明に覚えている。大勢の大人の中で一人だけ、感染防止対策の白い予防衣を着ていなかった。2人で膝を突き合わせて話をする中で欲しいものを聞かれ、『本』と答えた。川端さんは事前に園の子どもたちの作文を読んでいた。『自分の中にいっぱい蓄えて、いっぱい書きなさい』。作文を褒めてくれた言葉が、その後、作家として活動する伊波さんの力にもなった。」、と沖縄タイムス。

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 何よりも、自らが沖縄から受け取るものを明確にするために。それは、捉え直しとして。
 また、「沖縄戦50年」、「戦後80年」を継承していくために。
 2026年度も、改めて琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

(1)沖縄タイムス-消費税ゼロなら地方は2兆円減収 地方自治体が社会保障に懸念 補填求める声-2026年4月16日 4:44

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.消費税減税を協議する超党派の「社会保障国民会議」は15日、全国知事会など地方3団体から影響を聞き取った。飲食料品の税率をゼロに引き下げた場合、地方自治体の財源が年間2兆円近く減る恐れがある。医療や介護、子育て支援といった社会保障に充てる経費の不足が懸念され、代わりの財源確保を求める意見が相次いだ。こうした地方の不安に対し、現時点では国が十分な対応を示せる見通しは立っていない。
2.与野党8党の担当者が集まる実務者会議を国会で開いた。知事会の河野俊嗣地方税財政常任委員長(宮崎県知事)は会議出席後、記者団の取材に対し「消費税が非常に貴重な財源であることを踏まえ、代替財源の検討も含めて丁寧に議論を進めてほしい」と訴えたことを明らかにした。
3.全国市長会の牛越徹財政委員長(長野県大町市長)は「減税は住民にとって大歓迎だが、後世に負担が残るようなら、やはり考え物だ」と指摘した。全国町村会の井上健次財政委員長(埼玉県毛呂山町長)は「地方の減収分をしっかり補填(ほてん)してほしい」と述べた。
(国と地方の消費税収の配分)
1.議長を務める自民党の小野寺五典税制調査会長は終了後、自治体側から商工業者や農林水産業者にも配慮するよう求める声があったと説明した。実務者会議は来週の会合で、飲食料品の消費税ゼロで売り上げ減が見込まれる外食業界などの代表者を呼び、影響を聞き取る予定だ。
2.15日の会議では、給付付き税額控除の制度設計を巡り、事務負担を十分に考慮するよう自治体が国に要請した。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1818000 参照 2026年4月16日)

(2)沖縄タイムス-「自決しない」命つなぐ 94歳男性、父の決断証言 壕に潜み家族全員無事【米軍伊江島上陸 4月16日で81年】(北部報道部・吉田光)-2026年4月16日 5:23-[戦後81年]

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.沖縄戦で米軍が伊江島に上陸してから16日で81年となる。21日までの日米の激闘で、住民だけで約1500人が死亡。伊江村西江上の比嘉忠光(ちゅうこう)さん(94)も、上陸前に住民の「集団自決(強制集団死)」を目撃したが、父蒲太(かまた)さんの「自決はしない。一日でも長く生きる」という決断のおかげで生き延びたという。「父の考えは良かった。つないでくれた命を大切にしたい」と亡き父に思いを巡らせた。(北部報道部・吉田光)
2.日本軍が建設した「東洋一」と称される飛行場があったため、米軍の攻撃目標とされた伊江島。「根こそぎ動員」や軍民入り乱れた激しい地上戦、「集団自決」などがあり「沖縄戦の縮図」ともいわれる。日本側は住民約1500人を含む4700人超が亡くなった。
3.忠光さんは7人きょうだいの長男。島が空襲に見舞われるたび、家族や親戚13人と一緒に島北西の「竹山(だきやま)」と呼ばれる一帯にある壕へ向かった。50人ほど入れたが、1歳だった妹ミワ子さんがぐずり始めると、周囲から「泣かせるな」と言われた。
4.避難民に邪魔者扱いされ、つらかったと思い返す。母ハマダさんは「迷惑はかけられない」と、たびたび壕の外にある木の下へ妹を連れ出しあやした。
5.繰り返される空襲で、日にちの感覚はほぼなくなっていたが、それは米軍上陸前だったと記憶する。艦砲射撃など島への攻撃が激しさを増すさなか、「もう生き延びるのは難しい」とある家族が壕内で「集団自決」したという。
6.日本軍から「最後はこれで解決しなさい」と父には二つの手りゅう弾が渡されていた。「うちらも死ぬのか」と受け止めた忠光さんに父は告げた。「家を続かせるためには生き残るしかない」。その言葉通り、別の壕で戦闘が終わるまで身を潜め、家族みんな無事だった。
7.忠光さんには忘れられない場面がある。知人男性に島での戦闘終了を伝えられ壕を出た父が、二つの手りゅう弾を捨てた姿だ。
8.手りゅう弾が使われず、家族の手元から離れたことで、命を拾ったと思っている。「父の判断のおかげ。父がいなければ、自決していたかもしれない」と語る。
9.忠光さんは「言っていいか分からないが」と前置きし、こう続けた。「あの戦争は負けて良かった。あれ以上、戦いが続き私のように苦しい思いをする人がいてほしくなかった」
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1818013 参照 2026年4月16日)

(3)沖縄タイムス-ラオスから沖縄訪問 摩文仁の平和祈念公園訪れ ベトナム戦争の悲劇重ねる アタプー県副知事ら10人(社会部・末吉未空)-2026年4月16日 6:34

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.【糸満】東南アジアのラオス南部アタプー県の県副知事や郡知事ら10人は5日、糸満市摩文仁の平和祈念公園を訪れた。ラオスではベトナム戦争によって現在も多くの不発弾が埋まっており、爆発事故が絶えない。ベトナム戦争と沖縄戦の悲劇を重ね合わせ、沖縄の歴史継承の手法に触発された様子だった。(社会部・末吉未空)
2.一行は平和や産業振興の取り組みを視察するため2~7日に来沖した。
3.アタプー県では、コープおきなわが国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業を活用し、約10年前から産業創出の支援を続けている。滞在中は読谷ファーマーズマーケット「ゆんた市場」や那覇市の久米仙酒造も視察した。
4.県平和祈念資料館では、コープおきなわの平和推進委員会委員長で、平和ガイドを約30年続けている横田眞利子さん(74)が案内した。横田さんは「礎に刻まれた名前を見たでしょう。あれは、戦争がなければみんな生きていた人。戦争がなくなるように力を合わせましょう」と呼びかけた。
5.ラオスは、ベトナム戦争の物資補給路「ホーチミン・ルート」が通っていたため多くの爆弾が落とされた。ベトナム戦から50年以上がたった現在も不発弾処理の課題を抱えている。
6.アタプー県サイセッタ郡のバンタライ・サイニャシン知事(55)は、沖縄戦で多くの県民が犠牲になったことや基地問題に触れ、「沖縄の歴史は長く、苦しい」と涙をこぼした。米軍嘉手納基地に駐留していたB52戦略爆撃機がベトナム戦争に出撃したことに触れ、「(自身が幼い頃は)上空で米軍機が飛んでいた。米軍に見つかってしまうから、夜に明かりをつけられなかった」と振り返った。
7.さらに、アタプー県では同資料館のように歴史を学べる施設がないとし、「沖縄の人は頭がいい。このように平和を伝える場所がある。戦争をした人ほど当時の歴史を知りたいと思うはず」と語り、「たくさん勉強になった。アタプー県の人に学んだことを伝える」と意欲を見せた。
8.同県のスリヴォン・アパイヴォン副知事(57)は、「ラオスは不発弾の影響で農業をしたくてもできない場所がたくさんある」と説明。「沖縄県とアタプー県による子どもたちの交換留学などを通して友好関係を深めたい」と述べた。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1817931 参照 2026年4月16日)

(4)沖縄タイムス-[大弦小弦](吉川毅)-2026年4月16日 3:57

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.名護市済井出の国立ハンセン病療養所「沖縄愛楽園」には、ノーベル賞作家の川端康成さんから寄贈された何冊もの本が「川端文庫」として保管されている。1958年の来園を機に贈られた
2.中学生だった回復者の伊波敏男さん(83)は、文豪との出会いを鮮明に覚えている。大勢の大人の中で一人だけ、感染防止対策の白い予防衣を着ていなかった。2人で膝を突き合わせて話をする中で欲しいものを聞かれ、「本」と答えた
3.川端さんは事前に園の子どもたちの作文を読んでいた。「自分の中にいっぱい蓄えて、いっぱい書きなさい」。作文を褒めてくれた言葉が、その後、作家として活動する伊波さんの力にもなった
4.97年に回復者として実名を公表して書いた本の題名は「花に逢はん」。差別と偏見に苦悩しながらもさまざまな出会いを通じて光を見いだしてきた自伝だ
5.「人を殺すのも人だったが、人を生かし、癒やしてくれたのも、また、人だった」。今年は「らい予防法」の廃止から30年、国の政策を違憲とした熊本地裁判決から25年。後書きに込められた希望を社会全体で受け止める責任がある
6.愛楽園交流会館で5月末まで開催中の企画展には、川端さんが読んだかもしれない作文も並んでいる。ぜひ足を運んでほしい。差別と偏見をなくすために。(吉川毅)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1818001 参照 2026年4月16日)

(5)琉球新報-米軍 2日連続石垣空港使用 緊急性認識にずれ 県は自粛要請(古川峻)-2026年04月16日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.【石垣】石垣市の石垣空港に15日、米海兵隊の輸送機UC12W2機が着陸し、ともに同日中に離陸した。県は緊急時を除き民間空港の使用を自粛するよう米軍に要請していたが、米軍側は応じず、14日に続いて、2日連続で同空港を使用する形となった。
2.防衛省関係者によると今回の空港使用は、15日に市内で開かれた「石垣島事件」の慰霊祭の参加者を輸送することが目的だったという。
3.15日の1機目は、米軍岩国基地(山口県)所属機で、午前1時半ごろに着陸し、給油や点検の後、午後2時半ごろに離陸した。2機目は普天間飛行場所属機で、午後3時25分ごろに着陸し、午後4時10分ごろに飛び立った。いずれも民間機への影響はなかった。
4.2機の離陸前には、私服姿の米軍関係者約15人が、それぞれの機体に分かれて搭乗する様子が確認された。
5.「石垣島事件」は、1945年に米兵捕虜3人が日本兵に処刑された事件で、15日の慰霊祭にはアンドリュー・オウ在沖米国総領事らが出席した。関係者によると、米政府や、米軍関係者は30人ほど参加しており、一部は民間機を利用した。
6.県によると、14日にも普天間飛行場所属のUC12WとUC35D輸送機の2機が空港を使用した。県は米軍に対して「民間航空機の円滑かつ安全な運航を確保する観点から、緊急やむを得ない場合を除いては、米軍は使用すべきでないというのが県の一貫した考えだ」として、口頭で自粛を要請していた。(古川峻)
(https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5192215.html?_auth=1776291895 参照 2026年4月16日)

(6)琉球新報-「核兵器廃絶宣言」碑建立 国頭村で除幕式 村ルーツの書家・宇良さん揮毫 村議会全会一致決議40年の節目(新城高仁通信員)-2026年04月16日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.【国頭】国頭村は3月18日、恒久平和を願って「核兵器廃絶平和の村」宣言碑除幕式を村役場正面玄関で行った。知花靖村長、山城弘一村議会議長、村議会議員、役場職員、国頭中学校の生徒が参加した。石碑は縦180センチ、横60センチで、村民憲章の隣に建てた。
2.1986年9月27日の国頭村議会で「核兵器廃絶平和の村」宣言が全会一致で決議され40年が経過する節目。ロシアによるウクライナ侵攻や米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃など、昨今の国際情勢は不安定だ。一日でも早く、武力ではなく対話により紛争が解決することを願い石碑が建てられた。
3.知花村長は「唯一の被爆国として、また悲惨な戦争体験をした沖縄の住民として、戦争根絶を訴え、緑豊かな国頭村の自然を守り、永遠の平和を願い、核兵器廃絶平和の村宣言碑を建立する」とあいさつした。
4.山城議長は、米軍北部訓練場内への射撃訓練場設置を地域の住民らが体を張って阻止した伊部岳闘争などを振り返り、恒久平和への願いを訴えた。
5.国頭中2年の岩淵琉希さんと仲里明衣菜さんの2人は「恒久平和は人類の願いであり、平和を愛する国頭村民の願いである」と、宣言文を朗読した。全文は石碑裏面に記載されている。
6.石碑の文字を揮毫した書家の宇良南仙さん(29)=名護市=は、父親が国頭村宜名真出身で、祖母から戦時中の話を聞かされたという。「この石碑の文字は、祖父母がつないだ命とここにいる一人一人の家族がつないできた大切な命と出会いが生んだ、平和を願う形そのものだと強く感じる。核兵器のない平和な世界を願う、威風堂々の楷書体で揮毫した」とあいさつした。(新城高仁通信員)
(https://ryukyushimpo.jp/region/entry-5192149.html 参照 2026年4月16日)

(7)琉球新報-乗船は、抗議活動ではなく「学習と見学」 ヘリ基地協、ネットでの誤情報を否定 辺野古沖転覆(玉寄光太)-2026年04月16日 11:41

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.名護市辺野古沖で高校生を含む2人が死亡した船の転覆事故を受け、船を運用していたヘリ基地反対協議会は8日、ホームページで「3月16日の事故における乗船目的および事実関係について」とした文書を公表した。
2.一部報道やインターネット上で、乗船した生徒らが「基地建設への抗議活動」を目的として現場を訪れていたかのような情報が見られるとし、事故の責任団体として事実関係を明らかにしたいとした。
3.乗船の目的については、学校側が企画した平和学習の一環であり「沖縄が抱える社会課題や現状を直接見学し、多角的な視点から学ぶための純粋な社会見学」とし、生徒らは「抗議行動に参加するために基地建設現場を訪れたのではない」と説明した。
4.船舶については、普段は同会が抗議行動に使用しているが、今回は「学習・見学用」として使用。生徒らはサンゴ礁や辺野古新基地の工事の現状を現地で見るための「見学者」という立場だったとし「事故の責任は、平和学習の場として安全を確保すべき立場にありながら、それを果たせなかった当協議会にある」とつづった。
5.最後に「学校および生徒様への配慮のお願い」として、事実に反する情報の発信や拡散は控えてほしいと訴えている。
(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-5193078.html?_auth=1776317465 参照 2026年4月16日)


# by asyagi-df-2014 | 2026-04-17 06:36 | 沖縄から | Comments(0)

「国旗損壊罪」の新設。(1)

 自民党と日本維新の会は2026年3月17日、党首会談で、あらためて今国会での「国旗損壊罪」の成立を確認した。
 また、自民党は2026年3月27日、いわゆる「国旗損壊罪」の創設に向け、プロジェクトチーム(PT)の幹部による議論を始めた。

 この間の動きについて、朝日新聞は次のように報じた。

(1)朝日新聞-定数減、今国会成立目指す 自維党首会談、献金は触れず(川辺真改、小林圭)-2026年3月18日 5時00分
1.高市早苗首相(自民党総裁)は17日、日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)と国会内で会談した。連立政権合意書に盛り込んだ衆院議員定数(465)の1割削減や、いわゆる「国旗損壊罪」の創設に向けた法案について、今国会で成立を目指す方針を確認した。
2.会談は両党の幹事長らが同席し、非公開で約25分間行われた。吉村氏は会談後に記者会見を開き、定数削減について、45議席を削減するための関連法案を今国会に提出する方向性を確認したと説明した。吉村氏は「『必ずやりきろう』と改めて合意した」と述べた。
3.定数削減をめぐっては、維新は「比例区のみで45議席削減」を掲げている。会談で維新は改めてこうした考えを自民側に伝えたが、具体的な削減内容は「両党の協議体で詰める」との確認にとどまったという。自民の鈴木俊一幹事長は記者団に「(削減の)中身は実務者で協議して決める。今日、何か決め打ちされたものはない」と語った。
4.両党は昨年の臨時国会で、定数削減について与野党で議論して1年以内に結論が得られなかった場合、「小選挙区25、比例区20」を自動的に削減する条項を盛り込んだ法案を提出した。だが、野党の賛同を得られず、成立には至らなかった経緯がある。
5.また吉村氏は、いわゆる「国旗損壊罪」の創設に向けた法案と、維新が必要性を強調する「副首都構想」実現のための法案も、今国会で成立を目指す方針を確認したと述べた。いずれも連立政権合意書に盛り込まれているもので、吉村氏は「方向性の確認に重要な意味がある」と強調した。
6.一方、政治改革で論点となっている企業・団体献金の扱いについて、吉村氏は「(党首会談で)議題に上がっていない」と説明した。連立政権合意書では、2027年9月までの「高市総裁の任期中に結論を得る」と記されており、「連立合意から変わらない」と語った。(川辺真改、小林圭)
(https://digital.asahi.com/articles/DA3S16424946.html?pn=2&unlock=1#continuehere 参照)

(2)朝日新聞-「国旗損壊罪」創設へPT 自民方針 座長に松野氏 今国会成立めざす(笹山大志)-2026年3月20日 5時00分
1.自民党は19日、いわゆる「国旗損壊罪」の創設に向け、近く党内にプロジェクトチーム(PT)を立ち上げる方針を公表した。高市早苗首相(党総裁)が主導して結んだ日本維新の会との連立政権合意書に盛り込まれているもので、自民は党内議論を経たうえで今国会での成立を目指す。
2.小林鷹之政調会長が19日の記者会見で明らかにした。小林氏は、近くPTを設置する方針を掲げたうえで、「何も規定がないのは、法体系全体の観点からして非常に違和感がある」との考えを示した。
3.PTの座長には、松野博一元官房長官を据える方針も合わせて示した。松野氏は、昨年の総裁選で多くが首相を支援した旧安倍派幹部。岸田政権で官房長官を務めた政治経験を意識するとともに、かつての党内最大派閥の中枢にいた有力者をトップに起用することで、党内議論の加速を促す狙いがあるとみられる。
4.政権内では、首相の肝いり政策の一つと認識されている。首相は、自民が2012年に同罪創設のための刑法改正案を国会に提出した際、党内で主導的な役割を果たした経緯があるからだ。
5.実際に、首相は前向きな姿勢を強調している。維新との連立政権合意書に盛り込み、今年1月の衆院選公示前の討論会では「日本の名誉を守る上でも必要な法律。必ず実現したい」と言及。街頭演説では「外国の国旗を汚したり破ったりしたら拘禁刑を受けるかもしれないが、日本の国旗はどう扱ってもいいというのはおかしい」と訴えた。
6.首相は、今月17日に維新と党首会談を行い、今国会で同罪創設のための関連法案成立を目指すことを改めて確認した。自民のPT設置はこうした流れを受けたものだ。閣僚経験者の一人は、内閣支持率が高水準にあることを意識し、「かつては難しかったが、今であれば実現できる」と語る。
7.「国旗損壊罪」については、参政党が同罪の制定を訴えるなど、一部の野党にも協調する動きがある。ただ、表現の自由との兼ね合いなどから慎重論もあり、幅広い賛同が得られるかは見通せない。(笹山大志)
(https://digital.asahi.com/articles/DA3S16426579.html?pn=2&unlock=1#continuehere 参照)

(3)朝日新聞-自民、「国旗損壊罪」議論に着手 「表現の自由」侵害の恐れも 罰則のあり方や対象行為は(高橋杏璃、森岡航平)-2026年3月28日 5時00分
1.自民党は27日、いわゆる「国旗損壊罪」の創設に向け、プロジェクトチーム(PT)の幹部による議論を始めた。高市早苗首相(党総裁)が主導した日本維新の会との連立政権合意書の方針に基づき、自民は今国会での実現を目指すが、罰則のあり方や「表現の自由」を侵害するおそれがあるとの指摘にどう応じるかが論点となる。
2.自民は同日昼、松野博一元官房長官ら約10人が党本部に集まった。会合は非公開。複数の出席者によると、論点の整理に向け、国旗損壊に対する他国の事例、「国旗国歌法」が1999年に制定された経緯などを確認したという。
3.国旗損壊罪の創設は、首相をはじめ自民保守派の思い入れが強い。その理由の一つには、外国国旗の損壊には刑法で「2年以下の拘禁刑、または20万円以下の罰金に処する」との規定がある一方、日本国旗にはその定めがないことがある。
4.自民はそうしたことを踏まえ、日本国旗の損壊に対する罰則を定める新法を制定しようと検討を進める。あるPTメンバーは「罰則のない理念法ならわざわざ法律を作る意味はない」と語る。
5.ただ、国旗損壊罪の内容によっては、憲法が保障する「表現の自由」を侵害しかねないとの指摘がある。政策担当者の一人は「内心に踏み込むことはできない」とし、どのような損壊を対象とするかが論点となるとの見方を示している。
6.維新も党内での検討を急ぐ。吉村洋文代表はこれまで、記者団に「外国国旗は処罰の対象で、日本国旗については全く規定がないのはおかしい」として、国旗損壊罪を創設する必要性に言及している。
7.自民、維新両党は今後、党内議論を重ねたうえで、早ければ4月末にも与党案をとりまとめる方針だ。その後、他党に賛同を呼びかけるとみられるが、法案の内容次第では理解が広がらない可能性がある。(高橋杏璃、森岡航平)
(https://digital.asahi.com/articles/DA3S16432355.html?unlock=1#continuehere 参照)


# by asyagi-df-2014 | 2026-04-16 20:27 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

 沖縄-辺野古-高江から-2026年4月16日

 海兵隊による地上・航空部隊での一体の運用の理屈が揺れる。
 「日本政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設の根拠としてきた、海兵隊は地上・航空部隊で一体の運用が必要とする『空地一体論』を巡り、米側が『空地』を切り離す運用を検討していたことが日米協議の記録で明らかになった。辺野古移設に反対する翁長雄志県政と玉城デニー県政で副知事を務め、国と向き合った謝花喜一郎氏は『過去に一体運用の根拠を求めたが十分な説明はなかった。【沖縄なら我慢できるだろう】という差別的な感覚を感じてしまう』と語った。」、と沖縄タイムス。
 また、「公文書は普天間に配備されていた海兵隊のCH53D大型輸送ヘリコプターの岩国基地(山口県)配備を巡る2000年8月の日米協議の内容。日本政府は、ヘリ移転により空地一体の運用が崩れ、普天間の県内移設の前提が損なわれると岩国配備に反対した。普天間の移設先を県内としてきた前提条件が揺らぐ可能性を示しており、県幹部は【県外移設の可否の議論に影響を与えたかもしれない】と指摘する。謝花氏は公文書をどう見るか。『かつて国に普天間返還の条件を辺野古移設とする理由を問い合わせた。【地上部隊と航空部隊が一体でなければいけない】との回答だったが、十分な説明はなかった。公文書を読み『やはりそうだったのか』と思った』と語る。」(沖縄タイムス)、と。

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 何よりも、自らが沖縄から受け取るものを明確にするために。それは、捉え直しとして。
 また、「沖縄戦50年」、「戦後80年」を継承していくために。
 2026年度も、改めて琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

(1)沖縄タイムス-海兵隊の地上・航空一体運用を調査へ 玉城デニー知事が担当部局に指示 政府は必要性強調(政経部・新垣卓也、東京報道部・松田駿太、玉那覇長輝)-2026年4月15日 6:09-[普天間返還 合意30年]

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.日本政府が米軍普天間飛行場の県内移設の根拠としてきた海兵隊の地上・航空部隊の一体運用が必要とする論理を巡り、米側が両部隊を切り離す運用を検討していたことについて、玉城デニー知事は14日、本紙取材に「担当部局に調査を指示した」と明らかにした。一方、小泉進次郎防衛相は同日の会見で、一体運用の必要性を改めて強調した。(政経部・新垣卓也、東京報道部・松田駿太、玉那覇長輝)
2.米海兵隊CH53Dヘリコプターの岩国基地(山口県)配備に向けた2000年の日米協議で、日本政府が「沖縄側が普天間飛行場の県内移設を受け入れる重要な前提を損なう」などと反対していたことが、米公文書で分かっている。
3.玉城知事は「そのような協議の有無、それがどう(移設問題に)影響を与えたかを確認したい」と述べ、部局に調査を指示したと説明。その結果を基に精査を進めるとした。
4.小泉氏は会見で「日米のやりとりについて逐一お答えすることは差し控える」と回答。その上で「海兵隊の即応性や機動性を保ち、迅速な初動対応を可能とするため、陸上部隊と航空部隊を地理的近傍に所在させ、陸上部隊を迅速に輸送できる態勢を整えておくことが必要だ」との認識を示した。
5.また、民主党政権下の10年、米側から「海兵隊の航空部隊と、これを支援・連携する陸上部隊が一定の距離以上に離れると運用に支障を来すとの説明を受けている」とも述べた。
6.茂木敏充外相も同日の会見で「辺野古移設が唯一の解決策だという点については、日米間で繰り返し確認している」と主張。「今後も地元へ丁寧に説明し、普天間飛行場の一日も早い全面返還や基地負担軽減のため、全力で取り組む」と説明した。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1817163 参照 2026年4月15日)

(2)沖縄タイムス-普天間移設、沖縄県内の理由は 国に根拠問い合わせた元副知事「十分な説明なかった」 地上と航空部隊の一体運用論、米軍は「言われたとおりに動く」(政経部・銘苅一哲、新垣卓也)-2026年4月14日 9:00-[普天間返還合意30年]

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.日本政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設の根拠としてきた、海兵隊は地上・航空部隊で一体の運用が必要とする「空地一体論」を巡り、米側が「空地」を切り離す運用を検討していたことが日米協議の記録で明らかになった。辺野古移設に反対する翁長雄志県政と玉城デニー県政で副知事を務め、国と向き合った謝花喜一郎氏は「過去に一体運用の根拠を求めたが十分な説明はなかった。『沖縄なら我慢できるだろう』という差別的な感覚を感じてしまう」と語った。(政経部・銘苅一哲、新垣卓也)
2.米公文書は普天間に配備されていた海兵隊のCH53D大型輸送ヘリコプターの岩国基地(山口県)配備を巡る2000年8月の日米協議の内容。日本政府は、ヘリ移転により空地一体の運用が崩れ、普天間の県内移設の前提が損なわれると岩国配備に反対した。
3.普天間の移設先を県内としてきた前提条件が揺らぐ可能性を示しており、県幹部は「県外移設の可否の議論に影響を与えたかもしれない」と指摘する。
4.謝花氏は公文書をどう見るか。「かつて国に普天間返還の条件を辺野古移設とする理由を問い合わせた。『地上部隊と航空部隊が一体でなければいけない』との回答だったが、十分な説明はなかった。公文書を読み『やはりそうだったのか』と思った」と語る。
5.一方、米軍関係者と一体運用について意見を交わした際には「われわれは言われたらその通りに動くだけだ」と聞かされ、空地一体論への疑念を深めるきっかけになったという。
6.辺野古を巡る訴訟でも国は同じ論調を繰り返した。一連の訴訟は県が敗訴したが、米軍の運用や地方自治の在り方、自然環境への影響など重要な問題を巡る実質的な審理に入らないままの門前払いだった。
7.謝花氏は「突き詰めると、沖縄でなければならない論拠が欠けているからだろう」と指摘する。
8.普天間問題を巡っては、米側が昨年、辺野古が完成しても別の「長い滑走路」がなければ返還されないとの見解を公式文書に記している。「どうも、普天間問題は後付けの説明が多い」。沖縄への基地の集中を前提とする両政府の姿勢に頭を振りながら、負担を全国で担う議論を願った。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1816413 参照 2026年4月15日)

(3)沖縄タイムス-米軍機の騒音で「精神的苦痛や健康被害」 第3次普天間騒音訴訟、3650人が原告に 9月にも提訴 2次から550人増える-2026年4月12日 16:00

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.米軍普天間飛行場の周辺住民が、米軍機による騒音で精神的苦痛や健康被害を受けたとして、国に損害賠償を求める第3次普天間「騒音訴訟」の原告団結成総会が11日、宜野湾市の真栄原公民館であった。原告数は第2次から550人増えて3650人となった。9月に提訴する予定。
2.総会には住民ら約80人が参加。第2次訴訟に続き原告団長に就いた山城賢栄さん(87)は「この30年、普天間は1センチたりとも動かず、市民の我慢は限界だ。国は判決を待たず全住民に賠償すべきだ」と訴えた。
3.弁護団は2人増え9人に。共同団長の天方徹弁護士は「判決まで5~6年かかるが、米軍機がどれだけうるさいか、皆さんに陳述書作成に協力いただき、共に闘おう」と呼びかけた。
4.新たに原告に加わった同市大謝名の主婦(76)は「寝室と居間を防音工事したが不十分で騒音はひどいまま。普天間はいつ返還されるのか。100歳まで生きて跡地を見たい」と話した。
5.第2次訴訟の控訴審判決で福岡高裁那覇支部は昨年2月、総額約22億5千万円の賠償を国に命じた。判決は「騒音は相当大きい。生活や睡眠の妨害、航空機事故への不安感などの精神的被害は、原告全員に共通する被害」と認めた。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1815402 参照 2026年4月15日)

(4)沖縄タイムス-知事「不安受け止めて」 米軍、県議会の抗議拒否 県の面談も断る(政経部・新垣卓也)-2026年4月15日 3:59

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.米軍ヘリが名護市の野球場に不時着した事案に対する県議会の抗議打診を米軍側が拒否していたことを巡り、玉城デニー知事は14日、本紙取材に「県民が不安に思っているということを、しっかり受け止めていただきたい」と述べた。米側との対話の必要性も強調した。
2.県も米軍側に対面での抗議要請を打診したが、県議会への対応と同様に「事故ではなく予防着陸だった」として、面談を断られたという。県は3月中にメールで要請内容を米側に送った。
3.知事は「そういう判断が続いてしまうと、お互いの信頼関係にあまり良い影響は及ぼさない」と指摘。「対話の場を設けることを考えていただきたい」とした。
4.普天間飛行場所属UH1多用途ヘリの不時着は3月6日夜、名護市の許田野球場で発生。当時、少年野球チームが練習中だった。(政経部・新垣卓也)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1817164 参照 2026年4月15日)

(5)沖縄タイムス-[大弦小弦]説明責任は首相の責務(島袋晋作)-2026年4月15日 7:00

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.政治の世界にすっかり浸透したSNS。好きなタイミングで日々の活動や自らの考えを伝えることができ、一定の反応も得られる。政治家が多用するのも分からなくはない
2.X(旧ツイッター)で連日投稿している高市早苗首相も、その有用性を説く。トップの言動は関心が高く、記者も内容をチェックしている。ただ、一方通行の発信だけでは必要な情報は得られない
3.片や記者の呼びかけに立ち止まって答える「ぶら下がり取材」は減っている。高市氏が昨年10月の就任から5カ月間で対応したのは34回。同期間で前任の石破茂氏は57回だった
4.考えを伝える重要な場だと思うが、失言を警戒しているのだろうか。自民党衆院議員へのカタログ配布が報じられた際は「Xや国会で説明した」と応じなかった
5.今国会での予算審議に出席した時間も約70時間で、前年度の石破氏のおよそ6割にとどまった。野党やメディアに問題視されても意に介す様子を見せないのは、高い支持率や衆院選で大勝した「数の力」への自信もあるだろう
7.それでも説明責任は首相の当然の責務である。米軍普天間飛行場の返還合意から30年たっても見通しのつかない現状をどう考えているか。歴代首相が約束してきた基地負担軽減はいつ果たされるのか。丁寧に答えるべきだ。(島袋晋作)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1817142 参照 2026年4月15日)

(6)琉球新報-F35夜間訓練 嘉手納で97デシベル(中村万里子)-2026年04月15日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.【中部】米軍嘉手納基地で13日、夜間訓練が実施された。午後7時半ごろ、F35戦闘機などが次々に離陸する様子が確認された。
2.嘉手納町によると、午後7時31分に同町屋良の測定局で97・9デシベルが記録された。同7時26分にロータリープラザの測定局で91・8デシベル、同7時45分に町嘉手納の測定局で91・2デシベルが記録された。(中村万里子)
(https://ryukyushimpo.jp/national/entry-5190024.html?_auth=1776209724 参照 2026年4月15日)

(7)琉球新報-嘉手納基地での 降下訓練中止か(中村万里子)-2026年04月15日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.【中部】米連邦航空局は15日実施を通告していた嘉手納基地でのパラシュート降下訓練の航空情報(ノータム)を14日までに取り下げた。訓練中止とみられる。理由について14日の時点で米軍から回答はなく、理由は不明。
2.沖縄防衛局はノータムから訓練通知が削除されたことについて「承知している」とした上で「提供できる情報が得られたら提供する」と述べるにとどめた。
3.米軍は14日朝、本紙の取材に15日の降下訓練について「例外的な使用条項に基づき嘉手納基地を使用する。作戦上必要な場合は、今後も使用する」と従来通りの回答をしていた。回答後にノータムを削除したとみられる。(中村万里子)
(https://ryukyushimpo.jp/national/entry-5190022.html 参照 2026年4月15日)

(8)琉球新報-米兵性暴力 被害女性が提訴 「今も恐怖におびえ」 那覇地裁-2026年04月15日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.2024年5月に県内で発生した米海兵隊上等兵の男性(23)による不同意性交致傷事件で、被害者の女性が14日までに660万円の損害賠償を求めて那覇地裁に提訴した。同日、那覇地裁(片瀬亮裁判長)で開かれた第1回口頭弁論で、上等兵は主張を明らかにする答弁書を提出せず、裁判にも欠席した。即日結審し、判決期日は6月4日に指定された。
2.提訴は2月17日付。上等兵は刑事裁判で懲役7年の判決が確定している。訴状によると、女性は自宅で被害に遭い、本来は心身を休める場所での時間がトラウマ被害を増大させていると主張。「現在でもフラッシュバックによる恐怖におびえる日々を過ごしている」とした。
3.閉廷後、女性側代理人は報道陣の取材に応じ、判決確定後の速やかな補償を望んだ。
4.米海兵隊第3海兵師団によると、上等兵は今も海兵隊に在籍している。正式な除隊は日本側からの釈放後になるという。
5.事件は24年5月26日発生。米兵は女性の背後から首を絞めるなどの暴行を加え性行為をしようとし、全治約2週間のけがを負わせた。那覇地裁は25年6月、上等兵に不同意性交致傷罪で懲役7年の判決を言い渡し、今年3月に確定した。
(https://ryukyushimpo.jp/national/entry-5190017.html 参照 2026年4月15日)

(9)琉球新報-自衛隊法違反 可能性が高い-2026年04月15日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.橋本基弘中央大教授(憲法学)の話;公務員の政治的中立に疑念を抱かせるケースだ。政治的行為に当たり、自衛隊法違反となる可能性が高い。防衛省や自民党は、国歌を歌唱したことは政治的行為に当たらないと主張しているが、問題は別だ。特定の政党の党大会に、自衛官が、誰から見ても自衛官だと分かる状況でステージに上がり、参加していることが問題の根幹だ。国民が見れば、公務員が政治活動に参加していると捉えるだろう軽率な行為だった。自衛官は政党のイベントには参加しないという明確なルールを作るべきではないか。それが、国民から見た自衛隊の尊厳を守ることにもなる。
(https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5189979.html 参照 2026年4月15日)

(10)沖縄タイムス-沖縄への基地集中の理不尽さ 新基地反対運動と平和学習の意味とは アイデンティティーの視点で【川満彰・沖縄国際大学非常勤講師】-2026年4月15日 10:44

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.先月16日、名護市辺野古沖で研修旅行の生徒を乗せた船が転覆し、高校生を含めた2人が命を落とした。あってはならないことであり、心から悔やみ、ご冥福を祈る。一方、事故をきっかけに、沖縄で平和学習に取り組む主催者やそれを案内する団体への誹謗(ひぼう)中傷が後を絶たない。参政党の梅村みずほ参院議員は国会質疑で、事故に遭った船が辺野古の抗議に使われていたことを踏まえ「どのような市民団体、民泊、美術館、その他がどういう風に連携して活動しているのか」などと述べ、平和学習に関わる市民団体などの思想を調査するよう国に求めた。
2.辺野古新基地建設反対というイデオロギー(政治・思想)で事故が起きたようにも取れる発言だが、この間の辺野古新基地建設問題の本質を歪曲(わいきょく)するだけでなく、沖縄のアイデンティティーを取り戻す行動を萎縮させることにもなりかねず、決して看過できない。
(返還が県内移設へ)
1.そもそも普天間移設問題のきっかけは、今から約30年前(1995年)の米兵による性暴力事件だった。超党派の実行委員会が結成され、「基地の整理縮小」「日米地位協定の見直し」などを訴えた県民総決起大会が開かれ、約8万5千人(主催者発表)が集まった。
2.96年4月、日米両政府は、米軍普天間飛行場の5~7年以内の全面返還に合意したと発表した。だが、返還条件は同飛行場の県内移設が前提で、その後、名護市の米軍キャンプ・シュワブ沖へのヘリポート建設が取り沙汰されるようになる。こうして普天間飛行場の返還は県内移設へと姿を変えたのである。
3.沖縄県民は県内移設が普天間飛行場の危険除去にならないばかりか、願っていた県全域の米軍基地の整理縮小ではないと反発し、各地で反対の声を上げた。
4.97年12月に行われた海上ヘリ基地建設の是非を問う名護市民投票の結果は、条件付きを合わせた反対票が1万6639票(約52%)と、条件付き賛成票の1万4267票(約45%)を上回った。だがその「民意」とは逆に、当時の市長は投票から3日後、基地建設受け入れを表明し、市長を辞任した。
5.2019年2月には、20代の若者たちが呼びかけた新基地建設に必要な埋め立ての賛否を問う県民投票で、埋め立てに「反対」が43万4273票に上り、投票総数の約71%を占めた。「埋め立て反対」という県民の思いが明らかになったが、政府は普天間飛行場の危険性除去は「辺野古への移設が唯一」と一顧だにしない。結果、やらざるを得ない座り込みは今も続く。
(沖縄戦の教訓から)
1.辺野古では戦争体験者をはじめ、多くの人々が座り込みを続けるが、それはイデオロギー(政治・思想)ではなく、沖縄戦の教訓である「基地があるところから戦争はやってくる」「軍隊は住民を守らない」「命どぅ宝」という思いから行われるものだ。その素朴で純粋な思いを表現する行動が、沖縄戦の実相や基地から派生する事件・事故などを知らない人々から心ない罵声を浴びせられている。
2.県内では保守派の翁長雄志氏が、14年の知事選で辺野古新基地反対を掲げ「イデオロギーではなくアイデンティティー」「沖縄人のアイデンティティーを取り戻す」と訴えて当選した。翁長氏の言葉で、多くの企業や団体が賛同し、辺野古新基地建設の反対運動は、政治・政党という狭小な枠組みを超え、沖縄戦の経験を踏まえた沖縄人としてのアイデンティティーを取り戻すための活動として国内外に知られるようになった。
3.国会で思想調査を求めた国会議員は、沖縄のアイデンティティーがどのような歴史過程で生まれてきたのかを学ぶべきである。国土面積の約0・6%しかない沖縄に全国の米軍専用施設面積の約70%が集中していること。沖縄の人々は本土と同じように安心安全な暮らしを求めているが、沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故(04年)や普天間第二小学校の運動場に空から大型ヘリの窓枠が落ちた事件(17年)など基地から派生する事件事故が後を絶たないこと。そのような危険な状況を日米地位協定という不条理な壁で沖縄に押し付けていること。県民はこの理不尽な状況の改善を訴えているのである。
(必要な安全性確保)
1.沖縄での平和学習は、沖縄戦の実相を知り、基地問題を通して、本土とは異なる沖縄のいびつな歴史の過程を、歩いて・見て・聞いて・肌で感じ・考えることである。踏査することで、なぜ沖縄がこうなったのか、これからどうあるべきかなど、国民主権という立場から、誰もが安心安全に暮らしていける社会づくりを考える場となる。それは人として生きるべき道を学ぶことにつながる。今必要なのは、その安全性をしっかりと確保し、今回の事故のようなことが二度と起こらないよう最大限の対策を講じることであり、沖縄の平和学習の意義や重要性を歪曲、否定してしまうことではない。
2.県平和祈念資料館の一室に「むすびの言葉」が展示されている。その文末に「あらゆる戦争を憎み 平和な島を建設せねば」「これが あまりにも大きすぎた代償を払って得た ゆずることのできない 私たちの信条なのです」と記されている。これからも平和学習を通して、平和な島の建設を願う沖縄人のアイデンティティーを学んでほしい。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1817014 参照 2026年4月15日)


# by asyagi-df-2014 | 2026-04-16 14:39 | 沖縄から | Comments(0)

 沖縄-辺野古-高江から-2026年4月15日

 「トランプ2.0」とイスラエルによる理不尽な戦争は、前が見えない。
 「米国とイランが戦闘終結に向けパキスタン首都イスラマバードで行った対面協議は12日、合意に至らず終了した。イランの核開発やホルムズ海峡を巡る対立を解消できなかった。トランプ米大統領は12日、海峡封鎖の作業開始を表明し、米中央軍はイランの港湾への出入りを13日午前10時(日本時間同午後11時)から全面阻止すると発表。海峡を事実上封鎖するイランへの対抗措置で圧力をかけた。緊張が再び高まった。」、と沖縄タイムス。

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 何よりも、自らが沖縄から受け取るものを明確にするために。それは、捉え直しとして。
 また、「沖縄戦50年」、「戦後80年」を継承していくために。
 2026年度も、改めて琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

(1)沖縄タイムス-辺野古移設、問題山積み 普天間返還時期の先送り続く【予算・工期の変化と埋め立ての進行状況】-2026年4月12日 4:00-【普天間返還合意30年】-<普天間の危険性30年放置 所属機、本島全域で事故【主な事故年表あり】>からの続き

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.日米両政府は米軍普天間飛行場の返還に合意したものの、その時期は度重なる変更により先延ばしとなっている。返還の前提条件とされる名護市辺野古の新基地建設についても、国のスケジュール通りに進むかは依然として不透明のままだ。
2.1996年4月12日の日米合意で、返還時期は「5~7年以内」とされた。しかし同年12月にまとめられたSACO最終報告では、普天間飛行場の機能の大半を移設することを前提に、沖縄本島東海岸沖への代替ヘリポート建設など「十分な代替施設が完成し運用可能となった後」と明記された。県民は反発し、実現へのハードルは一段と高まった。
3.その後も計画は見直される。2011年6月21日に米国で開かれた外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)では、06年の米軍再編ロードマップで掲げられた「14年までに県内移設」が、「14年より後のできる限り早い時期に完了」へと後退した。
4.さらに13年4月に日米両政府が発表した統合計画では、普天間返還は「22年度またはその後」となり、再び先送りされた。
5.13年12月には、仲井真弘多知事が安倍晋三首相(いずれも当時)との会談で、「5年以内の運用停止」を求め、政府側も19年2月を一つの目安とする認識を示したが、実現には至らなかった。
6.司法判断を経て工事は進みつつあるとはいえ、工期も当初計画の5年から大きくずれ込んでいる。
7.設計変更後の防衛省計画では、埋め立て工事に約8年、飛行場施設など他の工事完了までを含めると9年3カ月、さらに提供手続き完了までを含めると約12年を要すると見込む。
8.政府は24年1月10日に着手した大浦湾側の海上ヤード設置を起点と位置付けているが、軟弱地盤の問題などから埋め立て工事の難航も予想され、普天間飛行場の返還時期はなお見通せない。
(膨れ上がる建設費用 県試算で2兆5500億円)
1.防衛省の試算で辺野古新基地の建設費用は当初3500億円だったが、軟弱地盤の影響で2.7倍の約9300億円に膨れ上がった。2024年度までの累計支出額は約6483億円となり、見積総額を最終的に上回る可能性が指摘されている。県が独自に試算した総事業費は2兆5500億円に上る。防衛省は「見直す段階にない」との立場を崩していないが、政府・与党内でも「9300億円は超える」との声が出ている。
2.政府が総額を示したのは14年3月13日。参院外交防衛委員会で、当時の小野寺五典防衛相が「少なくとも3500億円以上」との見通しを明かした。
3.防衛省は軟弱地盤の影響を正式に認めていなかったが、19年12月25日の有識者会議で地盤改良が必要との考えを示し、総事業費を9300億円に増額修正した。
4.沖縄防衛局は20年4月、玉城デニー知事に地盤改良工事の追加などを盛り込んだ変更承認申請書を提出。埋め立て工事を巡る国と県の法廷闘争が続いた。一連の訴訟では判決が出た10件で県が敗訴し、防衛省は大浦湾側の地盤改良工事に着手している。
(くい打ち進捗率6.6% 軟弱地盤で難航)
1.辺野古新基地建設工事は152ヘクタールの埋め立て区域に2020万立方メートルの土砂を投入し、地盤改良のための砂くいを約7万1千本打ち込む計画だ。
2.埋め立てによって既に陸地化した辺野古側の約41ヘクタールには、約318万立方メートルの土砂が使われた。軟弱地盤が広がる大浦湾側(約111ヘクタール)は、辺野古側と比べて約3倍の面積がある。水深が深く、土砂の必要量は5倍超の約1707万立方メートル。事業全体の進捗(しんちょく)率は2025年10月末現在で約16%にとどまっている。
3.埋め立て土砂の調達先の候補には、沖縄戦の戦没者の遺骨が残る本島南部も含まれる。沖縄防衛局は調達先は未定とし「適切に事業を進めていく」との立場だ。
4.大浦湾側に広がる軟弱地盤は、直径1.6~2メートルの砂くい約7万1千本を打ち込み、滑走路に耐え得る強度に改良する。約4年で終える計画だが、打設本数は今年1月末時点で約4700本、進捗率は6.6%にとどまる。改良工事は昨年1月に始まったが、同年6月以降は天候悪化などで作業船が稼働できず、半年近く中断した。
5.「マヨネーズ並み」といわれる軟弱地盤は最深部の「B27」地点で海面下約90メートルに達し、国内の海洋土木工事では前例のない深さだ。今後も新たな問題が浮上する可能性がある。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1815283 参照 2026年4月13日)

(2)沖縄タイムス-与那国町長、地対空ミサイル配備を容認意向 防衛相に伝達 地対艦には懸念も表明(東京報道部・松田駿太)-2026年4月13日 17:20

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.【東京】沖縄県与那国町の上地常夫町長は13日、小泉進次郎防衛相と面会し、陸上自衛隊与那国駐屯地に配備が計画されている地対空ミサイル「03式中距離地対空誘導弾(中SAM)改」を受け入れる方針を伝えた。町の人口減少や医療体制への支援を求める非公開の要請の場で伝えた。
2.上地町長は要請後、報道陣の取材に応じ、町民説明会や議員らとの意見交換を通じて「中SAM部隊については(配備に)異を唱えない」との結論に至ったと説明した。
3.一方で、防衛省が配備を検討しているとされる地対艦ミサイル(SSM)に関しては「これ以上の新たな部隊配備には慎重にならざるを得ない」と懸念を伝えたことも明らかにした。防衛省からは「具体的な計画はない」との回答があったという。
4.町内にはミサイル部隊配備で地域の緊張が高まることを懸念する声もある。上地町長は反対する町民にも自身の考えを伝えていると説明。引き続き防衛省へ部隊に関する情報を求め、町民に開示していくとした。
5.小泉氏は町が求める人口減少などへの対策には「町の抱える諸問題は隊員の暮らしにも関わることであり、防衛省、自衛隊も問題意識を共有して、可能な限り協力を惜しまない」と答えたという。(東京報道部・松田駿太)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1816085 参照 2026年4月14日)

(3)沖縄タイムス-憲法改正「時は来た」 高市首相、自民党大会で意欲 2027年春までに発議のめど-2026年4月14日 5:50

 沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。

1.自民党は12日、第93回党大会を東京都内のホテルで開いた。高市早苗首相(党総裁)は演説で、党是の憲法改正について「立党から70年、時は来た」と述べ、来年春に見込む党大会までに改正の発議実現へめどを付けたいと意欲を示した。採択した2026年運動方針では、衆参両院の憲法審査会に改憲条文の起草委員会を設置し、改憲原案の国会提出を目指すとした。改憲項目は明示していない。来春の統一地方選必勝も掲げた。
2.憲法改正は、憲法審での起草作業を経て改正原案の発議を行う。両院の憲法審で審査し、過半数の賛成で本会議に上程。両院でそれぞれ総議員の3分の2以上が賛成すれば、国会の発議後60~180日の間に国民投票が実施される。
3.首相は演説で「改正の発議について、めどが立ったと言える状態で来年の党大会を迎えたい」と言及した。
4.昨年10月の所信表明演説では、首相在任中の国会発議実現に期待を示しており、議論の前進を促した形だ。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1816356 参照 2026年4月14日)

(4)琉球新報-米軍対応せず、名護ヘリ不時着への抗議 沖縄県・県議会に「予防着陸だった」(明真南斗、石井恵理菜、金盛文香)-2026年04月14日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.3月6日に米軍のUH1ヘリコプターが沖縄県名護市の野球場に不時着した件で、在沖米海兵隊が沖縄県や県議会による直接の抗議に応じなかったことが13日、判明した。県議会が全会一致で可決した抗議決議を手渡すために日程調整を申し込んだところ、海兵隊は「予防着陸で、特段抗議を受けるに当たらない」と回答した。議会関係者によると、野球場に着陸したことは適切な対応だったという認識を示した。県議会は決議を郵送した。
2.県議会米軍基地関係特別委員会の小渡良太郎委員長と高橋真副委員長は13日、海兵隊以外の関係機関への抗議・要請を終えて県議会で記者団の取材に応じた。小渡氏は、海兵隊が抗議を受けなかったことについて「予防着陸であっても公共の安全安心を最大限考慮すべきだという意味での抗議決議だ。趣旨をちゃんと捉えてもらえず、非常に残念だ」と述べた。
3.県基地対策課によると、海兵隊は「事故ではなく予防着陸だった」として面談を断った。県は10日までにメールで抗議している。嘉手納基地でのパラシュート降下訓練に対する抗議についても米空軍第18航空団は「日本政府を通してほしい」として、直接抗議に応じなかった。県は9日付で、抗議文を郵送した。
4.小渡氏と高橋氏は13日、県議会を代表し、面談に応じた沖縄防衛局や外務省沖縄事務所、在沖米総領事館を回ってヘリ不時着に抗議して再発防止を求めた。
5.村井勝防衛局長は「予定外の所で着陸するような事態が生じないよう、米側に日頃の整備点検をしっかりするよう話していきたい」と答えた。外務省沖縄事務所の篠原亮子副所長は「予防着陸する必要が生じないように点検整備をきっちりやることが一番大事だ。この点は米側へ申し入れてきている」と回答した。(明真南斗、石井恵理菜、金盛文香)
(https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5187814.html?_auth=1776120300 参照 2026年4月14日)

(5)琉球新報-辺野古砂ぐい7600本に 3月末時点、ペース速まる(石井恵理菜)- 2026年04月14日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に伴い、大浦湾側の軟弱地盤改良工事の一環で打ち込まれた砂ぐいの本数が、3月末時点で約7600本になった。13日、沖縄防衛局への取材で分かった。3月は約1200本が打設された。砂ぐいだけで完了に約7・7年掛かる計算だが、徐々にペースは速まっている。
2.防衛局は地盤改良のため、約7万1千本のくいを海面下約70メートルまで打ち込む計画。そのうち砂ぐいは4万7千本を打ち込む予定だ。これまで打ち込まれた砂ぐいの本数を単純計算すると、月平均で506・6本となる。
3.政府は新基地建設の工事に9年3カ月を要すると説明している。
4.大浦湾側に投入された3月末時点の土砂量は約33万立方メートルで、大浦湾側全体に必要な約1701万立方メートルのうち1・94%だった。
5.辺野古側と大浦湾側を合わせた、埋め立て全体に必要な土砂量約2020万立方メートルのうち、投入は約351万立方メートルで、17・3%にとどまる。(石井恵理菜)
(https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5187906.html 参照 2026年4月14日)

(6)琉球新報-PFAS 情報提供要求 国交省 自治体向け対応指針-2026年04月14日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.健康影響が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)に関する水質検査が4月から義務化されたのに合わせ、国土交通省は水道事業を運営する地方自治体に、濃度が水質基準を超えた場合は住民らへ速やかに情報提供し、飲用制限などの応急対応を取るよう求めている。こうした内容を盛り込んだ自治体向け対応指針を作成し、全自治体へ通知した。
2.水道法の水質基準は、PFASの中でも代表的なPFOSとPFOAの2物質合計で1リットル当たり50ナノグラム(ナノは10億分の1)と規定。自治体には4月1日以降、原則3カ月に1回の水質検査を義務付けた。
3.指針では、濃度をすぐ下げられないケースでは、自治体が住民に検出値などの情報を提供した上で、飲み水としての利用制限などの応急対応に当たるよう求めた。
4.その後、代替となる水源が見つからなければ、浄水場のPFASを取り除くための活性炭装置を更新するといった方法により、濃度を可能な限り低減させるよう促した。
5.検査義務化は一般水道のほか、井戸などを水源として社宅や病院などの居住者に向けて設置する専用水道も対象となる。国交省によると、PFASに特化した指針はこれまでなかった。
(https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5187901.html 参照 2026年4月14日)

(7)琉球新報-米軍、ホルムズ「封鎖」 イラン協議合意至らず(共同通信=大熊雄一郎、横田晋作)-2026年04月14日 05:00

 琉球新報は、表題を次のように報じた。。

1.【ワシントン、イスタンブール共同=大熊雄一郎、横田晋作】米国とイランが戦闘終結に向けパキスタン首都イスラマバードで行った対面協議は12日、合意に至らず終了した。イランの核開発やホルムズ海峡を巡る対立を解消できなかった。トランプ米大統領は12日、海峡封鎖の作業開始を表明し、米中央軍はイランの港湾への出入りを13日午前10時(日本時間同午後11時)から全面阻止すると発表。海峡を事実上封鎖するイランへの対抗措置で圧力をかけた。緊張が再び高まった。
2.イラン革命防衛隊は米側の海峡封鎖表明に対し「近づこうとする軍艦は停戦違反と見なす」と警告。米紙ウォールストリート・ジャーナルは12日、トランプ氏が交渉の行き詰まり打開のため限定的な再攻撃を検討していると報じた。パキスタンのダール副首相兼外相は仲介継続を表明、8日発表の2週間の停戦合意を維持するよう求めた。12日のニューヨーク原油先物相場は上昇し、指標となる米国産標準油種(WTI)は一時1バレル=105ドル台を付けた。
3.米代表団を率いたバンス副大統領は、11日に始まった協議が21時間に及んだとし「核兵器を開発しないとの意思が見られない」とイランを批判した。
(https://ryukyushimpo.jp/newspaper/entry-5187813.html 参照 2026年4月14日)

(8)琉球新報-辺野古転覆事故 表現規制には敏感に 報道機関こそ反証が必要 <山田健太のメディア時評>-2026年04月10日 12:16

 琉球新報は、表題を次のように報じた。

1.3月16日の痛ましい事故から1カ月がたとうとしてる。事故原因の調査・捜査が続くなか、亡くなった高校生の遺族がインターネットの投稿サイト「note(ノート)」で情報を発信し始めた(7日までに5回)。そのなかでメディア報道の在り方への指摘・批判は重く、改めて誤ったイメージを誘引したこと、警察発表即実名報道の意味合いなど、きちんとした反省と議論が求められている。
2.一方、その中でも誤情報についての指摘があるが、ネット上での誹謗(ひぼう)中傷は遺族のほか、関係当事者、さらには事故とは全く関係がない民泊施設や教育機関にも向けられてきた。中でも収まる気配がなかなか見いだせないのが、抗議活動や平和学習についての罵倒ともいってよいような批判的言動だ。
(複合差別)
1.いま沖縄をめぐって起きているネット空間を中心とした誹謗中傷にはいくつかの要因が絡まり合っている。1つは、世界的に広がっている分断と排斥の風潮と、政治家がそれを煽(あお)っている状況によって、一般市民とりわけネット匿名言論においては、さらに差別言動の閾値(いきち)が下がっていることが挙げられる。
2.2つは、少し前の普天間に人は住んでいなかったの類いの明らかなデマや、辺野古の座り込み行動に対する嘲笑というさげすんだ笑いによる見下し感がある。これらは、沖縄に対する差別的感情が根強く存在することをあらわしていよう。
3.そして3つには、集団強制死(集団自決)や慰安婦の日本軍関与の否定など、沖縄戦に関する歴史修正主義の根強い主張がある。それらに対する「日本人ファースト」的な賛同が幅広くみられており、これは沖縄県内においても若手・中堅層を中心に、参政党が根強い支持を集めていることと無縁ではなかろう。
4.さらにもう1つ挙げるなら、経済的な落ち込みのなかで、憂さ晴らし的な、あるいは面白半分のヘイトが広がっていることがある。稼げるビジネスコンテンツとしてヘイトがあり、まさにビジネスとして成立している現実がある。それゆえに、県内外で広がりをみせる今回の差別言動は、一過性のものではなくじわじわというより勢いをもって一定期間長く続くものになりかねない危険性を孕(はら)んでいると思う。
5.こうしたなか、参政党の梅村みずほ参院議員が4月1日の参院沖縄北方特別委員会で、市民団体や民泊、美術館などの思想を国が調査し、平和学習を実施する学校に情報提供するよう求めた。これもまた、こうした差別構造を固定・助長させるものの1つであろう。
(抗議も表現行為)
1.その思想調査の前提でも、「過激な活動をされる方が多いのは沖縄の特殊事情」というように、いくつかある批判の対象の1つとして、抗議活動自体が「悪」のように捉えられ罵詈(ばり)雑言が投げつけられている。しかし、こうした市民の直接的な表現活動は、SNS同様あるいはそれ以上に重要な市民の表現方法であって、これらを否定することは、ネット上の投稿を否定することであることに気が付いてほしい。
2.デモや集会、ビラやチラシといった表現行為は、プリミティブ(原始的)表現とも呼ばれ、もっとも簡便に自分の気持ちを表現できる手段であって、表現の自由の根源的なものである。一方で為政者からすると、その大衆的な力は脅威でもあって、より強権的に押さえつけがちでもある。また市民も時に、自分に関係がないとして社会の平穏を壊すものとして公権力の規制を傍観しがちだ。
3.だからこそ余計に、この種の表現行為を規制しようという声には敏感になる必要がある。気軽に否定するような社会の空気に対しては冷静に、自由に批判をしたり抗議をしたりすることができる社会の大切さに理解を求めたい。
4.そもそも、現地での実習を実施するにあたり、その組織(学校)や担当者は心血を注ぎ、通常の講義よりも多くのエネルギーを費やして実施しているはずだ。少しでもよりよいカリキュラムにするために工夫や努力をしているわけで、自身の自己満足や自分の思想を押し付けるようなプログラムは決して長続きしない。こうした地道な努力を全否定するような軽々しい批判は許し難い。
5.確信的にいわゆる平和学習を「反日教育」とし、歴史修正主義の立場から沖縄の歴史を意図的にゆがめようとしている人が一定数はいる。そうした彼らの言動にはきちんと対峙(たいじ)して、間違いであることをいう役割がジャーナリズムにはある。これから県知事選に向け、まさにファクトチェックの手腕の見せ所ともいえよう。
6.同時に、嘲(あざけ)りで他者を蔑(さげす)む空気が強まっているのは、大変悲しいことだ。当事者にその反論を委ねるのではなく、報道機関にこそ事実による反証をきちんとしていってもらいたい。これは選挙期間中の切り取り動画に対する対処と同じで、民主主義を維持していくうえでも決して諦めてはいけないことだ。
(現地を訪れる意味)
1.断片的な情報に基づき、叩(たた)きやすい者を叩く昨今の風潮は大変残念だし、こうした社会は個人も組織も活動がどんどん萎縮してしまい、とてもつまらないし生き苦しい社会になってしまう。実際に現場に足を運ぶこと、あるいは当事者の話を聞くことは何事にも代え難い経験であり、学びの機会であって、そうした機会を少しでも増やそうと教育の一線で努力されている先生方の努力をむしろ後押しすることが必要だ。
2.現在進行形のイラン戦争1つとっても、在沖米軍基地から海兵隊が派遣されている現実があるわけで、平和を沖縄で考える機会を設けることは貴重だ。しかも、地方自治体と国との関係、独特の食や文化、美しい自然に触れることもできる。ただしあくまでも大切なのは、さまざまな選択肢の中で、担当の教員・学校が自由に選択できることであり、現在のようなバッシングによって、選択の幅が狭まってしまうことが一番憂うべきことだ。
3.社会のさまざまな事象に関心を持つこと、背景や歴史を学んだうえ、現地に行き当事者に会い、自分とは違った価値観や考え方があることに想像をめぐらすこと、それについて議論し自分の将来の行動に生かすこと、こうした学びを実現する1つが、沖縄での現地学習だと思う。しかも学びは、即時的にすぐ効果が見えるものではない。その場ではピンとこないことがあっても、5年後10年後に経験は生きるのが教育というものだろう。(専修大学教授・言論法)
(https://ryukyushimpo.jp/celebrity-serials/entry-5181888.html?_auth=1776145086 参照 2026年4月14日)


# by asyagi-df-2014 | 2026-04-16 06:04 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人