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8月6日の朝に。静かに思いを馳せる。(2)~東京新聞20180806~

 2018年8月6日。
 73年目の朝。
 時には、自分自身だけに向き合うことが大事だろう。
 東京新聞(以下、「東京」)の社説(2018年8月6日)を借りて。
「東京」は、こう始める。
「広島、長崎、そして韓国の原爆資料館。被爆者の命の証しに触れる場所。伝えたい言葉はきっと同じです。『過ちを二度と繰り返してはなりません』-。慶尚南道陜川(ハプチョン)郡-。釜山(プサン)から北西へ車でおよそ二時間半。山間にたたずむ人口六万人ほどの小都市は『韓国のヒロシマ』とも呼ばれています。」
「東京」は、韓国の原爆資料館から「8.6」を考えるというのである。
実は、韓国に原爆資料館ができたことを知りませんでした。
 その陜川原爆資料館について、「東京」は紹介します。


(1)「広島と長崎の被爆者の約一割が、朝鮮半島出身者。広島で三万五千人、長崎では一万五千人が、あの原爆の犠牲になりました。」
(2)「韓国人被爆者の六割が、陜川出身だったと言われています。現在韓国国内には、約二千五百人の被爆者が住んでおり、うち約六百人が陜川で暮らしています。」
(3)「日本の植民地支配下で、陜川から釜山、釜山から長崎や下関に至る陸路と海路が整備され、徴用や徴兵だけでなく、同郷のつてを頼って多くの人が、職を求めて家族とともに、長崎の造船所や広島の軍需工場などに渡ったからでもありました。」
(4)「その『韓国のヒロシマ』に昨年の八月六日、陜川原爆資料館が開設されたのです。」
(5)「日本円で二億数千万円の建設費には、主に韓国の宝くじ基金が充てられました。延べ床面積約五百三十平方メートルの二階建て。一九九六年に日本からの支援で建てられた被爆者の療養施設『原爆被害者福祉会館』の隣に並んでいます。一階が展示室。核関連の詳細な年表や被爆直後の惨状などの写真パネルが掲げられ、原爆の構造を示す模型や、被爆者が持ち帰った愛用品や証明書類が展示されています。♪核のない世界がほしい…と繰り返す子どもたちの合唱が、ビデオ画面から聞こえてくるのが印象的でした。二階には、被爆者が日本で愛読した本や、数次にわたる実態調査の分厚いファイルが並ぶ資料室。書物の中には『はだしのゲン』もありました。
(6)「韓国原爆被害者協会陜川支部の聞き取り調査は続いています。というよりも、被爆一世の高齢化が進み、記憶が薄れていく中で、一層力を入れています。どういう経緯で日本に渡ったか、被爆当時は何をしていたか、いつ、どのようにして、陜川に帰ってきたか、帰国後障害は出ているか…。面談を重ねて書き取ったり、自ら書いてもらったり-。韓国の被爆一世、二世も今もなお、原爆の放射能が、自身の健康や子孫に及ぼす影響を恐れて生活しています。」


 「東京」は、「韓国の被爆一世、二世も今もなお、原爆の放射能が、自身の健康や子孫に及ぼす影響を恐れて生活しています。」、と記しています。
 つまり、韓国の空から続く日本の空を、勧告から見る必要がると。
このことを考えるために、「東京」は、韓国原爆被害者協会陜川支部の聞き取り調査について、次のように続けます。


(1)「戦後、やっとの思いでふるさとへ帰りついたのに、周りから『自業自得』と非難を受けた人たちも、少なからずいたそうです。固く口を閉ざすのも、無理からぬことでしょう。」
(2)「日本で生まれ育った被爆者には『悲しいくらい日本語が上手』と言われても、ハングルが書けない人がいます。難しい調査です。それでも『原爆のあるところには、戦争が必ずつきまとう。事実を超える真実を伝え残しておかないと、人は過ちを繰り返す』という信念が、支部長の沈鎮泰(シムジンテ)さんらを支えています。」
(3)「沈さんは二歳の時、広島市内で被爆しました。原爆の記憶はほとんどありません。後遺障害も出ていません。しかし、記憶の底に刻まれた“ピカドン”への恐怖が消え去ることもありません。沈さんは資料館の建設に二千万円相当の私財を投じています。『“事実を超える真実”とは何ですか』と尋ねると、沈さんは『例えば、二十数万人が原爆の犠牲になったという数字は事実。真実とは被爆者一人一人の人生そのものだと思う-』と答えてくれました。
(4)「私たち自身が想像力を働かせ、その中から、くみ上げるべきものなのでしょう。核兵器の恐ろしさ、戦争の愚かさ、悲しさなどを。」


 そうなのです。
 韓国で、気づかさせられたのは、侵略主義は人権を破壊尽くすということなのです。
 韓国でのこの気付きの広がりが、日本という国に今必要なのだということなのです。
 「東京」は、この上で、「真実を伝え残していかないと、人は過ちを繰り返す-。それは『国』も同じでしょうか。夏休み。重い宿題を出されたような気がしています。」、と問いかけます。
 「仮にも“エリート”と呼ばれるほどの人たちが、大切な公文書をいともあっさり改竄したり、隠蔽したりできる国ならなおのこと。原爆や戦争の真実を掘り起こし、記録にとどめ、繰り返し、繰り返し、繰り返し、伝えていかねばならないと。」、との答えとともに。


 確かに、「8.6」に思いを馳せる時、世界中に、『原爆のあるところには、戦争が必ずつきまとう。事実を超える真実を伝え残しておかないと、人は過ちを繰り返す』、との言葉が共有できる世界が広がることを思う。
結局、『政治』は、人の生活の幅を覆いきれないで終わるもの。




by asyagi-df-2014 | 2018-08-12 07:58 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年8月11日

「宮里さんに打ち明けた。『2期目絶対やるからな。絶対引かない』。幼い頃から通った街で、2期目の出馬を堅く誓っていた。」(琉球新報)。
 いささか感傷的過ぎるとと感じながら。
 それでも、今日は、「8.11」だ。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年8月11日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-知人に「2期目絶対やるからな」 地元に愛された翁長雄志さん 居酒屋〝会議〟で熱く-2018年8月11日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「知事選投開票日の前日となった2014年11月15日夜、選挙運動の打ち上げ式が終わり、つかの間の安堵(あんど)感に包まれていた翁長雄志さんの選挙事務所に、翁長さん本人の姿はなかった。家族や後援会幹部にも告げず、翁長さんが向かったのは那覇市安里の栄町市場。午後9時ごろ事務所に戻ってきた翁長さんは、赤ら顔で『栄町で一人で打ち上げをしてきたよ』と明かしたという。」
②「那覇市大道で生まれた翁長さんは、栄町市場の周辺が幼い頃の遊び場だった。母・和子さんは市場内の通称『豆腐屋通り』で、かまぼこや漬物、雑貨を売る店を営んでいた。小学生の翁長さんは学校が終わると、店にランドセルを放り投げて遊びに向かった。」
③「和子さんの店があった場所の道向かいで、今も店を営む比屋根和子さん(78)は、翁長少年の様子を覚えている。比屋根さんは『翁長さんのお母さんには、商売をいろいろ教えてもらった。明るく話し掛けてくれた』と語る。市場内の各店は盆や正月以外は店を開けており、翁長少年が店先で紅白かまぼこの色付けを手伝う姿もあった。」
④「翁長さんは1985年に那覇市議当選後、県議2期、那覇市長4期を務めている時も、たびたび栄町を訪れた。街の商売人から愛されていた。翁長さんが那覇市長に当選した2000年、人事異動の発令に宮里千里さん(64)は『まさか』と驚いた。就任したばかりの翁長さんがつくった役職『市長公室長』に宮里さんを登用したからだ。」
⑤「翁長さんの父・助静さんと、宮里さんの父・栄輝さんは戦後、真和志村長選などで激しく競った政敵同士だった。互いの父親の闘いは熾烈(しれつ)で『南北戦争』とも言われた。父親の政敵の息子を市の幹部ポストに充てるとは思ってもいなかったという。」
⑥「宮里さんの市長公室長就任以来、翁長さんが大切な決断をする時は『豆腐屋通り』沿いにある居酒屋に共に向かった。口角泡を飛ばして熱く語る翁長さん。那覇市の人事、教科書検定意見の撤回を求める県民大会でのあいさつ…。居酒屋での〝会議〟は知事就任まで続き、いつしか2人は周囲から『盟友』と言われた。」
⑦「『翁長さんはいつも早口で、思いの丈を身ぶり手ぶりをつけて話すんだよ』。翁長さんが亡くなった翌日の9日、翁長さんがいなくなったカウンターで宮里さんが語り始めた。翁長さんは06年に胃がんを患い、胃の全摘手術を受けた後から、赤ワインを好んで飲んでいた。宮里さんは『これは雄志のワインだ』と、翁長さんがいなくなった居酒屋のカウンターに、注文した赤ワイン一杯を置いた。『いつもワーッと翁長さんが話して私は聞く方。【所信表明はこうしたい】とか、1時間以上考えを話し続けることもあったよ』と振り返る宮里さんの目は潤んだ。」
⑧「宮里さんによると、翁長さんが最後に栄町を訪れたのは、2月11日に開かれた栄町市場の新年会。翁長さんは石原裕次郎のまねをしながら那覇市歌を歌い、『栄町市場おばぁラッパーズ』とステージで踊った。帰り道、翁長さんを自宅まで送り届ける道すがら、宮里さんに打ち明けた。『2期目絶対やるからな。絶対引かない』。幼い頃から通った街で、2期目の出馬を堅く誓っていた。」                      (池田哲平)



(2)琉球新報-翁長知事の通夜、弔問続々 笑顔の遺影、参列者冥福祈る-2018年8月11日 07:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「8日に死去した沖縄県の翁長雄志知事の通夜が10日夜、那覇市松山の大典寺でしめやかに営まれた。菅義偉官房長官、福井照沖縄担当相ら閣僚をはじめ、県内の政治・経済関係者のほか、多くの一般県民が訪れ、翁長氏の冥福を祈った。」
②「遺体が入ったひつぎの傍らには、晩年好んで飲んでいたワインの瓶が並び、笑顔の翁長知事の遺影が飾られた。遺族によると、遺影の写真はことし初めごろに孫3人を抱いて撮った写真から切り取られた。」
③「午後4時10分ごろ、自宅を出た翁長知事のひつぎは同50分ごろ、大典寺に到着し、親族らがひつぎをゆっくりと会場まで運んだ。午後5時半ごろから弔問客が続々と訪れて列ができ、午後6時から同9時まで弔問客は途切れなかった。弔問客の一人によると、翁長さんは闘病で体は痩せつつも穏やかな顔をしていたという。」
④「翁長知事の出棺は11日、告別式は13日午後3時から4時半、那覇市松山1の9の1の大典寺で行われる。告別式の前には、位牌(いはい)を乗せた車両が県庁正面玄関や、4期計14年間の市長時代に通った那覇市役所の正面を通過する。告別式の喪主は妻の樹子(みきこ)さん。」


(3)沖縄タイムス-翁長知事の最後の言葉を読み上げ きょう辺野古断念を求める県民大会-2018年8月11日 05:06


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する『土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会』(主催・辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)は11日午前11時から那覇市の奥武山陸上競技場で開かれる。辺野古の海の色『辺野古ブルー』に合わせた青色の帽子やタオルなどの着用や、8日に膵臓(すいぞう)がんで亡くなった翁長雄志知事への追悼の意を込め、喪章や黒リボンを身に着けて参加するよう、呼び掛けている。3万人以上の参加を目指している。翁長知事の次男で那覇市議の雄治氏が、知事の最後の言葉を読み上げるほか、知事職務代理者の謝花喜一郎副知事、開催地の城間幹子那覇市長らがあいさつする。沖縄平和運動センターの山城博治議長が現地での活動を報告し、大会決議を採択する予定。」、と報じた。


(4)琉球新報-翁長知事が残した言葉「ウチナーンチュが心一つに闘うとき大きな力になる」 土砂投入許さない県民大会-2018年8月11日 11:18


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の県内移設に伴う名護市辺野古の埋め立て阻止に向けた『土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会』(辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議主催)が11日午前、那覇市の奥武山公園内で開かれた。主催者発表で7万人が参加した。」
②「3万人以上の結集を目標とした大会は、8日に急逝した翁長雄志知事を哀悼する思いも重なり、午前10時の開場とともに多くの人々が続々と会場入りした。参加者は『県民は諦めない』などと書いたメッセージボードを掲げ、翁長知事が表明した埋め立て承認の撤回を支持する民意を示した。」
③「大会では、沖縄防衛局が辺野古地先への土砂投入を17日にも開始すると県に通知した事態に対し『沖縄県民の民意を踏みにじり、環境破壊につながる違法工事を強行し続けている』として、建設計画の断念を要求する8・11県民大会決議を採択した。」
④「参加者は辺野古の海と空をイメージした大会カラーの青色とともに、喪章や黒いリボンを身に着けて翁長雄志氏への追悼の意を示した。冒頭に1分間の黙とうをささげ、新基地建設阻止の公約を最後まで貫いた翁長知事の意思を受け継ぐ決意を確認した。」
⑤「翁長知事の息子の翁長雄治那覇市議が登壇し、知事が生前、『沖縄は試練の連続だ。しかし、一度もウチナーンチュとしての誇りを捨てることなく闘い続けてきた。ウチナーンチュが心を一つにして闘うときにはおまえが想像するよりもはるかに大きな力になる』と何度も口にしていたとことを明かし、『翁長雄志に辺野古新基地建設が止められたと報告できるようにみなさま頑張りましょう』と呼び掛けた。」
⑥「県知事職務代理者の謝花喜一郎副知事は、翁長知事が入院中も埋め立て承認の撤回を堅く決意していたことに触れた上で、『まさに闘いがここからというところで志半ばで病に倒れ、無念だった。この遺志を受け止め、阻止に全力で取り組む』と強調した。さらに撤回については『聴聞の審理が取りまとめられている。県政をお預かりしている我々として辺野古に新基地を造らせないという知事の熱い思いを受け止め、引き続き毅然として判断していく』と決意を示した。」
⑦「城間幹子那覇市長は翁長知事と高校で同級生だったことを明かした上で『彼の沖縄に対する強い思いをいろいろな形で耳にしてきた。沖縄に対する思いは少しもぶれていない。ウチナーンチュの心の寄り添ったウチナーンチュの心を体現、表現する行動をしていきた。残念ながら見届けることはできなかったが、私たちにそれが託されている』と力を込めた。その上で『承認撤回に向けて、あと一息手の届きそうなところにあって、無念でならなかったと思う。それぞれの立場で遺志を引き継いでいきたいと思う』と話した。」
⑧「壇上には翁長知事用のいすが用意され、県民大会でかぶる予定だった青色の帽子が置かれた。沖縄県による撤回を後押しする大会決議では『沖縄県民の命とくらし、沖縄の地方自治と日本の民主主義と平和を守るためこの不条理に全力で抗い続ける』と宣言した。」


(5)琉球新報-8・11県民大会 翁長雄志知事最後の言葉(次男・翁長雄治那覇市議あいさつ全文)-2018年8月11日 12:49


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「『辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会』で故翁長雄志知事の次男、翁長雄治那覇市議が登壇し『故翁長雄志知事最後の言葉』を述べた。全文は以下の通り。」
②「はいさい、ぐすーよーちゅうがなびら。8・11県民大会にご参集の県民のみなさま、こんにちは。ただいまご紹介いただきました故翁長雄志の次男、翁長雄治と申します。県民のみなさま、多くの全国のみなさまに父の体のことでご心配をおかけしました。みなさまのご期待に添えるように最後まで頑張りましたが、残念な結果となりました。申し訳ございませんでした。」
③「最後の最後までどうやったら辺野古新基地建設を止められるのか、一生懸命病室のベッドの上でも資料を読みあさり頑張っておりました。今日は登壇をさせていただくのか、お願いをしていいのか、寸前まで迷いましたが、おそらくこれが最後の機会になるのではないかと思い、上がらせていただきました。今日は父が生前よく話していたこと、私に話していたこと、みなさまの前で話していたことを改めてお話しさせていただきたいと思います。」
④「沖縄に辺野古に新基地をつくる。どれほどの大義名分があるのでしょうか。そういう説明がしっかりとなされてきたのでしょうか。全国が受け入れないから沖縄に置いておけばいい。今われわれが納得できない、そういうものを将来の子どもたちに残してしまうんでしょうか。県民のみなさま、今一度しっかりわれわれの思いを形にしましょう。」
⑤「父は生前、『沖縄は試練の連続だ。しかし、一度もウチナーンチュとしての誇りを捨てることなく闘い続けてきた。ウチナーンチュが心を一つにして闘うときにはおまえが想像するよりもはるかに大きな力になる』と何度も何度も言っていました。現に今回の県民投票の署名も必要署名数の4倍以上になる10万票を集めることができたのは県民の大きな決意だと思います。」
⑥「日本全国のみなさま、多くの国民が必要であるというその日米安保、米軍基地。この国土の0・6%にすぎない沖縄に70%以上もあるのはいくらなんでも過重すぎはしませんか。全国的な議論のテーマに挙げていただいて、この問題は沖縄の問題ではなく日本国の問題、課題だと認識して議論してもらいたい。」
⑦「『国の専権事項だから』と言って今責任を持っているわれわれが何もせずに指をくわえているわけにはいきません。オール沖縄の大きな潮流は政治家のためにあるのではなく政争の具にするものでもございません。オール沖縄はわれわれウチナーンチュの強い決意です。覚悟です。その民意にわれわれ政治家が突き動かされているのです。最後までみなさま諦めずに。頑張って見届けることはできませんでしたが、父に翁長雄志に辺野古新基地建設が止められたと報告できるように皆様頑張りましょう。ありがとうございました。」


(6)琉球新報-「翁長さんの遺志を継ぐ」 全国20以上の地域で県民大会連帯の集い 東京・池袋には2800人(主催者発表)-2018年8月11日 14:20


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【東京】沖縄での県民大会に連帯する『埋めるな!辺野古 沖縄県民大会に呼応する8・11首都圏大行動』が11日、都内の東池袋中央公園で開かれた。」
②「翁長雄志知事の死去を悼み、辺野古新基地建設で17日に予定される土砂投入への反対を確認し合った。約2800人(主催者発表)の参加者らは『翁長さんの遺志を継ぐ』などのプラカードを掲げて池袋駅前をデモ行進し、新基地反対への連帯を沿道に訴え掛けた。集まりでは首都圏のほか、北海道・帯広から東北、中部、東海、関西、福岡など全国20以上の地域でも県民大会に連帯する集まりがもたれたことが報告された。」
③「首都圏大行動では、沖縄環境ネットワークの花輪伸一世話人が主催者あいさつし『知事職務代理者により一刻も早く埋め立て承認が撤回され、17日からの土砂投入を中止させることを強く要請する。新基地建設絶対反対を私たち自身の問題としてとらえ、全国の市民と連帯して新基地建設を中止に追い込みたい』と述べた。」
④「集まりの冒頭には翁長知事に黙祷をささげた。沖縄の県民大会での謝花喜一郎副知事の知事職務代理者のあいさつが中継され、拍手が起こった。」
⑤「街頭デモでは『沖縄差別を許さない』『首都圏に住むわれわれの問題だ』『工事をやめろ』『サンゴを守ろう』『辺野古の海を土砂で埋めるな』などと沿道に呼び掛けた。」
⑥「沿道にはコール(呼び掛け)に応じて口ずさむ人や、辺野古新基地反対のチラシを手に取り中身に見いる人の姿もあった。」


(7)沖縄タイムス-赤土対策を形式審査 沖縄防衛局、県に書類 辺野古土砂投入で-2018年8月11日 15:23


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は9日、『埋め立て区域(2)』の土砂投入前に必要な、県赤土等流出防止条例の形式審査の書類を県環境部に提出した。県が審査を終え、環境対策や埋め立て期日などを明記した事業行為通知書を防衛局が提出すれば、土砂投入の環境が整う。」
②「対象になっているのは、防衛局が17日にも土砂投入を予定している『埋め立て区域(2)-1』に隣接する辺野古側の区域。面積は約33ヘクタールで、今月2日に護岸がつながり、埋め立て区域が囲い込まれた。防衛局は土砂投入に向け、同区域に生息していた絶滅危惧種のオキナワハマサンゴの移植を7月28日に済ませていた。」
③「県の形式審査は通常1~2週間。書類や記載事項に不備がないと県が認めれば、土砂の投入日などを記した通知書を防衛局が提出し、さらに県が45日間の内容審査に入る。審査結果次第で県が計画変更を命じられるが、事業を止める権限はない。」
④「『埋め立て区域(2)-1』について県環境部は、翁長雄志知事の埋め立て承認撤回表明を理由に、事業行為通知書の内容を認める『確認済通知書』を防衛局に送付しなかった。埋め立て承認が撤回されれば、審査が中断される可能性もある。」




by asyagi-df-2014 | 2018-08-11 18:08 | 沖縄から | Comments(0)

8月6日の朝に。静かに思いを馳せる。~朝日新聞20180806~

 2018年8月6日。
 73年目の朝。
 時には、自分自身だけに向き合うことが大事だろう。
 朝日新聞の社説(2018年8月6日)を借りて。


 「『米国全域が射程圏にあり、核のボタンが机の上にある』『私の方がずっと強力だ。こちらのボタンは確実に作動する』。背筋の凍る応酬だった。北朝鮮と米国の対立とともに迎えた2018年は、核時代の危うさを世界に知らしめた。両国の首脳はその後、握手の初対面を演じたが、非核化への具体的な進展はまだみえない。不確実さを増す国際政治に核のボタンが預けられている現実をどうすればいいのか。」


 朝日新聞はこのように始める。
 では、2018年8月6日の朝を、私はどのように迎えることができたのか。
 朝鮮戦争を完全に終わらせることによって、世界に平和の光をわずかでも灯すことができると、夢想したというのか。


 朝日新聞は、次のように語りかけてくる。


 「広島に原爆が投下されて、きょうで73年になる。筆舌に尽くしがたい惨禍を繰り返してならぬと誓った被爆者らの願いは、まだ約束されないままだ。オバマ大統領が広島を訪れたのは、つい2年前。その米国の政権交代で、核の廃絶をめざす風景は一変したかのようだ。ただ、希望の光もある。昨年からの核兵器禁止条約の動きである。古い国家の論理に対抗して、国境を超えた人間の力を束ねて変化をめざす潮流だ。『人道』という人類共通の価値観を信じて行動する市民のネットワークが、今年も世界と日本で根を張り続ける。その発想と連帯をもっと育てたい。核をめぐる風景を変える道はそこに開けるのではないか。」


 朝鮮戦争を完全に終わらせることが、「核をめぐる風景」を変える道であることがわかっているにもかかわらず、この国の腐敗臭は、人がこの道を歩いて行くのを遠ざけている気がしてならない。


 朝日新聞は、続ける。


 「核戦争がどれだけ差し迫っているかを表す『終末時計」。掲載する米科学誌は1月、破滅を示す午前0時の2分前まで時計の針を進めた。冷戦下で米ソの水爆実験が続いた1953年と同じ最悪の水準である。その後、北朝鮮による核戦争の緊張はやや緩んだものの、トランプ大統領の対外政策は状況を複雑にしている。とりわけ、北朝鮮とイランへの待遇の違いが核の拡散を防ぐ国際努力を揺さぶっている。北朝鮮は、核不拡散条約(NPT)から脱退して核実験を繰り返してきた。一方のイランは反米を唱えつつもNPTにとどまり、核開発を抑える多国間の核合意を守ってきた。その北朝鮮と談笑しながら、イランとの核合意からは一方的に離脱し、敵対心をあおる。理不尽で一貫性のない対応だ。トランプ氏はまた、NPTに入らずに核保有したイスラエルを、これまでの米外交の常識を超えて厚遇している。これではルール破りの核開発をめざすほうが得策に見えてしまう。冷戦以来、核不拡散体制を主導してきた米国自身が、それを損ねる動きに陥っている。」


 だから、朝日新聞は、「核抑止力を信奉する保有国。その『核の傘』に頼る同盟国。旧態依然の安全保障の縛りが続く限り、核軍縮は進まない。」、と73年目の朝に示す。
では、どうした道が見えているというのか。
 朝日新聞は、「意義深い核禁条約」、とその道を指し示す。


 「国連で122カ国が賛成し、昨年採択された核兵器禁止条約を生んだのは、核を『非人道的な絶対悪』とみる素朴な人間の感覚である。条約は、核の開発、保有、使用に加え、使用をちらつかせる『脅し』も違法と定めた。核保有国はこれらを非現実的と決めつけ、『国際社会を分断するだけだ』と突き放す。だが、NPTが定めた核軍縮を怠ってきたのは保有国だ。そのうえ最大の核大国である米国もロシアも、核の使い道を広げる近代化に走っている。身勝手な保有国の主張に説得力はない。核禁条約はむしろ、大国と核開発国がむしばんできた核不拡散体制を支える新たな枠組みと考えるべきだろう。条約の発効には50カ国の批准が必要で、まだその途上だ。それでも被爆者や核実験被害者の『受け入れがたい苦痛と被害』を繰り返さない決意を、世界の規範に刻んだ意味は重い。」


 やはり、73年目の朝に、「戦争や核がもたらす『受け入れがたい苦痛と被害』を繰り返さない決意」を、きちんと次の朝日の想いと重ねる中で、自分のものにしなければと。


「ところが、日本政府は今も条約を拒絶している。理解しがたい。『核の傘』の下にあっても条約の趣旨に賛同するなど、前向きな姿勢は示せるはずだ。昨年、長崎での式典後、安倍首相に対し被爆者団体の代表は『あなたはどこの国の総理ですか』と詰め寄った。世界の人々に届いた被爆者の声に、日本政府はなぜ耳を傾けないのか。やけどの背中の写真を手に各国で核廃絶を訴えた谷口稜曄(すみてる)さん、そして運動を理論的に支えた長崎大元学長の土山秀夫さんがともに昨年、世を去った。『被爆者がいなくなる時代』は確実に近づいている。」


 「朝日」は、「被爆者がいなくなる時代」での被爆者の思い継承するとはどういうことなのか、と次のように語りかける。


「今を生きる市民が、被爆の記憶と核廃絶への思いを継承し、行動せねばならない。」
「核禁条約は、世界のさまざまな団体、個人らが緩やかに結束して進めてきた。まとめ役としてノーベル平和賞を受けたNGO『核兵器廃絶国際キャンペーン』(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長は今年、長崎で強調した。『政府ではなく、日本の人々にかかっている』
「『核なき世界』は、もはや核大国や政府だけに託す願いであってはなるまい。一人ひとりが世界を観察し、つながりあい、身近な政治を動かしていく。小さな行動の積み上げの先にこそ、核廃絶の希望が生まれる。」


 8月6日の朝。
瞑目の果てにたどり着くのは、「身近な政治を動かしていく。小さな行動の積み上げの先にこそ、核廃絶の希望が生まれる。」(朝日新聞)という希望の萌芽。



by asyagi-df-2014 | 2018-08-11 07:11 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年8月10日

 あらためて感じている。
 「激務でいつも険しかった知事の表情は一変して柔らかだった。『背負ってきたものから解放された。どれだけ苦しかったんだろう』とおもんぱかった。」(沖縄タイムス。)
『イデオロギーよりアイデンティティー』に挑戦した稀有な政治家だったことを強く思う。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年8月10日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-知事選へ急加速 与党、枠組み維持焦点 野党、「弔い合戦」警戒-2018年8月10日 07:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県の翁長雄志知事の急逝で県内政界は悲しみや衝撃に包まれる一方、11月から9月に前倒しになる知事選に向け、県政与党は、翁長氏の後任候補の人選を急ぐ。翁長知事が掲げた保革双方の支持を集める『オール沖縄』の枠組みが維持できる候補を選べるかが焦点となる。一方、県民の反発が強い辺野古新基地建設を巡り政府と激しく対立していた翁長知事の急逝を背景に、県政野党の自民党や政府は知事選で『弔い合戦』の空気が広がることを警戒する。」
②「前回知事選で『辺野古新基地建設阻止』の旗の下、それぞれの政党の立場を抑え『腹八分』で結集することで広い支持を得た翁長知事。仮に健康問題で2期目出馬を見送る場合でも、同じ理念を共有する後継者を自ら指名するかどうかが一つの注目点だった。県の謝花喜一郎副知事と池田竹州知事公室長は4日、知事が入院する病院を訪れた。翁長知事は『何かあったらしっかり頼む』と述べ、抗がん剤治療の影響などで自身の判断能力が衰えた場合に備え、副知事を職務代理者として置く方針を確認した。」
③「この日、知事にはもう一つの作業があった。自身と近い関係の人に『肉声のメッセージ』を届けるための録音を予定していた。だが体調が思わしくなく、録音を翌日に延期した。その後容体は悪化し続けた。7月末の再入院後、翁長知事は最悪の事態を念頭に置いたような対応を取った。だが後継者を指名することはなかった。知事が息を引き取った8日夜。入院先の病院で開いた記者会見で、知事が生前に後継指名したかと問われた職務代理者の謝花副知事は『それは聞いていない』と説明した。」
④「与党会派は9月に控える知事選を目前に、まず候補者を決めるのが課題だ。ただ過去に自民県連幹事長も務めた翁長知事が構築した『オール沖縄』体制は、従来の革新政党だけでなく中道や保守の支持層も合流した背景がある。与党最大会派の社民・社大・結の照屋大河会派長は『翁長知事が亡くなってしまった今、政党や労組など、まとまるところはあるが、そうじゃないところも抱えている。そこは丁寧に意見を聞かないといけない』と述べ、オール沖縄体制の維持の難しさを語る。」
⑤「一方、党派に関係なく、多くの議員が知事の急逝によって県内政局の風向きが変わったとみている。与党幹部の一人は『志半ばで倒れた翁長知事の弔い合戦にならないわけがない』と語り、知事選では辺野古埋め立て承認の『撤回』が最大の争点となるとの見通しを示す。」
⑥「一方の野党自民は、知事選の事実上の選挙戦が辺野古への土砂投入や県による埋め立て承認『撤回』の時期と重なることから、基地問題への有権者の関心が高まった前回知事選の再現を警戒する。『今度の戦いは翁長知事の後継者を選ぶか仲井真弘多前知事の後継者を選ぶかだ』。与党幹部の一人は今回の知事選を『4年前の再来』だと形容する。念頭には、佐喜真淳宜野湾市長が選考委員会からの出馬要請を受諾した際、仲井真氏が隣に座っていたことがある。同幹部は『佐喜真氏は結局、知事として辺野古埋め立てを認めた仲井真氏の後継だ』と強調する。」
⑦「9月の知事選と自民党総裁選の日程が近いことを懸念する声も聞こえる。政権与党の自民はこれまで、名護市長選など県内の首長選挙に政権幹部や知名度のある国会議員を大量投入するなど、国政選挙並みの支援態勢を築いてきた。だが与党幹部の一人は、自民は今回は総裁選にエネルギーをそがれ、沖縄に対する応援態勢が弱くなるとみる。『弔い合戦』を警戒する自民県連関係者の一人は『知事選の前倒しで埋め立て承認【撤回】が争点になることは避けられない』と見通した上で『県連として早急に戦略を練る必要がある』と述べた。別の関係者は『こんなに早い知事の逝去は県連にとって想定外だった』と語った。」
⑧「自民党は二階俊博幹事長が急きょ来県し遺族を弔問するなど、辺野古問題を巡る県民感情の高まりを沈めるような動きを見せた。10日には辺野古新基地建設を巡り知事と直接対立し、『犬猿の仲』とされた菅義偉官房長官をはじめ、福井照沖縄担当相ら政権幹部も来県し、通夜に参列する予定だ。」                       (島袋良太、吉田健一)


(2)沖縄タイムス-「穏やかな表情だった」 翁長知事の枕元に青い帽子 弔問客ら遺志継ぐ決意-2018年8月10日 06:22


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「那覇市の自宅で9日に営まれた仮通夜には、各界から弔問客が駆け付けた。がんと闘いながら新基地建設阻止の姿勢を貫いた翁長雄志知事をねぎらい、悲しみの中で『遺志を引き継ぐ』と決意を示す声が相次いだ。」
②「弔問客によると、知事はかりゆしウエア姿で眠り、枕元には11日の県民大会でかぶる予定だった辺野古の海を表す青い帽子、愛用の眼鏡などが置かれていた。臨終に立ち会った親戚で元那覇市上下水道局長の翁長聡さんによると、知事は家族が『お父さん』などと呼び掛ける中、静かに息を引き取ったという。『非常に穏やかだった』としのぶ。」
③「前名護市長の稲嶺進さんは妻律子さんと弔問に訪れ『大きな希望を失った』と語った。県民大会に触れ『県民の心を一つにして撤回を支え、辺野古は造らせないということを改めて確認する場になってほしい』と願った。」
④「県議会与党の照屋大河県議は、枕元の帽子について『沖縄のきれいな海のように鮮明な色』と表現。知事の家族から『思いをつないでほしい』と託されたとし『取り組みを引き継いでいきたい』と誓った。」
⑤「『沖縄の歴史、現状を全国、世界に発信しようと最後の1分1秒まで突っ走った人だった』と話した元県議会議長の喜納昌春さん(71)は2013年1月27日、東京の日比谷野外音楽堂で開催された『NO OSPREY東京集会』に当時那覇市長で県市長会会長だった翁長知事と共同代表として参加した。全市町村の代表が上京した沖縄史上初の大行動をけん引した姿を振り返り『翁長さんの【イデオロギーよりアイデンティティー】という思い。沖縄の声を一つにまとめる政治家の力を感じた。本当のオール沖縄の流れをもう一度構築しなくてはいけない』と話した。」
⑥「県政策参与を務める照正組会長の照屋義実さん70は、2期目の出馬に期待し『体力を温存して大一番に備えてほしい』と書き添えた暑中見舞いを知事公舎宛てに送ったばかり。『悔しいよね』と目に涙をためた。一方、激務でいつも険しかった知事の表情は一変して柔らかだった。『背負ってきたものから解放された。どれだけ苦しかったんだろう』とおもんぱかった。」


(3)沖縄タイムス-「辺野古」副知事の判断に注目 防衛局から聴聞、承認撤回の環境整う-2018年8月10日 05:48


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、県は9日、埋め立て承認撤回に向け沖縄防衛局の意見や反論を聞き取る『聴聞』を県庁内で開いた。県によると聴聞はこの日で終了した。聴聞を主宰する行政管理課長の調書と報告書を辺野古を担当する部署が精査する作業を終えれば、8日に死去した翁長雄志知事の職務代理者が承認を撤回する環境が整う。」
②「防衛局が早ければ1週間後の17日に埋め立て土砂の投入を予定する中で、聴聞の報告書作成や精査など県庁内の手続きを急げば、投入前に職務代理者が撤回を判断できる。」
③「職務代理者は12日まで謝花喜一郎副知事、13日以降は富川盛武副知事が務めることが決まっており、両副知事が実際に撤回に踏み切るのか、撤回の時期を含めて判断が注目される。」
④「聴聞には防衛局の中嶋浩一郎局長ら職員が午後2時から出席し、終了が予定されていた午後4時を20分ほど過ぎて終了した。聴聞は非公開のため防衛局側の弁明内容は公表されていないが、県が撤回の理由とした軟弱地盤の存在による護岸の倒壊の可能性、周辺の建物が米国の高さ制限に抵触することなどに反論したとみられる。また、中嶋局長は撤回の通知から聴聞を実施するまで9日間という期間は、弁明の準備に十分ではなかったとしてあらためて弁明の機会を設けるよう求めた。」
⑤「一方で、県の辺野古対策課によると、聴聞を主宰する行政管理課長は手続きの終了を判断した。2度目の聴聞を認めなかった理由は公表していないが、県は防衛局との聴聞前の文書のやり取りで、行政手続法が示す準備の『相当な期間』は総務省の同法解説書が1週間から10日程度としていることなどを理由に9日間は妥当な期間と主張していた。」


(4)琉球新報-「素晴らしい知事」「安らかに」 翁長雄志知事の急逝を悼む記帳始まる 会場に県民ら続々-2018年8月10日 11:10


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「8日に死去した沖縄県知事、翁長雄志さんの急逝を悼む県民のため、県は10日午前10時から県庁や県内各地の合同庁舎などに追悼記帳所を設置した。」
②「県庁では設置直後から県民が訪れ、それぞれ翁長さんへの思いを筆にしたためた。翁長さんと同じ地元で学生時代からの友人だったという中村啓子さん(75)=那覇市首里=は、感謝の気持ちを伝えたくて記帳した。」
③「中村さんは時折言葉を詰まらせながら『歴代このような方はいなかった。本当に素晴らしい知事を亡くしたことが惜しい。安らかにお休みください』と述べ、翁長さんとの別れを惜しんだ。」
④「記帳できる場所は県庁1階県民ホールと東京事務所、宮古合同庁舎2階宮古事務所総務課横、八重山合同庁舎1階ホール、北部合同庁舎1階ロビー、中部合同庁舎1階ロビー。開庁日の午前10時から午後4時の間、受け付ける。」


(5)琉球新報-辺野古海上工事確認されず 資材搬入もなし ゲート前市民は台風対策 連続集中行動5日目-2018年8月10日 15:02


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で10日、建設阻止に向けた連続集中行動が5日目を迎え、米軍キャンプ・シュワブのゲート前に約150人の市民が集まった。午後2時20分現在までに、資材の搬入は確認されていない。海上での工事も行われていない。」、と報じた。
 また、「市民らは正午から、ゲート前で『新基地建設をやめろ』とシュプレヒコールを上げて抗議した。午後は、沖縄本島に台風が接近しているため、テントの片付け作業を進めた。11日開催予定の県民大会に参加するために東京から来県した50代の女性は『翁長知事への思いを共有する場になるはずだ。台風の影響をうけなければいいが』と心配そうに話した。」、と報じた。


(6)琉球新報-土砂投入の賛否ゼロ 全国知事アンケート38都道府県が参加 全国基地引き取り緊急連絡会-2018年8月10日 16:41


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【東京】辺野古を止める!全国基地引き取り緊急連絡会が10日午後、都内で会見し、辺野古新基地建設の土砂投入や沖縄の基地を全国で負担することなどについての全国知事アンケートの結果を公表した。」
②「沖縄を除く46都道府県のうち38道府県が回答。土砂投入の賛否はともにゼロで、回答を控えるなどが12、無回答が26。辺野古新基地建設で国と県の話し合いが十分かについては、『十分だ』がゼロ、『十分ではない』が4県あった。」
③「沖縄の基地負担が過重かどうかには12県が『過重』と答え、『過重ではない』はゼロだった。基地負担の軽減のため、訓練移転受け入れなど平等な基地負担をすべきかについて『そう思う』が2県。唯一『そう思わない』と回答した岩手県は『国外移設が望ましい』と理由を述べた。」
④「翁長知事の辺野古移設反対姿勢には『支持』が3県、「不支持」はゼロだった。選挙で辺野古反対の民意が示されているのに工事が進む状況が地方自治の侵害と思うかについては唯一、静岡県が『そう思う』と答えた。」


(7)沖縄タイムス-副知事が政治的決断 撤回は困難との声も 辺野古問題は誰もが予想し得ない状況に-2018年8月10日 14:13


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【解説】名護市辺野古の新基地建設を停止する埋め立て承認の撤回に向け、最後の手続きとなる『聴聞』が9日、終了した。沖縄防衛局が1週間後の17日にも埋め立て区域の一部に土砂投入を予定する中で、翁長雄志知事の職務代理者となる副知事が撤回を判断するには政治的な決断も迫られる。」
②「職務代理者は制度上、知事のあらゆる権限を判断することが可能で、県は承認の撤回もその対象に含まれるとの認識だ。」
③「翁長知事は生前の2015年10月に承認を取り消したが最高裁判決で敗訴した。撤回を巡っても、将来予想される訴訟は厳しい戦いとなることが予想されるなど、法廷闘争の難しさが指摘されていた。知事が今年の7月27日に撤回を初めて表明した会見では、アジアの安全保障環境の変化や沖縄経済の発展がある中で新基地を建設するのが当然とする政府を自らの言葉で批判するなど、政治的な決意の表明が目立った。」
④「軟弱地盤の存在などの問題があり公有水面埋立法の承認の要件を満たさないという法的な根拠に加え、高度な政治判断で撤回を表明した格好だ。こうした状況から、県庁内ではあらゆる行政手続きが可能な職務代理者であっても、政治判断の色合いが強い承認撤回に踏み切るのは困難との声もある。」
⑤「謝花喜一郎副知事は4日、入院中の翁長知事との最後の面談で『撤回は自分でやりたい』と語り掛けられた。自らの責任を果たす決意を表明した形だが、裏を返せば、翁長知事以外に撤回を判断する難しさも意味する。」


by asyagi-df-2014 | 2018-08-10 17:46 | 沖縄から | Comments(0)

姑息な手法はこれまたモラルハザード。(2)~沖縄タイムス20180805~

 『憲法尊重義務』などどこにもない輩を、『憲法尊重義務』など学んだことのない輩が選んできたからしょうがない。
どこかでそんな風に済まそうとする所がある。
そうなのだ。
 また、こう書いてしまうことになる。
「モラルハザード」の極みではないか。

 沖縄タイムスは2018年8月5日、「[辺野古聴聞延期要求]土砂の投入を凍結せよ」、と社説で論評した。
 今回は、沖縄タイムスの主張で考える。
沖縄タイムスは、「辺野古の埋め立て承認撤回に向けての『聴聞』に関し、沖縄防衛局が期日を1カ月近く遅らせるよう求めてきた。その狙いが撤回前の土砂投入にあることは明らかだ。聴聞を延期してほしいというのなら、土砂投入を凍結すべきである。」、と言うのである。
沖縄タイムスは、この主張の根拠を次のように示す。


(1)「翁長雄志知事の埋め立て承認撤回表明を受け、県は国から意見を聞く聴聞を今月9日に実施すると、先月31日、防衛局に伝達していた。これに対し『少なくとも1カ月程度は準備期間が必要だ』として、9月3日以降とするよう変更申出書を提出したのだ。」
(2)「行政手続法による聴聞は、行政庁が許認可を取り消すなど不利益処分をする際、対象者から意見を聞くもので、伝達から聴聞まで『相当な期間をおく』と規定している。県は『相当な期間』を1~2週間とし、防衛局が今月17日にも予定する土砂投入前に撤回に踏み切る方針だった。」
(3)「思い出してほしいのは2015年、県が埋め立て承認を取り消した際の聴聞を防衛局が欠席したことだ。だが今回、県が産業廃棄物処理業者に対する聴聞で3週間後とした期日を、業者の申し立てにより約1カ月後に変更した例を挙げ、『均衡を失している』と指摘する。聴聞から『逃げた』という印象を回避しながら、埋め立ての既成事実化を急いでいるのだろう。」
(3)「申出書には、承認が撤回されれば工事費などに支出された928億円が『全くの無駄金になる』との記述もある。県民の反対を押し切って工事を強行しながら、どう喝するような言いぶりだ。」


 また、沖縄タイムスは、沖縄県による「承認の撤回」の根拠を付け加える。


(1)「辺野古・大浦湾一帯は、琉球列島に広がるサンゴ礁生態系の中でも、生物多様性が豊かな場所である。この地域ではジュゴンなど絶滅危惧種262種を含む5300種以上の生物が確認されており、その数は世界自然遺産に登録された知床を上回る。」
(2)「東清二琉大名誉教授が、専門家の助言を得るために防衛局が設置した環境監視等委員会の副委員長を辞したのは、この委員会では環境は守れないとの理由からだった。」(3)「工事着手後、大浦湾ではジュゴンの食み跡が確認されなくなり、『個体C』と名付けられた1頭の情報も途絶えたままだ。」
(4)「サンゴの移植についても、専門家からは効果を疑問視する声が上がっている。」
(5)「一度破壊された自然を取り戻すのは難しく、このまま土砂が投入されれば原状回復は不可能となる。」
(6)「県は沖縄防衛局の環境影響評価書で示された環境保全措置では『生活及び自然環境の保全を図ることは不可能』と断じていた。その後、防衛局は補正評価書を再提出したが、自然保護団体は補正によっても環境保全は困難だとの厳しい見方を崩していない。」


 最後に、沖縄タイムスは、「繰り返すが、海が埋め立てられれば、原状回復は困難となる。数々の疑問を抱えたまま土砂投入を強行しようとする姿勢は、暴挙に等しい。普天間飛行場にない機能を備えた恒久的施設として建設される新基地は、負担軽減とは裏腹に海兵隊の『焼け太り』を招く結果となっている。」、と断じる。


 確かに、聴聞の延期を言うならば、その前提には、土砂投入の凍結がなけねばならない。



by asyagi-df-2014 | 2018-08-10 07:20 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年8月9日

 琉球新報は、「現職知事の在任中の死去という復帰後の県政史上、初めての事態を迎えた。翁長雄志知事は、知事選で示された新基地建設反対の民意を一貫して体現しながら、その訴えを無視して基地建設工事を強行してきた政権の強大な権力と対決してきた。その重圧は計り知れない。翁長知事の心身を削ってきたとみられる。歴代県政の中でも高い支持率を背景に国策の押し付けに異議を申し立ててきた翁長県政の終焉により、沖縄の自治の在り方が改めて問われることになる。」、と書く。
確かに、貼り付けてくれた言葉が残る。
 「魂の飢餓感」。
 『米軍施政権下、キャラウェイ高等弁務官は沖縄の自治は神話であると言ったが、今の状況は、国内外から日本の真の独立は神話であると思われているのではないか』(琉球新報)。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年8月9日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-沖縄の自治、問われる事態に 翁長知事死去-2018年8月9日 06:00

 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「現職知事の在任中の死去という復帰後の県政史上、初めての事態を迎えた。翁長雄志知事は、知事選で示された新基地建設反対の民意を一貫して体現しながら、その訴えを無視して基地建設工事を強行してきた政権の強大な権力と対決してきた。その重圧は計り知れない。翁長知事の心身を削ってきたとみられる。歴代県政の中でも高い支持率を背景に国策の押し付けに異議を申し立ててきた翁長県政の終焉(しゅうえん)により、沖縄の自治の在り方が改めて問われることになる。」 
②「翁長氏が公の場に最後に姿を見せた7月27日は、前知事による辺野古埋め立て承認の撤回を表明した記者会見だった。沖縄防衛局が土砂投入開始を通知した今月17日が迫る中で、撤回による工事停止に向けて、事業者の言い分を聞く聴聞手続きに入るよう職員に指示した。」
③「知事権限の中でも『最後の切り札』と言われる撤回について、現段階で今後の法廷闘争に耐え得るだけの根拠を持ち得るかと県庁内部にも慎重意見があった。だが、土砂投入を見過ごせば、沖縄の政治の先行きに禍根を残すという自身の政治判断も含め、『全て知事の責任で』と決断した。」
④「だが、撤回の実施を自らで決定することはかなわなかった。前倒しの県知事選へと向かう中で、埋め立て承認の撤回という重大な決定を副知事による職務代理が実施できるのか、法的検証や政治日程も絡み合い、先行きは複雑な様相を呈している。」
⑤「唐突にリーダーを失う県民の喪失感は計り知れないばかりでなく、国策の押し付けにあらがう地方の長として全国的にも支持があっただけに衝撃は大きい。翁長氏の任期途中の死去により、基地問題や政局など各方面で混乱することも予想される。辺野古新基地建設阻止の行方も不透明さを増す。こうした混乱に乗じて国が埋め立て工事を計画通りに進めるようであれば、県民世論の反発は必至だ。」
⑥「『米軍施政権下、キャラウェイ高等弁務官は沖縄の自治は神話であると言ったが、今の状況は、国内外から日本の真の独立は神話であると思われているのではないか』(2015年11月、辺野古代執行訴訟第1回口頭弁論知事意見陳述)。沖縄に負担を押し付け、繁栄を享受してきた日米安保体制のゆがみを突きつけ、公平な負担を日本全体に求めてきた翁長氏の言葉に国民全体としてどう応えるか。沖縄からの問い掛けは終わることはない。」                                     (与那嶺松一郎)


(2)沖縄タイムス-辺野古「聴聞」が終了 埋め立て承認撤回へ-2018年8月9日 16:54


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り沖縄県は9日、埋め立て承認撤回に向け、沖縄防衛局の意見や反論を聞き取る『聴聞』を県庁内で開いた。県によると聴聞はこの日で終了した。主宰する行政管理課の報告書が出た後に、死去した翁長雄志知事の職務代理者による承認撤回が可能となる。」
②「沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長ら職員が同日午後2時からの聴聞に出席し、予定されていた午後4時を20分ほど過ぎて聴聞が終了した。防衛局側は撤回通知に対する弁明を述べた上で、あらためて弁明の機会を設けるよう求めた。」
③「一方で、県の辺野古対策課は報道陣に対し『今日で聴聞が終了したと理解している』との考えを示した。」


(3)沖縄タイムス-翁長知事死去:沖縄への遺志継ぐ 与野党超え業績評価-2018年8月9日 15:21


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「翁長雄志知事の急逝を受け、県議会の各会派からは驚きと同時に、志半ばにして亡くなった知事を悼む声が上がった。与野党を超えて、沖縄の問題解決に取り組み、発展に尽くした業績を評価する声が聞かれた。」
②「与党社民・社大・結の照屋大河氏は『非常に残念だ。聴聞や埋め立て承認撤回を控え、まさに戦いはこれからだったことを考えると、本人が一番悔しい思いだろう。遺志を引き継いでいきたい』と語った。」
③「共産の渡久地修氏は『沖縄の未来のために不屈に戦い続けた巨星が逝ってしまった。心からご冥福を申し上げる』とコメント。『知事が掲げたオール沖縄の火は絶対に消してはならない』と決意を述べた。」
④「会派おきなわの瑞慶覧功氏は『「新基地建設問題をはじめ大きな課題が残されている。知事の遺志をみんなで受け止め、頑張っていくことが供養になる。歴史に残る偉大な政治家だ。無念で、その思いにわれわれがどう答えるかだ』と言及。」
⑤「野党の沖縄・自民の島袋大氏は『突然の訃報に大変驚いている。沖縄の山積する問題解決のため全力で頑張ってきたことに敬意を表したい。哀悼の意を表し、心からお悔やみを申し上げる』と悼んだ。」
⑥「中立の公明の上原章氏は『残念の極みだ。あまりにも急で信じられない。心からお悔やみを申し上げる。沖縄の発展のために頑張ってきたことに心から敬意を表し沖縄への思いを引き継いでいきたい』と語った。」
⑦「維新の當間盛夫氏は『翁長氏は常に前にいて沖縄を代表する政治家だった。この4年間、われわれと手法は違っても基地負担軽減への思いは同じだった。非常に残念だ』と哀悼の意を示した。」


(4)沖縄タイムス-沖縄経済振興へ志半ば 翁長氏死去、突然の訃報に驚く声-2018年8月9日 14:55


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「膵臓(すいぞう)がんで療養中だった沖縄県の翁長雄志知事の死去が報じられた8日夜、県経済界の代表らは一様に驚きながら、県議、那覇市長、知事と政界の中枢を歩んだ故人を悼んだ。知事就任後は、アジア経済戦略構想をはじめ、沖縄の経済振興を推進する一方、辺野古新基地建設に断固反対し、国と激しく対立。病と闘いながらも信念を貫き続けた政治姿勢を評価する声もあった。」
②「沖縄観光コンベンションビューローの平良朝敬会長は訃報に『受け入れられない』と納得がいかない様子だった。翁長氏とは35年来の付き合いで、知事就任後も互いに本音で相談できる関係。『翁長雄志は今は貧しくとも、子や孫の世代が幸せに生きることを迷いなく選んできた。それだけに最後までやりきれなかったことは無念だと思う』と声を詰まらせた。」
③「県建設業協会の下地米蔵会長は『県議、市長、知事を経験した翁長さんは、深く広い知識で沖縄の政治を引っ張った。一方、基地の集中は看過できないと強い信念を持って生きた人でもあった』としのんだ。その上で『今後、沖縄のために頑張る新たな知事を立てることが、県民のやるべき翁長さんへの報いではないか』とも語った。」
④「県商工会連合会の米須義明会長は『人を引きつけ、まとめ上げるカリスマ性のある方だった。今までの実績は誰もが認めるところで、間違いなく沖縄の功労者だった』と残念がった。」
⑤「県漁業協同組合連合会(県漁連)の上原亀一会長は『まさかここまで深刻だったとは』と絶句。新基地建設を巡る国との対立を念頭に『厳しい立場に身を置かれ、私たちの想像以上に重圧があったのではないか。それでも気丈に県政を運営してこられたと思う。ご苦労さまでしたと言いたい』と話した。」
⑥「JA沖縄中央会の砂川博紀会長は県外出張から戻ってすぐに訃報に接し、『病状を心配していただけに、残念で仕方ない。ご冥福をお祈りします』とのコメントを出した。県商工会議所連合会の石嶺伝一郎会長も『心よりご冥福をお祈りいたします』、県経営者協会の金城克也会長は『心よりお悔やみ申し上げます』とした。」


(5)沖縄タイムス-【評伝】不屈の心、次代へ 翁長知事が命を懸けたもの-2018年8月9日 14:47


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「やせこけた頬や首、細い足、治療で髪が抜けたためにそり上げた頭-。膵臓(すいぞう)がんの手術を受け、公務に復帰した後の翁長雄志知事は、まさに命懸けだった。では、何に命を懸けたのだろうか。」
②「名護市辺野古の新基地建設阻止に傾いたのは2010年だ。民主党や社民党の連立政権が『普天間飛行場の県外移設』の公約を覆し、辺野古移設に回帰した。国政では保守でもリベラルでも解決できない。その中で、沖縄が基地をはさんでいがみ合っている場合ではないと覚悟を決めた。」
③「14年に知事に就任すると、日本政府に何度も怒りをぶつけた。妻の樹子さんは『笑顔が減り、部屋で難しい本を読む時間が増えた』と気に掛けていた。06年に胃を全摘した体に、ゆしどうふを少しずつ流し込むような食生活の中で激務をこなした。辺野古問題で命を削ったのは間違いない。」
④「1700年代の琉球王国の三司官(大臣)、蔡温の言葉を引用し、政治の難しさを『朽ちた手綱で六馬を駆けさせるようなものだ』とたとえたことがある。政府に対して拳を上げながら、予算を求める。埋め立て承認の撤回では、法的な要件を丁寧に検討する一方、支持者から『判断が遅い』『消極的に新基地建設に加担している』といった批判や抗議の声が届いた。バランスを失えば手綱が切れ、6頭の馬が暴走する。腐心も大きかった。」
⑤「今年の正月に、政治家翁長を形作るものは何か、と聞いたことがある。知事は『沖縄の歴史を知ることだ』とシンプルに答えた。『沖縄戦で軍事占領した土地に普天間飛行場を造り、そこが危険になったから他の土地をよこせ、というのは理不尽だ』『喉から手が出るほど金の欲しかった時代に軍用地の一括買い上げを突っぱねた先輩たちのおかげで、今も基地に対して沖縄が主張できる』」
⑥「時に回りくどい知事の言葉は、歴史を語る時、鮮明になると感じた。『沖縄に基地を押しつけ続けることが当たり前なのか』。歴史の線の上で、国民の無関心の窓を開け、子や孫のために誇れる沖縄を築く。翁長知事が命を懸けたのは、難問を解決するだけではなく、諦めない不屈の精神を次の世代に伝えることだったと思う。」          (政経部県政キャップ・福元大輔)


(6)沖縄タイムス-「翁長さんに代わる人いない」肩を落とす稲嶺前名護市長 本島北部でも動揺-2018年8月9日 13:37


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【北部】翁長雄志知事の突然の訃報に、北部地域でも動揺が広がった。辺野古新基地建設を止めるため共に力を合わせた稲嶺進前名護市長は、『あまりに急すぎて信じることができない。翁長さんに代わる人はいない』と肩を落とした。8日夕、テレビのニュースで容体の急変を知った。」
②「知事と最後に話したのは今年5月。県庁で名護市東海岸漁協の認可申請を報告したときで、膵臓(すいぞう)がんを公表する前だった。『知事選まで頑張ってくれると当然思っていた。「翁長知事について『政治家の中の政治家。発する言葉一つ一つに信念があった。代われる人はいないが、彼の遺志を引き継ぐ者がいないと沖縄の自立はない』と語った。」
③「『辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北住民の会』の松田藤子会長は『沖縄の救世主のような人だった。県民はこれから誰を頼りにすればいいのか』と言葉に詰まった。」
④「ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は『私たちにできることは知事の遺志を継いで辺野古の新基地建設を止め安倍政権に対峙(たいじ)すること。頑張るしかない』と前を向いた。」


(7)沖縄タイムス-沖縄県知事選、9月実施へ 県政与党は候補者擁立急ぐ-2018年8月9日 07:27


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「翁長雄志知事の死去に伴い、沖縄県知事選挙は9月に実施されることになった。任期満了に伴う選挙は11月18日に投開票される予定だった。翁長氏を支えてきた県政与党や労働組合などで構成する『オール沖縄』は、これまで翁長氏再選を前提に作業を進めており、早急に候補者の人選に着手する。」
②「地方自治体の長が亡くなった場合、公職選挙法に基づき亡くなった日から5日以内に職務代理者が選管へ通知する。選管は通知を受けた日から50日以内に選挙を実施しなければならず、法律に基づけば最も遅くて9月30日の実施となる。また、県内では9月9日をピークに統一地方選が実施されることが決まっており、知事選と同日になる可能性もある。」
③「県政与党は、オール沖縄体制で一本化できる候補者の擁立を目指しているが、経済界や保守中道系議員らは従来『翁長氏以外の候補は考えられない』と明言しており、現体制を維持したまま候補者を擁立できるかは不透明だ。候補者人選によってはオール沖縄体制が崩れることも予想される。」
④「知事選では、佐喜真淳宜野湾市長(54)が自民党などでつくる候補者選考委員会の出馬要請を受諾。今月中旬にも正式に出馬会見を開く方向で調整している。」
⑤「【ことば】:「職務代理者 地方自治法第152条第1項で、普通地方公共団体の長が病気の治療などで職務を行えない場合、又は長が欠けたときは、副知事がその職務を代理すると定めている。副知事が2人以上いる場合は、あらかじめ当該普通地方公共団体の長が定めた順序で職務を代理する。沖縄県知事が職務代理者を置くのは、1978年、平良幸市元知事が東京出張中に脳血栓で倒れて入院した以来、2度目となる。」


(8)沖縄タイムス-「翁長知事の意志を継ぐ」辺野古新基地反対、300人が気勢-2018年8月9日 13:31


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「新基地建設が進む沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプシュワブ・ゲート前には9日午前、建設に反対する300人超の市民が集まった。昨日急逝した翁長雄志知事を悼むとともに『命を削り闘った翁長知事の意志を継ぎ、ぜったいに新基地は造らせない』と気勢を上げた。午前11時には全員で翁長知事に黙祷(もくとうをささげた。」
②「一方、キャンプ・シュワブ沖の新基地建設現場ではこの日も、護岸造成工事が進められた。カヌーチームの市民20人が翁長知事に哀悼の意を表すため、喪章を腕や胸に付けた。」
③「『オナガ知事とともに』のメッセージをライフジャケットの背に張り付けた男性(48)は『知事の遺志を引き継いで頑張る。子や孫のためにも、これ以上の基地は造らせない』と歯を食いしばった。」


(9)沖縄タイムス-「沖縄の人をなめてはいけない」 翁長知事が問い続けた不条理 語録で振り返る-2018年8月9日 13:31


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「イデオロギーよりアイデンティティー:『ハイサイ、グスーヨー』。しまくとぅばを使い沖縄県民に呼び掛けた翁長雄志知事。基地負担に悩む県民に優しく語り掛ける一方、相次ぐ米軍関係の事件事故や基地問題の根本的な解決に後ろ向きな政府の姿勢には容赦なく怒りをぶつけた。自身の政治指針を示す『イデオロギーよりアイデンティティー』の言葉は、保守政治家であり、同時に県民代表であろうとする翁長知事の姿勢を表現している。」
②「『私は保守の人間だが、沖縄に在日米軍専用施設面積の74%が集中するのは大変理不尽で、許されるものではないと考える。基地問題を解決しなければ21世紀に羽ばたくことはできない』(2014年12月10日、就任直後のあいさつで)」
③「上から目線:「『辺野古の新基地は絶対に建設できない。移設を粛々と進めるという発言は問答無用という姿勢が感じられ、上から目線の言葉を使えば使うほど県民の心は離れ、怒りは増幅する。官房長官の言葉は、キャラウェー高等弁務官の姿を思い出させる』(15年4月5日、菅義偉官房長官との初会談で)。『今本土で飛んでいるオスプレイは一定程度が過ぎたら、みんな沖縄に戻ってくるんです。これを日本の政治の堕落ということを申し上げているんです。どうか日本の国が独立は神話だと言われないように、安倍首相、頑張ってください。ウチナーンチュ、ウシェーティナイビランドー(沖縄の人をなめてはいけない)』(同5月17日、辺野古新基地建設に反対する県民大会で)」
④「安保体制は正常か:「『政府は民意にかかわらず、強行している。米施政権下と何ら変わりない。日本に地方自治や民主主義はあるのか。沖縄にのみ負担を強いる安保体制は正常か。国民に問いたい』(同12月2日、代執行訴訟第1回口頭弁論の意見陳述で)。『グスーヨー、負ケテーナイビランドー。ワッターウチナーンチュヌ、クワンウマガ、マムティイチャビラ、チバラナヤーサイ(皆さん負けてはいけません。私たち沖縄人の子や孫を守るため頑張りましょう)』(16年6月19日、元米兵の女性暴行事件に抗議する県民大会で)」
⑤「法治国家とはいえない:「『怒りを禁じ得ず、強い憤りを感じる。県民に十分な理解がない形で、安易に米軍側の発表を追認している。県民不在の中、米軍が発表する形で物事が進められており大変残念だ。日米地位協定の下では法治国家とはいえない』(17年1月5日、MV22オスプレイの空中給油訓練再開を受け)」。『一番守ってあげなければならないのは子どもたちだ。運動場のど真ん中に落ちたのは許されない』(同12月13日、米軍CH53大型輸送ヘリの窓落下で現場を視察)」
⑥「米軍全体がクレージーだ:「『(米軍機の相次ぐ不時着に)まさしく、米軍全体がクレージーだ』(18年1月24日、首相官邸で記者団に)。『(米軍機不時着を巡る不適切発言で辞任した松本文明内閣府副大臣に対して)本土の政治家の無理解は背筋が凍るような思いだ』(同29日、県庁で記者団に)」。『公務をしっかりこなす中で、私への負託に応えていきたい』(同5月15日、膵(すい)臓がんの公表会見で)」。『朝鮮半島の非核化と緊張緩和への努力が続けられている。(日本政府は)平和を求める大きな流れから取り残されているのではないか』(同7月27日、辺野古沖埋め立て承認撤回方針の表明会見で)」




by asyagi-df-2014 | 2018-08-09 18:08 | 沖縄から | Comments(0)

姑息な手法はこれまたモラルハザード。~琉球新報20180805~

 『憲法尊重義務』などどこにもない輩を、『憲法尊重義務』など学んだことのない輩が選んできたからしょうがない。
どこかでそんな風に済まそうとする所がある。
そうなのだ。
 また、こう書いてしまうことになる。
「モラルハザード」の極みではないか。
 琉球新報は2018年8月5日、「国が聴聞延期要求 時間稼ぎなら許されない」、と社説で論評した。
 何故こうした主張になるのか、この社説で考える。


 まずは、ことの成行について。


(1)「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は県が示していた公有水面埋め立て承認撤回に向けた聴聞の期日延期を求めてきた。県は通知から9日後の今月9日に聴聞日を設定した。これに対して防衛局は1カ月程度の準備期間が必要だとして、9月3日以降に変更するよう申し出た。」
(2)「防衛局は8月17日の土砂投入を表明している。延期要求は事実上、土砂投入前の県による撤回実施を阻む。本格的な埋め立て工事着手を予定通り実施するための時間稼ぎだとしたら、許されない。」


 この「本格的な埋め立て工事着手を予定通り実施するための時間稼ぎだとしたら、許されない。」とは、どういうことなのか。
琉球新報は、次のように国の対応を批判する。


(1)「防衛局は延期理由について『反論のための調査や書面の作成にも相当の日数を要する』ことを挙げる。『相当な期間』を置くことを規定した行政手続法も持ち出した。」
(2)「しかし防衛局は県が2015年に埋め立て承認を取り消した時、全く違う対応を取っていた。聴聞期日は今回と同じく通知から9日後だったが、防衛局は聴聞期日に異議を唱えていない。しかも取り消しに反論する陳述書を通知翌日に送付している。準備期間はたった1日だ。しかも聴聞には出席せず、手続きを『終結してもらって構わない』と伝えている。今回の対応とあまりに違う。実に不可解だ。」
(3)防衛局は県の聴聞通知書の内容について「具体性や明確性に欠けるものが多数ある」と指摘する。具体例として、工事によるサンゴやジュゴンへの影響に言及する記述を挙げ「『不利益処分の原因となる事実』として挙げられた記載について、その意味するところが具体的でなく、いかなる事実をもっていかなる要件を欠くとして不利益処分を受けるのか、これを特定することが困難といわざるを得ない』と主張している。」
(4)「しかし県の聴聞通知書を読む限り、承認の要件を欠いていると指摘している記述は極めて具体的だ。撤回の根拠として、現場海域が軟弱地盤だったり、活断層であったりすることや、環境保全策が十分でないことを挙げている。いずれもこれまで県が防衛局に指摘したり、国会で野党が追及してきたりしたものが多い。防衛省関係者はこうした指摘について『想定の範囲内』との見解も示している。」
(5)「通知書の大半は防衛局が取った対応そのものの指摘だ。承認の留意事項にある工事の実施設計についての事前協議や環境保全対策等についての協議を実施せずに工事が着手されたことなどを指摘している。防衛局はそれなりの根拠をもって協議に応じなかったはずだ。即座に説明できなければ正当性がない。」


 もちろん、この問題の本質は、琉球新報の指摘する「防衛局は申出書で承認撤回について「工事等関係者に与える経済的・社会的影響は極めて大きい」と記す。しかし土砂投入こそ、県民に与える経済的・社会的影響が極めて大きいことを知るべきだ。防衛局は当初期日までに準備する必要がある。」、ということにある。


 確かに、沖縄防衛局の主張に対しては、次のことが確認できる。


(1)沖縄県の通知書の指摘は、①極めて具体的で、撤回の根拠として、現場海域が軟弱地盤だったり、活断層であったりすることや、環境保全策が十分でないことを挙げているに過ぎない、②こうした指摘は、県が防衛局に指摘したり、国会で野党が追及してきたりしたものである、③防衛省関係者はこの指摘については、『想定の範囲内』との見解を示している、というものであること。
(2)沖縄県の通知書の指摘は、「通知書の大半は防衛局が取った対応そのものの指摘だ。承認の留意事項にある工事の実施設計についての事前協議や環境保全対策等についての協議を実施せずに工事が着手されたことなどを指摘している。防衛局はそれなりの根拠をもって協議に応じなかったはずだ。即座に説明できなければ正当性がない。」(琉球新報)、というものでしかないこと。
(3)「防衛局は8月17日の土砂投入を表明している。延期要求は事実上、土砂投入前の県による撤回実施を阻む。本格的な埋め立て工事着手を予定通り実施するための時間稼ぎ」(琉球新報)に過ぎないこと。」


 だとしたら、沖縄防衛局は当初期日までに準備しなければならない。




by asyagi-df-2014 | 2018-08-09 05:49 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

翁長さん。あなたのおかげで、人の生き方を感じ取ることができました。

 いろんな死があった。
 今また、その死に出会わなくてはならない。
 巨星降つ。
翁長さん。
 あなたのおかげで、人の生き方を感じ取ることができました。
 ありがとうございました。
 そう言うしかないではないか。


 その悲しみを、沖縄タイムスは、「翁長沖縄知事が死去 67歳 辺野古新基地反対を貫く」、と次のように伝える。

 「沖縄県知事の翁長雄志氏が8日午後7時までに、膵臓(すいぞう)がんのため入院中の浦添総合病院で死去したことが分かった。67歳だった。米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設への反対を訴え、2014年の県知事選で初当選。新基地建設反対を最後まで貫いた。
 翁長知事は1950年生まれ、那覇市出身。85年に那覇市議に初当選し2期、その後県議を2期、2000年から那覇市長を4期14年務めた。」




by asyagi-df-2014 | 2018-08-08 19:53 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年8月8日

「沖縄県名護市辺野古海域への土砂投入の開始予定日が17日に迫るのを前に、「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」(辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議主催)が、11日午前11時から那覇市の奥武山公園陸上競技場で開かれる。土砂投入に反対する3万人以上の結集により、翁長雄志知事が表明した埋め立て承認の撤回を後押しする民意を示す大会となる。」、と琉球新報。
 「青」が日本中を覆い尽くすことを。
気になるのは、「県民大会での発言は1期目の集大成になるとともに、海上工事を止める撤回の実施に向けてどのような決意や根拠を示すのかも焦点となる。」との琉球新報の記事。





 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年8月8日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-民意結集で撤回後押し 11日、新基地断念求め沖縄県民大会-2018年8月8日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古海域への土砂投入の開始予定日が17日に迫るのを前に、『土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会』(辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議主催)が、11日午前11時から那覇市の奥武山公園陸上競技場で開かれる。土砂投入に反対する3万人以上の結集により、翁長雄志知事が表明した埋め立て承認の撤回を後押しする民意を示す大会となる。11月の県知事選を巡っても翁長知事の動向に注目が集まっている。」
②「翁長知事が就任して以降、新基地建設をテーマにした全県規模の集会は、3万5千人(主催者発表)が参加した2015年5月の『戦後70年止めよう辺野古新基地建設!県民大会』(沖縄セルラースタジアム那覇)、4万5千人(同)が参加した17年8月の『翁長知事を支え、辺野古に新基地は造らせない県民大会』(奥武山陸上競技場)がある。」
③「7月31日に記者会見したオール沖縄会議共同代表の高里鈴代氏(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表)は『多くの県民の参加が知事の撤回表明の全面的な支持となり、新基地建設の断念につながる」と語り、大会テーマカラーの『青』を身に着けての来場を呼び掛けた。」
④「12月が任期の翁長知事にとって、今回の県民大会での発言は1期目の集大成になるとともに、海上工事を止める撤回の実施に向けてどのような決意や根拠を示すのかも焦点となる。」


(2)琉球新報-普天間元司令官 権力乱用で解任 米軍準機関紙が報道-2018年8月8日 05:00


 琉球新報は、「【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米軍準機関紙『星条旗』と、米軍事専門サイト『ミリタリー・ドット・コム』は6日、米軍普天間飛行場司令官を6月に解任されたマーク・カーペス大佐が自身の飛行時間を確保するために、部下に対していじめや権力を乱用するなど、部隊の風紀をおとしめたとする調査報告書について報じた。」、と報じた。
 また、「カーペス氏はAH1W攻撃ヘリのパイロットだったが、自身のUC35軽輸送機の飛行時間を稼ごうと、他のパイロットのスケジュールを変更させていた。海兵隊退役後の民間航空会社への転向を含めた自身のキャリアのため、固定翼機の操縦時間を増やそうとしていたという。6月に『司令官としての能力に対する信頼と信用を失った』ことを理由に解任されていた。」、と報じた。


(3)琉球新報-翁長知事、辞職へ 職務代理者に謝花副知事 知事選前倒しも-2018年8月8日 16:03


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「4月に膵臓(すいぞう)がんの手術を受け、治療を続けてきた翁長雄志知事(67)が、病状が回復するめどがつかず、近く辞職することが8日、関係者の話で分かった。県は8日午後5時から記者会見を開き、謝花喜一郎副知事が職務代理者を務めることを発表する。」
②「会見を前に県政与党に近い県選出国会議員に謝花副知事から電話で連絡があり、知事の状態について『意識混濁(こんだく)』と説明されたという。」
③「公職選挙法では、県知事は県議会議長に退職を申し出る。議長は5日間以内に県選挙管理委員会に通知し、この通知から50日以内に選挙が行われる。翁長知事の任期満了に伴う知事選は11月1日告示、11月18日投開票が決まっていたが、前倒しで実施される公算が大きい。」
④「翁長知事は辺野古埋め立て承認の撤回を表明した7月27日の会見を最後に登庁せず、公の場に姿を見せていなかった。数日前から浦添市内の病院に緊急入院している。」
⑤「翁長知事は最大の公約としてきた名護市辺野古沿岸での新基地建設阻止に向け、仲井真弘多前知事による公有水面埋め立ての承認を『撤回』する手続きに入っているが、撤回の実施も不透明となる。」
⑥「現職県知事の辞職は、1978年11月に第2代知事、平良幸市氏が病気を理由に辞職して以来、40年ぶり2度目となる。歴代の県知事の中でも高い支持率を背景に、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を推し進める国と鋭く対峙してきた翁長知事の辞職により、辺野古新基地建設をはじめとする基地問題の行方や、最大の政治決戦となる11月の知事選を控えた県内政局は一気に流動化する。」
⑦「翁長知事は今年に入り、辺野古新基地建設阻止を訴える訪米行動や、天皇、皇后両陛下の沖縄訪問時の同行など重要な公務が続いていた中で、体重の減少など体調面の不調が見られていた。4月に受診した人間ドックで再検査が指示され、精密検査の結果、膵臓がんが見つかった。」
⑧「すい臓は食物の消化を助けるすい液や、血糖値を調節するホルモンのインスリンなどを生産する器官。5月15日の退院会見では、膵臓がんを取り除く手術を実施したと発表し、がんの移転や再発を抑える化学療法を続けながら本格的な公務復帰を目指すとしていた。」
⑨「体調が不安視されながら6月23日の県主催による沖縄全戦没者慰霊式典に出席し、平和宣言を読み上げた。7月27日には県庁で記者会見を開き、辺野古埋め立て承認を撤回する方針の表明した。ただ、7月下旬の全国知事会議、8月初旬の国庫要請には自ら赴くことで公務日程を入れていたが、医師と相談により、長距離移動による負担を避けることや治療を優先する方針から直前になり県外出張を取りやめていた。」
⑩「翁長氏は2014年11月の第12回県知事選知事選で、36万820票を獲得して初当選した。辺野古移設反対の世論を背景に保革を超えた『オール沖縄』の枠組みを構築し、当時現職の仲井真氏に9万9744票差をつけた。」


(4)琉球新報-【号外】翁長知事 辞職へ 職務代理に謝花副知事-2018年8月8日 18:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「4月に膵臓(すいぞう)がんの手術を受け、治療を続けてきた翁長雄志知事(67)が、意識混濁の状態となり、任期中に辞職する見通しであることが8日、関係者の話で分かった。県は8日午後5時から記者会見を開き、謝花喜一郎副知事が職務代理者を務めることを発表する。会見を前に県選出国会議員や県政与党県議に謝花副知事から電話で連絡があり、知事の状態について『意識混濁』と説明されたという。」
②「翁長知事は最大の公約としてきた名護市辺野古沿岸での新基地建設阻止に向け、仲井真弘多前知事による公有水面埋め立ての承認を『撤回』する手続きに入っているが、撤回の時期も不透明となる。」
③「現職県知事の辞職は、1978年11月に第2代知事、平良幸市氏が病気を理由に辞職して以来、40年ぶり2度目となる。歴代の県知事の中でも高い支持率を背景に、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を推し進める国と鋭く対峙(たいじ)してきた翁長知事の辞職により、辺野古新基地建設をはじめとする基地問題の行方や、最大の政治決戦となる11月の知事選を控えた県内政局は一気に流動化する。」
④「翁長知事は今年に入り、辺野古新基地建設阻止を訴える訪米行動や、天皇、皇后両陛下の沖縄訪問時の同行など重要な公務が続いていた中で、体重の減少など体調面の不調が見られていた。精密検査の結果、膵臓がんが見つかった。」




by asyagi-df-2014 | 2018-08-08 18:38 | 沖縄から | Comments(0)

モラルハザードは極まる。

 小泉政権の聖域なき「規制緩和」政策の時も、モラルハザードが叫ばれた。
 現在の安倍晋三政権下では、すでに、モラルハザードと言う段階ではなく、日本という国が壊されたという状況に行き着いてしまった。
 そんな中での東京医科歯科大学の問題である。
 ここでは、あえて、琉球新報と沖縄タイムスの社説で、この問題を押さえてみる。
琉球新報は「東京医大得点操作 女性差別は許されない」、沖縄タイムスは「[東京医大入試]女性差別は許されない」、と2018年8月4日の社説で論評している。
 まずは、その社説を要約する。


Ⅰ.何が問題なのか。


(琉球新報)
(1)「法の下の平等を定める憲法14条は『人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない』と明記し、不合理な差別的取り扱いを禁じている。もとより、東京医科大の募集要項には男女別の定員などは記載されていない。公正な選考を装いながら、秘密裏に女子の受験生だけに高いハードルを課すことは憲法の理念にも反する。」
(2)「チャンスは、男女の別なく平等に与えられなければならない。事前に男子優遇を明示していたとしても、男女共同参画社会の形成に逆行する運営方針として、批判を浴びたに違いない。」
(3)「人の命を救いたいという純粋な思いから医師を目指しても、女性というだけでハンディを背負わされる。その結果、本当なら合格していたはずの女子が不合格となり、不合格だったはずの男子が合格する。このような理不尽が許されていいわけがない。」


(沖縄タイムス)
(1)「いつの時代の話か、と耳を疑ってしまう。」
(2)「募集要項にも男女の定員に関することは一切記載されておらず、説明義務に違反する。仮に記載されていたとしても、性差を理由とした差別であり、男女平等を定めた憲法違反の疑いさえある。」
(3)「医師を目指し必死に勉強していた女子受験生への背信行為であるとともに、国や企業などが進める男女共同参画の取り組みにも逆行する。」
(4)「女性が結婚や出産、育児のために離職や休職が多いことを減点する理由として挙げるのは、本末転倒である。むしろ女性医師がキャリアを積み、常態化している長時間労働を改めて働き続けられるような環境づくりに尽力することこそが重要だ。」
(5)「厚生労働省の調査によると、医師全体に占める女性の割合は約2割にとどまる。経済協力開発機構(OECD)加盟国では女性医師が7割超のエストニアをトップに、5割超が8カ国、4割超は20カ国に上る。日本は下位グループにとどまる。女性医師を支援する仕組みや労働環境の整備が不十分であることの表れだろう。」


Ⅱ.主張


(琉球新報)
(1)「医師不足を解消したいのなら、何をおいても、女性の離職を食い止める方策を実行すべきであり、問題解決の方向性が間違っている。働き方改革こそ急務だ。医療現場で女性の医師が伸び伸びと活躍できる環境を整えたい。」
(2)「文部科学省は得点操作について報告を求める考えだが、『性別による優遇は他の大学でもあるのではないか』との声も出ている。同様の事例がないか、調査すべきだ。」


(沖縄タイムス)
(1)「10年度入試の合格率は女子が男子を上回り、合格者の約4割を占めた。しかし、これを最後に、11年度以降は女子の合格率が男子を上回ったことは一度もない。誰の指示で、いつ始まったのか。医科大は弁護士による内部調査をしているが、全て明らかにする必要がある。」
(2)「公正な入試なら合格していた女子受験生の中には別の道を選択した人もいるだろう。医科大は過去にさかのぼり、不合格となった受験生の救済策を提示してもらいたい。似たようなうわさは他大学医学部でも絶えない。文科省は調査に乗り出すべきだ。」


 確かに、この問題は、憲法14条の『人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない』の規定に違反するものである。
 どうやら、この国が壊されているということは、日本国憲法の改憲の意思が、だから日本国憲法を守らなくてもいいという考え方を醸成してきた結果であることに起因する。
日本政府の責任は重い。




by asyagi-df-2014 | 2018-08-08 07:02 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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