2019年 12月 06日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年12月6日

この恐怖、不安に慣れろとでもいうのか。
 日常的な死への終わらない負担は、耐えることはできない。
「5日午後5時半ごろ、金武町伊芸の田んぼに『照明弾らしき物が落ちてきた』という消防への通報が住民からあった。石川署や沖縄防衛局によると、落下物は金属製とみられ、落下傘が付いていた。金属部分は長さ約10センチ、直径約5センチの円筒状、重さ250グラム。落下傘部分を含めると全長1メートル60センチ。けが人や物的被害は確認されていない。現場は米軍キャンプ・ハンセンまで約200メートルの距離にあり、落下物は米軍照明弾の可能性が高い。」、と琉球新報。
「畑の持ち主である70代の男性は『作業中だったら大変だった。誰かに当たることもあったかもしれない』と話し『謝って済む問題じゃない。どうするつもりなのか。伊芸だけの問題じゃない。どこでも起こる話だ』と憤った。」(琉球新報)、とも。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年12月6日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-照明弾、田んぼ落下 民家まで最短50メートル 金武町伊芸 米軍、ハンセンで演習-2019年12月6日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【金武】5日午後5時半ごろ、金武町伊芸の田んぼに『照明弾らしき物が落ちてきた』という消防への通報が住民からあった。石川署や沖縄防衛局によると、落下物は金属製とみられ、落下傘が付いていた。金属部分は長さ約10センチ、直径約5センチの円筒状、重さ250グラム。落下傘部分を含めると全長1メートル60センチ。けが人や物的被害は確認されていない。現場は米軍キャンプ・ハンセンまで約200メートルの距離にあり、落下物は米軍照明弾の可能性が高い。」
②「落下物は一部はすすのような物で、黒くなっていたという。ハンセンは自衛隊が使用することもあるが、陸上自衛隊那覇駐屯地によると5日は訓練など実施していない。」
③「目撃した住民らによると、午後3時までに複数の照明弾のような物が上がり、落下傘が開きふらふらと落ちてきた。落下現場の田んぼから最も近い民家まで約50メートルだった。」
④「防衛局が現場で落下物を回収した。米軍へ写真を送り、照会している。米軍は2~8日、ハンセンで演習すると通報していた。ハンセン内の都市型訓練施設があるレンジ4から現場までは直線約400メートルの距離。」
⑤「伊芸区は同日夜、緊急の行政委員会議を開いた。照明弾が他に落ちていないかと懸念する声が上がった。6日午前から現場周辺を調査し、区として抗議決議をする方向で協議する。山里均区長(69)は『最近は午前5時ごろから演習が激しくうるさかった。落下地点の田んぼでは稲刈りを済ませた後だったが、収穫前なら火事になっていたかもしれない。住宅のそばで起きるなんて、考えられない』と憤った。」
⑥「仲間一町長は『大変なことであってはならないことだ。詳細が分かり次第、しかるべき所に強く抗議する』と話した。町や県の職員も現場を確認した。」
⑦「ハンセンでは実弾射撃訓練が実施され、過去にも隣接する民間地に照明弾が落ちたり、実弾の流弾事故が相次いだりしている。実弾射撃訓練に伴い、基地内の火災も頻繁に起きている。」


(2)琉球新報-畑に照明弾か? 民家から50メートル 沖縄県金武町-2019年12月5日 18:58


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「5日午後、金武町伊芸の民間地で長さ10センチほどの筒状の照明弾のようなものが見つかった。石川署が現場検証しており、詳細を確認している。現時点でけが人や物的被害は確認されていない。落下現場は畑で、最も近い民家から約50メートル、米軍キャンプ・ハンセンの都市型戦闘訓練施設があるレンジ4から直線距離で約400メートルの位置にある。」
②「目撃した住民らによると、午後3時までに照明弾のようなものが上がり、落下傘が開きふらふらと落ちてきた。」
③「畑の持ち主である70代の男性は『作業中だったら大変だった。誰かに当たることもあったかもしれない』と話し『謝って済む問題じゃない。どうするつもりなのか。伊芸だけの問題じゃない。どこでも起こる話だ』と憤った。」
④「米軍は2~8日、キャンプ・ハンセン内のレンジ4などで演習すると通報している。」


(3)琉球新報-上野英信さんに感謝 「眉屋私記」文学碑建立へ 名護市屋部で三十三年忌-2019年12月5日 15:23


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【名護】名護市屋部の山入端一族(屋号・眉屋)の人生を記した『眉屋私記(1984年発刊)』の著者・上野英信さん=87年死去=の三十三年忌(ウワイズーコー)が11月23日、屋部公民館で開かれた。上野さんの息子、朱(あかし)さん(62)や今も同区で暮らす山入端一族ら多くの地元住民が参加し、在りし日の思い出を振り返った。上野さんの功績を後世に伝えようと、同区に文学碑を建立する案が出され、満場の拍手で歓迎された。大浜敏秀屋部区長は『実行委員会と調整していきたい』と話した。」
②「『眉屋私記』は1908年に炭鉱移民でメキシコに渡り、その後キューバに渡った山入端萬栄さんや、辻遊郭に売られた末妹のツルさんなどの人生を通し、近代沖縄民衆の歩みを記した長編記録文学。」
③「朱さんは『上野にとって山入端家は尊敬に値する。屋部は古里だった。このような形で屋部の皆さんに温かく迎えていただき幸せです』と喜んだ。」
④「萬栄さんの姪孫にあたる比嘉ゆり子さん(60)は『上野さんは屋部と眉屋をずっと気に掛けてくれていた』と感謝を述べた。萬栄さんの娘、マリアさんにちなみ自身の娘にもマリアと名付けたと明かし『若い世代が上野さんとの絆を受け継いで【眉屋私記】を後世に伝えていきたい』と語った。」



(4)沖縄タイムス-「自分たちの照明弾」米軍が認める 沖縄県金武町 田んぼに落下-2019年12月6日 13:09



 沖縄タイムスは、「米軍キャンプ・ハンセンに近い金武町伊芸区の田んぼで5日に米軍の照明弾とみられる物体が見つかった問題で、米軍は6日、自分たちの照明弾であることを認めた。どの訓練で落下したかや、経緯については確認中という。防衛省に回答した。沖縄防衛局は同日午後、米軍に対し再発防止を申し入れる。金武町伊芸区では6日午前も、米軍の照明弾らしき物体が新たに2個発見された。一つは木の上、もう一つは美徳川沿いの道路上にあった。木の上の物体については防衛局が午前中に回収した。同区の住民らが捜索していた。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-フロート撤去と工事中止を要求 辺野古新基地 サンゴ被害で沖縄県-2019年12月6日 11:25


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、県土木建築部の上原国定部長は5日、沖縄防衛局に対し、フロートの撤去と工事中止を求める行政指導文書を防衛局に送付した。防衛局が辺野古側に設置したフロートを海底に固定するアンカーが、今年9月の台風17号の接近時に海草藻場やサンゴ類を損傷させたのは、環境保全措置の不備と指摘している。」
②「防衛局は11月に開いた環境監視等委員会で、損傷の原因を『台風の急激な発達により(フロート撤去などの)対応が間に合わなかった』などと説明していた。」
③「県は文書で台風17号について『風速15メートル以上の強風、高波の影響が数日に及ぶことは容易に想定できた』と指摘している。」
④「フロートの設置は埋め立て承認撤回の理由の一つであることも強調。『県の指導だけでなく、自ら設定した環境保全措置を遂行できず再発した被害だ』と防衛局の不備を強調している。」


(6)沖縄タイムス-「いたずらや誤射ではないか」照明弾落下、専門家の見方-2019年12月6日 08:34


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米軍キャンプ・ハンセンに隣接する沖縄県金武(きん)町伊芸区の田んぼで米軍の照明弾とみられる物体が見つかったことを受け、金武町長を務めた経験のある県の吉田勝廣政策参与は『照明弾は高温になり、火事につながる可能性もある。重大な事故だ』と問題視した。県は情報収集を進めており、詳細を把握した上で抗議などの対応を検討する。」
②「県基地対策課は午後5時50分にマスコミからの問い合わせで情報を把握し、沖縄防衛局に事実関係を照会中。金武町の現場に職員2人を派遣した。」
③「吉田氏は、金武町で過去に数回、照明弾が住宅地域に落下したと指摘。『夜間訓練のために使われることが多く、最初に1発を打ち上げて風を確認し、その後に数発打ち上げるはずだ。その際、風に流されて基地の外に落下することがある』と説明する。『現場を確認した金武町の職員によると、見つかった物体には焦げがあったそうだ。照明弾だとすれば落下した場所が焦げ、火災の恐れもある』と危険性を強調した。」
④「池田竹州知事公室長も『あってはならないことだ』と問題視。謝花喜一郎副知事は、情報を確認した上で県として対応する考えを示した。」
⑤「米軍の訓練に詳しい県平和委員会の大久保康裕事務局長は、金武町伊芸区の近くにある実弾射撃訓練場はレンジ3、4であり、『通常はいずれも西側の標的に向かって撃つので、東側の伊芸区に照明弾が届くのは考えられない』と指摘した。風向きの影響や発射の角度が少しずれたくらいで基地の外に着弾することはなく、誤射やいたずらの可能性があるとの見方を示し、『不注意や、管理上の不手際があったのではないか』と話した。」
⑥「照明弾は基本的に、暗い時間帯の射撃訓練で使用する。発射装置から打ち上げ、パラシュートでゆっくり落ちながら標的を明るく照らす間に、機関銃や迫撃砲で、標的を撃つ。落ち切ると効果がなくなるため、標的を照らし続けるには、時間差で複数の照明弾を撃つ必要があるという。」




by asyagi-df-2014 | 2019-12-06 18:13 | 沖縄から | Comments(0)

マイナンバーカード。

 朝日新聞(以下、「朝日」)社説の題目に、今さらながらも振り返る。
 「朝日」は2019年12月2日、「マイナンバー カード普及を焦る不毛」、とした。
この社説に目が行くのは、マイナンバーカードと「不毛」がすぐに結びつくから。
今回、「朝日」は、「マイナンバーカードは何のために持つのか。」、とまずは掲げる。
「朝日」の「必要性を多くの国民が実感できないなか、政府はカードを一気に広げようと、前のめりになっている。しかし、予算をばらまき、半ば強引に取得を迫るような手法は、看過できない。」、との二つの疑問を指摘する。


(1)一つは、1人最大5千円分のポイント還元策だ。いわゆるデジタル版の商品券で、Suica(スイカ)やPayPay(ペイペイ)などのキャッシュレス決済で使える。消費増税後の景気対策の一つと位置づけ、昨年から実施ありきで制度設計が進んできた。来年9月から7カ月間の期間限定で、カードを取得して専用サイトでIDなどを設定すれば、所得や年齢に関係なく、恩恵を受けられる。ただしキャッシュレスで決済することが条件だ。約4千万人分、2千億円以上もの予算が投じられる見込みだが、消費刺激策としての効果ははっきりしない。
(2)もう一つは、「公務員には今年度中にカードの取得を推進する」との閣議決定の方針のもと、国家公務員に行われている調査だ。公務員ではない被扶養者も対象に、記名式でカード取得の有無や、申請しない場合はその理由を尋ね、上司に提出させている。人権侵害に当たらないだろうか。


 また、「朝日」は、マイナンバーカードの実態を指摘する。


(1)12けたのマイナンバーはすでに国民全員に割り当てられている。顔写真つきのカードの交付は本人の申請に基づき、2016年1月に始まった。本人確認ができる電子証明書もついており、政府は「安全・安心で利便性の高いデジタル社会の基盤」と位置づけ、23年3月末には「ほとんどの住民が保有」すると想定する。
(2)しかしこれまでの発行枚数は1800万枚超と、普及は進まない。昨秋の内閣府の調査でも「必要性が感じられない」を選んだ人は多く、個人情報の漏洩(ろうえい)や盗難を心配する声も根強い。
(3)カードの裏面には、税や社会保障の手続きに使われ、「むやみに他人に見せるべきではない」とされてきた12けたの番号が書いてある。持ち歩くことに不安を感じる人は、少なくないだろう。
(4)住民票をコンビニで取れる、ポイント還元でお得だ、健康保険証として使えるようにもなると、いくら「利便性」を強調しても、結局は制度開始当初から指摘された国民の懸念を、ぬぐいきれていない。


 今回の「朝日」のまとめは、「必要性を感じないままでは、たとえカードが普及しても使われない。『デジタル社会の基盤』にしたいのなら、政府がやるべきは必要性を繰り返し説明し、国民の懸念を解消することだ。予算のばらまきや取得の強要ではない。」。


 限界集落を成長戦略のもとに作り続ける政策の片方で、さもありなんと薄ら笑いで宣伝する「デジタル社会」の未来が、明るいものになるはずがない。
 だからこそ、国民は拒否するのだ。




by asyagi-df-2014 | 2019-12-06 07:18 | 持続可能な社会 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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