2019年 11月 05日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年11月5日

琉球新報のこの記事に揺さぶられます。
「『メディアで見た日本人と実際の日本人は違う』。留学生として来日し、沖縄県内のホテルでも勤務していた韓国人のユン・スヨンさん(25)が日韓友好のために日本列島を縦断するフリーハグに取り組んだ。4日、ゴールとなる那覇市の国際通りに到達し、道行く県民らと抱き合った。・・・4日午後6時、フリーハグの活動を終えたユンさんは『たくさんの日本人に応援してもらった。日韓関係で大事なのは自分たちの素直な気持ちを伝えることだと思う』と語り、戦後最悪と言われる日韓関係の中で人々のふれあいの重要性を説いた。」。
 また、もう一つ。
「2019年韓国人戦没犠牲者慰霊大祭(在日本大韓民国民団県地方本部主催)が10月26日、糸満市摩文仁の韓国人慰霊塔公園で開かれた。遺族や関係者約100人が参列し、沖縄戦で亡くなった韓国人戦没者に祈りをささげた。主催者代表で金仁洙(キムインス)団長は『良くない日韓関係の中、今日(の開催)は深い意味がある。二度と戦争のない世界をつくっていくのが我々の役目だ』と話した。」(琉球新報)。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年11月5日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-フリーハグで日韓友好 韓国のユンさん列島縦断、 那覇でゴール-2019年11月5日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「『メディアで見た日本人と実際の日本人は違う』。留学生として来日し、沖縄県内のホテルでも勤務していた韓国人のユン・スヨンさん(25)が日韓友好のために日本列島を縦断するフリーハグに取り組んだ。4日、ゴールとなる那覇市の国際通りに到達し、道行く県民らと抱き合った。」
②「ユンさんがフリーハグに初めて取り組んだのは2015年。韓国のメディアで見た日本人は、ヘイトスピーチや嫌韓のイメージが強かったが『実際に会ってみると違った』。その後、断続的に全国各地でフリーハグに取り組んだ。今回は10月19日の北海道を皮切りに全国15カ所を回った。」
③「『私は韓国人です。一緒にハグしませんか?』『Free Hugs 日韓友好』と書かれた紙を掲げて、チマ・チョゴリ姿で国際通りを練り歩いたユンさん。たまたますれ違った県民やSNSで活動を知った人々らとハグをした。元同僚の宮平有さん(21)は『仕事ではユンさんがいると元気づけられた。有言実行できるユンさんを見習いたい』と語った。」
④「4日午後6時、フリーハグの活動を終えたユンさんは『たくさんの日本人に応援してもらった。日韓関係で大事なのは自分たちの素直な気持ちを伝えることだと思う』と語り、戦後最悪と言われる日韓関係の中で人々のふれあいの重要性を説いた。」


(2)琉球新報-二度と戦争ないように 糸満、韓国人戦没者慰霊-2019年11月3日 14:28


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【糸満】2019年韓国人戦没犠牲者慰霊大祭(在日本大韓民国民団県地方本部主催)が10月26日、糸満市摩文仁の韓国人慰霊塔公園で開かれた。遺族や関係者約100人が参列し、沖縄戦で亡くなった韓国人戦没者に祈りをささげた。主催者代表で金仁洙(キムインス)団長は『良くない日韓関係の中、今日(の開催)は深い意味がある。二度と戦争のない世界をつくっていくのが我々の役目だ』と話した。」
②「参列した県日韓親善協会の大城宗憲さんは『戦争の教訓を未来永劫(えいごう)語り継がなければならない』と語り掛け、恒久平和を願った。四国大で講師を務める李柔那(イユナ)さんが韓国国家無形文化財の『サルプリの舞』を奉納。参列者は舞を見ながら戦没者に思いをはせた。」


(3)琉球新報-〝神の島〟ルール違反の観光客に対策いろいろ 立ち入り禁止の聖域へ侵入相次ぐ SNS投稿で拍車 HPで呼び掛け-2019年11月5日 10:42


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【南城】『島で守って頂きたいことがあります』。観光客の立ち入り禁止区域内への侵入が相次ぐ沖縄県南城市の久高島で、島のルールを紹介する久高島公式ホームページ(HP)『久高のシマ時間』の事前閲覧を呼び掛ける声が高まっている。HPには『御嶽や拝所は、私たちが大切に護(まも)ってきた心の拠り所です』と記載し、地図で立ち入り禁止区域を示すなど注意喚起を図っている。更新している西銘幸太さん(36)は『島の人たちが守り受け継いできた伝統や歴史があることを理解してほしい』と話した。」
②「琉球開闢(かいびゃく)のアマミキヨ神話がある久高島は“神の島”といわれ、年間約6万人が訪れる。近年問題になっているのが会員制交流サイト(SNS)などへの投稿だ。立ち入り禁止区域内で撮影された写真や間違った情報が多く投稿されていて、投稿を見て島を訪れた観光客が同様の投稿をさらに拡散させている。」
③「正しい情報を元に観光してもらおうと、HPでは久高島ならではのルールを紹介している。HP内から閲覧できるグーグルマップでは、間違って表示されていた地図記号を全て修正し、海水浴ができる浜や聖域の場所などを正しく示している。」
④「チャット形式でも気軽に問い合わせができるようにし、ガイドなどをしている住民を写真付きで紹介している。西銘さんによると、最近は観光を予定している人から事前に『泳いでいい海はどこですか』『水着で泳いでも大丈夫ですか』など、問い合わせが増えているという。」
⑤「西銘さんは『SNSなどではなく、HPの情報を頼りに観光してほしい。これからもたくさんの人に久高の魅力を伝えたい』と話した。」
⑥「久高島公式HPのアドレスは『久高のシマ時間』https://kudaka-island.com/


(4)沖縄タイムス-米軍の都合でバラシュート訓練「例外」乱用 沖縄県と国反発【深掘り】-2019年11月5日 14:30


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「日米が米軍伊江島補助飛行場への集約を合意した米軍のパラシュート降下訓練は、『例外的』な場合のみ認められるとした嘉手納基地での訓練が10月29日で今年4回目に達し、年間で最多となった。県は米軍を県庁に呼び出して抗議を調整しているが、日程は固まっていない。県、政府とも嘉手納での訓練に反発するが、米軍は一顧だにしない。加えて、原則の訓練場所とされる伊江島では、兵士が基地外に着地する事故が相次ぐ。県内での降下訓練に『限界』(謝花喜一郎副知事)を指摘する声も上がる。」(政経部・銘苅一哲)
②「嘉手納での訓練頻発に反発するのは、沖縄側だけではない。河野太郎防衛相も外相時代から、例外の基準が不透明として問題視している。今回の訓練当日は『日米同盟の維持強化に反する。同盟に影響を与えかねない大変遺憾な出来事だ』と米軍の対応を強く批判。11月1日の会見でも『米軍は例外(規定)を乱用している』とトーンを強めた。」
③「一方で在日米軍トップのシュナイダー司令官は、訓練翌日に『日本の皆さまの理解と支援に感謝している』とのコメントを発表。米軍は『日米合意に完全に準拠している』との説明を繰り返している。その根拠は2007年、日米合同委員会での『自然条件などの制約によって伊江島の使用が困難な例外的な場合、定期的でない、小規模の訓練は嘉手納基地を使用できる』との合意だ。」
④「降下訓練は、かつての訓練場だった読谷補助飛行場で事故が相次ぎ、沖縄側の負担軽減を求める声を踏まえ、1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で伊江島に集約するとした経緯がある。一方、嘉手納での例外を認める2007年合意は、沖縄が要望したものではない。文書ではなく出席者間の口頭で確認されたのみで、11年に沖縄タイムスが報じるまで県、嘉手納町は例外規定を知らされていなかった。」
⑤「嘉手納町議会が1日に全会一致で可決した抗議決議でも例外の撤廃を求めるなど、米軍の都合を優先する『密約』は沖縄に認められる内容ではない。こうした米軍との認識のずれが状況の悪化を招いている。」
⑥「伊江島は、基地外に兵士が着地する事故が相次ぐ問題を抱える。10月29日、嘉手納での夜間降下訓練に先立つ伊江島での訓練で、海兵隊員2人が県管理の伊江島空港など基地の外に着地。翌30日も空軍兵が伊江島空港に着地した。2日連続の事故を受け、伊江村の島袋秀幸村長は、沖縄防衛局を通して米軍に抗議した。」
⑦「伊江島での降下訓練は別の問題もある。兵士が風に流された場合に海上へ着水する可能性があり、米軍は救助艇の配置が必要となる。気象と海象が整わなければ訓練できない。ただ、『例外』を理由に嘉手納で訓練を実施すれば、県や地元の反発を受ける。」
⑧「今年9月、米軍は伊江島で訓練をするため、厳しい海象に対応可能な大型救助艇の使用を検討。しかし、民間港である本部港の使用を計画したため市民が反発し、計画は中止に追い込まれた。」
⑨「県内での降下訓練は、ある地域の問題を改善しようとすれば、別の地域に基地負担のしわ寄せが生じる状況だ。謝花副知事は今年5月に面談した嘉手納基地の司令官に個人の見解として県外、国外での降下訓練を検討するよう要望しており、日米両政府は現状を踏まえた対応が迫られている。」




by asyagi-df-2014 | 2019-11-05 16:49 | 沖縄から | Comments(0)

「身の丈」発言。(3)

 大学入学共通テストの英語で導入される民間検定試験に関連して、文部科学大臣の「身の丈」発言(以下、「発言」)がなされた。
 この「発言」は、教育基本法の「すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない」が対置すればいいだけの、文部科学大臣の資質不足を露呈させるものでしかない。
また、この問題は、今回の英語民間試験の活用が「制度自体が『身の丈入試』であることを拭えない点だ。」(「朝日」2019年10月29日)、ということにある。
さらに、ことの「発言」そのものが、「政権の緩みやおごりの表れ」とされることは、日本の憂う現状を著している。
今回は、高知新聞(以下、「高知」)2019年10月29日、「『身の丈』発言】文科相として見識を疑う」、との社説でさらにこのことを追求する。


(1)教育機会の均等や格差是正を図らねばならない文部科学相として発言がどう受け止められるのか、考えなかったのだろうか。
(2)大学入学共通テストの英語で来年度導入される民間検定試験について萩生田文科相が「自分の身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」と述べたことへの波紋が広がっている。
(3)民間試験は来年4月に始まる。受験生は12月までに最大2回、「英検」や「GTEC」など6団体7種類から選んで受ける。結果は受験生が目指す各校独自の試験への加点などに活用される。しかし、試験会場が都市部に偏っていたり、受験料が高額になったりするといった地域格差や経済格差への対応が不十分なままだ。この状況に、高校現場や受験生らからは延期を求める声が出ていた。
(4)萩生田氏の発言に「格差を容認するのか」といった反発が広がった。中には「貧乏人は高望みするなということか」といった批判もあったという。多くの不安を抱えた受験生らの当然の思いだろう。
(5)萩生田氏も「受験生に不安を与えかねない説明だった」と謝罪した。また、どんな環境下でも「力を最大限発揮できるようにしてほしい」という思いだったと釈明した。だが、あまりにも思慮を欠いた発言と言わざるを得ない。
(6)というのも萩生田氏は民間試験に関して今月上旬にも、「初年度は精度向上期間だ」などと、文科相としての見識を疑う発言をしている。受験生らからは「実験台にするつもりか」といった反発が出たが、その舌の根が乾かない中での言葉だ。
(7)民間試験について文科省は今月下旬にやっと、四年制大学の約7割が少なくとも一つの学部や学科で初年度は利用する予定といった集計結果を発表した。受験スタートまで半年を切っている。民間試験が志望校に必要なのかどうか。大きな不安を抱えていた受験生や保護者、教員らにとっては遅すぎる発表だ。いつ、どこの会場でという詳しい日程は決まっているだろうか。「初年度は…」という萩生田氏の発言が現実味を帯びる。


 「高知」は、何が問題なのかを明確にする。


(1)導入を見送った大学の中には複数の民間団体の試験をどう公平に採点に生かすのか結論が出なかったり、受験機会が異なる都市部と地方の受験生の状況などを考慮したりと、悩んだ学校があるだろう。
(2)私たちも指摘してきた、そうした課題が解決しないまま試験が導入されて混乱は起きないだろうか。
(3「貧乏人は高望みするな?」―。この反発の背景には、小学校から大学に相当する教育機関への日本の公的支出の少なさがある。経済協力開発機構(OECD)の調べで、国内総生産に占める公的支出の割合は2016年まで3年連続で日本は最下位。その裏返しで教育支出の多くを家計が負担している。こうした背景から教育格差は生じやすい傾向にある。この解消を文科相は目指すべきだ。


 日本の「教育格差」の問題の背景には、「高知」が指摘するように教育機関への日本の公的支出の少なさが厳然と横たわっている。
 安倍晋三政権が行わなければならないことは、「教育格差」の解消にある。



by asyagi-df-2014 | 2019-11-05 06:51 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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