2019年 10月 28日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年10月28日

元ソ連大統領のミハイル・ゴルバチョフ氏の単独インタビューで、沖縄の核の検証が必要と。
「東西冷戦終結の立役者で、ノーベル平和賞を受賞した元ソ連大統領のミハイル・ゴルバチョフ氏(88)はこのほど、ロシアのモスクワで琉球新報の単独インタビューに応じた。沖縄が日本に復帰した1972年以降、89年に終結する冷戦時代から現在に至るまで、米国の核兵器が沖縄に存在するとの情報を把握しているかとの質問に対し、明言を避けつつも、レーガン元米大統領の『信用せよ、されど検証せよ』という言葉を引用し、検証の必要性を提言した。復帰後の非核化に疑念を示唆した形だ。」
(琉球新報)。
 また、「『安全保障問題の解決の鍵は兵器ではなく、政治にある』と強調。『今は極めて重要な時期だ。過剰な感情とプロパガンダ(政治宣伝)を消し去る必要がある』と述べ、主要各国の指導者に対し『今日の現状に異を唱えよう』と訴えた。一般市民にも、より安定した世界秩序の実現に向けて力を合わせ行動することを呼び掛けた。」(琉球新報)、とも。  
 


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年10月287日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-沖縄の核 検証必要 ゴルバチョフ元ソ連大統領インタビュー-2019年10月28日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「東西冷戦終結の立役者で、ノーベル平和賞を受賞した元ソ連大統領のミハイル・ゴルバチョフ氏(88)はこのほど、ロシアのモスクワで琉球新報の単独インタビューに応じた。沖縄が日本に復帰した1972年以降、89年に終結する冷戦時代から現在に至るまで、米国の核兵器が沖縄に存在するとの情報を把握しているかとの質問に対し、明言を避けつつも、レーガン元米大統領の『信用せよ、されど検証せよ』という言葉を引用し、検証の必要性を提言した。復帰後の非核化に疑念を示唆した形だ。」
②「沖縄の核兵器は復帰時に米国が撤去したとされるが、米国は、沖縄返還交渉の過程で非核三原則を保証する書簡を出す条件として『核の確認や沖縄の貯蔵施設への査察をしないこと』を提示し、日本政府はこれを受諾している。沖縄の非核化は客観的に検証されていない。」
③「また、ゴルバチョフ氏は87年にレーガン氏と調印した中距離核戦力(INF)廃棄条約が8月2日に破棄されたことで、米国が沖縄など日本に中距離ミサイルを配備する可能性にも触れ『沖縄県民の皆さんと同じ気持ち』と述べ、強い懸念を示した。配備に対抗する意味でも核の持ち込みを検証できる態勢づくりを提起したとみられる。『(沖縄の)皆さんの平和のための闘い、軍事基地への対抗は尊敬すべきものだ』とも述べた。」
④「同条約破棄後、ゴルバチョフ氏が日本のメディアのインタビューに答えたのは初めて。ゴルバチョフ氏は条約破棄により『危険で破壊的な傾向が顕在化している』と危機感を示した。米国が条約から離脱した背景には「兵器分野におけるいかなる制限から脱してでも、絶対的な軍事的優位性を得ようとする狙いがある」と指摘した。トランプ大統領の核軍備拡張方針について『自分の意思を世界に押し付けている。しかし、これは幻想的で実現不可能な願望だ。現代世界では一国の覇権は不可能だ』と批判した。」
⑤「条約破棄は、世界の戦略的バランスの不安定化、新しい軍備拡大競争、世界政治の、より大きな混乱と予測不可能な状況を生み出すとし『各国の安全性が損なわれるだろう。このような自然発生的に生まれた全ての連鎖は、制御不能な過程をたどるだろう』と予測した。」
⑥「その上で『安全保障問題の解決の鍵は兵器ではなく、政治にある』と強調。『今は極めて重要な時期だ。過剰な感情とプロパガンダ(政治宣伝)を消し去る必要がある』と述べ、主要各国の指導者に対し『今日の現状に異を唱えよう』と訴えた。一般市民にも、より安定した世界秩序の実現に向けて力を合わせ行動することを呼び掛けた。」      (新垣毅)


(2)沖縄タイムス-憎悪の演説もう5年 差別の脅威で人間不信に-2019年10月28日 05:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「旅行かばんを引っ張りながら歩く中国人男性に追いすがり、食ってかかる。『ここはな、お前の汚い中国じゃないぞ。腐った中国、さっさと帰れ!』。叫んだのは久我信太郎氏67。那覇市役所前で2016年12月に撮った動画を、ネット上で繰り返し拡散している。」
②「千葉県出身で11年に移住してきた。『シーサー平和運動センター』などと名乗り、14年からもう5年、街宣を続けている。主な標的は中国。『シナは2200年間、ずーっと人殺しでうそつきで泥棒なんですよ』と語る動画もネットに残している。中国人という簡単に変えられない属性を攻撃し、ののしる。『シナ』は、言われる中国の側が蔑称だとして拒否している。醜悪なヘイトスピーチである。」
③「10月2日、街宣のため市役所前に来た久我氏に直接尋ねた。久我氏は静かな口調で、しかし『シナ』と繰り返した。」
④「―街宣はヘイトスピーチではないか。」:『情報伝達で、ヘイトスピーチではない』」
⑤「―この周辺には中国人の観光客も多い。不安に思うだろう。:『シナ人には不安になってもらいたい。歓迎していないことを分かってほしい』。排除の意図を隠そうともしない。中国人や中国にルーツを持つ人の人権を脅かし、2次的には沖縄の観光産業にも悪影響を与えている。」
⑥「石垣市には、ネット上のヘイトスピーチで深く傷付いた在日韓国人の男性36がいる。匿名掲示板に『在日朝鮮人、詐欺師、借金まみれ』『在日は恐ろしい』などと書かれた。経営する総合マリンサービス店の利用客は離れ、精神的にも経済的にも追い込まれた。」
⑦「男性の刑事告訴を受け、捜査当局が2人の加害者を特定した。うち1人は仕事を助けたことのある人物だった。『信じていた人間に裏切られた。人間なんてもう信じられない』。加害者2人は名誉毀き損そん罪でそれぞれ罰金10万円の略式命令を受けたが、傷は消えない。」
⑧「男性は韓国で生まれ、小学生の時にコリアンが多く住む川崎市に引っ越し、育った。ヘイトスピーチやデモの標的とされ、その被害を食い止めるために対策を積み上げてきた街。男性は『僕だけでなく、悔しい思いをしている被害者は沖縄にもいる。川崎に負けないで、沖縄の行政も被害を抑止してほしい』と願う。」
※「 ヘイトスピーチに刑事罰を科す全国初の差別根絶条例案を、川崎市が準備している。来月には市議会に提出し、年内成立を目指す。沖縄から取材に行き、先進の対策と足元の被害を考えた。」(編集委員・阿部岳)


(3)琉球新報-米軍機、また種子島に緊急着陸 普天間所属、機体に不具合か-2019年10月28日 11:37


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【宜野湾】米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリコプターとUH1Y多用途ヘリ2機が26日、鹿児島県の旧種子島空港跡地に緊急着陸していたことが27日、関係者への取材で分かった。AH1の不具合とみられる。種子島空港には同飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリが21日に着陸し、不具合で離陸できなくなったばかり。」
②「旧空港跡地を管轄する鹿児島県港湾空港課によると、機体は26日午前11時53分すぎに着陸した。けが人などの情報は入っていない。」
③「当日は旧空港跡地で自転車競技『ジロ・デ・種子島』のタイムトライアル種目があったが、支障はなかったという。」
④「関係者によると、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが28日に種子島空港へ飛行し、復旧に向けて部品を届けるという。21日に同空港に着陸していたCH53は24日、普天間飛行場へ帰還している。」
⑤「在沖米海兵隊は不具合の内容や原因について27日午後9時現在、本紙の質問に回答していない。旧空港跡地ではこれまで、日米の共同訓練が実施されるなどしてきた。旧空港跡地近くで民宿を経営する榎本元久さん(79)は『警察がいるから何事かと思った。警察が規制線を張り、夜中も立っていた』と話した。」


(4)沖縄タイムス-パトカーのガラス損壊、住居侵入も 米海軍兵4人を逮捕 容疑は否認-2019年10月28日 13:14


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県警石川署は27日、事件捜査中のパトカーに角材を投げつけるなどしたとして、公務執行妨害の疑いで所属基地不詳の30歳、21歳、23歳の米海軍兵の3容疑者を現行犯逮捕した。全員容疑を否認しているという。逮捕容疑は27日午後11時半すぎ、恩納村冨着の路上で別の米兵の住居侵入事案を捜査していた警察官乗車のパトカーの窓ガラスを手拳でたたいたり、別のパトカーのフロントガラスに角材を投げつけたりして損壊した疑い。
(6)3人の逮捕前、村内の飲食店で米兵の騒ぎの通報を受け署員が到着すると、米兵らは現場から逃走。署員が追跡し、民家敷地に隠れていた所属基地不詳の米海軍兵(23)を住居侵入容疑で現行犯逮捕した。その調べ中に別の米兵3人が現れ2台のパトカーを襲ったという。


(5)沖縄タイムス-辺野古新基地建設 抗議の市民を一時拘束、ゲート前は機動隊が排除-2019年10月28日 13:29


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸では28日も、新基地建設に向けた工事が進められた。市民らは海上やゲート前で『新基地建設反対』と書かれたプラカードを手に抗議の声を上げた。」
②「午前11時ごろ、K8護岸に土砂を積んだ台船が着岸。大型トラックに土砂を積み替え、護岸内に土砂を運び入れる作業などが確認された。」
③「海上は市民らは抗議船1隻、カヌー6艇を繰り出し埋め立て工事に抗議。カヌーでフロート内に入り、抗議活動をした市民らが、海上保安庁の職員に一時拘束された。」
④「正午すぎ、ゲート前では約40人の市民が座りこみ、資材搬入用のゲートを封鎖。『』違法工事に手を貸すな』『美ら海を壊すな』などと抗議の声を上げたが、機動隊に排除され、多数のダンプカーやミキサー車が基地内へ入った。」




by asyagi-df-2014 | 2019-10-28 18:11 | 沖縄から | Comments(0)

安倍晋三政権の改憲策動への反対「声明」-(1)

 「九条の会」は2019年10月10日、「改憲発議強行を草の根からの運動で阻もう」(以下、「声明」)、と声明を発表しました。
この「声明」の指摘を考えます。
まず最初に、安倍晋三政権の改憲の狙いと動きについて次のように指摘します。


(1)安倍首相は、先の参院選において市民と野党共闘の頑張りで改憲勢力3分の2の議席の維持に失敗したにもかかわらず、内閣改造と党役員人事で任期中の改憲発議強行に本腰を入れる体制をつくり、臨時国会に臨んできました。
(2)安倍自民党がねらうのは、改憲発議の第一歩として憲法審査会において何が何でも自民党改憲案を提示し、その審議に入ることです。そのため、自民党は、改憲手続法改正審議と並行して改憲案の提示を行おうとするなど、なりふり構わぬ形で議論に入ろうとしています。臨時国会で改憲案を提示して来年通常国会で発議強行、というスケジュールを描いているからです。
(3)臨時国会での所信表明演説においても、安倍首相は、改憲審議入りで演説を締めくくりました。「令和の時代に、日本がどのような国を目指すのか。その理想を議論すべき場こそ、憲法審査会ではないでしょうか。私たち国会議員が・・・しっかりと議論していく。皆さん、国民への責任を果たそうではありませんか」と。
(4)それに呼応するように、衆議院議長が今国会での改憲手続法の改正を促す発言をしたことは、その職責を逸脱した言語道断の暴挙といわねばなりません。さらに、安倍自民党は、改憲問題がすすまない背景にある「安倍改憲反対」の国民世論を意識し、国会審議と並行して、草の根からの改憲世論づくりに本腰を入れようとしています。日本会議と連携し自民党全支部での改憲推進本部づくりをはじめ、改憲国民投票を見据えて策動を強めています。


 確かに、この「改憲国民投票を見据えた策動」の端緒は、すでに、「韓国との対立を煽る一方で、朝鮮・中国の脅威を口実にして自衛隊の海外での武力行使を目指す9条改憲に執心する安倍政権の態度は、朝鮮半島の非核化、東北アジアの平和構築の方向に真っ向から逆行する極めて危険な策動です。安倍改憲を阻むことは、アジアと世界の人々に対する日本国民の責務となっています。」、と具体的なかたちで行われています。
 したがって、こうした事態をどのように捉え直すのかが問われています。

「声明」は、このことに関して次のように指摘します。


(1)改憲の新たな局面を迎えたいま、まず必要なことは、こうした安倍改憲の狙いと危険性を市民が共有することです。「安倍政権下の改憲」には反対の声は多数ですが、自衛隊を憲法に明記する9条改憲の危険性は、まだまだ市民の中には浸透していません。また、改憲手続法は、いま問題となっている有料CMが「カネで改憲を買う」危険をもっているだけに留まらず、公務員・教育者の地位利用の国民投票運動の禁止や「組織的多数人買収・利害誘導罪」など市民の自発的な運動を規制する致命的欠陥をもっていることも見逃せません。草の根からの学習、討論運動を巻き起こしましょう。
(2)先の参院選で3分の2を割らせた、3000万署名をはじめとする市民の運動に確信を持ち、改めて、署名、集会、スタンディング、ネットでの配信、など草の根からの運動をさらに幅広く大きなものにしましょう。草の根からの市民の声で安倍改憲を包囲し、阻止しましょう。


 安倍改憲の狙いと危険性を私たちが、いかに共有できるのかが大事になっています。





by asyagi-df-2014 | 2019-10-28 07:18 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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