2019年 07月 29日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年7月29日

 大きな衝撃を受ける。
 今、世界が曲がり角に来ていることを痛感する。
琉球新報は、「米軍が先月、戦闘中の限定的な核兵器使用を想定した新指針をまとめていたことが28日、分かった。核爆発後の放射線環境下で地上戦をどう継続するかなどの課題にも言及している。核弾頭の小型化を進めるトランプ政権下で、通常戦力の延長線上に核戦力を位置付ける傾向もうかがえる。」、と伝える。
 黙っていたら止まらない。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年7月29日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-米軍、限定核使用へ新指針 放射線下の地上戦にも言及-2019年7月28日 18:52


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍文書「核作戦」のコピー。「核使用は戦闘領域を根本から変え、司令官が紛争でどう勝利するかを左右する状況をつくり出す」との記述(右上段)がある。」
②「米軍が先月、戦闘中の限定的な核兵器使用を想定した新指針をまとめていたことが28日、分かった。核爆発後の放射線環境下で地上戦をどう継続するかなどの課題にも言及している。核弾頭の小型化を進めるトランプ政権下で、通常戦力の延長線上に核戦力を位置付ける傾向もうかがえる。」
③「新指針は米軍統合参謀本部が6月11日付でまとめた内部文書『核作戦』。ホームページで一度公開した後、非公開にした。全米科学者連盟が保存し開示している。」
④「文書では『核使用は戦闘領域を根本から変え、司令官が紛争でどう勝利するかを左右する状況をつくり出す』などと力説している。」


(2)琉球新報-辺野古の現状、米で発信 県系2世の高校生与那嶺さん 各地で自作映像上映-2019年7月29日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「新基地建設が進む沖縄県名護市辺野古の現状と、それに反対し続ける県民の姿を描いた短編ドキュメンタリー作品『我した島ぬ宝(私たちの島の宝)』の上映会が、現地時間の26日、米カリフォルニア州オークランドで開催された。上演後、映像を制作したオレゴン州ポートランド在住で県系2世の高校生、与那嶺海椰さんがビデオ電話で登場すると、観客から大きな拍手が送られた。」
②「上映会はシカゴやホノルルなどに続き4都市目。会場には地域住民や県人会メンバーなど約50人が集まり、約30分の作品を真剣な表情で視聴した。」
③「企画したハワイ出身の県系3世ウェスリー上運天さん(58)は『方言札の歴史が物語るように県民は長い間沈黙を強いられてきたが、今、若い世代が声を上げ始めた。その声を映像メディアで発信する与那嶺さんの存在はとても大事だ』と若者の発信とソーシャルメディアでの広がりに期待を込めた。」
④「作品は現在ウェブ上で公開されており、ソーシャルメディアでは#RISEFORHENOKO(辺野古のために立ち上がろう)のハッシュタグで基地建設中止を呼び掛けている。」
⑤「上映会に駆け付けた県系4世の大学生、スティーブン与儀さん(23)は米市民は沖縄の米軍基地の現状をほとんど知らないと指摘した上で、『だからこそ情報を広げ、問題意識を共有することが大事。まずは対話の機会をつくりたい』と話した。」
 (大矢英代通信員)


(3)琉球新報-沖縄・今帰仁村で見つかったジュゴンの死因はエイのとげ 環境省と県、村が調査結果を公表-2019年7月29日 14:25


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「環境省や県、今帰仁村は29日、今年3月に同村の運天漁港で見つかった国の天然記念物ジュゴンの死因について、オグロオトメエイのとげが腹部に刺さったことが原因だとする解剖結果を発表した。環境省によると、エイのとげによって腹腔(ふくくう)内が傷つけられ、腸管の内容物が漏れ出すなど、状態が悪化したことによって死亡した。明らかな骨折や外傷などは見つかっていない。」
②「ジュゴンの死骸は3月18日、運天漁港沖の防波堤に漂着しているのが発見された。頭部や胸びれに傷や出血があった。沖縄防衛局が沖縄近海で確認していた3頭のうち、同村沖を生息地とした『個体B』とされる。」
③「防衛局は6月、辺野古の新基地建設工事が環境に及ぼす影響を検討する「環境監視等委員会」で、ジュゴンの死に関し、工事の作業船による影響はないとの分析を報告している。」


(4)琉球新報-「国の責任問い続けたい」戦没者遺骨のDNA鑑定に向け説明会-2019年7月29日 10:24


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「国が実施している戦没者遺骨のDNA鑑定に集団で申請しようと、沖縄戦遺骨収集ボランティア『ガマフヤー』は28日、沖縄県那覇市で説明会を開いた。5回目の今回は約20人の遺族が参加。ガマフヤーの具志堅隆松代表は『遺骨収集とDNA鑑定は国民を戦死させた国の責務。最後まで国の責任を問い続けたい』と語った。集まった申請は8月14日に厚生労働省に提出する。」
②「具志堅代表は『遺族の高齢化が進んでいる。遺骨だけでなく申請者も増やさなければならない』と話す。」
③「説明会に参加した読谷村の高校教諭知念勝美さん(49)は母勝子さん(88)の父の遺骨を探している。父は14歳だった勝子さんと名護市の多野岳付近で生き別れ、消息が分かっていない。形見のコートを今も大切に保管しているという。知念さんは『母は【もうすぐあの世で会うから】と言うけれど、見つかれば絶対に喜ぶはず』と望みを託す。」
④「説明会の質疑応答では、DNA鑑定に関して国や県の広報が不足しているという意見も出た。参加者は『県に積極的な広報を求める』とする決議を採択。具志堅代表が週内にも県に申し入れるという。」
⑤「鑑定申請の問い合わせはガマフヤー(電話)090(3796)3132。」


(5)沖縄タイムス-沖縄・ビーチの上空をオスプレイが低空飛行 住民が目撃-2019年7月29日 07:44


 沖縄タイムスは、「【読谷】米軍トリイ通信施設で28日午後6時すぎ、米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ2機が離陸し、同16分ごろに渡具知ビーチ上空を低空飛行で通過する様子が確認された。また、北谷町の宮城海岸上空でも低空で飛行する様子を付近の住民が目撃した。普天間飛行場へ向かったと見られる。トリイへの飛来目的や訓練したかどうかは不明。同施設内の着陸帯は、米軍の環境レビューで物資輸送や緊急時に使用する『管理着陸帯』に区分されており、村や村議会は訓練目的での使用を認めていない。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-沖縄県、辺野古埋め立て承認案件を保留に 大浦湾側の着工けん制【深掘り】-2019年7月29日 14:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、県は国との裁判が終わるまで、埋め立て承認を前提とした沖縄防衛局のすべての申請の判断を裁判後に先送りする方針を決め、28日までに庁内の関係部署へ通知した。玉城デニー知事は19日、沖縄防衛局が提出しているサンゴ移植に必要な特別採捕許可の判断を見送る方針を明らかにした。これに加え、想定される今後の申請を包括的に保留する。」(政経部・屋宜菜々子、銘苅一哲)
②「大浦湾側の軟弱地盤の改良など、新基地建設を進める国の手続きをけん制する狙いがある。一方、こうした県の方針は、防衛局が昨年12月から進めている、辺野古側の埋め立てに直接の影響はない。このため、政府関係者は『工事の進行に深刻な影響を与える動きではない』と静観する構えだ。」
③「県は17日、国土交通相が埋め立て承認撤回を取り消した裁決を『国の違法な関与』とし、取り消しを求める訴訟を福岡高裁那覇支部に提起した。」
④「玉城知事ら県首脳は『判決が確定するまで申請内容の必要性を判断できない』との方針を決定。辺野古新基地建設問題対策課は、17日付で関係課長宛てに各種申請などの対応方針書を出した。裁判中に判断しない対象は(1)『県漁業調整規則』に基づく岩礁破砕等許可と特別採捕許可の両申請(2)海底の使用などに必要な『県公共用財産管理規則』に基づく公共用財産使用協議(3)千平方メートル以上の工事や土砂の堆積などで必要となる『県赤土等流出防止条例』に基づく事業行為通知に関する協議(4)外来生物の侵入防止条例に基づく届け出-。」
⑤「防衛局が辺野古側の埋め立てを終えた後、大浦湾側を埋め立てるためにはサンゴ7万4千群体の移植が必要だが、県が申請の可否を判断しなければ移植に着手できなくなる。」




by asyagi-df-2014 | 2019-07-29 18:44 | 沖縄から | Comments(0)

「ホワイト国から除外」という安倍晋三政権の意図。

 ハンギョレは、まず最初に、「日本の方針には、経済報復のレベルを超え、東アジア地域の安全保障の枠組みを再調整しようという意図があるものとみられる。」、と次のように指摘する。
 どういうことなのか、韓国最高裁(大法院)の強制徴用賠償判決から起こっている日韓の対立-ホワイト国からの除外等-についてである。


「韓国を安保友好国の性格をもつ『ホワイト国』から除外するという日本の方針には、経済報復のレベルを超え、東アジア地域の安全保障の枠組みを再調整しようという意図があるものとみられる。2010年に中国が日本を制して世界2位の経済大国に浮上し、昨年から朝鮮半島で南北米を中心に安全保障の地形が急速に変わる状況で、北東アジアの安保をめぐる韓日の戦略目標は徐々に離れてきた。このような構図で、安倍政権は韓国最高裁(大法院)の強制徴用賠償判決をめぐる対立を機に、日本の戦略目標を韓国が受け入れるよう圧力をかける攻勢に出たわけだ。」


 このところの一連の日本政府の強い動きに、日本の戦略目標の変更があるという指摘は、核心を突いている。
ハンギョレの状況分析は、次のものである。


(1)まず、日本が明確な根拠もなく韓国の対北朝鮮制裁違反疑惑やサリンへの転用の可能性などを無理に取り上げるのは、韓国政府の朝鮮半島平和プロセスに照準を合わせ、朝鮮半島問題における日本の役割と要求の受け入れを求める、計算されたメッセージと見られている。
(2)ソウル大学のナム・ギジョン教授は「韓国がホワイト国から除外されないためには、南北和解と朝鮮半島平和プロセスに日本の要求を反映しろという要求を盛り込んだ主張」だとし、「対北朝鮮制裁の維持を根幹にした日本の朝鮮半島構想に韓国が賛同しなければホワイト国から除外するとし、二者択一を要求している」と指摘した。
(3)東西大学のシン・ジョンファ教授は「韓国は朝鮮半島の冷戦構造の解体を最も重要な目標とし、米国との協力を強化すれば日本もついてくると予想したが、日本の安倍政権は日米同盟の強化で中国への牽制を強める一方、日本の軍事力を強化することで、自律性の確保をめざしているため、韓日間の戦略的目標における隔たりが大きくなってきた」と説明した。朴槿恵(パク・クネ)前大統領が2015年に中国の「中国人民抗日戦争・ 世界反ファシズム戦争勝利70周年記念式典」に出席し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が朝鮮半島平和プロセスを進めるのをみて、安倍政権は中国、北朝鮮に関して韓国が日本と連携することは難しいとの判断を下した。強制徴用をめぐる軋轢が主な契機になったものの、前例のない経済報復措置を通じて、韓国に安保面での圧迫を強化しようとする脈絡があるという分析だ。
(4)日本は2018年国防政策報告書と防衛大綱で、韓国に関連し「米国の同盟で、基本的価値と安保利益を共有する国」という表現を外し、安保協力の順位も従来の2番目から5番目に下げた。特に昨年、安倍首相の訪中などで日中関係が急速に改善し、自信を得た日本が韓国に対して「韓国なしでも十分行ける」というシグナルを送っている側面もある。


 この上で、ハンギョレは、次のように情勢を読み解く。


(1)こうした背景の中で、安倍首相は宿願の平和憲法の改正と戦争できる“普通の国”への道程で、韓国が“障害”になるという判断を下したものとみられる。普通の国をつくるためには、日本に対するプライドと愛国心を鼓吹しながら、「美しかった明治時代に戻ろう」というメッセージが重要だが、韓国が引き続き過去の歴史問題を提起してこれを揺さぶる状況に対して、超強硬対応に出たのだ。
(2)日本のこのような行動は、1965年以降構築された韓米日安保協力構図を揺るがすものであり、北東アジア全般に地殻変動を起こす可能性もある。韓国はまず米国の説得に乗り出したが、米国が積極的な役割を果たす可能性は現在のところ低い。先週、米国を訪問し、ホワイトハウスと国務省の関係者などと協議してきた外交部当局者は15日、記者団に対し、米国は「エンゲージ(関与)して現状況が悪化しないようにするという立場」だと伝えた。また「米国が双方を、とりわけ日本が状況を悪化させないという線で意見がまとまった」としつつも、「米国がどのようにエンゲージするかは分からない」と述べた。
(3)一部で韓日両国政府が北朝鮮の核問題とミサイル関連情報の共有などのために締結した秘密軍事情報保護協定(GSOMIA)の破棄の可能性が取り上げられることについて、同関係者は「米国側で秘密軍事情報保護協定が動揺しないことを望むという言及があった」と述べた。当面、米国は韓日のあつれきがこれ以上高まることがないよう、水面下で動きながら、中国のけん制に向けた米国のアジア太平洋戦略から韓日が離脱しない程度に管理するというメッセージと言える。


 確かに、①「韓国に安保面での圧迫を強化しようとする脈絡」、②「『韓国なしでも十分行ける』というシグナルを送っている側面」から、「韓国は朝鮮半島の冷戦構造の解体を最も重要な目標とし、米国との協力を強化すれば日本もついてくると予想したが、日本の安倍政権は日米同盟の強化で中国への牽制を強める一方、日本の軍事力を強化することで、自律性の確保をめざしているため、韓日間の戦略的目標における隔たりが大きくなってきた」、との対立の構図の説明は、的を得ている。
 また、「安倍首相は宿願の平和憲法の改正と戦争できる“普通の国”への道程で、韓国が“障害”になるという判断を下したものとみられる。」、との指摘についても。





by asyagi-df-2014 | 2019-07-29 05:31 | 米軍再編 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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