2019年 07月 03日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年7月3日

米軍基地が引き起こす環境問題がより一層深刻化する中で、地域は、住民の命を守るために戦い続ける。
「【嘉手納】嘉手納町議会(徳里直樹議長)は2日の臨時会で『環境対策調査特別委員会』を設置することを盛り込んだ決議を全会一致で合意した。同委員会は同日付で発足、委員長には田崎博美議員が就任した。環境問題に特化した特別委員会が設置されるのは、県内市町村議会で初めて。河川や井戸水の水質汚染や、米軍機の排ガスが原因とみられる悪臭など、米軍基地を巡る諸問題だけでなく、ごみ処理などについても協議する。深刻化する基地由来の環境問題に、町議会も町と一丸となって本腰で取り組む格好だ。」、と琉球新報。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年7月3日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-嘉手納議会に環境委 県内初 騒音、汚染水調査へ-2019年7月3日 06:00


琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【嘉手納】嘉手納町議会(徳里直樹議長)は2日の臨時会で『環境対策調査特別委員会』を設置することを盛り込んだ決議を全会一致で合意した。同委員会は同日付で発足、委員長には田崎博美議員が就任した。環境問題に特化した特別委員会が設置されるのは、県内市町村議会で初めて。河川や井戸水の水質汚染や、米軍機の排ガスが原因とみられる悪臭など、米軍基地を巡る諸問題だけでなく、ごみ処理などについても協議する。深刻化する基地由来の環境問題に、町議会も町と一丸となって本腰で取り組む格好だ。」
② 「町議会は同日、PFOSなど有機フッ素化合物による水質汚染に関し、嘉手納基地への立入調査を求める決議と意見書、比謝川および町内全井戸の水質調査を求める意見書をそれぞれ全会一致で可決した。東アジア最大級の米空軍基地を抱える嘉手納町では長年、昼夜を問わず上空を飛び交う戦闘機の爆音や、米軍機の排ガスによるとみられる悪臭などが周辺住民の生活環境を脅かすとして問題視されてきた。それに加え、農業用水や生活用水として市民に親しまれてきた井戸水や河川から有機フッ素化合物が高濃度で検出されるなど新たな課題も浮上、早期解決が求められる環境問題が後を絶たない。」
③「特別委員会の設置を提起し、委員長に就いた田崎議員は、これまで環境問題に関連する事項の調査所管委員会は文教厚生常任委員会だったが、米軍基地を抱える嘉手納町では環境対策に特化し、より多角的な視点での調査が必要だと強調。最優先事項は情報を開示することで住民の不安を払拭(ふっしょく)することと、汚染源など問題の根幹を特定することだとし『県や町、三連協(嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会)と連携して対策を考えたい』と意気込んだ。」


(2)琉球新報-街宣活動のヘイト初認定、大阪市 人物特定、氏名公表も検討-2019年7月2日 19:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「ヘイトスピーチ抑止を目的とした条例に基づき、大阪市の有識者審査会は2日、2016年9月の大阪市内での街宣活動と、その音声ファイルをインターネット上で公開した行為がヘイトスピーチに当たると認定し、市に答申した。街宣活動の認定は初めて。関わった人物を特定しており、氏名公表も検討する。」
②「審査会はこれとは別に、ネット掲示板の投稿を集めて整理した『まとめサイト』で差別的な記事1本を閲覧できるようにしたことがヘイトスピーチに当たると答申。サイト管理者の氏名公表を検討する。」
③「審査会は今回の2件について「在日韓国人・朝鮮人を社会から排除し、誹謗中傷する表現」と指摘した。」
(共同通信)


(3)琉球新報-「弟が泣き ガマから出された」 優しい人たちも一変、命守るに必死 83歳女性が沖縄戦経験語る-2019年7月2日 10:58


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県那覇市立識名小学校(平良雅司校長)は6月21日、同校で平和集会を開いた。講師に沖縄戦体験者で県平和祈念資料館友の会副会長の上原美智子さん(83)を招いた。上原さんは幼いきょうだいを連れてガマで息を潜めた体験などを語り『二度と戦争があってはいけない』と言葉に力を込めた。」
②「上原さんは現糸満市大度で生まれ、9歳(国民学校3年)の時に沖縄戦を体験した。父の玉城蒲吉さんは防衛隊として召集され、その後消息が分からなくなった。戦場へ向かう父を見送った光景を思い出すと今でも涙があふれるという。」
③「米軍が沖縄本島に上陸したのは1945年4月1日。その直前の3月23日午前7時ごろ、7機の米軍機が大度集落上空に低空飛行で現れ『ババババー』と機銃掃射をした。母と姉に『後から行く』と告げられ、上原さんは先に生後8カ月だった末の弟をおぶい、3歳の弟と6歳の妹を連れて、集落の人々が身を潜めるガマへ逃げ込んだ。泣きやまない末弟。『泣かすな。出て行きなさい』と背後から聞こえる声。優しかった人たちでさえ、自分の命を守るのに必死だった。4人はガマの外に出た。上原さんが末弟の口をふさいでいたため、末弟は窒息しそうになり目を白黒させていた。手を離すと血色が戻った。母と姉に再会できたのは夕方だった。髪を乱し、泥まみれになった上原さんは母を責めた。」
④「上原さん一家は暗い夜道を歩き、3日間かけて恩納村の山中に避難した。避難生活中に末弟が栄養失調で亡くなった。5月、米軍に見つかり石川収容所に収容された。上原さんは『命どぅ宝。あんな苦い経験をしてほしくない』と強調した。」
⑤「講話を聞いた波平美咲さん(6年)は『これからの日本をつくるのは私たちだ。小さな積み重ねが大きな平和をつくる」と決意を語った。知念真修(ましゅう)さん(6年)は「戦争の残酷さを受け止め、伝えていきたい』と話した。」
⑥「同校は6月11日から21日まで『識名平和資料館』を開設した。県平和祈念資料館の資料貸し出し事業を活用し、沖縄戦の写真や実物資料など約100点を展示した。児童会が沖縄戦についてまとめた資料や6年生が制作したパンフレットも展示した。見学した上原さんは『6年生が学んだことを下級生に伝えていることに感動した』と話した。」
 (中川廣江通信員)


(4)沖縄タイムス-「自衛隊の訓練 受け入れるべきだ」 急患空輸など踏まえ、渡嘉敷村長-2019年7月2日 22:35


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「航空自衛隊那覇基地が沖縄県渡嘉敷村の前島で、村への通知なく訓練を実施していた問題で同村と前島郷友会、自衛隊の三者が6月30日、那覇市内で会合を開いた。座間味秀勝村長は自衛隊による急患空輸などの実績を踏まえ『必要な訓練は受け入れるべきだ』との認識を示した。」
②「村によると、今会合で同郷友会はヘリによる訓練に反対の意志を示したという。座間味村長は『急患空輸は離島の命綱であり、継続するために必要な訓練は受け入れるべきだと考える。救難隊や空輸隊についても災害発生時の命綱であり、訓練は必要なことと考える』とコメントした。」
③「同基地の訓練を巡っては昨年12月、村に通知がないまま訓練が繰り返されていたことが判明。村は私有地への影響を極力避ける方向で自衛隊に訓練計画を示すよう求めている。」


(5)沖縄タイムス-水質基準、「暫定値」設定へ 沖縄の水道の有害物資問題 国の有識者会議が了承-2019年7月3日 08:19


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【東京】有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)などが沖縄県の米軍基地周辺から検出されている問題を受け、厚労省の有識者会議『水質基準逐次改正検討会』が2日、都内で開かれ、PFOSなどの水質基準となる『暫定目標値』」を設定することを了承した。国際的に毒性評価が定まっていないことから『目標値』に『暫定』という表現が追加された。政府は来年4月を目途に暫定目標値を定める方針。」
②「委員からは、米国やドイツなどでPFOSの目標値を定めているものの、毒性評価が各国で統一されてない現状を踏まえ、『毒性学的にクリアな目標を立てることは難しいが、一番厳しいところをめどにするなど暫定的な目標値は立てられるのでは』などの意見が出た。」
③「一方、これまでPFOSなどの水質の基準となる『目標値』設定について政府が意欲的な姿勢を示していたが、今回の会議では事務局側が『「暫定目標値』という表現を採用。『毒性評価が国際的に定まっていない』(厚労省担当者)ことなどが理由という。事務局は、次回会合までにPFOSなどの毒性評価に関する論文を整理して委員に提出し、暫定目標値設定の参考にしてもらう。次回会合の日程は未定だが、例年会議は2回開催されており、次回で大筋の議論がまとまる可能性がある。」


(6)沖縄タイムス-沖縄辺野古の新基地建設、土砂の搬入続く 市民らの抗議続く-2019年7月3日 11:55


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴い、市安和の琉球セメント桟橋付近では3日午前、新基地建設用の土砂が工事車両によって続々と運び込まれた。午前11時半までに土砂を積んだダンプカー119台が確認された。午前7時50分から約2時間、土砂を運搬船に搬入するベルトコンベヤーにトラブルが発生し、作業は一時中断した。午前10時10分にベルトコンベヤーは再稼働したが、午前11時半時点で、辺野古に向かう運搬船はまだ1隻も出港していない。強い日差しが降り注ぐ中、新基地建設に反対する市民ら約30人が『抗議を続けよう』『新基地建設やめろ』と声を上げた。」、と報じた・


(7)沖縄タイムス-テントなど資材50万円分 米軍が撤去 沖縄・高江のヘリパッド建設-2019年7月3日 12:51


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県東村高江の米軍北部訓練場の『NI』地区出入り口前で2日午後7時半ごろまでに、市民が監視のために使っていたテント2張やテーブル、いすなどが米軍によって撤去された。機材の撤去は今年4月3日以来で、その後、市民らが改めてテントなどを設置。米軍は北部訓練場の施設内だとして、4月25日までに撤去するよう通知していた。」
②「3日、撤去に気付いた市民が再びテントの設置準備を進めている。監視役の市民が帰った2日午後5時以降に撤去されたとみられ、持ち去られた機材の総額は50万円以上だという。」
③「『ヘリパッドいらない』住民の会の儀保昇さん(64)は『県警を連れてきて堂々と排除すればいいのに、人がいない時間に撤去したところに彼らの後ろめたさがある』と批判した。監視を支援していた豊見城市の糸数清さん(71)は『取られてもまた抵抗するだけ。われわれはクテーラン(こたえない)』と強調した。」




by asyagi-df-2014 | 2019-07-03 18:32 | 沖縄から | Comments(0)

ロシアのプーチン大統領が、北方領土でロシア国旗を降ろす「計画はない」と断言。

 共同通信は2019年6月23日、表題について次のように報じた。


(1)ロシアのプーチン大統領は22日放映のロシア国営テレビの番組で、北方領土でロシア国旗を降ろす「計画はない」と断言、日本への引き渡しを拒否する考えを明確にした。プーチン氏が公の場で、これほど明確に「北方領土を渡さない」と明言したのは、少なくとも、昨年11月のシンガポールでの安倍晋三首相との首脳会談で日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意、日本側で領土問題解決への期待が高まってからは初めてだ。交渉担当者のラブロフ外相は強硬姿勢を繰り返してきたが、大統領の発言は重みが違う。
(2)今回の大統領の発言を受け、いつものようにプーチン氏が「領土問題で日本をけん制」したと報じたメディアもあったが、けん制などという甘いものではない。ロシア国民に対し、金輪際、領土を引き渡すことはないと「公約」したに等しい。
(3)発言はロシア国営テレビのニュース番組「ベスチ・フ・スボーツ(土曜日のニュース)」でのインタビューで行われた。同番組は日曜日の「べスチ・ニェジェーリ(1週間のニュース)」と並ぶ国営テレビの看板ニュース番組で、著名ジャーナリストのセルゲイ・ブリリョフ氏が司会している。同氏はプーチン氏への全面的な支持を公言し、プーチン氏を一度も批判したことがない(当然ながら、だからこそ国営テレビのニュース番組司会者に抜擢された)ことで有名で、べスチ・ニェジェーリのキャスター、ドミトリー・キセリョフ氏と並ぶ「クレムリンのプロパガンジスト」(野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏)とも評される人物だ。
(4)こうした人が司会する国営ニュース番組に出演し、28日から始まる20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)を前にインタビューで領土問題について話すというのは、それだけで大統領の現時点での考えをできるだけ広範な国民階層に知ってもらいたいというクレムリンの意向があると考えるのが自然だろう。今年3月にロシア経済界との非公開会合で、プーチン氏が日ロ交渉に言及し「テンポが失われた」と発言、有力紙コメルサントがその内容をすっぱ抜いたのとは全く違った次元の話なのだ。
(5)インタビューは政府発行のロシア新聞を含め多くのメディアが報道。一部メディアは北方領土の引き渡しをしないことを「プーチン大統領が公約」(ブズグリャド紙)、「プーチン氏は領土問題を終わらせた」(ニュースサイト「ガゼータ・ルー」)などと、日本との交渉は終わったかのような見出しで報じた。クレムリンがこうした意思決定をし国営テレビで“声明”を出した以上、「交渉は難航が予想される」どころか、G20大阪サミットの場での大筋合意はおろか、安倍首相の任期中の領土問題での大幅な前進はなくなったと考えるのが常識ではないか。
(6)日本にとっては厳しい話ではあるが、これも、民族意識の高まりやプーチン氏の支持率低下、外務省をはじめとする抵抗勢力の反対というロシアの国内情勢を甘く見て、拙速に「2島プラスアルファ」との妥協策で戦後未解決のこれほど困難な交渉をまとめようとした安倍政権の政策の当然いきつく結果ではなかったか。そうした動きを背景に、同様にロシア国内の状況を読み間違え領土問題の解決は近い、あるいは少なくとも大きな進展がある可能性を吹聴した報道も多くあった。北方領土問題の解決を外交の主要課題と明言してきた安倍政権は今後、交渉の頓挫を受けて今後、どのような総括をするつもりなのだろうか。
(7)インタビューで、プーチン氏は「ロシア政府が策定した南クリール諸島(北方領土)を含む極東地域の大規模な開発計画を実現していく」と表明。新しい空港など「インフラも整備していく」とした。ブリリョフ氏がさらに、「ロシア国旗を降ろすことにはならないか」と質問すると、プーチン氏は「そうした計画はない」と否定した。       (共同通信=太田清)



by asyagi-df-2014 | 2019-07-03 06:42 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧
更新通知を受け取る