2019年 06月 26日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年6月26日

「【ジュネーブ共同】言論と表現の自由に関する国連のデービッド・ケイ特別報告者は26日、国連人権理事会に日本に関する新たな報告書を正式に提出した。」、と琉球新報。
その報告書では、「日本では政府が批判的なジャーナリストに圧力をかけるなど報道の自由に懸念が残ると警告。沖縄の米軍基地の県内移設などに対する抗議活動でも当局の圧力が続いていると批判している」(琉球新報)、という。
 確かに、日本の状況そのもの。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年6月26日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-中高年引きこもり7000人 沖縄の40~64歳 実態把握、支援が急務-2019年6月26日 06:10


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県保健医療部の砂川靖部長は25日、半年以上にわたり家族以外とほとんど交流せず自宅にいる40~64歳の引きこもりの人が、県内に約7千人いるとの推計値を明らかにした。内閣府が3月公表した全国の推計値を基に試算した。県議会6月定例会で中川京貴氏(沖縄・自民)の質問に答えた。」
②「中高年の引きこもりの人と高齢の親が困窮する『8050問題』は全国各地で顕在化し、実態把握や支援が急がれている。砂川部長は『関係部局と連携し、就労支援や居場所づくり、経済的支援などを考えたい』と述べた。県地域保健課によると、現時点で県内の実態調査予定はない。」
③「県ひきこもり支援センター(南風原町の総合精神保健福祉センター内)に寄せられる相談のうち、40代以上の当事者は約3割。今年5月に発生した川崎市の児童殺傷事件以来、相談は増加傾向にあるという。」
④「センターへの相談は無料。保健師と看護師の資格のある相談員が対応する。電話相談は月~金曜日の午前10時~正午、午後1~4時。来所は要予約。家族会の案内もする。電話098(888)1455。」


(2)沖縄タイムス-辺野古工事の請負業者が献金 衆院選中、沖縄の自民3議員側に-2019年6月26日 05:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「2017年の衆院選期間中、いずれも自民党公認で沖縄選挙区から立候補した国場幸之助氏(九州比例)、宮崎政久氏(同)、西銘恒三郎氏(沖縄4区)が代表を務める自民党支部が、名護市辺野古の新基地建設関連工事を受注した業者から献金を受けていたことが25日、分かった。国と請負契約を結んでいる企業の国政選挙に関する献金を禁じた公職選挙法(特定寄付の禁止)に抵触する恐れがある。」
②「各支部の収支報告書によると、宮崎氏が代表を務める2区支部では公示2日後の17年10月12日、国場氏の1区支部と西銘氏の4区支部は13日にそれぞれ20万円の献金を受けていた。」
③「献金をしたのは浦添市に本社を置く総合建設会社で、衆院選当時、新基地建設に絡む護岸建設や仮設道路建設など3件、計約104億円の工事を沖縄防衛局から受注していた。本紙は建設会社に献金の認識を問い合わせたが、同社は『担当者が不在』とした。」
④「3氏の事務所は今月中旬に一部報道機関の取材を受け、『誤解を招く』として返金した。3氏は前回14年の衆院選でも公示前後に今回とは別の受注業者から献金を受け、発覚後返金していた。」
⑤「17年衆院選で西銘氏は4区で当選、1区の国場氏は比例代表で復活当選した。宮崎氏は昨年、前衆院議員園田博之氏の死去に伴い繰り上げ当選した。」


(3)琉球新報-報道の自由、日本に懸念 国連報告者、沖縄でも圧力-2019年6月26日 17:46


 琉球新報は、「【ジュネーブ共同】言論と表現の自由に関する国連のデービッド・ケイ特別報告者は26日、国連人権理事会に日本に関する新たな報告書を正式に提出した。日本では政府が批判的なジャーナリストに圧力をかけるなど報道の自由に懸念が残ると警告。沖縄の米軍基地の県内移設などに対する抗議活動でも当局の圧力が続いていると批判している。政府の記者会見で批判的な記者が質問をした際、当局者が記者クラブを通すなどして公然と反論すると指摘、『新聞や雑誌の編集上の圧力』と言えるとした。放送局に電波停止を命じる根拠となる放送法4条は効力を持ち続けており、放送局の規制になっていると強調した。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2019-06-26 18:12 | 沖縄から | Comments(0)

「安心できる、無料の台所。」

 オスロ在住ジャーナリストの鐙麻樹さんのノルウェー通信を朝日新聞Globeで見つけました。
 今回は、「ノルウェー通信 世界初の無料学校給食を実現したフィンランドでは、ヴィーガンメニューも当たり前」(2019年6月11日)です。
 「フィンランドは世界初の無料給食を実現した国。給食の現場をのぞいてみると、ベジタリアンやヴィーガンといったメニューの豊富さだけでなく、日本の『こども食堂』の精神のようなものもありました。」、と報告されています。
以下、引用します。


 フィンランドの高校を取材中、「学食でランチを食べましょうか」と先生と生徒に誘われた。
 そこで、仰天したことがふたつ

・学校給食が無料
・肉料理・ベジタリアンに加えて、ヴィーガンが選択可能。ヴィーガンは義務化されたばかり
「子どもたちの育成と教育をサポートするために、無料給食は1943年に法律で制定された良い学校給食は未来への投資」Finnish National Board of Education「School meals in Finland」

 高校のリーマタイネン先生も、子ども時代を振り返り、「給食が無料は当たり前」という感覚で育ったという。

就学前教育、小学校~高校まで、給食費で心配することはない。

 「高い税金が何に使われているか、日常生活で明白に目に見えてわかるシステムですね」と私が言うと、「そうです。誇りをもっています」とほほ笑んだ。
 高校生のテルホ・ムティカさん(17)は、この日は授業がなかったが、学校給食だけを食べにやってきたという。「ベジタリアンの友達はたくさんいますよ。今日は学校には食べに来ただけ。食べたら、家に帰って宿題をする」と話す。
 北欧の学校では制服がないのが普通なので、みんな私服。この学校では出入りも自由で、他の学校の子どもでも忍び込んで食べることができそうだった。
 誰が出入りして給食を食べているかは、特にチェックしていないという。
 「給食担当員は生徒の顔を覚えているだろうし、ほかの地域の子どもがたまに給食を食べていても、あまり大きな問題ではない」と先生は話す。
 「平等」精神を重んじる北欧では、競争社会であるアジアよりも他人を信頼する傾向が強い。信頼でなりたつ仕組みが、ここにもあった。
 お腹が空いた時、給食だけを食べに学校に来てもいい。居場所がある安心感。
 保護者の収入や家庭状況にふりまわされることなく、金銭的な心配をせずにご飯を食べて育つ。
 日本のように、「給食費未納」がニュースになることはない。心が豊かな人が育ちそうだ。
 さらに驚いたのが、給食のバラエティ。ブッフェ形式で好きな食材を、好きな量だけ食べることができるのだが、「肉」に加えて、「ベジタブル」と「ヴィーガン」まであった。
 環境問題に配慮して、肉食(特に赤肉)を減らそうという議論が盛んな北欧。
 「ベジタブル」メニューの選択があるのは驚かないが、「ヴィーガン」まであるのにはびっくり仰天してしまった。
 ヴィーガン・カルチャーがこれほどまで力を発揮しはじめたか、と驚くのは私だけだろか。
 自治体エスポー(首都ヘルシンキに隣接)からの指示で、ヴィーガン食の導入は義務なのだという。
 体に良い給食は完全無料だが、健康に悪そうなものはメニューにはない。豆乳や様々な種類の牛乳は無料だが、コーヒーは有料、デザートは一切ない。
 エスポー市では全学校に「週に1度はベジタリアンのみの日」も義務付けているという(肉はなし)。
 ベジタリアン食とヴィーガン食に関しては、大きな都市では同じように導入されており、小さな自治体では場所によって異なる。
 エスポー市の食品サービス局のディレクターであるアホラ氏に問い合わせると、次のような回答がきた。
 「何を食べたいかの選択の幅を広めてほしいという市民からの声が多かったため、市議会がヴィーガン食の導入を決定しました。ヴィーガン食によって、市はさらなるサステイナブルな発展をとげるでしょう」。
 タピオラ高校の給食の責任者であるティーナ・フロンデリウスさん。ヴィーガンは義務化されたので作っているが、意外と利用する生徒は少ないという。
 「ヴィーガン食を求めている生徒は『たくさんいる』と聞いていたんです。50~100人はヴィーガン食を選ぶのかしらと思ったら、9人しか食べない。9人!本当に需要があるのかとも思うけれど、これからどんどん増えるのかもしれない。肉メニューを選ぶ生徒は500~700人ほどいるけれど、明らかに肉を好む声は減ってきています。ベジタブルメニューを選ぶ生徒は200人ほどですね」。
 エスポー市でのヴィーガン義務化は4月から始まった。食品ロスを減らすために、毎日どのメニューがたくさん食べられたかを記録し、量を調整しているそうだ。ヴィーガンメニューを希望する生徒は事前に申請をする必要がある。
 「給食を食べるためだけに、学校に来る生徒は多い」と話すフロンデリウスさん。
それはそうだろう。これだけおいしいメニューを無料で食べることができるなら、私も毎日学校に通う。私たちは2回お代わりをして、お腹いっぱいになった。
 「このような形で社会に還元されるなら、高い税金を払うのもありだな」、と思った。給食を食べに、また学校に行きたい。きっと勉強をする集中力も増すだろう。
 安心できる、無料の台所。こういう居場所が、忙しく変化する現代社会ではより必要とされるのかもしれない。




by asyagi-df-2014 | 2019-06-26 06:05 | 持続可能な社会 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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