2019年 05月 02日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年5月2日

物事を判断する大きな事実。
 「政府は4月2日、地方公共団体や学校などに対し、国旗掲揚を促すことを閣議決定し、各省庁に通知した。文部科学省は都道府県教育委員会を通じ、市町村教育委員会や各学校に周知した。」(琉球新報)。
天皇制は、政治的強権力を持つということ。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年5月2日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-学校に日の丸、国促す-2019年5月2日 05:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「天皇陛下が即位した1日、県内の学校は祝意を表明するための日の丸を掲揚した。雨が降っていたため、屋外に掲揚したのは一部にとどまり、屋内やベランダに掲揚した学校もあった。」
②「政府は4月2日、地方公共団体や学校などに対し、国旗掲揚を促すことを閣議決定し、各省庁に通知した。文部科学省は都道府県教育委員会を通じ、市町村教育委員会や各学校に周知した。」
③「1日は祝日で、教員の時間外勤務は学校行事や災害対応などの4項目に限られていることから、校長などの管理者が掲揚の業務に当たった学校もあった。県内のある公立小学校校長は『県教育長名で国の要請を通知する文書が流れていた。多くの学校は何かしらの対応をしたのではないか』と話した。」
④「高嶋伸欣・琉球大名誉教授(社会教育学)は『政府は天皇制の問題点を振り返ることなく、学校でナショナリズムにつながる日の丸掲揚を促している。前天皇の努力で天皇に対する沖縄の人の心情が良くなっているが、天皇の人柄と天皇制は別だ。戦争で天皇制がどういう事態を招いたのかを忘れてはいけない』と指摘した。」
⑤「また『要請という形だが、学校にとっては強制とも受け取れる。地方自治の観点からも問題だ』と話した。」


(2)沖縄タイムス-日本に来たばかりで左側通行に慣れておらず… 米兵の車、国道58号を逆走-2019年5月1日 21:13


 沖縄タイムスは、「30日午前7時半ごろ、沖縄県の米軍普天間基地の野嵩ゲートから出てきた車両が国道330号を逆走した。抗議活動をしていた市民らが目撃し、停車させた。駆け付けた宜野湾署の警察官が運転していた米兵を道路交通法違反(通行区分)で摘発した。巻き込まれた車はなく、けが人もいなかった。同署によると、車はゲートから普天間向けに走行した。Yナンバーとみられる。運転していた米兵は沖縄に来たばかりで左側通行に慣れていなかったという。」、と報じた。


(3)琉球新報-テント除去通知から1週間 高江ゲート前は今-2019年5月2日 10:26


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【東・国頭】沖縄県東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場N1ゲート前の抗議テントなどの設置を巡って、市民らが泊まり込みで米軍による撤去の警戒を続けている。沖縄防衛局が米軍訓練場の施設内であることを理由に、市民らに対し4月25日までにテントを除去するよう警告してから2日で1週間が経過したが、1日午後2時時点で撤去などの動きは確認されていない。4月3日には米軍が実際に撤去したこともあり、市民らは警戒を強めている。」
②「同訓練場のヘリコプター着陸帯に反対する市民らはこれまで、N1ゲート前の県道70号沿いにテントなどを設置し抗議行動の拠点としていたが、米軍が4月3日早朝に突然これらを撤去した。その後市民らは同じ場所に再び置いていたが、4月19日に『25日までに除去しない場合には米軍が撤去する』といった内容の防衛局の警告文が張られているのが確認された。」
③「通告期日の25日、上京した東村の伊佐真次村議らは防衛省や外務省に対し、米軍側にテント撤去通知を取り下げるよう要請した。」
④「防衛省の担当者は要請を米側に伝えると説明した一方、日米地位協定で米側が施設区域内での運営や警備、管理などのため『必要な全ての措置を執ることができる』と規定していることを挙げ、テント撤去に問題はないとの認識を示した。」
⑤「25日以降、市民らは夜通しで座り込み、警戒に当たっている。」
⑥「高江区の伊佐育子さん(58)は『テントにはこれまでの抗議運動のつなぎ目がある。撤去することは、沖縄の基地はいらないという意思をねじ伏せるものだ』と話した。」


(4)沖縄タイムス-米海兵隊「辺野古新基地は堅持」 年次報告書「2019年航空計画」からは削除 文言変更の理由答えず-2019年5月2日 08:12


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【平安名純代・米国特約記者】米海兵隊の基本戦略を示す年次報告書『2019年航空計画』から名護市辺野古の新基地建設計画が削除されている件について、米海兵隊本部(米バージニア州)は1日までに本紙の取材に『計画を削除したわけではなく、計画の変更を示すものでもない』と説明した。削除した理由や、変更が新基地建設計画の遅れを反映したものかどうかに関する質問には回答しなかった。」
②「19年版では、これまで明記されてきた在日米軍再編(防衛政策見直し協議=DPRI)に含まれる新基地建設計画、在沖米軍施設・区域に関する統合計画、岩国、グアム・アンダーセン空軍基地改修の4計画が削除されている。」
③「同隊情報戦略部のクリストファー・ハリソン大尉は本紙に対し、米国内の基地施設建設計画と違い、在日米軍再編は日米両国の連携の下に進められている計画と指摘した上で、効率化の観点から米国内の基地施設建設計画と、日米両国の計画を分けたなどと説明。『新基地建設計画は米海兵隊の優先課題であることに変わりない』と強調した。」
④「『航空計画』は、海兵隊が所有する航空機の配備運用や戦略、基地施設建設に関する計画などを10年単位でまとめたもので、毎年公表されている。」






by asyagi-df-2014 | 2019-05-02 17:27 | 沖縄から | Comments(0)

屋良朝博さんの衆院補選当選が示すもの。(2)

 屋良朝博氏さんが、衆院沖縄3区の補欠選挙で初当選した。
琉球新報(以下、「新報」)は、2019年7月22日の深夜、「玉城デニー氏の知事選出馬に伴う衆院沖縄3区補欠選挙は21日、投開票が行われ、『オール沖縄』陣営が推すフリージャーナリストで無所属新人の屋良朝博氏(56)が7万7156票を獲得し、初当選した。元沖縄北方担当相で新人の島尻安伊子氏(54)=自民公認、公明、維新推薦=は5万9428票を得たが及ばず、屋良氏は島尻氏に1万7728票差をつけた。3区の有権者が辺野古新基地建設に反対する屋良氏を選んだことで、県民は昨年9月の知事選、今年2月の県民投票に続き、辺野古埋め立てを強行する安倍政権に対し再び『ノー』を突き付けた。」、と報じた。
この選挙結果の意味を、朝日新聞(以下、「朝日」)の社説「沖縄3区補選 『辺野古が唯一』脱せよ」で考える。
 「朝日」は、「政府がむき出しの力で抑えつけようとしても、決して屈しないし、あきらめない。県民のそんな思いが改めて示された。」、と最初に断じる。
「朝日」のこの補選結果についての見解は、「当然の結果ではないか。」から「いったい政権は、この問題にどんな展望を持っているのか。」となり、「民意と政権の乖離(かいり)が目立つのは辺野古だけではない。」、と指摘することになる。
「朝日」の安倍晋三政権への批判は、次のものである。


(1)注目の衆院沖縄3区補選は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設反対をかかげる屋良朝博(やらともひろ)氏が、安倍政権が推した元沖縄北方相・島尻安伊子氏を破って当選した。昨秋の知事選で、政権側の候補は移設の是非を語らない「辺野古隠し」に徹し、批判を浴びた。島尻氏は今回、普天間の危険性を取り除くためだとして容認姿勢を明確にしたうえで、経済振興策などを訴えた。だが有権者には届かなかった。
(2)2月の県民投票では、辺野古の海の埋め立てに反対する票が7割以上を占めた。しかし政権は一顧だにせず、3月下旬には新たな海域への土砂投入を始めた。3区の有権者を対象に朝日新聞などが実施した世論調査では、68%が政権の姿勢を「評価しない」と回答。参院選を前にした重要な補選だというのに、首相は応援のために現地に入ることすらできなかった。
(3)埋め立て予定海域に軟弱地盤が広がっていることが明らかになった。工事は可能なのか。完成はいつで、事業費はどこまで膨らむのか。政権は具体的な説明をほとんどしていない。はっきりしているのは、当面できる作業を急ぎ、既成事実を積み上げるのに躍起な姿だけだ。
(4)沖縄3区には名護市や沖縄市などのほか、米軍北部訓練場を抱える地域も含まれる。16年末に同訓練場の半分にあたる約4千ヘクタールの土地が返還された。政権はその成果をアピールするが、返還の条件として建設されたヘリコプター着陸帯近くの住民は、激しい騒音や事故の不安に悩まされている。普天間と辺野古の関係と同じで、たらい回しでは真の負担軽減にはならないことを、県民は間近な例を通して熟知している。
(5)玉城デニー知事は就任以来、政府に対し、工事を一時やめて話し合うよう繰り返し求めてきた。だが、かたくなな姿勢は変わらず、今月10日に普天間飛行場の地元宜野湾市長も交えて2年9カ月ぶりに開かれた「負担軽減推進会議」でも、大きな進展は見られなかった。


 「朝日」は、最後に、「補選で当選した屋良氏は、記者や研究者として基地問題に取り組み、米海兵隊の運用見直しや普天間の機能分散を提案してきた。政府はそうした見解にも誠実に耳を傾け、今度こそ『辺野古が唯一』の思考停止状態から脱しなければならない。」、と安倍晋三政権に突きつける。




by asyagi-df-2014 | 2019-05-02 07:12 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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