2019年 04月 08日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年4月8日

「米軍問題を沖縄問題とせず『自分ごと』にするために何が必要か、参加した約70人の市民と共に考えた。」、と琉球新報。
重ねて、「会場からの『沖縄の米軍基地を引き取りたくないと反対運動が起きたらどうするのか』という質問には、東京大学大学院の高橋哲哉教授が『反対運動があっても引き取る責任があるのではないか、という議論をする』と回答。『どこにも引き受け手がないとはっきりしたら、日米安保条約を国民が受け入れるのかを見直すことが必要になる』との見方を示した。」、と。
 道筋は、ハッキリしている。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年4月8日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-弾薬保管「丁寧に説明」 岩屋防衛相 隊旗を授与 宮古警備隊「南西の礎」-2019年4月8日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【宮古島】陸上自衛隊第15旅団宮古警備隊の隊旗授与式が7日、沖縄県宮古島市上野野原の宮古島駐屯地で開かれた。約380人の隊員を前に岩屋毅防衛相が田中広明宮古警備隊長に隊旗を授与した。」
②「住民への説明がないまま中距離多目的誘導弾(ミサイル)などの弾薬が同駐屯地に保管されていた問題で、報道陣の取材に応じた岩屋氏は弾薬は既に島外に搬出したことを明かした上で「より丁寧に地域の方々に説明したい」と述べた。保良鉱山地区に整備予定の弾薬庫が完成後、弾薬を再び保管する方針。反発が高まっている中での式典開催に、地元住民から抗議の声も上がった。」
③「岩屋氏が防衛相就任後、先島諸島を訪れるのは初めて。岩屋氏は式典で訓示し『宮古島はわが国防衛の最前線であり、隊の発足は南西地域における各種事態への対処の礎を築くものだ』と強調した。田中警備隊長は『宮古列島の平和を守るという使命を踏まえて日々精進し、地域の方々から一刻も早く信頼していただけるように励みたい』と答辞を述べた。」
④「一方、同駐屯地付近では7日午前から、弾薬庫の撤去や陸自配備反対を訴える市民ら約40人が『住民をだますな』『弾薬庫を撤去せよ』などとシュプレヒコールを上げ、プラカードを掲げて抗議した。式典中、市民らの批判の声で訓示が聞こえなくなる場面もあった。」
⑤「式典後、岩屋氏は周辺住民に説明のないままミサイルなどが保管されていた問題について、下地敏彦宮古島市長、千代田地区の代表者と面会し『説明が不十分で申し訳なかった』と謝罪した。弾薬の搬出は6日までに終えたとして、今後、市城辺の保良鉱山地区に整備予定の弾薬庫が完成してから弾薬庫に保管する方針を示した。」
⑥「宮古警備隊は有事の際の初動対応や、島しょ奪還を任務とする水陸機動団など本土からの増援部隊受け入れなどを担う。自衛隊施設新設は1972年の沖縄の日本復帰後、2016年3月の陸自与那国駐屯地に続いて2例目となる。」


(2)琉球新報-波の上ビーチで海開き-2019年4月8日 06:30


 琉球新報は、「那覇市唯一の遊泳ビーチである波の上ビーチで7日、海開きがあった。多くの家族連れや観光客らが訪れた。子どもたちは水しぶきに歓声を上げ、海水浴を楽しんだ。海開きセレモニーでは若狭小学校6年の上原優菜さん(11)と天妃小5年の大城友伽さん(10)が『2019年の海開きを宣言します』と声をそろえ、関係者によるテープカットが行われた。姉妹で仲良く泳いでいた真和志小4年の赤嶺月菜さん(9)と2年の結月さん(8)は『水は冷たいけど、気持ち良かった』と笑顔を見せた。」、と報じた。


(3)沖縄タイムス-沖縄問題を「自分ごと」に 基地を引き取る会、東京で集会-2019年4月8日 05:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【東京】沖縄の米軍基地を県外に引き取る運動をしている市民団体「沖縄の基地を引き取る会・首都圏ネットワーク」は6日、東京都新宿区で第8回公開集会を開いた。沖縄の基地問題に詳しい全国紙の記者や識者が講演し、米軍問題を沖縄問題とせず『自分ごと』にするために何が必要か、参加した約70人の市民と共に考えた。」
②「朝日新聞社会部デスクの谷津憲郎さんは引き取り論が全国紙の世論調査でも触れられるようになったことなどに触れ、運動が全国に広がっていると指摘。『【沖縄の声を聞け】といった沖縄報道の常套句(じょうとうく)から一歩進んだ問題提起ができないか考えている』と述べた。」
③「東京新聞論説委員の白鳥龍也さんは、日米両政府と沖縄を交えた協議の場が重要だとし『県外移設を考えるという意味で国民的議論が必要。声を上げることで政府を動かせるのではないか』と提案した。具体的な手段として、夏の参院選などの選挙で政権与党に民意を示すことなどを挙げた。」
④「会場からの『沖縄の米軍基地を引き取りたくないと反対運動が起きたらどうするのか』という質問には、東京大学大学院の高橋哲哉教授が『反対運動があっても引き取る責任があるのではないか、という議論をする』と回答。『どこにも引き受け手がないとはっきりしたら、日米安保条約を国民が受け入れるのかを見直すことが必要になる』との見方を示した。」


(4)琉球新報-「住民をだますな」 宮古島、陸自式典に市民抗議-2019年4月8日 11:36


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【宮古島】宮古警備隊の隊旗授与式が沖縄県宮古島市上野野原の宮古島駐屯地で開かれたことを受け、自衛隊配備に反対する市民らが7日、式典に対して抗議した。約40人の市民らが集まり、プラカードを掲げながら同駐屯地に向け『住民をだますな』『宮古を戦場にするな』などとシュプレヒコールを上げた。」
②「市民らは式典中も会場付近で『ミサイル配備は許さない』『岩屋防衛大臣は謝罪しろ』などと抗議の声を上げ、岩屋毅防衛相の訓示の音声がかき消される場面もあった。」
③「岩屋防衛相が弾薬を既に搬出したと述べたことを受け、『ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会』の仲里成繁代表は『立ち会いを要望していたのに、住民への納得いく説明なしに持ち出した形だ』と批判。今回の事態については『謝罪だけで済まそうとしている態度が不誠実で、本当に国のやることなのか』と怒りを込めた。」
④「一方、宮古島への自衛隊配備を推進してきた自衛隊配備促進協議会の野津武彦会長は、弾薬保管の問題について『明確な情報がないのでコメントはできない』と述べるにとどめた。参加した式典に関しては『配備促進を主張してきた身からすれば感無量。基本的に防衛省に信頼を置いているので、今後の展開についてもスムーズに進行してほしい』と話した。」




by asyagi-df-2014 | 2019-04-08 18:20 | 沖縄から | Comments(0)

安倍晋三政権がやり通そうとする愚民政策

沖縄タイムス(以下、「タイムス」)は2019年4月4日、「[宮古島駐屯地に弾薬庫]住民愚弄する虚偽説明」、と論評した。
「タイムス」は、まず事実を抑える。


(1)陸上自衛隊宮古島駐屯地(千代田地区)に弾薬庫が整備され、中距離多目的誘導弾(ミサイル)や迫撃砲を保管していたことがわかった。
(2)防衛省はこれまで駐屯地には「小銃弾等」しか保管せず、弾薬庫は造らないと明言してきた。
(3)宮古島駐屯地では宮古警備隊(380人)が新設されたばかりである。
(4)岩屋毅防衛相は記者会見やその後の衆院安全保障委員会で「(配備部隊の)標準装備だったので説明が必ずしもしっかり行われていなかった」などと陳謝した。
(5)2016年に当時の防衛副大臣が来島し、下地敏彦市長に、千代田地区への弾薬庫の整備を否定した。
(6)地元の市民団体が昨年12月に提出した「千代田に弾薬は置くのか」との質問に対し、防衛省は今年1月、「誘導弾を保管する弾薬庫は整備しない。警備等に必要な小銃弾等の保管庫を整備する計画」と文書で明確に否定している。


 「タイムス」は、こうした事実を受けて、「岩屋氏の釈明を額面通りに受け取るわけにはいかない。」とし、「虚偽説明であり、弾薬庫を撤去すべきだ。」「意図的な隠蔽というほかなく、住民に対する『裏切り行為』である。」、と断じる。
 また、「岩屋氏はこれら弾薬をいったん宮古島の島外に搬出すると言っている。当然である。防衛省の隠蔽体質をみれば住民らの立ち会いが必要だ。うその説明を続け、秘密裏に弾薬を持ち込む防衛省の姿勢は住民を愚弄するものである。自衛隊の受け入れを容認している下地市長も毅然と説明を求めるべきだ。」、と主張する。


 「タイムス」は、このように指摘を続ける。


(1)19年度以降、地対空・地対艦ミサイル部隊が配備され、隊員は最終的に700~800人になる見通しだ。
(2)当初、駐屯地に反対していた野原(のばる)、千代田両部落会は駐屯地の整備が始まっていたことから、自衛隊員の部落会への加入や公民館の建て替えなどを要望し、事実上容認に転じた経緯がある。両部落会はミサイルを保管する弾薬庫を整備しないことや、ヘリパッド(着陸帯)を設置しないことを求め、防衛省もその姿勢を示していた。着陸帯はオスプレイ飛来の懸念からだ。だが駐屯地グラウンドが緊急時に着陸帯機能を担うことが判明。今回弾薬庫の存在が明らかになり、両部落会の約束は反古にされた。
(3)宮古島は飲料水のすべてを地下水に頼る。洗浄剤や薬剤が地下水を汚染する不安が拭えない。精神的なよりどころとなる御嶽も大幅に削られている。島で生活する住民に与える影響は計り知れない。
(4)防衛省は弾薬庫を城辺の採石場「保良鉱山」に計画し用地取得に向けて調査している。弾薬を集約する考えだが、完成時期は見通せない。隣接する保良、七又両部落会は、生命に関わり「危険極まりない」と反対決議をしている。


 最後に、「タイムス」は、「自衛隊の配備には、地元の理解と協力が欠かせないはずである。防衛省は説明責任を尽くし、住民の疑問に真摯に答えるのが最低限の務めである。それなのに逆に情報を隠蔽し、約束を破って弾薬庫を整備する。「だまし討ち」のようなやり方は、住民の反発を招くだけである。」、と結ぶ。


 愚民政策の向こう側には驕り高ぶる輩がいる。そしてそこには、植民地主義を振りかざす植民者の姿がある。



by asyagi-df-2014 | 2019-04-08 06:15 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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