2018年 10月 20日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年10月19・20日

  「米海軍のヘリ2機が米軍嘉手納基地内で移動中に衝突事故を起こし、損害額が最も大きい『クラスA』に分類されていたことが18日分かった。米海軍安全センターによると、事故を起こしたのは、米海軍のHH60ヘリ2機で9日に発生したが、米軍から18日までに沖縄防衛局や県、周辺自治体など日本側に事故発生の通報はなかった。」、と沖縄タイムス。
 何かを、変えなくては。
またもや、米国の軍事的植民地主義と日本国の従属性を批判することになるのか。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年10月19・20日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-伊江島パラシュート訓練、フェンス外に降下 防衛局「提供施設内」-2018年10月18日 18:40


 琉球新報は、「【伊江】18日午後2時45分ごろ、米軍伊江島補助飛行場でパラシュート降下訓練中だった米兵2人がフェンス外の未耕作地に降下した。沖縄防衛局によると、降下地点は提供施設内。米軍によるパラシュート降下訓練は1996年の日米特別行動委員会(SACO)合意に基づき読谷補助飛行場から伊江島に移転された。訓練実施について米軍や防衛局から村への事前通知は定められていない。これまでも米兵や車両などが民間地に落下する事故が何度も起きている。沖縄防衛局は『米側に対して事実関係を確認するとともに安全管理の徹底を申し入れている』と話した。」、と報じた。


(2)琉球新報-注目高まる県民投票 辺野古埋め立て 「撤回の公益性証明」 自治体の協力は不透明-2018年10月19日 05:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設に伴う公有水面埋め立て承認を撤回した県への対抗措置として、政府は行政不服審査法に基づく審査請求と執行停止の申し立てに踏み切り、再び国と県との法廷闘争に突入する流れが濃厚だ。翁長雄志前知事が実行した撤回判断の正当性を司法の場で争うことになる中で、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票への注目度も高まる。工事再開の行方や裁判日程と絡みながら県民投票の実施時期が焦点となる一方で、石垣市議会で県民投票への反対意見書が可決されるなど自治体の協力に不透明さも出ている。」
②「県民投票の実施を目指す『辺野古』県民投票の会に加わった法律専門家は『辺野古移設に対する県民の反対意思が示されれば、翁長前知事による撤回の公益性が証明される』と指摘し、国との法廷闘争を見越して県民投票の実施を主導してきた。効果についてある県議は『投票率が上がらなければ逆に国に利用される。40万人以上が反対したというのであれば政府との交渉のカードになる』と指摘する。」
③「ただ、石垣市議会では17日、県民投票に反対する意見書を賛成多数で可決し、『一定の政治的主義主張に公費を使用して訴えるものだ』と批判した。今後、投開票事務に必要な予算が市議会で否決されれば、石垣市では投票が実施されない可能性がある。」
④「玉城知事と政治的に対立する自民党系が首長が務める6市は、県民投票の投開票事務について県の同意回答を保留している。県政与党の会派内には『約10万筆の署名に基づいた手続きに反対することはできない』と強気の声がある一方で、『宮古島市や宜野湾市の議会にも石垣市議会の動きが波及しないか』と懸念も広がる。」
⑤「県関係者は『新基地建設に反対する人たちは早く意思を示すために実施時期を早めたいと考え、自民側はなるべく工事が進むように実施を遅くして諦めムードを高めたいのがあるのだろう』との見方を示す。」
⑥「石垣市議会に先立つ16日、県議会米軍基地関係特別委員会では県民投票条例案が採決されるはずだったが、先送りされた。野党の自民党と中立の公明が賛成と反対の選択肢に『やむを得ない』『どちらでもない』を加えて4択にする修正案を提出。与野党で折り合いがつかず会派に持ち帰りにしたためだ。県政与党県議は『選択肢を増やす野党の案にはどうせ乗れない。委員会で採決を急ぐべきだったのに、石垣市議会の反対決議の隙をつくった』と唇をかんだ。」
⑦「翁長県政時代にも県政与党内で埋め立て承認撤回前の県民投票実施を議論しながら、保守系首長のいる市町村に事務協力を反対されることを不安視する消極意見もあり、一枚岩になれなかった経緯もある。与党県議は『市民団体が署名活動に動いたことで、現時点で何とか県民投票を実施できるところまできた。国が対抗措置を強行するのに、県政与党に対抗策の議論が足りていない』と焦りを見せた。」
 (与那嶺松一郎、中村万里子、山口哲人)



(3)沖縄タイムス-嘉手納基地でヘリ2機が衝突 「クラスA」事故 日本側に通報せず-2018年10月19日 06:23


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米海軍のヘリ2機が米軍嘉手納基地内で移動中に衝突事故を起こし、損害額が最も大きい『クラスA』に分類されていたことが18日分かった。米海軍安全センターによると、事故を起こしたのは、米海軍のHH60ヘリ2機で9日に発生したが、米軍から18日までに沖縄防衛局や県、周辺自治体など日本側に事故発生の通報はなかった。」
②「同センターによると、衝突事故は2機が滑走路周辺の駐機場に入ろうとした際に発生。けが人はいなかった。事故は4段階で最も重大で、死者または万ドル(約2億2500万円)以上の損害が出たクラスAに分類した。」
③「海軍当局によると原因は調査中で、事故の詳細などは明かしていない。HH60ヘリは事故後も、嘉手納基地で訓練をする様子が確認されている。HH60とは別の機種だという情報もある。」
④「米軍事紙ミリタリー・ドット・コムは17日、事故機は米海軍第5海上戦闘飛行隊所属で、HH60のクラスAの事故は、約2カ月で3件目と報じた。7月はカリフォルニアの海軍飛行場で燃料タンクが落下、下敷きになった整備兵が死亡する事故が発生。だが、米海軍の発表は事故発生から約1週間後で米メディアは対応を批判していた。さらに翌月にはアイダホ州の空軍基地でハードランデイング(地面にたたきつけられるような着陸)を起こした。2件とも事故原因は現在も調査継続中だ。」
⑤「嘉手納基地では2016年12月、海軍のP8A対潜哨戒機がクラスAの事故を起こしたが日本側への通報は発生翌日で、県や地元自治体から『隠蔽だ』などと怒りの声が上がっていた。」


(4)沖縄タイムス-辺野古、再び法廷闘争か 2015年と同じ? 予想される今後の展開-2018年10月19日 05:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「国は埋め立て承認撤回の対抗策として、行政不服審査法に基づいて執行停止などを申し立てた。2015年10月の承認取り消しの事例を参考に、今後予想される展開をまとめた。」
②「15年の承認取り消しの際、国土交通相は申し立てから13日後に執行停止を決定。沖縄防衛局は工事を再開した。同時に、地方自治法に基づき、国が知事に代わって取り消しを是正する代執行の手続きに着手。11月17日、翁長雄志前知事を被告として福岡高裁那覇支部に代執行訴訟を起こした。これに対し、翁長前知事は二つの訴訟を提起。12月25日、国交相の執行停止決定は沖縄の自治権を侵害するとして、同決定の取り消しを求める抗告訴訟を那覇地裁に起こした。一方で国地方係争処理委員会に審査を申し出たが、却下されたため、同決定を不服として翌16年2月1日に福岡高裁那覇支部へ提訴した。」
③「最終的に16年3月に県と国の和解が成立。埋め立て承認取り消しを巡る三つの裁判は終結したが、どちらの主張が正しいか、うやむやのままとなった。」
④「今回の執行停止申し立ては工事の早期再開へ向けた対抗策の一環と見られ、今後も前回と同様の展開が予想される。ただ、国が代執行の手続きを進めるとしても、他に手段がない場合に限られるため、要件を満たすハードルは高い。いずれにせよ、法廷闘争は避けられそうにない。」


(5)琉球新報-辺野古が唯一の解決策と再確認 日米防衛相が会談-2018年10月19日 16:38


 琉球新報は、「【シンガポール共同】岩屋毅防衛相は19日、マティス米国防長官とシンガポールで会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の継続的な使用を回避するため、名護市辺野古への移設が唯一の解決策だと改めて確認した。中国が軍事拠点化を進める南シナ海について『日米の関与が重要だ』との認識で一致した。会談後、岩屋氏が記者団に明らかにした。会談で岩屋氏は、辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回した沖縄県への対抗措置として、国土交通相に審査を請求したことなどについて説明。このほか、9月に海上自衛隊潜水艦が南シナ海で訓練を実施したことや、護衛艦の同海域への長期派遣について言及した。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-「沖縄の誇りだ」 玉陵の国宝答申に県民喜ぶ 「琉球の歴史を世界へ」-2018年10月20日 12:35


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄の『宝』が『国宝』になる。文化審議会が19日、琉球王国国王の陵墓『玉陵(たまうどぅん)』を、県内では初めての国宝建造物として文部科学相に答申した。2000年の世界文化遺産登録に続く栄誉。関係者は『琉球の歴史を世界に発信できる』『沖縄の誇りだ』と喜びの声を上げた。」
②「第二尚氏23代当主の尚衞(まもる)さん(68)は『歴代国王が眠る玉陵が国宝に指定されるのは、尚本家当主としても大変喜ばしく感じる』とコメントした。今年4月には四十数年ぶりに尚本家による清明祭を実現したばかり。『今後も県民の心の礎として愛されることを望んでいる』と話した。」
③「観光に携わる人たちも期待を寄せる。沖縄観光コンベンションビューローの平良朝敬会長は『琉球王朝を語る上で欠かせない存在。琉球の歴史を世界に発信できるチャンスだ』と歓迎した。一方で、国内外から沖縄に注目が集まり、観光客の増加も見込まれる中、『玉陵の魅力をどう保護・保存するか』という課題も提起する。『地域住民にストレスなく観光客を受け入れられるかといったルール作りが重要だ』と指摘した。」
④「那覇市観光協会の佐久本武会長は『戦災をくぐり抜け、沖縄の歴史を見守ってきた玉陵は、那覇市だけでなく沖縄の誇りだ』と評価した。『これからは多くの人が訪れるだけに、受け入れ側の対応も重要になる。県民や観光客が訪れやすいように周辺環境を整えるなど、魅力の伝え方を考えたい』と話した。」
⑤「古都首里まちづくり期成会の玉那覇有紀会長(82)は『首里人としてとてもうれしい。大きな財産である玉陵にさらに価値が生まれる』と喜んだ。会は、龍潭の清掃に取り組むほか、首里公民館辺りにあったリングムイ(ハスの池)の復元などを模索する。『今後首里はさらに名を広めると思う。昔からの良さを広めたい』と意欲を見せた。」
⑥「那覇市文化財課 鈴木悠学芸員:これまでも国の重要文化財に指定されていたが、さらに国宝という日本を代表する文化財に認められたことになる。玉陵は全体が石造りで、戦争によるダメージはあったが、修復工事を経て全体がきれいに戻っている。沖縄特有の破風墓でも最古かつ最大で、墓室を被葬者別に使い分けた王陵としての特殊性など、国内や東アジアを見てもほかにない文化的意義が評価された。造られた年代がはっきりとしていることも価値がある。国宝指定により、より多くの人に玉陵を知ってもらえる機会が増える。今後の活用として、基本的には大きな整備は終えているが、外国人観光客も増加しており、多言語の標識の整備などが課題だ。」




by asyagi-df-2014 | 2018-10-20 17:18 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄の民意を確認する。-沖縄タイムスの[遺志 意思の1票](1)から。-

 沖縄タイムス(以下、「タイムス」)は、[遺志 意思の1票]との特集を組んだ。
 その意図は、「急逝した翁長雄志前知事の『遺志』を継ぐと訴えた玉城デニーさんが当選した沖縄県知事選。40万近くの得票は、沖縄の今や未来を見つめ、玉城さんに1票を託した県民の『意思』の積み重ねだ。有権者が見た知事選を追う。」、と説明する。
沖縄の民意を確認するために、この特集を考える。


 2018年10月11日の[遺志 意思の1票](1)は、「『追悼』 翁長さんの志に共鳴 デニーさんなら継いでくれる」、と位置づけられた。
 それは、「ウチナーのグスーヨー、マキテーナイビランドー!(沖縄の皆さん、負けてはいけません)」、玉城デニーの言葉で始められた。
「タイムス」は、このように続ける。


(1)9月22日。雨が打ち付ける中、那覇市の新都心公園に集まった数千人の支援者を前に、玉城デニーさんは前知事の翁長雄志さんが使っていたおなじみのフレーズで鼓舞した。
(2)会場には、喪章を着けた人や幼い子どもを連れた家族の姿。名護市辺野古の新基地建設阻止をあきらめてはいけないという生前の翁長さんのメッセージが流れると、まるで翁長さんがそこにいるかのように拍手が湧き起こった。
(3)「翁長知事の遺志を継いでくれるこの人を知事にしたい」。公園の隅で耳を傾けていた西銘耕史さん(41)=浦添市=は話した。妻の里香さん(40)と共に、息子の絆生(ばんり)くん(9)、娘の一凜(いちりん)ちゃん(6)を連れて公園を訪れた。「基地が造られたとしても、私たちは反対し続けていたんだよという親としての姿を見せたかった」
(4)4年前の知事選では「半信半疑な気持ちで」翁長さんに1票を投じた。自民党県連の幹事長まで務めた翁長さんに対し、新基地容認に転じるのではないかという不安があったという。だが、この4年間で政府と対峙(たいじ)する姿勢を貫いたことに「自分が投じた1票は間違っていなかったんだ」と確信した。耕史さんは言い切る。「デニーさんなら、新基地建設を阻止するという翁長知事の思いをぶれないで引き継いでくれる」
(5)投開票日、ツイッターでは「#FlowersForMrOnaga」のキーワードと共に花の写真を添えて「翁長知事、デニーさんやりましたよ」と当選を祝う投稿があった。翁長さんを追悼しようと始まった企画。県内だけでなく、国内外から投稿が寄せられた。発案したのは、県内の離島に住む40代女性の「nee」さん。保守革新を超えて、沖縄の人々の気持ちを代弁する翁長さんの姿勢に共感していた。だが、後継候補の政策や人柄よりも翁長さんのイメージが先行してしまうのではないかと、「弔い合戦」には違和感を覚えた。
(6)それでも玉城さんに託したのは、辺野古への新基地建設など沖縄に負担を押し付ける安倍政権のやり方に怒りを感じていたからだ。4年前の知事選で示された民意は届かず、政府は工事を強行した。政府に「ノー」を突き付けるには、「後継のデニーさんを選ぶしかない」。翁長さんからのバトンをつないでくれると信じている。(社会部・比嘉桃乃)


 沖縄の民意は、「デニーさんなら、新基地建設を阻止するという翁長知事の思いをぶれないで引き継いでくれる」、ということにあったのか。
 疑り深い者の性として、このことを投票日まで、信じることができないで、あたふたした。
確かに、デニ-さんを信じるということは、安倍晋三政権に『NO』を突きつけるということの表れの一つであった。




by asyagi-df-2014 | 2018-10-20 09:35 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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