2018年 09月 20日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年9月20日

 またもや繰り返される。
 「ホワイト司令官は謝罪した上で『一部がやったことが組織全体に影響を与えている』と釈明した。」(琉球新報)がこのことについての米軍の回答。
痛ましいことに、米軍は一部の行動さへ管理しきれないということなのだ。
悲惨な事件が起こっている。
「沖縄県読谷村で発生した米兵による住居侵入事件で、発生時、事件があった男性宅には男性の娘である高校2年の少女と生後5カ月の女児だけだったことが19日までに分かった。家に侵入した米兵に、少女は『殺される』と妹を抱きかかえてはだしで窓から飛び出し、近隣の知人宅に逃げ込んでいたことも明らかになった。」、と琉球新報。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年9月20日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-SNS、政策よりも中傷拡散 沖縄県知事選 一般投稿者「落選運動」に利用-2018年9月20日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「琉球新報社は13日に沖縄県知事選が告示されたことに伴い、候補者のツイッター(短文投稿サイト)でのつぶやきやその拡散状況などについて分析を始めた。ツイッター上での検索サービスを手掛けるスペクティ(東京、村上建治郎社長)の協力を得て実施した。主要候補の佐喜真淳、玉城デニー両氏とも自身の政策や活動について投稿しているが、本紙が確認できた両氏の名前を含む一般人の投稿(約20万件)は候補者への中傷などが多く、政策論争は深まっていない。『普天間』『辺野古』という言葉については玉城氏が一回言及しただけで、佐喜真氏の投稿には一度も出てこなかった。」
②「候補者が情報発信をしやすくなり、有権者が政治参加しやすくなることを目的にインターネット選挙運動が2013年に解禁されたが、今回の知事選では、インターネットが『落選運動』に使われている実態が明らかになった。」
③「告示日前後で候補者や一般人のツイートがどう変化したかを見るため、今回は統一地方選投開票日の9月9日から告示日の13日までの5日間のツイートを分析した。期間中、佐喜真氏は36件、玉城氏は40件投稿した。自身の政策や活動、動画の拡散を呼び掛ける投稿が多かった。」
④「投稿がどれだけ広がっているかを見るリツイート(再投稿)やリプライ(返信)は佐喜真氏が6746件、玉城氏は8968件だった。告示日は報道が多数されたこともあり、リツイートも飛躍的に増えた。佐喜真氏は同じ人が複数回リツイートするなど組織的な拡散が見て取れたが、玉城氏は個人の拡散が目立った。一般ユーザーの投稿のうち、佐喜真氏、玉城氏の名前を含むものを分析すると、約9割が玉城氏に否定的な意見だった。玉城氏に対するネガティブキャンペーンが精力的に行われていることが浮き彫りとなった。」
⑤「期間中、渡口初美氏の投稿は12件、兼島俊氏は2件だった。」


(2)沖縄タイムス-名護漁協の組合長ら解任 「組合に多大な損害」臨時総会で決議-2018年9月20日 07:23


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護漁協は19日、名護市内で臨時総会を開き、古波蔵廣組合長を含む全役員13人の解任を48対31の賛成多数で決議した。解任は19日付。新役員は次回の臨時総会で決める。」
②「総会資料によると、役員改選請求理由として『(米軍普天間飛行場の)辺野古移設に関する事項について数度にわたり怠慢な不当行為』『組合に対して多大な損害をもたらし、その責任も重大』と指摘している。」
③「古波蔵氏は解任決議について『解任理由が全く理解できないが、組合のために尽くしてきたので悔いはない』とコメントした。」
④「古波蔵氏は名護市消防長を歴任するなど市役所勤務を経て、2006年6月に名護漁協組合長に就任。辺野古新基地建設に関連する漁業補償や漁業権放棄を巡り沖縄防衛局との交渉にあたってきた。新基地建設開始前の14年5月に約30億円の漁業補償を防衛局から取り付け、開始後は海上警備会社と漁船1隻当たり日当5万円の警戒船業務契約を結んだ。16年11月には辺野古沿岸、大浦湾の一部の漁業権を放棄。約6億円の補償金が漁協に支払われた。」


(3)琉球新報-無期懲役の一審判決支持、控訴は棄却 米軍属女性暴行殺人事件の控訴審判決-2018年9月20日 14:31


 琉球新報は、「2016年4月、本島中部でウオーキング中の女性=当時(20)=が殺害された米軍属女性暴行殺人事件で、殺人や強姦(ごうかん)致死などの罪に問われた元海兵隊員で軍属だったケネス・フランクリン・シンザト(旧姓ガドソン)被告(34)の控訴審判決公判が20日午後2時、福岡高裁那覇支部で開かれた。大久保正道裁判長は殺意を認定し無期懲役とした一審の那覇地裁判決を支持、被告側の控訴を棄却した。ケネス被告は出廷し、判決言い渡しを受けた。」、と報じた。


(4)琉球新報-防衛相、在沖の米司令官と会談 米軍機の安全運用求める-2018年9月20日 12:05


 琉球新報は、「小野寺五典防衛相は20日、在日米海兵隊(司令部・沖縄)を統括する第3海兵遠征軍司令官のスミス中将と防衛省で会談した。沖縄県などで相次ぐ米軍機のトラブルを念頭に『安全な運用を心掛けてほしい』と要請した。県知事選の投開票を30日に控え、沖縄に寄り添う姿勢をアピールする狙いもありそうだ。」、と報じた。
 また、「スミス氏は『私は沖縄で妻と生活しており、マイホームだ。県民にもベストなパートナーだと立証していく』と述べた。第3海兵遠征軍は朝鮮半島有事などの緊急事態に備えた即応部隊。スミス氏は在沖米軍トップの沖縄地域調整官を兼ねる。8月に就任した。」、と報じた。


(5)琉球新報-自宅に突然、米兵侵入 少女「殺される」 沖縄・読谷 不法侵入事件 5カ月の妹抱きかかえて逃げる-2018年9月20日 13:37


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【読谷】9月7日午後10時半ごろ、沖縄県読谷村で発生した米兵による住居侵入事件で、発生時、事件があった男性宅には男性の娘である高校2年の少女と生後5カ月の女児だけだったことが19日までに分かった。家に侵入した米兵に、少女は『殺される』と妹を抱きかかえてはだしで窓から飛び出し、近隣の知人宅に逃げ込んでいたことも明らかになった。19日、村や村議会による沖縄防衛局への抗議の場で分かった。」
②「住居侵入の疑いで嘉手納署に緊急逮捕された米軍嘉手納基地所属の陸軍上等兵(23)は、知人宅で直前まで数人と飲酒し、1人で外に出たという。酒に酔い、上半身は服を着ていない状態で、被害者宅の外壁や車をたたいた後、施錠されていない被害者宅に侵入。少女は近隣の知人宅に逃げ込んだが、体の震えが止まらない状態だったという。2人にけがはなかった。」
③「村役場によると、事件後、少女は授業に出ることができなくなるなど、動揺が続いたという。現在は落ち着きつつあるとした。」
④「読谷村議会(伊波篤議長)は19日の臨時会で米兵による住居侵入事件に抗議する意見書と抗議決議を全会一致で可決した。決議文は『平穏で安心な村民生活を脅かす蛮行として断じて許すことはできない』として、被害者への完全補償や日米地位協定の抜本的な改定などを求めた。」
⑤「同日、議会代表と石嶺伝実読谷村長が防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、抗議した。中嶋局長は『われわれとしても遺憾に思っている。補償についても、やれることはやるのは当然だ』と述べた。石嶺村長は、読谷村のトリイステーションに在沖米陸軍第10地域支援群のセオドア・ホワイト司令官も訪ね、抗議した。ホワイト司令官は謝罪した上で『一部がやったことが組織全体に影響を与えている』と釈明した。」


(6)沖縄タイムス-命の危険感じ、妹抱え逃げる 住居に米兵侵入 読谷村議会が抗議-2018年9月20日 14:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県読谷村内で7日夜に発生した米軍陸軍兵の男による住居侵入事件で、当時民家には高校2年生の女子生徒と、生後5カ月の妹の2人が居合わせていたことが村などの調べで分かった。上半身裸の米兵に驚いた生徒は乳児を抱きかかえて自宅リビングの窓からはだしで逃げ、近隣の家に駆け込んで保護された。周囲に『殺されるかと思った』と話しており、精神的に強いショックを受けているという。」
②「村議会は19日に臨時議会を開き、事件に抗議する決議案と意見書案を全会一致で可決した。」
③「村議団と石嶺傳實村長は同日、沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、『被害者の恐怖は察するに余りある。断じて許せない』と抗議し、被害者への謝罪や完全補償などを求めた。中嶋局長は『極めて遺憾。米側に再発防止策などを求めた』と述べた。」
④「村や村議会基地関係調査特別委員会(上地榮委員長)などによると、事件が発生した7日午後10時半に父親は外出中、母親は別の子どもの迎えで家を短時間空けており、生徒はお守りをしながらリビングでテレビを見ていた。家の外壁や車を『ドンドン』とたたくような音がし、大きな怒鳴り声がしばらく響いた後、上半身裸の外国人が玄関から侵入したのに気付いて逃げたという。」
⑤「周辺住民によると、酒に酔った米兵を連れ戻そうとしたためか、女性を含む5~6人の外国人も大声を出して少女の家に入った。事件後、少女らのいたリビング向かいの部屋の引き戸は外され、床に引きずったような傷痕があったという。」
⑥「嘉手納署は8日、米空軍嘉手納基地所属の陸軍上等兵(23)を緊急逮捕。石嶺村長は19日にトリイステーションを訪れ、在沖米陸軍のセオドア・ホワイト司令官に抗議した。」
⑦「米兵らは今回、少女宅から数百メートル離れた民泊用の一軒家を借り、誕生日パーティーをしていた。一帯は静かな住宅街で、当時あまりの騒ぎぶりに周辺住民から警察に通報もあったという。トリイステーションを抱える読谷村内では、『地域に住む米軍関係者が年々増えている』(ある自治会長)との実感が広がっている。だが防衛省は11年度の2222人を最後に、米軍関係の基地外居住者数を公表しておらず、村も村内居住者数を把握できない状況だ。逮捕された米兵らの居住地が基地の中なのか外なのかについても、防衛局は村議団に『把握していない』と回答した。同じ地域に住む米軍関係者の実態が見えないことが、周辺住民の不安を高めている。」
⑧「事件発生を受け、本紙は19日までに基地外での米兵の飲酒ルールや再発防止策を照会したが、事件を起こした米兵が所属する在沖陸軍は『防衛局に問い合わせてほしい』、防衛局は『米側に確認中』との回答だった。村当局や村議団にも、米軍や防衛局から具体的な再発防止策の説明はないという。」(中部報道部・篠原知恵)




by asyagi-df-2014 | 2018-09-20 18:10 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄知事選挙をどのように捉えているのか。~秋田魁新報201800915~

 9月30日に迫った沖縄知事選挙。
 沖縄県民にとって重要課題ではあるが、沖縄以外の県にとっても大きな意味を持つ選挙である。
 沖縄以外の新聞社がこのことをどのように捉えきれているのかが、気になるところである。
 まずは、秋田魁新報(以下、「秋田」)の社説を見る。
 「秋田」は、2018年9月15日の社説で、「沖縄県知事選 辺野古、正面から議論を」、と論評する。
まずは、『対立から従属へ』路線の危うさを指摘する。


(1)「翁長(おなが)雄志知事の死去に伴う沖縄県知事選が告示され、4人が届け出た。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を争点にした選挙戦がスタートした。安倍政権の全面支援を受ける前宜野湾市長佐喜真淳氏と、移設反対を訴える自由党前衆院議員玉城デニー氏の事実上の一騎打ちという構図だ。」
(2)「沖縄最大の懸案である辺野古移設を巡っては埋め立て工事が本格化しつつある中、県が埋め立て承認を撤回したばかりだ。それだけに県のリーダーを決める知事選は重要な意味を持つ。各候補は移設問題にどう向き合うのかしっかりと説明する必要がある。
(3)「残念なのは、佐喜真氏が辺野古移設の是非を明言しない戦略を取ろうとしていることだ。2月の名護市長選で、政権支援の新人が「辺野古隠し」を徹底し、反対派現職に大勝した成功体験を模倣したとみられる。自らの政策・主張を明らかにしないのは、移設問題に苦しむ多くの県民を愚弄(ぐろう)する行為だ。」
(3)「佐喜真氏は『対立や分断からは何も生まれない』と対話の必要性を訴える。だが、辺野古移設を強力に押し進めようとする政府との対話から生まれるものは一体何なのか。『対立から従属へ』。そんな懸念が強いだけに国との関係をどう構築するかも明確にすべきだ。」


 「秋田」はあわせて、、「一方の玉城氏も翁長氏の後継として移設阻止を訴えているが、実現への具体策が主張からは見えてこない。沖縄の民意など介さない移設工事が着々と進む中、「いくら反対を訴えても無駄だ」といったあきらめムードも漂っている。強権的な政府を止める有効な手だてを示さなければ県民の心には強く響かないだろう。」、との指摘も怠らない。


 結局、「秋田」は、次のように主張する。


(1)「辺野古移設は1999年に閣議決定。2013年に当時の仲井真弘多(なかいまひろかず)知事が埋め立てを承認したが、翌14年の知事選で移設反対を訴えた新人の翁長氏が現職に大差で勝利。県民は移設に反対する意思を明確に示した。埋め立て承認を巡る問題は訴訟に発展、16年に最高裁で沖縄県側の敗訴が確定した経緯がある。埋め立て阻止を狙った今回の県の埋め立て承認撤回により、再び県と国の法廷闘争に発展する可能性は大きい。」
(2)「両氏には、辺野古移設問題を含めた米軍基地の負担軽減策を示すことも求められる。沖縄は、日本の米軍基地負担を一手に強いられてきた歴史がある。今も全国のわずか0・6%の面積しかない県土に、在日米軍専用施設の70%以上が集中している。この異常な状況を放置していいはずがない。」
(3)「現在の沖縄経済を支えているのは観光である。魅力は南国ムード漂う自然だ。豊かな自然を守りながら地域をどう発展させていくか。辺野古移設問題以外の課題についても議論を深める必要がある。中長期的な視点に立った沖縄の将来像を県民に明示してもらいたい。」


 確かに、辺野古新基地建設の是非を明確しない手法についての「残念なのは、佐喜真氏が辺野古移設の是非を明言しない戦略を取ろうとしていることだ。2月の名護市長選で、政権支援の新人が『辺野古隠し』を徹底し、反対派現職に大勝した成功体験を模倣したとみられる。自らの政策・主張を明らかにしないのは、移設問題に苦しむ多くの県民を愚弄する行為だ。」、との指摘は、すぐれて正しい。
このことを、「『対立から従属へ』。そんな懸念が強いだけに国との関係をどう構築するかも明確にすべきだ。」、と言いきる「秋田」の眼は見るべきものは見ている。



by asyagi-df-2014 | 2018-09-20 10:22 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧
更新通知を受け取る