2018年 08月 19日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年8月19日

琉球新報は伝える。
何故闘いきるのかを。
『1人じゃない』
『県内外、海外と住む場所は違っても、平和への思いは一緒。窮地に追い込まれて も、その思いさえあれば闘っていける』
『間違っていることは間違っている』『沖縄では地方自治が力で押し付けられて いる。黙っていることは暴力への加担だ』
『勝つまで諦めない』『辺野古の闘いは米国や日本政府が相手で、ゾウにアリが 挑んでいるようなもの。でもたくさんのアリが刺せばゾウでも倒れる』
『くじけそうなことはしょっちゅうある。でもここに来れば、たくさんの人がいて 心強い。座り込み行動が【諦めない】を表していると思う』



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年8月19日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-与党の人選白紙に 呉屋氏、玉城氏軸に選考進む見通し-2018年8月19日 01:02


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「8日に死去した翁長雄志氏が生前、後継を指名する音声を残していたことで、県政与党の人選は仕切り直しとなった。」
②「一方、与党幹部は一様に『翁長知事の遺志は重い』との認識を示しており、今後は指名を受けた金秀グループ会長の呉屋守将氏と玉城デニー衆院議員の2氏を軸に選考作業は進む見通しだ。ただ、18日時点で、両氏は出馬に難色を示しており、状況によっては曲折も予想される。」
③「政党や労働組合、企業などでつくる調整会議は17日に選考委員会を開き、各団体から推薦する候補者を募ったばかりだった。17日午後から同会議の照屋大河議長を中心に正副議長と新里米吉顧問の5人が推薦された候補者への意向確認を進めていた。そのさなか、音声テープの存在が明らかになった。」
④「与党内ではこれまで、翁長氏は亡くなる直前まで2期目への出馬に意欲を示し、後継の指名はしていないというのが共通認識だった。それだけに、今回見つかった音声テープの衝撃は大きい。さらに、『翁長知事の遺志を尊重すべきだ』との県内世論がわき起こる可能性も高いと言える。」
⑤「翁長氏が残した音声について翁長雄志後援会幹部は『翁長知事の最後の政治決断だ。呉屋さんと玉城さんが後継指名を受けても驚かない。2人のいずれかでまとまる』との見通しを示す。」
⑥「今後、翁長氏が残した音声テープが知事選の人選や県内政局に影響を与えることは必至で、調整会議の一層の手腕が問われることになる。」               (吉田健一)


(2)琉球新報-心支える「諦めない」 平和希求 原動力に-2018年8月19日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「あなたの好きな言葉、何ですか―。名護市辺野古の新基地建設を阻止しようと、2014年7月に始まった米軍キャンプ・シュワブゲート前の座り込みは1500日を超えた。酷暑の日も雨の日も、ゲート前に足を運ぶ市民ら。その行動の支えになっている言葉は何だろうか。18日、市民らに聞いた。」
②「『1人じゃない』。宮平光一さん(72)は即答した。元高校教員。北中城村から週5日、ゲート前に通っている。『県内外、海外と住む場所は違っても、平和への思いは一緒。窮地に追い込まれても、その思いさえあれば闘っていける』と力を込めた。」
③「東村高江と辺野古に10年以上前から通う屋富祖昌子さん(75)=那覇市=は、『間違っていることは間違っている』を挙げた。元琉球大学准教授で昆虫学者。『沖縄では地方自治が力で押し付けられている。黙っていることは暴力への加担だ』と話した。」
④「新基地建設用の資材が搬入される際、市民らは警察官に手脚を抱えられ、ゲート前から力で『排除』される。『痛い!』『やめろ』と怒号も飛ぶ。一方で、笑い声や歌声も聞こえる。小柄ながら、ひときわ元気な声でマイクを持つのが親盛節子さん(66)=那覇市=だ。『勝つまで諦めない』を大切にしている。『辺野古の闘いは米国や日本政府が相手で、ゾウにアリが挑んでいるようなもの。でもたくさんのアリが刺せばゾウでも倒れる』。午前6時半のバスに乗り、週3日、辺野古に通う。政府を風刺した替え歌を100曲以上作った。『新基地を造らせたら、戦争を体験した人たちに申し訳ない。止めるしかない。諦めたら政府の思うつぼ』」
⑤「名護市の大西章さん(66)も『諦めない』挙げた。『くじけそうなことはしょっちゅうある。でもここに来れば、たくさんの人がいて心強い。座り込み行動が【諦めない】を表していると思う』と話した。」                         (真崎裕史)


(3)沖縄タイムス-「故翁長知事の遺志は重い」県政与党、呉屋・玉城氏で決定へ-2018年8月19日 08:43


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「生前の翁長雄志沖縄県知事による後継指名が明らかになったことで、県政与党や労働団体でつくる『調整会議』が着手した人選作業は白紙に戻る。複数の与党関係者は『知事の遺志は重い』との認識を示しており、候補は知事が音声に残した金秀グループの呉屋守將会長(69)と、自由党の玉城デニー幹事長(58)の2氏から選ばれる公算が大きくなった。」(政経部・大野亨恭)
②「調整会議が17日に開いた選考委員会では、呉屋氏のほか謝花喜一郎副知事(61)、赤嶺昇県議会副議長(51)が推薦された。呉屋氏、謝花氏には意志確認があった一方、赤嶺氏には打診がないという。赤嶺氏を推した会派おきなわなどからは選考の在り方に不満が漏れており、3氏からの一本化は波乱含みだった。」
③「会派おきなわは、知事が指名した呉屋氏、玉城氏のどちらかで決まれば支援する意向を持っており、翁長氏再選を目指して会派おきなわがつくった『政経懇和会』の19日の会合で最終的に諮る構え。翁長知事の生前の意思が明らかになったことで、与党候補がまとまる道筋が一定付いたともいえる。」
④「翁長知事が2氏を挙げたのは、革新から保守まで幅広く支持をまとめられると考えたためとみられる。『政経懇和会』には経済界や保守中道の議員らも名を連ねている。仮に呉屋、玉城両氏のどちらかにまとまれば、4年前に翁長知事を誕生させた『オール沖縄』体制の再構築となる可能性がある。」


(4)沖縄タイムス-手話でお笑い「面白かった」会場一体 劇団アラマンダ旗揚げ公演-2018年8月18日 16:18


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「『母親の職業? ユーチューバー!』。障がいのある人もない人も、同じように大口を開けて笑った。沖縄を拠点に活動する芸人たちの劇団アラマンダによる手話を取り入れたコメディーの一場面だ。企画した芸人、大屋あゆみさん(33)は『まずは県内、そして県外にも手話を使った笑いを広めたい』と目を輝かせた。」
②「舞台となるのはパーラー『アラマンダ』。店に入り浸る大屋さん演じる自由奔放な男子高校生あゆむが、先生の恋のうわさを巡って大騒ぎするという筋立て。舞台後方で手話の同時通訳もあった。」
③「大屋さんのほか、お笑いコンビのハイビスカスパーティー、利根川ホプキンスらが出演。両親とも聴覚障がい者で子どもの頃から手話を使ってきた大屋さん以外は初心者だが、テンポ良く手話を使ったり、手話をユーモアある動きで表現したりして笑いを誘った。」
④「会社員の葛(かつら)千紘さん(41)=浦添市=は『聞こえない人と笑い声がかぶってうれしくなった。ネタの【くそばばあ】の手話は覚えちゃったかも』と笑った。県内で開催中の第51回全国手話通訳問題研究集会に参加している聴覚障がい者の嶋本恭規さん(41)=兵庫県=は『手話のお笑いは初めて。めっちゃ面白かった』と絶賛。これまでのお笑いは何を言っているか分からなかったといい、『全国に展開してほしい』と期待した。」
⑤「大屋さんの父の初夫さん(67)=宜野湾市=は『いつも帰りが遅く心配だったけど、感動して涙が出たよ』と告白。『全部面白かった』と太鼓判を押した。劇団が活動を始めたのは5月。音が聞こえなくても『見て分かる笑い』」を心掛け、夜遅くまで手話の稽古に励んだ。大屋さんは、視覚障がい者の漫談家・濱田祐太郎さんにも刺激を受けた。『笑いに障がいは関係ない。公演を続けて、最終的には手話通訳なしのお笑い舞台を目指したい』と意気込んだ。」




by asyagi-df-2014 | 2018-08-19 23:35 | 沖縄から | Comments(0)

「8.11」から見るもの。

 例えば、琉球新報(以下、「新報」)は「8.11」を、「沖縄の未来は、私たちの未来だ―。名護市辺野古の新基地建設反対の意思を示した11日の県民大会には、年配層に交じって、10代や20代の若い参加者も目立った。『県民の一人として、できることをしたい』『平和な沖縄で子どもたちを育てたい』。建設阻止を訴え日本政府と対峙してきた現職知事の翁長雄志さんの死に直面し、導かれるように県民大会に初めて足を運んだ若者も少なくなかった。年齢や性別、職業は違っても、古里への思いは一つ。『沖縄にこれ以上、基地は要らない』」、と伝えた。

 では、「8.11」から何を見ることができるのか。 
それは、「会場に降り注ぐ雨を『涙雨』と呼ぶ人がいた。しかしそれは決して『絶望の涙』ではない。翁長知事を失った悲しみを乗り越え、その遺志を引き継ぎ、新基地建設阻止を誓う『希望の涙』だ。」、と語りかける琉球新報の描く地平だ。
 沖縄を待ち受ける現実は、「沖縄防衛局は、8月17日の土砂投入を通知している。大浦湾を埋め立てる本格的な作業に着手する。」、という紛れのない圧政である。
だから、「希望の涙」とは、「沖縄の人々の宝である『美ら海』を汚す権利など、国にあろうはずがない。」(琉球新報)と称される悪しき「政治」を越えていく「生きる」実践なのだ。


「新報」は2018年8月12日、「土砂投入阻止県民大会 国に美ら海汚す権利ない」、と社説を掲げ、「8.11」を次のように伝えた。


(1)「雨が強く降り続いたにもかかわらず、途中で会場を後にする人はほとんど見当たらなかった。傘を差したり、雨具を着たり、あるいは雨をそのまま受け止めながら、人々は登壇者の発言にじっと耳を傾け続けた。『辺野古新基地NO!』『県民はあきらめない!』と書かれた紙を掲げ、不断の決意を表明した。」
(2)「美しい大浦湾の海を汚させないため、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する『土砂投入を許さない! ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会』が那覇市の奥武山陸上競技場で開催された。」
(3)「集まった人は主催者発表で約7万人。昨年8月に同じ場所で開催された新基地阻止県民大会の約4万5千人を大きく上回った。小さな子どもの手を引く若い夫婦、つえを突きながら歩くお年寄り、中高年、大学生、高校生、小中学生の姿も見られ、幅広い世代が参加した。」
(4)「『山の日』の祝日に、なぜこれほどまで多くの人が集まったのか。それは大会決議にあるように『県民の命と暮らし、沖縄の地方自治と日本の民主主義と平和を守るため、この不条理に対し全力であらがい続ける』ためにほかならない。そしてもう一つ理由がある。直前まで参加の意思を示していたものの、会場に姿を見せなかった人物がいる。前回の大会で『子や孫のために、先祖の思いを胸に刻み、命の限り頑張ろう』としまくとぅばで呼び掛け、最も大きな拍手を受けた翁長雄志知事だ。」
(5)「3日前に膵臓がんでこの世を去り、参加はかなわなかった。参加者の多くが翁長知事を悼む気持ちを抱きながら足を運んだはずだ。」
(6)「登壇者の多くが異口同音に口にした言葉がある。『翁長氏の遺志を受け継ぐ』だ。翁長知事は2014年の県知事選で、辺野古新基地建設阻止を公約に掲げて初当選した。
以来、4年近くにわたって『あらゆる手段を使って新基地を阻止する』と繰り返してきた。そして7月27日には辺野古埋め立て承認の撤回を表明した。参加者は翁長知事の新基地阻止の固い決意の継承を誓った。」
(7)「大会の統一色は『青』と決められ、参加者には青色を身に着けるよう呼び掛けられた。このため会場は青色に染まった。大浦湾の青く輝く海を守り抜く強い意思を示すためだ。」


 確かに、『沖縄にこれ以上、基地は要らない』との声は、日本の民主主義を新たに作り直そうではないかという訴えなのだ。



by asyagi-df-2014 | 2018-08-19 09:20 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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