2018年 07月 15日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年7月15日

 「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り反対する市民が座り込む米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、沖縄防衛局は14日午後11時ごろ、新たな柵を設置する作業に着手した。作業が完了すれば、抗議する市民が工事車両の進入を阻止するために座り込むスペースが縮小される見込み。」、と琉球新報。
 いよいよ緊迫する時を迎えた。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年7月15日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-辺野古ゲート前に新たな柵 国、土砂投入抗議激化備え-2018年7月15日 02:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り反対する市民が座り込む米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、沖縄防衛局は14日午後11時ごろ、新たな柵を設置する作業に着手した。作業が完了すれば、抗議する市民が工事車両の進入を阻止するために座り込むスペースが縮小される見込み。」
②「政府は8月17日にも辺野古沖に初めて土砂を投入させる予定で、埋め立て工事を本格化させている。抗議活動の激化に備え、資材の搬入を円滑にして基地建設を加速させる狙いがあるとみられる。」
③「沖縄防衛局によると、新たに交通規制材(バリロード)を置いた上に、既存の柵を車道側に張り出す。15日午前2時現在、ゲート前には仮設金網が置かれ、その内側で作業が進められている。」
④「新しい柵の設置のほか、市民が座り込みに使っていたブロックや板を沖縄総合事務局が回収した。市民2人が作業に抗議している。市民は『お年寄りはどうやって座り込むの』『心をどこに置いてきたの』などと訴えた。」


(2)琉球新報-戦争体験 ゆんたく  世代超え少人数対話  県博でイベント-2018年7月15日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「子ども時代に沖縄戦や南洋戦を経験し生き延びた戦争体験者の証言を聞く企画『戦災被害の元子供たちを囲むゆんたく』(戦場体験放映保存の会、沖縄・民間戦争被害者の会主催)が14日、那覇市の県立博物館・美術館で始まった。16日まで。戦争体験者1人に対し、戦後生まれの世代数人がグループを作って対話しながら戦争体験を聞いた。戦争体験の証言を展示した『体験談パネル展』も同時に開催された。」
②「戦場体験放映保存の会は、2016年ごろから東京などで『茶話会(さわかい)』と題して地元の戦争体験を少人数で聞く場を設けてきた。沖縄での開催は初めて。事務局次長の田所智子さんは『少人数で話すことで、話し手の人柄などもより聞き手に身近に感じられる。話し手も話しやすい』と利点を強調した。」
③「3日間で計約20人の戦争体験者が少人数のグループに分かれて戦争体験を語る。初日の14日に戦争体験を語った野里千恵子さん(82)は1944年の10・10空襲で祖母を亡くし沖縄戦で父が犠牲になった。野里さんは『戦争は人の命を当たり前のように奪い、苦しめる。繰り返してはいけない』と強調した。」
④「戦前、家族でパラオに住んでいた柳田虎一郎さん(80)は、44年9月ごろ、日本へ軍艦で帰る途中、米潜水艦で攻撃を受け、たどり着いたフィリピンのミンダナオ島で母や弟を亡くした状況などを証言した。同島で食糧を運ぶ避難民の日本人女性を日本兵が銃剣で刺殺し、強奪した場面にも遭遇したことも語った。」
⑤「柳田さんの戦争体験を涙ぐみながら聞いた高橋えりさん(42)=那覇市=は『母は柳田さんの2歳下で、戦争中に同じミンダナオ島のジャングルを逃げた』と母が置かれていた状況に思いをはせ、『具体的な話が聞けて、とても貴重な体験になった』と語った。」
⑥「『戦災被害の元子供たちを囲むゆんたく』は15、16の両日とも午前10時半、午後1時、午後2時半の1日3回行われる。『体験談パネル展』は午前10時から午後5時まで。沖縄戦や南洋戦争の体験者35人の証言などを紹介している。問い合わせは戦場体験放映保存の会(電話)090(2165)0220。」



(3)沖縄タイムス-育鵬社支援団体に自治体の公費 1千2百万円、教育再生首長会議を経由-2018年7月15日 05:00

 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「保守系の市町村長有志でつくる教育再生首長会議(会員131人)が、育鵬社の教科書の採択拡大を目指す日本教育再生機構に事務局を委託し、その費用として2014~17年度に計約1220万円を支払っていたことが14日、沖縄タイムスの調べで分かった。石垣と宮古島の両市を含め、九州で首長が同会議に参加している全自治体は公費で会費などを納めていることも判明。公費を財源とする首長会議の資金の大半が、結果的に特定の保守系教科書の支援団体に流れている形で、公費支出の妥当性が問われそうだ。」(社会部・鈴木実)
②「本紙が関連自治体への情報公開請求や取材で資料を入手した。」
③「首長会議は、安倍政権の掲げる『教育再生』に連動し、保守系首長が中心となって14年に結成した任意団体。毎年、総会や勉強会を開いており、再生機構が事実上、その事務局を担っている。」
④「15年度総会では、再生機構への事務局委託金を年120万円から360万円に引き上げることを決定。その後、実際に340万~400万円を毎年支払っていた。首長会議の年間収入の7割程度に相当する額で、再生機構のスタッフの人件費や交通費、事務所維持費などに充てられている。」
⑤「再生機構は『新しい歴史教科書をつくる会』の分裂でできた団体の一つで、06年に発足。役員には育鵬社教科書の執筆・編集関係者が複数含まれる。同教科書の採択拡大を活動の柱に位置付け、会報などで呼び掛けている。理事長は、安倍晋三首相の政策ブレーンとして知られる八木秀次・麗澤大学教授。」
⑥「九州で首長会議に参加している7県21首長の自治体に本紙が情報公開請求などで照会したところ、全ての自治体が年会費や勉強会参加費などを公費で支払っていた。沖縄大学の仲地博学長(行政法)は『特定の教科書と密接な関係にある団体を支援するため、首長会議がいわばトンネル団体のような形で使われていると疑われかねない。委託先や委託金額が適切なのか、市民目線での検証が必要だ』と指摘した。」
⑦「一方、首長会議の事務局は『再生機構に委託金を支払ってはいるが、特定の教科書を支援しているわけではない。本年度から委託そのものをやめることも検討している』と話した。」


(4)沖縄タイムス-「知事発言と矛盾」会議室から漏れる怒声 新基地サンゴ採捕許可に抗議、沖縄県庁で5時間-2018年7月14日 09:53


①「沖縄県がハマサンゴの特別採捕申請を認めたことについて13日、担当する県水産課には一報を聞いた市民らが詰め掛け、約5時間にわたり許可を取り下げるよう訴えた。『基地を造らせないという知事の発言と矛盾している』『理解できない』と失望と怒りの声をぶつけた。」
②「抗議したのは、同日午後4時前まで県庁内で会見を開いていた市民団体のメンバー約10人。採捕許可の情報を聞き、急きょ水産課を訪れた。同課職員とのやりとりは閉め切った会議室の中で行われたが、時折廊下に怒声が漏れるなど、緊迫した雰囲気が流れた。」
③「午後9時前、疲弊した様子の市民と県職員が会議室を退出。報道陣の取材に応じたうるま市具志川9条の会の仲宗根勇共同代表は『サンゴの採捕許可は、あらゆる手段で基地建設を止めるという知事の発言と矛盾する』と非難した。」
④「平和市民連絡会の北上田毅さんは、すぐにでも移植が始まる可能性があると指摘。『土砂投入が迫るこの時期に許可することが理解できない。知事への批判は免れない』と話した。」


(5)琉球新報-県庁前で「座り込み行動」スタート 埋め立て承認の即時撤回を求め、20日まで開催-2018年7月15日 13:22


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設に反対する市民らが15日午前、翁長雄志知事に辺野古の埋め立て承認の即時撤回を求め、県庁前の県民広場で座り込み行動を開始した。20日までの6日間、辺野古新基地建設の問題点を学ぶ講演やコンサートも交え、午前10時~午後6時に実施する。」
②「『嘉手納ピースアクション』『うるま市具志川9条の会』『核兵器から命を守る県民共闘会議』の主催。炎天下の中、15日午前11時時点で約50人が参加した。」
③「県は13日、辺野古の埋め立て予定海域にある絶滅危惧種のオキナワハマサンゴ9群体を別の場所に移植するため沖縄防衛局が申請していた特別採捕を許可した。」
④「これに対し、同共闘会議の山内徳信共同代表(83)は『埋め立て推進に手を貸す大問題だ。このタイミングで許可を出すべきではなかった』と批判。その上で『知事は県民の声を聞いて、1日も早く埋め立て承認を撤回してほしい』と求めた。」
⑤「辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議行動を続ける島袋文子さんも名護市から参加した。車いすの上から『沖縄が二度と戦争に関わらないようにと、翁長さんを信じて知事にした。県民を裏切るようなことはしてほしくない。撤回の公約を守ってほしい』と訴えた。」


(6)琉球新報-辺野古の柵設置 夜中の作業に市民ら反発「抗議する場所を奪うやり方、卑怯」-2018年7月15日 15:16


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は14日午後11時ごろ辺野古にある米軍キャンプ・シュワブのゲート前に新たな柵を設置した。15日午前6時までに作業を終えた。
②「15日午後2時までにゲート前を訪れた市民から『夜中に作業をするなんて卑怯だ』などの声が上がった。」
③「沖縄防衛局は約40メートルにわたって新たな柵を設置。柵と車道の間には交通規制材(バリロード)42個を設置した。」
④「柵とバリロードが設置された場所はこれまで、新基地建設に抗議する市民らが座り込んでいた場所だった。柵の設置を報道で知り、那覇市からゲート前に駆けつけた親盛節子さん(66)は『市民が抗議する場所を奪うようなやり方だ。みんなが寝静まった夜中に柵設置をするのは卑怯だ』と語気を強め、『反対するものに対して徹底的に攻撃する今の政府の思惑が見える。本当にひどいやり方だ』と憤った。」
⑤「午後1時ごろ、ゲート前を訪れた県の吉田勝広政策調整監は『県民の諦めを誘い、分断を狙っているのだろう。国はいろいろとやってくるが、あきらめないことが大切だ』と話した。」





























by asyagi-df-2014 | 2018-07-15 17:57 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄の軍事要塞化。安倍晋三政権の思惑通りではないか。~沖縄タイムス20180704~

 沖縄タイムス(以下、「タイムス」。)は2018年7月4日、「[県内に陸自補給拠点]軍事要塞化を危惧する」、と社説を掲げた。
沖縄の軍事要塞化は、辺野古新基地建設を「辺野古が唯一の選択」として強権を発動してきた日本政府の、一つの帰結である。
 「タイムス」は、このことの実像を次のように指摘する。


(1)「沖縄で自衛隊の増強計画が次々と浮上している。」
(2)「防衛省が弾薬や燃料などの物資を集積する陸上自衛隊の補給拠点を県内に初めて設置する方向であることが分かった。米軍ホワイト・ビーチ地区に近いうるま市の陸自勝連分屯地に配置する案が有力だ。海上輸送で同地区を使える利点があるからだという。」
(3)「今年2月には地上から艦艇を攻撃する陸自の地対艦誘導弾(SSM)の新たなミサイル部隊の本島配備計画も明らかになっている。」
(4)「いずれも中国の海洋進出を念頭に置いたもので、年内に改定する防衛力整備の基本指針「防衛計画の大綱」と2019年度からの『中期防衛力整備計画』に明記する考えである。」
(5)「離島奪還作戦を担う専門部隊である日本版海兵隊『水陸機動団』の2個連隊(約2100人)が3月に陸自相(あいの)浦(うら)駐屯地(長崎県)に発足。その補給も想定している。」
(6)「20年代前半には3個連隊目が米軍キャンプ・ハンセンを共同使用して配備されることが取りざたされている。」
(7)「陸自第1混成団は第15旅団に格上げされた。空自那覇基地ではF15戦闘機部隊を2個飛行隊に倍増、約40機態勢で第9航空団を編成している。」


 だから、「タイムス」は、「防衛省が説明責任を尽くさずに進めるのは、とうてい納得できない。きちんとした説明を求めたい。」「自衛隊の急激な増強計画は、復帰時の沖縄配備を除けば過去に例がない。米軍を含め沖縄総体として考えれば、『負担軽減』に逆行するのは明らかである。」、と批判する。
 だだ、これだけでの指摘だけでが終わらない。
 「離島では自衛隊の強化がさらに顕著だ。」、と続ける。


(1)「国境の島、与那国島にはすでに航空機や艦船をレーダーで監視する沿岸監視部隊が配備されている。地対艦ミサイル部隊、地対空ミサイル部隊、警備部隊などの陸自配備に向け、宮古島では工事が始まり、石垣島では計画が進められている。両島には弾薬庫も設置される予定だが、本島に補給拠点を置くのは、これだけでは不十分だからだという。」
(2)「自衛隊の増強計画について政府は『抑止力を高める』と強調するが、緊張を高める可能性もある。『安全保障のジレンマ』に陥り、軍拡競争を招きかねない。」
(3)「沖縄が戦場になることを想定しているにもかかわらず、決定的に欠けているのは住民の視点である。離島県である沖縄でいったん有事になれば、どのようにして島から避難できるというのだろうか。」


 「タイムス」は、日本政府が描こうとする沖縄姿に、「南西諸島の防衛を名目に自衛隊を増強する一方、辺野古では市民らを排除して新基地建設を強行する。防衛省は来月にも埋め立ての土砂投入をすると県に通知している。新基地建設と自衛隊配備が同時並行的に進み、沖縄が軍事要塞化される現実はあまりに理不尽だ。」、と強く抗議する。
 「タイムス」は、「先の沖縄戦で本土決戦に備えた時間稼ぎのために『捨て石』にされたことを忘れてはならない。沖縄が再び戦場になりかねない危険な軍備増強はやめ、日本はむしろ緊張緩和を後押しする方向にかじを切るべきである。」、と見解を示す。


 確かに、日本政府の取るべき進路は、「沖縄をはじめ日本という国が戦場になるような状況に追い込まないために、危険な軍備増強はやめ、日本政府は緊張緩和を後押しする方向にかじを切るべきである。」、ということにある。



by asyagi-df-2014 | 2018-07-15 07:14 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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