2018年 06月 01日 ( 3 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年6月1日

 「ハンセン病のほかにもいろんな病気で苦しみ、声を出せない人の代弁者にならなければいけない」、と沖縄タイムス。 
国の隔離政策という『国策』によって被害を受けた人たちからの、重要なメッセージである。
すべての克服のために。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年6月1日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-ハンセン病の理解へ、啓発続く 沖縄愛楽園交流会館 開館から3年-2018年5月31日 17:31


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「国の隔離政策に苦しんだハンセン病患者の歴史を伝える資料館『沖縄愛楽園交流会館』(沖縄県名護市)が6月1日、2015年の開館から3年の節目を迎える。訪れた人は5月29日までに計1万8420人。関係者は教員向け講座の開催や、企画展の開催増による相乗効果で来館者を増やし、ハンセン病問題への理解を広めようと努めている。」(北部報道部・又吉嘉例)
②「常設展では、ハンセン病への壮絶な差別と偏見の歴史を伝えるが、来館者数は15年度5997人、16年度5817人、17年度5634人と横ばいが続く。」
③「29日に来館した県看護連盟の福原美恵子会長(73)は『生々しい体験に涙が出た。医療職でありながら知らなかったことも多く、無知は罪だと思った』と声を落とした。仲里艶子幹事長(60)は「ハンセン病のほかにもいろんな病気で苦しみ、声を出せない人の代弁者にならなければいけない」と強調した。」
③「来館者増に向け同館はさまざまな取り組みを展開する。平和学習や修学旅行を呼び込もうと、昨年8月には初の学校教員向け講座を開いた。学芸員の辻央(あきら)さんは『周囲の教員の理解もなければ子どもたちを連れて来るのは難しいと思うが、まずは種をまきたい』と願いを込める。今年も開講を予定している。」
④「企画展示室の場所提供による来館者増も狙う。144平方メートルの広さがある展示室だが、15年度は約2カ月間、16、17の両年度は半年以上も空き室状態だった。現在は彫刻家の伊志嶺達雄さんと陶芸家の鈴木幹雄さんによる『沖縄の傷痕』展を開催する。辻さんは『人権と平和を柱に、地域の画家の絵画展などにも積極的に利用してほしい。ハンセン病への理解者を増やしていくことが大事』と話した。」


(2)沖縄タイムス-キャンプ・キンザーの1.7ヘクタール、2018年度末に返還 地権者は「細切れ」反発も-2018年5月31日 11:31


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「日米両政府は浦添市の米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の一部1・7ヘクタール(地権者55人)を来年3月末に返還する方針であることが分かった。防衛省が29日に地権者に説明した。地権者からは『細切れ返還で、跡地利用が難しい』と、反発の声もある。」
②「返還されるのはキンザーの南西側に位置する地域。2013年の嘉手納より南の米軍施設の返還計画で、で、14年度またはその後とされていた。17年3月に返還条件だったフェンスの設置などが完了し、米側との手続きが進んだことから地権者に説明した。防衛省は今後も地権者への説明を重ね、県や市に返還実施計画を提出する。」
③「返還面積は沖縄セルラースタジアム那覇の約3分の2の面積で、基地の端に位置し、いびつな形状となっている。」
④「地権者でつくる浦添市軍用地等地主会の宮城健英会長は、これまでキンザーの一括全面返還を求めてきたことに触れ『細切れ返還では跡地利用が制限され、地権者に土地が返ってきても自由に使うことが難しい』と主張。その上で「土地を売却する選択をせざるを得ない状況は、返還されても土地を取り上げられるような気持ち」と複雑な心境を語った。」
⑤「浦添市は、一括交付金を使ってキンザーの土地先行取得を実施しており、今回の返還予定地についても、市が買い取る提案を地権者側に説明している。」


(3)琉球新報-F22が訓練開始 地元自治体は騒音を懸念-2018年6月1日 12:23


 琉球新報は、「【中部】米軍嘉手納基地に暫定配備されているF22ステルス戦闘機4機2編隊の計8機が1日午前10時30分、嘉手納基地を離陸した。同基地での訓練が始まったとみられる。同機の配備による騒音増加を懸念する声が、地元自治体から上がっている。」、と報じた。


(4)琉球新報-F22が緊急着陸 訓練始めて1時間後 嘉手納基地への暫定配備機-2018年6月1日 12:52


 琉球新報は、「【中部】米軍嘉手納基地に暫定配備され、1日午前10時半に訓練を開始したF22ステルス戦闘機1機が約1時間後の午前11時23分、嘉手納基地に緊急着陸した。F22は整備士らが待機する中を、国道58号から着陸した。同機は牽引されて駐機場へ向かった。」、と報じた。


(5)琉球新報-「海がきれいな静かな場所が」 変化に悲しみと怒り 辺野古ゲート前、雨の中の座り込み-2018年6月1日 11:53


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「雨が降らず『空梅雨』だった5月が過ぎて、小雨がパラパラと降る1日の沖縄県名護市辺野古。米軍キャンプ・シュワブゲート前には、午前8時半ごろから新基地建設に反対する市民が集まり始めた。」
②「『沖縄の自然を返して』と声を上げるのは比嘉良子さん(70)。金武町から週に一度辺野古に足を運ぶ。18歳のころから約20年間を辺野古で過ごした。時間があると海へ向かい、浜辺に座って波の音を聞いた。」
③「『あの頃の辺野古は、海がきれいで静かな場所だった』。懐かしそうに振り返る。『今は変わってしまった』と話す比嘉さんの前を、工事車両が通り過ぎる。」
④「午前9時ごろ、この日最初の資材運搬が始まった。資材を積んだ113台のトラックが、約1時間後にはその荷を空にして、次々にゲートから出てくる。それでも『基地はいらない』『埋め立てやめろ』と市民は訴え続ける。次第に雨が強まってきた。比嘉さんはその場から離れようとしない。じっとゲートを見つめ『雨がどれだけ降ろうと活動をやめない。辺野古の海を守りたい』と語った。」


(6)沖縄タイムス-サンゴ産卵、名護・大浦湾に新たな命 水中写真家の中村卓哉さん撮影-2018年6月1日 06:01


 沖縄タイムスは、「同市辺野古の対岸側から300メートルほど沖で、海中に卵が放たれる様子を写真に収めた。新基地建設計画がきっかけで、10年以上、大浦湾に通ってサンゴを撮ってきたという中村さんも、ここでの産卵を撮影するのは初めてという。『生で見て感慨深い。命のつながりの第一歩で、ここから見守っていくことが大事』と話していた。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2018-06-01 17:44 | 沖縄から | Comments(0)

働き方改革関連法案が、衆院本会議で自民、公明両党と日本維新の会、希望の党などの賛成多数で可決。

 毎日新聞は2018年6月1日、表題について次のように報じた。


(1)「安倍政権が今国会の最重要課題と位置づける働き方改革関連法案は31日、衆院本会議で自民、公明両党と日本維新の会、希望の党などの賛成多数で可決された。6月4日にも参院で審議入りする。法案の柱の一つで、高収入の一部専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度」(高プロ)について、立憲民主党などの野党が反対姿勢を強めるが、政府・与党は20日までの会期を延長する方針で、法案は成立する見通しだ。」
【神足俊輔】
(2)「立憲の長谷川嘉一氏は本会議で、高プロについて『長時間労働を助長し、過労死が増えるのではないか、対象業務の拡大や年収要件の引き下げが行われるのではないかという懸念は、何一つ払拭(ふっしょく)されないままだ』と与党を批判。自民の後藤茂之氏は『希望する高度専門職の方が、明確な職務範囲で高い年収を確保した上で、自ら仕事の進め方を決めて働くことができる。対象がなし崩しに拡大されることはない』と反論した。」
(3)「法案の可決を受け、安倍晋三首相は経団連の定時総会のあいさつで『多様な働き方ができる社会を、今こそ作り上げていかなければならない。この国会において、働き方改革を必ずや実現する決意だ』と語った。」
(4)「一方、連合の相原康伸事務局長はコメントを発表。『(法案には残業時間の)罰則付きの上限規制の導入など、長時間労働の是正に向けた施策が盛り込まれた中で、長時間労働を助長する懸念のある高プロが削除されずに衆院を通過したことは極めて遺憾。参院では与野党の真摯(しんし)な議論を強く望みたい』としている。」
(5)「働き方改革関連法案は高プロと並び、残業時間の罰則付き上限規制や、正社員と非正規労働者の不合理な待遇差を禁じる『同一労働同一賃金』の導入なども柱になっている。 だが、衆院厚生労働委員会の審議では高プロに質問が集中した上、野党側が野村不動産社員の過労死や、厚生労働省データの異常値問題への追及に時間を割き、他の柱については議論が深まらなかった。残業時間の上限規制を巡っては、政府案は脳・心臓疾患の労災認定基準をベースに「最長で月100時間未満、2~6カ月の月平均で80時間以下」としているが、これは過労死ラインにあたるとの批判がある。立憲民主党は対案で『月80時間未満、複数月の平均で60時間以下』と厳格化した。政府は『(政府案の上限は)連合と経団連が合意した水準だ』との答弁を繰り返し、上限の妥当性まで議論が及ばなかった。」
(6)「また同一労働同一賃金に関し、政府が策定したガイドライン案では正社員の待遇が下がらないのかや、退職金の扱いをどうするのかについての言及はなく、議論の余地を残した。」
(7)「厚労省幹部は『データ問題に時間を費やしたことは、こちらに非があるが、それでも高プロ以外の議論は深まらなかった。参院では有意義な審議が必要だ』と話す。」 【神足俊輔】




by asyagi-df-2014 | 2018-06-01 11:55 | 書くことから-労働 | Comments(0)

沖縄タイムスの『沖縄・基地白書』を読む。(27)

 沖縄タイムスは、「国内の米軍専用施設面積の70・4%が集中する沖縄では、名護市辺野古の新基地建設以外にも騒音や墜落の危険性などの問題を抱えている。国防や外交の視点ではなく、住民の暮らしの目線から沖縄の米軍基地問題を検証する。」、と『沖縄・基地白書』の連載を始めた。

 今回は、第25回-「」(2018年5月22日)から。
 今回の話は、第1部 被害 うるま市伊計島。
「国民が住んでいるという意識が欠けている」、との話。


(1)「米軍機の不時着、部品落下−。本島中部東海岸に位置するうるま市の伊計島では、度重なる米軍機事故に島の暮らしが脅かされている。上空が飛行ルートになっていることが多発する事故の原因だが、昼夜を問わず米軍機が集落上空を飛び交う日常は今も続く。」
(2)「『パラパラパラ』『ゴーッ』。23日の取材中、人口約260人ののどかな島にはヘリや戦闘機の音が断続的に響いた。『なんで集落の上を飛ぶのかね。東の浜の方を飛べばいいのに…』。西宮貞子さん(92)によると、夜9時を過ぎても毎日のように米軍ヘリが集落上空を通過するという。」
(2)「ことし1月、伊計公民館で開かれた不時着に抗議する集会で壇上に立った西宮さん。『年寄りは一度起きたら眠れなくなる』と静かな暮らしを求めたが、それから約3カ月、現状は何も変わっていない。」
(3)「『沖縄は犠牲になり続けている』。戦後も駐留し続ける米軍に不満が募る。」
(4)「島には2017年1月、農道にAH1Zヘリ、翌18年1月にはUH1ヘリが東海岸に不時着した。同2月には西海岸『「大泊ビーチ』近くで、MV22オスプレイから脱落した部品が見つかった。過去には伊計島沖で、F15戦闘機やMH60ヘリの墜落事故も起きている。」
(5)「伊計島は米軍普天間飛行場と北部訓練場の直線上に位置する。島の東北にはホテル・ホテルなど複数の訓練空域が広がり、同飛行場や嘉手納基地から飛び立ったヘリや戦闘機が頻繁に飛来する。こうした地理的条件もあり、伊計島周辺では米軍機事故が後を絶たない。伊計自治会の玉城正則会長によると、訓練を終えたヘリは島を迂回(うかい)せず、集落上空を真っすぐ飛んでいく。夜10時すぎに集落上空を飛ぶことは日常茶飯事という。」
(6)「海中道路でつながる二つ隣の平安座島には石油備蓄基地もある。自治会としても、同基地周辺や島の上空を飛ばないよう何度も沖縄防衛局に要請してきたが改善されていない。「犠牲者が出ないと動かないのか、住宅に落ちても我慢しろというのか」。玉城会長は静かに怒りをにじませた。
(7)「島で生まれ育った玉城会長は『日米安保の主導権を米側に握られている。本土復帰から46年、構造は何も変わっていない』と指摘。基地が日本国内にある以上、米国と対等に交渉するのが筋とし、『国民が住んでいるという意識が欠けている。主権国家として、物が言えないじゃ通らない』と語気を強めた。」                (「沖縄・基地白書」取材班・嘉良謙太朗)


[メモ]低空や夜間飛行 抗議の声届かず
 1月に開かれた抗議集会には、島の人口の半数を超える住民らが抗議の声を上げた。しかし、不時着後も米軍機が島の上空を飛び、海面近くでの低空飛行や夜10時すぎまで飛行することが常態化している。
 石油備蓄基地周辺や島上空での全面飛行停止の要請に、日本政府は「住民の恐怖は十分分かっているつもりだが、実行できなければ意味がない」(2018年1月、沖縄防衛局長)としたが、米軍の運用は改善されていない。


 目の前には、答えがある。
 呻吟し、苦渋をなめさせられている人群れ。
 今、こんな声を届ける。


「年寄りは一度起きたら眠れなくなる」
「沖縄は犠牲になり続けている」
「犠牲者が出ないと動かないのか、住宅に落ちても我慢しろというのか」。
「日米安保の主導権を米側に握られている。本土復帰から46年、構造は何も変わっていない」
「国民が住んでいるという意識が欠けている。主権国家として、物が言えないじゃ通らない」




by asyagi-df-2014 | 2018-06-01 05:20 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧
更新通知を受け取る