2018年 05月 27日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年5月27日

 「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設の断念を訴える大規模な市民集会『美ら海壊すな 土砂で埋めるな 5・26国会包囲行動』(『止めよう!辺野古埋立て』国会包囲実行委員会主催)が26日、東京都千代田区の国会議事堂周辺で開かれた。辺野古新基地建設に反対する国会包囲行動は昨年6月以来で6回目。約1万人(主催者発表)が議事堂を取り囲み『辺野古の海を土砂で埋めるな』『自然を壊す政府はいらない』などと力を込めて訴えた。」、と琉球新報。
この6月には土砂投入が行われる可能性が指摘されるなかである。
この訴えを、日本中に広げなければ。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年5月27日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-国会包囲、辺野古の新基地NO 1万人「海埋めるな」-2018年5月27日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設の断念を訴える大規模な市民集会『美ら海壊すな 土砂で埋めるな 5・26国会包囲行動』(『止めよう!辺野古埋立て』国会包囲実行委員会主催)が26日、東京都千代田区の国会議事堂周辺で開かれた。辺野古新基地建設に反対する国会包囲行動は昨年6月以来で6回目。約1万人(主催者発表)が議事堂を取り囲み『辺野古の海を土砂で埋めるな』『自然を壊す政府はいらない』などと力を込めて訴えた。」
②「新基地建設の埋め立て海域では護岸工事が進展し、6月にも土砂投入が行われる可能性が指摘されている。実行委の野平晋作さんは政府が情報を隠しながら地盤の脆弱(ぜいじゃく)性が指摘されている場所に基地を造ろうとしていると指摘し、『キーワードは軟弱地盤と活断層だ。軟弱地盤に基地は造れない。税金の無駄遣いはするな。政府はうそをつくな』呼び掛けた。」
③「議事堂正門前ではヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表ら県内の市民団体や野党国会議員らがマイクを握り、建設に反対する民意を無視して工事を進める政府に異を唱えた。市民も『美ら海埋めるな』などと書かれた青いプラカードを掲げたり、手作りの横断幕やのぼりを掲げたりと思い思いに抗議の意思を示した。」
④「元教員でオール沖縄会議の山本隆司事務局長は、名護市の国立沖縄工業高等専門学校などの新基地建設予定地の周辺施設が、米軍の統一施設基準で定められた高さ制限を超えているにもかかわらず、例外的に対象外とされていることを問題視。宜野湾市の普天間第二小学校への米軍ヘリからの窓落下事故も踏まえて『「子どもたちの命を例外にしないでほしい』と訴えた。」
⑤「野党国会議員の一人として登壇した伊波洋一参院議員(沖縄の風)は『ジュゴンのえさ場の代替はない。埋め立てを許してはいけない』と訴えた。」


(2)琉球新報-土砂採取地、新基地建設阻止誓う 全国連絡協、沖縄初開催-2018年5月27日 12:02


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設の埋め立て土砂採取予定地の12府県18団体でつくる『土砂搬出反対全国連絡協議会』の総会が27日午前、沖縄市民会館で始まった。総会は5回目で、沖縄での開催は初。土砂採取地の瀬戸内や奄美地域などから約50人が参加し、現状を報告し、改めて新基地建設阻止を誓った。」
②「今後も政府や沖縄県、搬出元の各県に働き掛ける方針を確認した。『西日本各地の採石業者との契約はまだ行われていない。契約させない、または遅らせるためにあらゆる手段を講じる』との計画を承認した。」
③「協議会はこれまでに賛同する署名11万7310筆を集めたが、7月にも土砂投入が始まるとされていることから投入中止を求める緊急の署名活動を始める。同協議会の大津幸夫共同代表は『これまでの運動を通し、辺野古の埋め立ては沖縄の問題でなく全国の問題だと認識が広がった。解決するため展望をもたらさなければいけない』と述べ、活動の継続を呼び掛けた。」
④「協議会は、午後0時半からは、沖縄市民会館中ホールで『その土砂ストップ!沖縄集会 命の海に基地はいらない』を開く。新基地建設工事には2100万立方㍍の土砂が必要で、うち8割にあたる1700万立方㍍が県外から搬入される。外来生物の混入により、沖縄固有の生態系の破壊が懸念されている。」
⑤「沖縄防衛局は土砂搬出元として県内から国頭村、本部町のほか、県外の徳之島、奄美大島、佐多岬、天草、五島、門司、瀬戸内の計7地域をあげている。」


(3)琉球新報-抗議者は「暴力集団」「外国籍」 北部訓練場 機動隊派遣訴訟 都が「合理性」主張-2018年5月24日 10:31


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【東京】米軍北部訓練場のヘリパッド新設を巡り、警視庁の機動隊を沖縄に派遣した公金の支出は違法だとして東京都を訴えた住民訴訟の第7回口頭弁論が23日、東京地裁であった。被告の都は準備書面で、『抗議参加者の実態』として『県民のみならず、いわゆる極左暴力集団や反差別勢力の活動家または外国籍の者も確認されているのが実態』と指摘し、派遣根拠の『合理性』の一つに挙げた。次回は7月23日に開かれる。」
②「『参加者の実態』の立証には国会の政府答弁のほか、新聞記事など伝聞で紹介されている記述も証拠に挙げた。」
③「公判後の報告集会では市民らから問題視する声が上がった。都は、警視庁機動隊員らの県内での行動に関して『仮に何らかの違法性を認められる余地があったとしても、沖縄県の公権力の行使にかかる違法性の有無の問題で、過去の派遣事態の違法性を根拠付けるものではない』と主張し、都側の派遣判断に影響しないと強調した。」
④「抗議行動については逮捕事案などを証拠に挙げ『危険極まりないさまざまな違法行為を繰り返した』と主張した。その上で『抗議活動や参加者らの実態や、沖縄県警の対応力に鑑みれば、(派遣)援助の要求には合理的な必要性が優に認められる』とし、派遣は適法だったと強調した。」
⑤「法廷で原告代理人の高木一彦弁護士は、沖縄県公安委員会が援助要請を決定する前から警察庁が各都道府県に準備を通知していたと指摘し『国家の要請でこの派遣は行われたのは明らか』と強調した。沖縄での機動隊員の行動について都は沖縄県の公権力行使としたことには『沖縄県から援助要求され、そのつど実績を踏まえて判断できるはずだ』と警視庁として判断すべきだと指摘した。」


(4)琉球新報-「沖縄を共同体拠点に」 ガルトゥング氏 平和シンポで提言-2018年5月27日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【東京】青山学院大学国際研究センターは25日、『東アジアの平和をどう作るか?』と題したシンポジウムを都内の青山学院で開いた。平和学の権威のヨハン・ガルトゥング氏と鳩山由紀夫元首相らが登壇した。ガルトゥング氏は、150年前に体制を変革させた明治維新の精神にならい、今こそ『日本維新』が必要だと提起した。」
②「ガルトゥング氏は尖閣諸島の領有権問題で、日中共同管理による摩擦回避を改めて提案し『積極的平和の実践の場にできるのではないか』と述べた。戦争回避の具体策として東アジア共同体の構築の必要性を訴え『沖縄を共同体の拠点機能として提案していき、特別県との視点もある』と持論を展開した。」
③「さらに日本政府による琉球併合(琉球処分)など沖縄への傷の和解は考えられるべきだと指摘した。戦争回避を巡っては『戦争を解決の方策に使う国家はなくなっている。安倍政権に時代遅れのやり方だと言ってあげたらいい』と述べた。その上で今、世界で米国の影響力が低下していると指摘。日本はそれに追随すべきではないと警鐘を鳴らした。」
④「鳩山元首相は『北朝鮮の脅威もかなり誇張された形で言われてきた。今必要なのは対話を通じて平和を作っていこうという方向だ』と強調した。」
⑤「討議には、木村朗鹿児島大学教授と青山学院大の羽場久美子教授も登壇した。」


(5)沖縄タイムス-国会前で辺野古新基地に抗議 土砂投入阻止で1万人包囲-2018年5月27日 09:13


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する『国会包囲行動』が26日、国会周辺であり約1万人(主催者発表)が集まった。護岸建設が進む中、土砂投入を止めようと政府に抗議の意志を示した。」
②「『基地の県内移設に反対する県民会議』『止めよう! 辺野古埋め立て国会包囲実行委員会』『戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会』の3団体による共催で6度目。」
③「包囲行動には国政野党の国会議員や学者、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会などのメンバーが参加。沖縄からも山本隆司オール沖縄会議事務局長らも駆け付け連帯を訴えた。」
④「主催者を代表して国会包囲実行委の野平晋作氏は『地盤が軟弱で活断層の疑いもある所に基地を造れるはずはない。土砂投入を食い止めよう』と強調した。」


(6)沖縄タイムス-平和願う歌、高らかに つしま丸児童合唱団が結団式-2018年5月27日 12:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「『月桃ゆれて 花咲けば』。合唱を通じて子どもたちの心を育み平和を発信しようと、那覇市の対馬丸記念館で活動する『つしま丸児童合唱団』の本年度の結団式が26日、同館であった。児童は『月桃の花』や『ビリーブ』などを熱唱。6月の沖縄全戦没者追悼式や、米軍潜水艦の魚雷攻撃で沈没した疎開船『対馬丸』の犠牲者を悼む8月の慰霊祭に向けて、練習を始めた。」
②「合唱団は記念館近隣や那覇市内の小学校の児童を中心につくる。結成7年目で、本年度は26人が参加した。同館の渡口眞常副理事長(67)は『平和の時しか歌ったり遊んだりできないから、子どもたちの明るい声が響き渡る記念館にしたい』と述べた。」
③「毎週土曜日に活動する。参加6年目となる垣花小5年の花岡翔君(11)は『対馬丸で亡くなった子どもたちを思いながら、これから平和に暮らせるように歌った』と述べた。随時団員を募集する。年会費は千円。問い合わせは同館、電話098(941)3515。」




by asyagi-df-2014 | 2018-05-27 18:10 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄タイムスの『沖縄・基地白書』を読む。(25)

 沖縄タイムスは、「国内の米軍専用施設面積の70・4%が集中する沖縄では、名護市辺野古の新基地建設以外にも騒音や墜落の危険性などの問題を抱えている。国防や外交の視点ではなく、住民の暮らしの目線から沖縄の米軍基地問題を検証する。」、と『沖縄・基地白書』の連載を始めた。

 今回は、第23回-「沖縄・基地白書(23)『基地が攻撃された』鳴り響く爆発音とサイレン 住民おびえさせる即応訓練」(2018年5月17日)から。
 今回の話は、第1部 被害 嘉手納町(6)。

 
 こんな話で始まる。
 「嘉手納町周辺の住民が『戦闘機の騒音や悪臭などとは、質の異なる負担』と感じる訓練がある。極東最大の米軍施設といわれる嘉手納基地が、ミサイルなどで攻撃を受けたことを想定した即応訓練だ。」
 どういうことなのか。
実は、「嘉手納は戦場につながっているとよく言われるが、戦場そのものだ」、ということについて。


(1)「『ドドーン、ドドーン』と大きな爆発音とともに発煙筒の煙に包まれる。基地内の『ジャイアントボイス』と呼ばれるスピーカーから大音量のサイレンが鳴り響き、英語で緊急事態を知らせ、対応を促す放送が続く。訓練は深夜、未明を問わず、突如として始まる。」
(2)「破壊された滑走路を修復したり、制空権を守るために戦闘機が緊急発進したり、基地の中で兵士らが慌ただしく動き回る。嘉手納爆音訴訟原告団嘉手納支部長で、町水釜の福地勉さん(68)は『嘉手納は戦場につながっているとよく言われるが、戦場そのものだ』と唇を震わせる。」
(3)「即応訓練は年4〜5回、1回につき約1週間実施される。事前通告はあるものの、全ての住民に行き渡るわけではなく、時間帯に幅もあり、『突如始まる』のが住民の実感という。」


 嘉手納町民を囲む実態は、これだけではない。
 具体的に事故は次のように起き続けている。


(1)「大きな事故も起きている。2004年12月には、嘉手納高校に訓練の煙が流れ込み、生徒らが目の痛みなどを訴えた。当時高校3年だった福地さんの長男は校舎3階で煙に包まれ、『毒ガスか』と身構えたという。」
(2)「PTA会長だった福地さんは『親の手の届かないところで子どもたちに恐怖が迫る現実を再認識した』と涙が止まらなかった。」


 だからこそ、琉球新報は、この報告を次のよう記す。


(1)「自分の高校時代を思い出した。1968円11月、爆弾を積んで、ベトナム戦争に出撃するB52爆撃機が嘉手納基地内で墜落、爆発した。米ソ冷戦の真っただ中で『嘉手納が真っ先に狙われる』と地域では広まっていた。爆発音と振動。『戦争だ。やんばるに逃げよう』。そう提案したら、父親は『どこへ行っても駄目。家族は一緒にいよう』と答えた。戦争に巻き込まれたらどう振る舞うか、事前に覚悟を決めていたようだった。」
(2)「日米の軍事一体化や、北朝鮮の核・ミサイル開発などの国際情勢の変化などで嘉手納周辺の危険性が高まる。福地さんは「命さえも脅かされる事態を想定しなければならないことが異常すぎる」と嘆いた。
(「沖縄・基地白書」取材班・福元大輔)


※[メモ]地元中止要請に政府否定的見解
 爆発音を起こすGBS(模擬爆発装置)や、発煙筒を使った即応訓練について、嘉手納町や町議会は、中止するよう米軍や日本政府に繰り返し要請してきた。町の基地使用協定案では、睡眠妨害など住民生活に影響を与えないよう訓練時間や場所の変更、爆発音の軽減を求めている。
 一方、日本政府は「日本の立場として訓練の中止を求めることは考えていない。騒音の影響を小さくするよう求めたい」(2012年4月、沖縄防衛局長)と訓練中止には否定的な見解を示している。


 まずは、ここでは、嘉手納町の住民が味わらされている米軍基地被害の次の実像を確認しよう。


(1)「福地さんは訓練には四つの想定があり、黄色やピンクなど煙の色を変えていると米軍関係者から聞かされた。通常兵器、生物兵器、化学兵器、核兵器の四つだ。『あり得ないことを想定するわけがない。核攻撃まで可能性があるのか』」
(2)「毎日が危険にさらされている−。その恐怖こそが『質の異なる負担』だ。」

 この上で、「日米の軍事一体化や、北朝鮮の核・ミサイル開発などの国際情勢の変化などで嘉手納周辺の危険性が高まる。福地さんは『命さえも脅かされる事態を想定しなければならないことが異常すぎる』と嘆いた。」の声をしっかりと受けとめよう。





by asyagi-df-2014 | 2018-05-27 06:29 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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