2018年 05月 01日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年5月1日

 「このままでは5月末に土砂投入の準備が整う。海上搬入も止められずどうしようもない』と危機感を募らせている。」、と沖縄タイムス。
さて、承認の撤回は。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年5月1日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-自然遺産 中旬までに勧告 登録の妥当性評価 IUCN-2018年5月1日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「世界自然遺産登録を目指す『奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島』に関し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関の国際自然保護連合(IUCN)は今月中旬までに登録が妥当か評価を勧告する。ユネスコは勧告を受け、6月下旬から開催する世界遺産委員会で審査し、登録を決定する。県は世界遺産委員会の会議中継のパブリックビューイングを計画するなど、登録に向けた取り組みを進める。一方、識者からは返還されたばかりの米軍北部訓練場跡地の編入など課題も指摘されている。」
②「IUCNは、世界自然遺産登録が妥当かどうか4段階の評価で(1)登録を推奨する「登録」(2)追加の情報提供を求め、1~2年後に登録を目指す「情報照会」(3)今回の登録を見送り、今後2~3年以上かかる「延期」(4)遺産としての価値を認めない「不登録」-の中から勧告する。」
③「政府が2017年2月に『奄美・琉球』の世界自然遺産登録の推薦書を提出した後、IUCNは10月に視察し12月までに報告書をまとめた。報告書では、国に対し米軍北部訓練場返還跡地を将来的に遺産区域として拡充することの妥当性や、科学的根拠の明確化など6項目を指摘。国は専門家の助言を受けて指摘に対して回答した。」
④「世界自然遺産の審査過程に詳しい筑波大学大学院の吉田正人教授は『今回の勧告で、IUCNが国からの回答に納得したかどうかが表れるだろう』と話す。直近で世界自然遺産に登録された知床(05年、北海道)、小笠原諸島(11年、東京都)では『登録』の勧告でも解決すべき課題について指摘があったことから『今回は推薦された範囲が広く、さらに多くの指摘が付くだろう』と予測する。」
⑤「16年12月に返還された米軍北部訓練場の編入については、4千ヘクタール以上の返還地で、不発弾や土壌汚染の調査を8カ月間で終えたことから、自然保護団体からは『登録ありきのため短時間で進め、不完全だ』との指摘も上がっている。東村に住むチョウ類研究者の宮城秋乃さんは『何十年も軍事施設として使われていた土地だ。跡地汚染をきちんと知らないまま登録しても、生態系保護につながらない』と懸念を示した。」


(2)琉球新報-父「みんな来たよ」、涙で献花台に 米軍属女性暴行殺人事件から2年-2018年5月1日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「4月28日で発生から2年を迎えた沖縄の米軍属女性暴行殺人事件の遺族らが30日、同県恩納村安富祖の遺体遺棄現場を訪れた。父親は献花台に向かい、名前を呼びながら『お父さん、お母さんもみんな一緒に来てるよ』などと涙を流しながら娘に呼び掛けていた。」
②「遺族らは30日午後0時35分ごろ、恩納村安富祖の現場を訪れた。多くの人から供えられた花や飲み物でいっぱいになった献花台の前に座り、手を合わせて冥福を祈った。父親と母親は何度もハンカチで目頭を押さえながら手を合わせていた。父親は最後に雑木林に向けて深々と頭を下げ、現場を後にした。」
③「同事件で殺人や強姦致死などの罪に問われている元米軍属の34歳被告は一審判決で無期懲役の判決を言い渡されているが、控訴している。父親は26日、代理人を通じて『悲しいです、悔しいです。私たちが娘にしてやれるのは、痛み、苦しみをなくし、成仏させてあげることです』などとするコメントを発表していた。」


(3)琉球新報-9条の大切さ、元米兵の遺志継ぐ-2018年5月1日 14:43


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「ベトナム戦争の従軍体験から憲法9条の大切さを訴え続けた米国の平和運動家、アレン・ネルソンさん(2009年死去)の遺志を子供たちに伝えようと、日本での活動を支援した市民らが著書やDVDのセットを1000校を目標に学校へ贈る取り組みを始める。『平和を作るのは一人一人の力』。ネルソンさんのメッセージを若い世代に届ける。」

 ◇1000校目標に平和教材寄贈へ
②「ネルソンさんはニューヨーク出身で貧困から抜け出そうと18歳で海兵隊に入隊。沖縄で訓練後にベトナムの最前線へ送られ、除隊後は心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんだ。1995年に沖縄で起きた米兵の少女暴行事件に心を痛めて来日し、十数年にわたり、全国各地の学校などで『戦争と暴力』をテーマに約1000回講演。しかし、戦場で浴びた枯れ葉剤の影響とみられるがんで61歳の若さで亡くなった。」
③「ネルソンさんは訪日の際に戦争放棄を定めた9条の存在を知り、『9条は日本を戦争から守ってきた。米国や世界に広めたい』と講演で何度も訴えていた。その遺志を継ごうと、活動を支援してきた兵庫県宝塚市の元教諭、平塚淳次郎さん(83)、石川県加賀市の寺院『光闡坊(こうせんぼう)』住職の佐野明弘さん(60)らが『アレン・ネルソン平和プロジェクト』を結成。5年前にネルソンさんの半生をまとめたDVD『9条を抱きしめて』を制作した。」
④「ネルソンさんは生前『教育の場で戦争の真の姿を教えてほしい』と語っていた。プロジェクトでは新たに、来年の没後10年を前に過去に講演した中学、高校を中心にDVDと2冊の著書『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』(講談社文庫)『戦場で心が壊れて』(新日本出版社)を1組ずつ1000校に贈ることにした。」
⑤「プロジェクト代表世話人の佐野さんは『自衛隊の海外派遣が実現するなど9条にもはや力はないのかと感じていた頃、その大切さを教えてくれたのが過酷な戦場を知るネルソンさんだった。力や暴力に頼らない道が必ずあるという強い思いを未来を担う子供たちに知ってほしい』と話す。」
⑥「問い合わせは光闡坊(0761・74・0508)。」【高田房二郎】


(4)沖縄タイムス-辺野古新基地:南側からK4護岸建設始まる 5月末にも土砂投入準備整うか-2018年5月1日 14:32


 沖縄タイムスは、「【名護】米軍キャンプ・シュワブ沖の辺野古新基地護岸建設で1日、南側の護岸『K3』から辺野古崎向けに『K4』の造成が確認された。現在、K4は陸地から延びる中仕切り護岸『N5』に接続し、辺野古崎方面から南向けに延びている。海上監視を続けている市民によると、海を護岸で囲む形となるK3―K4の接続まで残り400メートル弱。護岸は1日平均6~7メートル延びているといい、抗議船の男性船長は『このままでは5月末に土砂投入の準備が整う。海上搬入も止められずどうしようもない』と危機感を募らせている。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-<イチから分かるニュース深掘り>サンゴの「特別採捕許可」 辺野古工事で防衛局と県が攻防-2018年5月1日 12:15


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①-サンゴの「特別採捕許可」が話題になっているね。そもそも特別採捕許可って何を許可しているの?:「特別採捕許可は、サンゴを今いる場所から違う場所に移すために必要な許可なんだ。沖縄県の規則で、サンゴを採ることは禁止されているよ。だけど、大学や公的機関などが行う試験研究や教育実習を目的とした採捕は、規則に基づいて県知事が審査して許可することになっているんだ」
②-名護市辺野古の新基地建設では、埋め立て予定海域に多くのサンゴが生息しているよね。工事を進める沖縄防衛局も、サンゴを移植しようとしているの?:「防衛局が工事をするに当たって示した環境を守る対策では、埋め立て予定海域にいるサンゴ約7万4千群体を移植すると言っているよ。防衛局は、工事の影響を受ける場所にあるサンゴを傷つけないように、別の場所に移植しようとしているんだ」
③-許可はもう県に申請したの?:「環境省が指定した絶滅危惧種リスト(レッドリスト)に載っているオキナワハマサンゴとヒメサンゴ11群体に加えて、絶滅危惧種でない小型サンゴなど約850群体も申請したよ」「でも、これまで申請が出されたレッドリストサンゴ11群体について、県は今のところ全て『不許可』と判断して移植を認めていないんだ」
④-サンゴを守るために申請したのにどうして不許可にしたの。:「実は去年の10月に申請があったオキナワハマサンゴについて、県は今年2月に許可を出したんだよ。防衛局も許可から2週間以内にこのサンゴを移植する予定だったんだけど、許可を受けた後にサンゴが魚に食べられた跡が見つかったんだ」「県はサンゴが傷ついた原因や回復したかどうか分からないことなどを理由に、環境の専門家たちが出席する会議を開いて、今後のサンゴの保全策を話し合うよう求めたよ。でも、防衛局は会議を開かずに許可期間の延長だけを求めたんだ。だから県は、対策もせずに延長だけ求めるのは認められないとして『不許可』にしたんだね」
⑤-それから防衛局は会議を開いたの?:「不許可を受けて、防衛局はすぐに会議を開いたんだ。そこで出た意見を対策に反映させて、一度不許可になったオキナワハマサンゴの許可を求めて再申請したよ。今後はサンゴが生き物に食べられないように、継続的なモニタリングや食べようとする生き物の駆除をするとしているよ」
⑥-ヒメサンゴはどうするの?:「埋め立て区域内の1群体は再申請したけど、区域外のもう1群体は移植せずに、水の濁りを防止する『汚濁防止枠』を増やして工事を進めることにしたんだ。防衛局はどちらのサンゴも一度県が許可を出していることから、早めに判断がもらえるという考えだよ」
⑦-これから暖かい季節になるけど、サンゴの移植は秋から冬がいいって聞いたことがあるよ。:「そうだね。県が出したサンゴの移植に関するマニュアルでは、移植は繁殖時期や高水温期を避けることが望ましいとされているんだ。防衛局もこのマニュアルを参考にしていて、許可がおり次第、すぐに移植したい考えなんだ」
⑧-県は今後どうするのかな。:「県は、サンゴの特別採捕許可が、辺野古への新基地建設を止めるための手段の一つと考えているんだ。規則に基づいて適正に審査して可否を判断すると言っているけど、オキナワハマサンゴ1群体を最初に許可するまで4カ月近くかかっていて、可否を判断するのか時期は見通せないんだ」「県は、他のサンゴについても、移植先に問題があることなどを理由に不許可と通知したよ。今後も県と防衛局の攻防は続きそうだね」
 (社会部・比嘉桃乃、政経部・嘉良謙太朗)


(6)沖縄タイムス-「空を守る条例」オール宜野湾で制定を 小林武さんが講演-2018年5月1日 11:55


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県宜野湾市上空の米軍機の飛行制限などを市や市議会などが求めることを定める『宜野湾市の空を守る条例』制定の請願を目指す『請願の会準備会』は30日、発起人の一人である小林武沖縄大学客員教授の講演会を開いた。約110人が参加。小林さんは市全体で条例を制定する意義を強調した。」
②「小林さんが示す条例素案では、市長や市議会が、米軍機の人口密集地の飛行禁止や事故原因究明までの飛行停止などを確固として求めることを定めている。」
③「市長、市議会が賛同する『オール宜野湾』で条例を制定する必要性を訴え、『(条例は)法律と比べても、民主主義的価値は全く引けを取らない。普天間飛行場を抱える市が、米軍の不法行為を許さないという本気の意思表示は、非常に大きな意味を持つ。米軍は決して無視できないはずだ』と説いた。」
④「準備会は、市議会に条例制定を促す請願運動の中で、1万人以上の署名と、全市議や市長の賛同を得たい考え。『可及的速やかに【請願の会】を正式に発足させ、取り組みたい』と話した。」
⑤「会場からは条例の実効性を問う声や、より高い要求を盛り込むべきだとの意見もあった。小林さんは『オール宜野湾で取り組むことに意味がある。内容は調和点を探りたい』と話した。」





by asyagi-df-2014 | 2018-05-01 18:08 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄タイムスの『沖縄・基地白書』を読む。(17)

 沖縄タイムスは、「国内の米軍専用施設面積の70・4%が集中する沖縄では、名護市辺野古の新基地建設以外にも騒音や墜落の危険性などの問題を抱えている。国防や外交の視点ではなく、住民の暮らしの目線から沖縄の米軍基地問題を検証する。」、と『沖縄・基地白書』の連載を始めた。

 今回は、第16回-「沖縄・基地白書(16)「沖縄の縮図」といわれる島 機能強化、村に知らせず大規模工事」(2018年4月27日)から。
 今回の話は第1部 被害 伊江村(下)。
 沖縄タイムスは、伊江島の今を伝える。


(1)「沖縄戦での激しい地上戦や『集団自決(強制集団死)』、戦後は米軍の『銃剣とブルドーザー』による土地の強制接収などが起きた伊江島は『沖縄の縮図』ともいわれる。その島で、地元が『明らかな機能強化だ』と批判する米軍基地の工事が進められている。」
(2)「2016年8月22日に始まった米軍伊江島補助飛行場内の強襲揚陸艦の甲板を模した着陸帯『LHDデッキ』の改修工事。面積は現在の5万3890平方メートルから約2倍の10万7140平方メートルに。もともとの着陸帯はアルミ板だが、工事では米軍機の激しいジェット噴射に耐えられるよう、一部は耐熱特殊コンクリートを使用するなど『大規模工事』(関係者)だ。」
(3)「改修によって、海兵隊のF35戦闘機に加え、空軍横田基地へ配備予定のCV22オスプレイも収容できる駐機場も整備する計画が本紙報道で判明している。一方、伊江村に工事着手の情報はなく、報道を受けて問い合わせた沖縄防衛局からの着手の情報は2日後の24日だった。村は局を通して米側に図面の提供や工事の詳細な内容など求めているが「作戦保全の必要性」を理由に拒まれている。」
(3)「同演習場周辺に住む60代の男性は、改修後の伊江島の状況を想像する。思い出すのは小学生時代。戦闘機が低空で訓練し、『大人もみんな耳をふさいだ。子どもはあまりの怖さで家屋から離れた、くみ取り式のトイレにも1人で行けなかった』と振り返る。LHDデッキが完成したら『また、あのときのようになるのでは』と不安におののく。」
(4)「デッキは今年11月にも完成予定だ。基地問題を追及する名嘉實村議は、デッキのコンクリートの厚さは約40センチあると話し、『米軍は永久的に使うつもりだろう』とみる。」
(5)「米海兵隊が14年9月に作成した内部文書『自然資源・文化資源統合管理計画』では岩国基地にF35Bを配備後、『最大で26機を嘉手納基地に展開。伊江島補助飛行場でも訓練する』と説明しているとし、『オスプレイがMVもCVも来て、F35まで来たら、伊江島は大変なことになる』と強く批判。米軍は、基地建設は日米地位協定で与えられた権利との認識だと指摘し、『協定を改定しない限り、米軍のやりたい放題だ。改定しない日本政府にも責任がある』と強調した。」(「沖縄・基地白書」取材班・伊集竜太郎)


※メモ]通告義務なし 協定3条根拠
「2004年、外務省の沼田貞昭沖縄担当大使(当時)は定例記者会見で、米軍が金武町のキャンプ・ハンセン内で進めていた都市型戦闘訓練施設について『(着工時に)いちいちわれわれに通報する義務があるとは言えない』『「日米地位協定で米側に管理権が認められている』と述べた。根拠は3条1項『合衆国は施設及び区域内において、それらの設定、運営、警護及び管理のため必要なすべての措置を執ることができる』。」

 14年には宜野座村松田のキャンプ・ハンセン内の着陸帯「スターリング」の拡張工事が発覚。村に事前通告はなく面積が約2倍に。地元は「事前通告義務がなくても、こんな大規模工事は地元に理解を得て進めるのが当然。今回の拡張は機能強化だ」と批判した。


 確かに、「沖縄の縮図」が、「沖縄戦での激しい地上戦や『集団自決(強制集団死)』、米軍による『銃剣とブルドーザー』、新たな米軍基地の『明らかな機能強化』」、と表現されるものなら、日本国憲法は沖縄に適用されたのか。
 いや、このことを「目下の同盟」として受け入れてきたを一人一人が自覚しなければならない。
 どう考えても、「思い出すのは小学生時代。戦闘機が低空で訓練し、『大人もみんな耳をふさいだ。子どもはあまりの怖さで家屋から離れた、くみ取り式のトイレにも1人で行けなかった』と振り返る。LHDデッキが完成したら『また、あのときのようになるのでは』と不安におののく。」、との叫びをそのままにするわけにはいかない。





by asyagi-df-2014 | 2018-05-01 05:54 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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