2018年 04月 30日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年4月30日

 継続する怒り、命を問う行動。
 私たちは、この抗議をどのように受け取ることができるのか。 
「沖縄県うるま市の津堅島沖合での米軍パラシュート降下訓練の急増や伊計島での米軍機の不時着などを受け29日、うるま市与那城庁舎横の広場で『市上空での米軍機の飛行禁止を求める市民集会』(同実行委員会主催)が開かれた。市民約250人(主催者発表)が集まり、続発する米軍機の事件、事故に怒りの拳を上げた。」(琉球新報)。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年4月30日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-住宅地上空の飛行禁止求め250人 米軍事故続発で集会 うるま市-2018年4月30日 06:15


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【うるま】沖縄県うるま市の津堅島沖合での米軍パラシュート降下訓練の急増や伊計島での米軍機の不時着などを受け29日、うるま市与那城庁舎横の広場で『市上空での米軍機の飛行禁止を求める市民集会』(同実行委員会主催)が開かれた。市民約250人(主催者発表)が集まり、続発する米軍機の事件、事故に怒りの拳を上げた。冒頭、2年前に市内で発生した米軍属女性暴行殺人事件で被害に遭った女性の冥福を祈り黙とうをささげた。」
②「集会では、騒音が激化していることやパラシュート降下訓練が増加していることを非難。住民居住地上空の米軍機の飛行全面禁止や津堅島沖合でのパラシュート降下訓練禁止を日米合同委員会で決定し、明記することなど4項目の決議を採択した。実行委は、沖縄防衛局や外務省沖縄事務所を訪れ手渡す予定。」
③「実行委員長を務めた山内末子さんは『市民の命や暮らし、財産が脅かされている。今、日米両政府に向け抗議の声を上げなければならない』と呼び掛けた。」
③「1959年の石川・宮森小ジェット機事故を語り継ぐ『石川・宮森630会』の伊波洋正さんも登壇した。『私たちの上空から米軍機を追っ払おう』と訴えた。」


(2)琉球新報-「子の安全 大人が声上げよう」 米軍部品落下でシンポ 宜野湾-2018年4月30日 06:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【宜野湾】昨年12月、米軍普天間飛行場所属の米軍機による部品落下事故が沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園と普天間第二小で相次いで発生したことを受け、子どもの命を考えるシンポジウム『【なんでお空からおちてくるの?】 こたえられないわたしたち』(同実行委員会主催)が29日、市宜野湾の沖縄国際大学で開かれた。討論会では保護者や第二小の元教諭ら4人が登壇し、約110人が耳を傾けた。」
②「緑ヶ丘保育園父母会長の知念有希子さんは『事故があっても私たちが何も言わなければ、子どもたちを守れない』と主張し、米軍機の飛行停止に向け大人が声を上げる必要性を指摘した。第二小保護者の呉屋達巳さんは『日本を守るはずの米軍が沖縄の平和を乱してる現実に疑問を感じる。今すぐにも普天間飛行場は閉鎖すべきだ』と訴えた。」
③「聴衆として参加した第二小の男性教諭から学校の現状についての報告もあった。事故後、米軍ヘリが接近するたびに児童が運動場から避難していることについて触れ、4月の新学期以降も同じ状況が続いてることや、校長や教員で構成する『安全対策作業チーム』を設置して情報共有を図っていることを紹介した。」
④「討論会の冒頭では普天間第二小の事故当時、同校6年生だった宮平紗蓮さんの作文が紹介された。在校生が運動場から避難していることを念頭に『ヘリが児童の上空で飛ばない安全な運動場で、みんなで遊んでほしい』とつづった。」


(3)沖縄タイムス-辺野古新基地、地盤が軟弱か? 専門家「マヨネーズ並みの軟らかさの可能性」指摘-2018年4月30日 08:00


 【東京】沖縄等米軍基地問題議員懇談会(会長・近藤昭一衆院議員)が26日、国会内であった。地盤工学の鎌尾彰司日本大学准教授は、新基地建設が進む名護市辺野古の大浦湾側が軟弱地盤である可能性を示し、「地盤改良が必要となる」と指摘。その場合、工期も2~3年は延びる可能性もあるという。

 鎌尾氏は地盤改良に関して、軟弱な砂や粘土が堆積する谷地形を「詳細に調査する必要がある」と指摘。その上で、軟弱地盤とみられる地点に建設される大浦湾側のケーソン式護岸は、「幅200~300メートル、延長600メートルほどの地盤改良をしないと安全な構造物はできない」と推測した。

 また、沖縄防衛局の環境影響評価書(環境アセス)で、「地盤改良は滑走路や誘導路の下部だけになっている」と説明。護岸部分だけではなく、埋め立て区域も谷地形が広がっているとみられ、大浦湾側の広い範囲で地盤改良が必要となる可能性も指摘した。

 沖縄防衛局が2014年から2年間実施したボーリング調査で、大浦湾側の護岸建設現場にある2地点は、土の硬さを示す指標「N値」がゼロで、非常に軟らかい数値となっている。

 防衛省は「地盤の強度はN値だけで判断できない」として、他の室内調査などを含めて地盤改良の必要性を判断する考えを示している。

 これに対し鎌尾氏は、「専門家が一番参考になるのがN値。これを度外視して、万が一構造物が壊れたときには誰が責任をとるのかという話になる」と話し、防衛省の対応を疑問視した。

 鎌尾氏は本紙取材に「羽田空港の埋め立て工事でも地盤がマヨネーズ並みの軟らかさだと言われたが、それに匹敵する可能性がある」と話した。


(4)沖縄タイムス-沖縄女性殺害から2年、米軍関係者の事件は減ったのか-2018年4月30日 05:29


 沖縄県うるま市の女性暴行殺害事件後も米軍関係者による事件は後を絶たない。2017年に検挙された米軍関係者による刑法犯は48件36人で、前年の23件から2倍以上、検挙者も8人増えた。模造の米ドル紙幣を複数カ所で使った詐欺事件などがあり、知能犯が13件3人増。凶悪犯や粗暴犯、窃盗犯など各罪種も微増に転じている。

 事件後、青色回転灯車両の「沖縄地域安全パトロール隊」が結成。沖縄総合事務局によると、パト隊が17年4月~今年2月末に通報したのは全体で474件。最多は路上寝など泥酔者367件で、米軍関係者は泥酔者と交通関係の計4件だった。沖縄総合事務局は「事件・事故の抑止には一定の効果があったと考えている」とコメントした。

 県警も昨年1月、パトロール強化などを目的に他都府県警の警察官100人を特別出向で採用し、各署に配属した。現在は100人のうち約4分の3が地元採用の警察官に代わっており、本年度中に増員分を満たす計画という。


(5)琉球新報-「海を埋め立てるな」 海上、午前中作業確認されず カヌー13艇で抗議-2018年4月30日 13:23


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で30日午前、工事に反対する市民らがカヌー13隻と2隻の抗議船から『海を埋め立てるな』や『「ジュゴンを守れ』と声をあげた。海上では繁殖のためオーストラリアから沖縄に飛来するアジサシがフロート(浮具)の上で羽を休める姿も確認できた。米軍キャンプ・シュワブへの資材の搬入と大浦湾海上で護岸工事は午前中時点で確認されていない。県外から抗議活動に参加する60代の女性は『基地は作らせたくないという思いで3年前から足を運んでいる』と語った。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-嘉手納にオーストラリア空軍哨戒機 北朝鮮「瀬取り」阻止へ、異例の初飛来-2018年4月30日 14:50


 沖縄タイムスは、「【嘉手納】米軍嘉手納基地に30日午後1時半ごろ、オーストラリア空軍の哨戒機が飛来した。28日に飛来したカナダ空軍の哨戒機とともに北朝鮮の『瀬取り』を阻止する多国籍軍の警戒監視活動に参加する。嘉手納基地にオーストラリア空軍機が飛来するのは極めて異例。警戒活動に関連する嘉手納基地の動きでは、28日にカナダ空軍の哨戒機とオーストラリア空軍の給油機と大型輸送機が飛来。オーストラリア空軍の2機は29日に嘉手納基地を離陸し、オーストラリアに向かったとみられる。このほか嘉手納基地には米本国から海軍のP8A対潜哨戒機6機がローテーション配備されている。」、と報じた。


(7)沖縄タイムス-翁長知事の埋め立て撤回「今こそ」 本田元愛媛大教授が指摘-2018年4月30日 12:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古への新基地建設に反対する沖縄平和市民連絡会主催の講演会が29日、那覇市の沖縄市町村自治会館であった。」
②「今夏にも埋め立てのための土砂が投入される可能性を踏まえ、その前に、翁長雄志知事が埋め立て承認の撤回を決断するよう訴えた。約240人が参加した。」
③「本田博利・元愛媛大教授は、工事の実施設計について、国は県との事前協議を求めるなど埋め立て承認の際の留意事項を守っていないと指摘。国の工事には違法な点が多いとして、知事は承認を撤回できると主張した。土砂が投入されれば原状回復が困難になるとし、『タイミングは今まさに来ている』と撤回を訴えた。」
④「連絡会の北上田毅さんは、埋め立て工事の問題点を列挙。海上からの建設資材の運搬や、『K9』護岸が本来の護岸の構造になっていないことが留意事項に違反すると訴えた。埋め立て区域に残っているサンゴを移植しないままの土砂投入など今後想定される問題点も挙げた。山口県岩国市の田村順玄市議も登壇し、在日米軍再編により極東最大級の航空基地となった岩国基地を巡る現状を報告した。」




by asyagi-df-2014 | 2018-04-30 17:45 | 沖縄から | Comments(0)

「司令塔」という発言は。

 安倍晋三首相からの「司令塔」発言に、いつものことではあったが、「あれっ」という違和感を感じていた。
 このことに関して、朝日新聞(以下、朝日)は2018年4月23日、「蓮池透さん『司令塔?この期に及んで』 首相発言を批判」、との記事を掲載した。
 朝日の記事は、次のものであった。


(1)「北朝鮮による拉致被害者の救出を求める集会で、安倍晋三首相がした発言を、拉致被害者家族の蓮池透さん(63)が批判し、話題となっている。蓮池さんによると、『言葉と行動がかけ離れている』との思いからの発言という。」
(2)「安倍首相は22日、拉致被害者家族会や支援団体『救う会』が開いた『国民大集会』に出席し、『南北、米朝首脳会談の際に拉致問題が前進するよう、私が司令塔となって全力で取り組む』と語った。この発言に対して蓮池さんは23日、ツイッターで『司令塔? この期に及んで。どうやって?』と書き込んだ。」
(3)「蓮池さんは2002年に帰国した拉致被害者・薫さん(60)の兄。21日にTBSが放送した『報道特集』では、首相が訪米し日米首脳会談に臨んだことについて「わざわざアメリカまで行ってトランプ大統領にお願いするというのは、自分たちがお手上げということの裏返しなわけですよね。それじゃまずいと思うし、トランプさんが拉致問題を取り上げてどういうふうにするのか、全くわからない』と発言している。」
(4)「蓮池さんに話を聞いた。:『北朝鮮をめぐっては中韓米各国が相次いで首脳会談に臨もうという情勢の中、『圧力』ばかり言ってきた日本は、相当水をあけられている。拉致問題は日朝の問題であり、本来は安倍首相がそれこそ司令塔となって、日本が北朝鮮と直接交渉を進めるべき話。ところが首相は自分で日朝会談をやろうとせず、トランプさんに『米朝首脳会談で拉致問題を取り上げて』とお願いに行っている。言葉と行動がかけ離れている』
(5)「蓮池さんは『米国への丸投げは危うい』とも懸念する。『米朝会談で、約束通りトランプ氏は拉致問題を持ち出すかもしれないが、金正恩(キムジョンウン)氏に『あれは解決済み』と言われたらどうするのか。日本にとって満足できない結果で米朝が妥結することもあり得る』。そして『首相は【司令塔】と言うからには、きちんと自分で北朝鮮に向き合い、情報を収集して相手を研究して取り組んでほしい』と念を押した。」    (編集委員・北野隆一)


 この記事で、「司令塔」という言葉への「あれっ」という違和感の原因が整理できた。
 「米国への丸投げは危うい」との蓮池透さんの言葉が語ってくれている。
 「あれっ」の原因は、日本政府、安倍晋三政権の「目下の同盟」構造に、やはりあったのである。
例えば、それは、「アメリカまで行ってトランプ大統領にお願いするというのは、自分たちがお手上げということの裏返しなわけですよね。それじゃまずいと思うし、トランプさんが拉致問題を取り上げてどういうふうにするのか、全くわからない」、と蓮池透さんが言うとおりなのである。
 確かに、「首相は『司令塔』と言うからには、きちんと自分で北朝鮮に向き合い、情報を収集して相手を研究して取り組んでほしい」(蓮池透さん)との言葉は、「構造的沖縄差別」を貫徹させられている沖縄からの「抗議」と重なる。




by asyagi-df-2014 | 2018-04-30 07:49 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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