2018年 04月 27日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年4月27日

 「遺族らの心の傷はいまだに癒えないままだ。」 
この訴えをどのように捉えることができるか。
問われているのは、人としてのあり方である。
もはや、知らないふりはできないし、人のせいにもできない。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年4月27日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)「娘思い 供養の日々」 米軍属暴行殺人から2年、遺族いまだ心の傷癒えず-2018年4月27日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県沖縄本島中部の女性会社員が殺害された米軍属女性暴行殺人事件の発生から2年を迎える28日を前に女性の遺族は26日、代理人弁護士を通じて「今も娘を思いながら手を合わせ供養している日々です」と現在の心境をつづった文書を発表した。元軍属の被告(34)は一審判決で無期懲役の判決が言い渡されたが控訴しており、控訴審は6~7月にも福岡高裁那覇支部で開かれる見通し。遺族らの心の傷はいまだに癒えないままだ。」
②「遺族側は今年3月、日米地位協定に基づき、日米両政府に損害賠償として補償を求める請求書を沖縄防衛局に提出している。しかし、米側は被告が米軍の直接雇用ではなかったことを理由に支払いを拒否している。」
③「一審判決によると、被告は2016年4月、うるま市内をウオーキングしていた女性の頭部を殺意を持って棒で殴った上、両手で首を絞めたり、首付近をナイフで数回突き刺したりした。女性の遺体は、恩納村安富祖の山中に遺棄された。乱暴目的で犯行に及んだが未遂に終わり、一連の暴行で女性を死亡させたとして殺人や強姦致死などの罪に問われている。」
④「被告は公判前、米軍準機関紙『星条旗』で殺意を否認した上で『詳しくは裁判で話す』などと表明していた。だが一審の那覇地裁では黙秘権を行使し、供述を拒否していた。」


(2)琉球新報-辺野古警備費水増し 防衛、業者に告発情報 特定可能な内容漏らす-2018年4月27日 10:27


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設で、海上警備を担った会社が費用を水増ししていた問題で、沖縄防衛局が通報者を特定し得る形で内部告発の内容を元請けの大成建設に漏らしていたことが26日、防衛省などへの取材で分かった。防衛省は『個人情報保護の観点から不適切だった』と認めた。」
②「防衛省によると2016年1月に、警備に当たったライジングサンセキュリティーサービス(東京都)の従業員を名乗る人物から、警備の人数を水増しして警備費を過大に算定しているとの通報が沖縄防衛局に入った。」
③「通報を受け、防衛局職員が事実関係の確認を元請けの大成建設に指示する際、通報者との電話でのやり取りを記した内部資料の『電話折衝記録』を渡した。通報者の氏名と電話番号を黒塗りにしたが、やり取りの記録を基に人物の特定が可能な内容だった。」
④「沖縄防衛局は『明らかにした情報と他の情報などを照合することで、個人が特定できると考えられる。対応は不適切だった。今後、保有する個人情報は厳格に取り扱う』と述べた。」
⑤「大成建設は琉球新報社の取材に『防衛省から告発内容に基づく調査依頼を受け、警備会社への調査を行い、誤りが確認されたため是正した。今後このようなことのないよう請求内容の確認を徹底し、再発防止に努める』と回答した。」
⑥「沖縄防衛局は14年、大成建設に工事を発注し、そのうちの海上警備を大成建設がライジング社に委託していた。ライジング社は仕様書より少ない人数で警備をしながら、人件費約7億4千万円を事実上水増しした実績を提出していたことが内部告発で発覚した。」


(3)沖縄タイムス-辺野古新基地:ゲート前の集中行動5日目 市民ら300人座り込む-2018年4月27日 14:52


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは27日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で、5日目の『500人集中行動』を展開した。午後1時までに県警機動隊による強制排除が2回あった。ゲート前では約300人が座り込み、基地内に入る車を約30分間止めた。」
②「機動隊は早朝から100人以上の隊員を動員。大型車両5台で片側1車線を使い、ごぼう抜きした市民らを囲い込んだ。市民らは工事車両を止めようと、搬入時間の午前9時と正午にゲート前で座り込んだが、機動隊員に排除された。」
③「那覇市から参加した女性(67)は『機動隊に手も曲げられて、体も引きずられて本当にひどすぎる』と憤った。」
④「一方、海上では午前中、沖縄防衛局による『K3』護岸の砕石をパワーショベルでならす作業を確認。『K4』護岸では海中に砕石を投下する工事が進められた。新基地建設に反対する市民らはカヌー12艇と抗議船2隻を出して抗議。市民らは『サンゴの産卵時期がもうすぐ始まる。工事をやめろ』と訴えた。また、フロートを超えたカヌーを止めようと海上保安官が市民を制止する場面もあった。」





by asyagi-df-2014 | 2018-04-27 20:33 | 沖縄から | Comments(0)

ジュゴンからの「声」に耳を傾けるべきではないか。社説、論説から。~沖縄タイムス20180420

 私たちは、ジュゴンからの「声」に耳を傾けるべきではないか。
 どういうことなのか。
 沖縄タイムス(以下、タイムス)は、「辺野古アセスの欠陥問題が再び表面化した。環境影響評価(アセスメント)準備書に盛り込まれたジュゴン保護に関し、米側の専門家が、調査の不適切さを指摘していたことが明らかになった。」、と報じる。
 このことについて、2018年4月20日の社説で、「[ジュゴン保護に疑問符]工事止め実態調査急げ」、と論評する。
 この米側の報告について、次のように紹介する。


(1)「沖縄防衛局は2009年11月、環境アセスの準備書を県に提出。これを受けて米国防総省の専門家チームが10年3月に報告書をまとめ、準備書の問題点を指摘した。」
(2「報告書は、ジュゴン保護について『生息密度など量的数値を把握する調査がない」などの難点を挙げ、「ほとんど価値を持たない」と辛らつに批判している。」
(3)「専門家の一人は米海兵隊司令部にメールを送り、『非常に不十分で科学的検証に耐えられない』」と突き放す。」


 また、ジュゴン訴訟に関連して、次のように伝える。


(1)「世界的に絶滅の危機にさらされているジュゴンは、国の天然記念物でもある。」
(2)「貴重なのはジュゴンだけではない。辺野古・大浦湾は、豊かなサンゴ礁に海草藻場、マングローブに干潟と、多様な生物が生息する『生物多様性のホットスポット』と評価されている。」
(3)「日本のアセスメントの歴史の中で、辺野古アセスほど『情報公開』『住民参加』『説明責任』が不十分なアセスはほかにないだろう。このようなアセスに基づいて工事が強行され、貴重な海が失われようとしているのである。」


 続いて、このことが引き起こしている問題点を次のように指摘する。


(1)「環境アセスが始まる前に、沖縄防衛局は、海底にさまざまな機材を投下し、非公開の事前調査を実施した。」
(2)「調査対象をかく乱するような現況調査によって環境が破壊され、ストレスに敏感なジュゴンに影響を与えたとの指摘は、国内の自然保護団体からも上がっていた。辺野古・大浦湾に広がる海草藻場は、ジュゴンの貴重な餌場である。埋め立て工事によって海草藻場が減少すればジュゴンの存続にも大きな影響を及ぼすのは明らかだ。」
(3)「これまでに確認された3頭のうち、個体Cの情報は途絶えたままである。」
(4)「消息不明の個体Cはどこへいってしまったのか。」


 したがって、タイムスは、「埋め立て工事の影響が疑われる以上、まず工事を中止し、実態調査を進めるべきである。アセスに盛り込まれたジュゴン保護策の検証が必要だ。」、と主張する。
 タイムスの主張は、明確である。


「世界的に絶滅の危機にさらされているジュゴンは、国の天然記念物でもある。貴重なのはジュゴンだけではない。辺野古・大浦湾は、豊かなサンゴ礁に海草藻場、マングローブに干潟と、多様な生物が生息する『生物多様性のホットスポット』と評価されている。日本のアセスメントの歴史の中で、辺野古アセスほど「情報公開」「住民参加」「説明責任」が不十分なアセスはほかにないだろう。このようなアセスに基づいて工事が強行され、貴重な海が失われようとしているのである。」


 確かに、日本政府(防衛省)が作成した環境アセスメントの準備書が「ほとんど価値を持たない」ものであったということは、辺野古新基地建設開始の根拠は崩壊するということである。
 「埋め立て工事の影響が疑われる以上、まず工事を中止し、実態調査を進めるべきである。アセスに盛り込まれたジュゴン保護策の検証が必要だ。」(沖縄タイムス)は、当たり前の要求だ。
 今こそ、ジュゴンをはじめとする辺野古・大浦湾-『生物多様性のホットスポット』-からの「声」に耳を傾けなくてはならない。




by asyagi-df-2014 | 2018-04-27 05:56 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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