2018年 04月 24日 ( 2 )

京都市南区の京都朝鮮第一初級学校の跡地付近でのヘイトスピーチに、京都地裁は、名誉毀損罪を初めて適用。

 毎日新聞は、表題について次のように報じた。


(1)「昨年4月に京都市内でヘイトスピーチを行い朝鮮学校の名誉を傷つけたとして、京都地検は名誉毀損(きそん)罪で、『在日特権を許さない市民の会』(在特会)の西村斉(ひとし)・元京都支部長(49)=京都市右京区=を20日付で在宅起訴した。学校側の弁護士によると、在特会による一連のヘイトスピーチを巡る刑事事件で、名誉毀損罪が適用されるのは初めてという。」
(2)「弁護士らによると、西村被告は昨年4月23日夕、京都市南区の京都朝鮮第一初級学校の跡地付近で、拡声機を用い『ここに日本人を拉致した朝鮮学校があった』『一日も早く、日本人を拉致するような学校はたたき出さなければなりません』などと繰り返し発言。さらにインターネットで動画を配信し、学校法人京都朝鮮学園の名誉を傷つけたとして、学園が昨年6月に京都府警南署に刑事告訴し、府警が任意で捜査していた。」
(3)「在特会は2009年12月、同校に対してヘイトスピーチを行い、授業を妨害したとして、西村被告を含む幹部4人が威力業務妨害と侮辱の罪で起訴され、有罪判決を受けた。この事件を巡る民事訴訟ではヘイトスピーチが人種差別に当たるとして在特会側に1220万円の賠償を命じた判決が確定している。」
(4)「京都朝鮮第一初級学校は12年3月末で休校し、京都朝鮮第三初級学校に統合された。13年4月に同市伏見区に移転し、現在は京都朝鮮初級学校になっている。」
(4)「西村被告は23日、取材に『事実に基づいた発言で、名誉毀損ではない。起訴状はまだ届いていない』と述べた。                         【澤木政輝、中津川甫】




by asyagi-df-2014 | 2018-04-24 12:00 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

『水陸機動団発足」をどう捉えるか。社説、論説から。~沖縄タイムス20180409~

 この「水陸機動団発足」を、沖縄タイムスは、2018年4月9日の社説で、「近い将来、米軍と自衛隊のオスプレイが夜となく昼となく、時に低空で、時に日米共同訓練のため、日本の空を飛び交うことになりそうだ。」、と言い当てる。
 果たして、このことがどれぐらい理解されているだろうか。
沖縄タイムスは、次のように事実を押さえる。


(1)「県内の全41市町村と県議会のすべての会派の代表が『建白書』を携えて安倍晋三首相に会い、オスプレイの配備撤回を要請したのは、2013年1月のことである。沖縄の声は聞き入れられず、米軍は海兵隊仕様のMV22オスプレイ24機を普天間基地に配備した。」
(2)「この5日には、予定を1年以上早め、空軍仕様の特殊作戦用のCV22オスプレイ5機が横田基地に到着した。」
(3)「米軍だけではない。」
(4)「陸上自衛隊は3月27日、離島防衛を主任務とする水陸機動団(約2100人)を長崎県佐世保市の陸上自衛隊相浦(あいのうら)駐屯地に新設した。」
(5)「水陸機動団の足となるのが、新たに配備されるオスプレイだ。21年度までに計17機のオスプレイを導入する計画で、18年度はそのうち5機が先行配備される予定である。」
(6)「陸自ヘリの墜落事故の影響などもあって、当初計画していた佐賀空港への配備計画が難航し、木更津駐屯地(千葉県)への暫定配備案が浮上している。懸念されるのは、陸自のオスプレイも米空軍のオスプレイも沖縄での訓練が想定されていることだ。県内米軍基地の移設・返還・再編計画を盛り込んだ1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告とは異なる事態が、その後、次々と浮上しているのである。」


 沖縄タイムスは、水陸機動団発足を、沖縄が抱えこまされてきた「事実」から、次のように捉える。


(1)「水陸機動団は、南西諸島などの離島が占拠された際、奪還することを目的とした専門部隊で、米海兵隊を手本にして編成された。」
(2)「政府は公表していないが、気になる点がある。12年に合意された米軍再編見直しによって、キャンプ・シュワブの第4海兵連隊とキャンプ・ハンセンの第12海兵連隊は海外に移転することになっている。ハンセンを共同使用する形で自衛隊の水陸機動団を近い将来、ハンセンに配備する方向で調整が進められている、というのである。」
(3)「日米両政府は、昨年8月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で基地の共同使用を促進することに合意しており、ハンセン使用の可能性は高い、とみるべきだろう。だが、沖縄の負担増につながるおそれのあるこうした重要情報はしばしば、隠蔽(いんぺい)されてきた。普天間基地へのオスプレイ配備もそうだった。」
(4)「防衛省はこの種の隠蔽体質が抜けない。SACO合意から今年で22年。この間、次から次に浮上しているのは、自衛隊基地の新設を含む負担増の動きである。」
(5)「辺野古への新基地建設についても、大浦湾の海底部に活断層があるのではないか、との専門家の指摘がある。ジュゴンの行方やサンゴの実態なども徹底した調査が必要だ。」


 沖縄タイムスは、水陸機動団発足の向こうに、「沖縄要塞化」を見据える。だから、「SACO合意後に浮上したさまざまな動きを検証し、『沖縄要塞化』の全体像を把握する作業が急務だ。」、と主張する。


 確かに、①「日米両政府は、昨年8月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で基地の共同使用を促進することに合意」、②「ハンセンを共同使用する形で自衛隊の水陸機動団を近い将来、ハンセンに配備する方向で調整が進められている。」、③「懸念されるのは、陸自のオスプレイも米空軍のオスプレイも沖縄での訓練が想定されていることだ。」、と続いた時、そこに持たされるのは、「沖縄要塞化」でしかない。
しかし、残念なことに、この沖縄の要塞化は、「近い将来、米軍と自衛隊のオスプレイが夜となく昼となく、時に低空で、時に日米共同訓練のため、日本の空を飛び交うことになりそうだ。」、という事実の上にある。




by asyagi-df-2014 | 2018-04-24 07:08 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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