2018年 04月 23日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年4月22・23日

『奇跡の6日間』が始まったのか。
 「辺野古新基地建設に反対する『500人集中行動』が23日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で始まった。目標を上回る人数が集まり、午後2時現在、5時間にわたって資材の搬入を止めている。機動隊が座り込みの市民を強制排除するものの、市民側は午後にかけて人数が増え続けており、追いついていない状況。」、と沖縄タイムス。
 駆け付けることは、またもできないが、気持ちは辺野古にある。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年4月22・23日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-辺野古新基地:ゲート前に市民ら500人 資材搬入5時間止める-2018年4月23日 14:23


 沖縄タイムスは、「辺野古新基地建設に反対する『500人集中行動』が23日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で始まった。目標を上回る人数が集まり、午後2時現在、5時間にわたって資材の搬入を止めている。機動隊が座り込みの市民を強制排除するものの、市民側は午後にかけて人数が増え続けており、追いついていない状況。ダンプ3台だけが基地内に入った。」、と報じた。
 また、「集中行動は28日までの6日間を予定。政府が夏にも沿岸部に土砂投入を計画する中、市民側は『奇跡の6日間』にすると強調している。

 沿岸部では23日、目立った工事はしていない。


(2)沖縄タイムス-普天間は「基地周辺、商売のチャンス」と持論 百田尚樹氏、沖縄で講演-2018年4月23日 07:33


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


(1)「作家の百田尚樹氏が22日、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで講演した。地元の米軍普天間飛行場周辺の住民について『基地周辺に行けば商売のチャンスがあると集まった』『基地はない方がいいが、基地があるから振興した面も現実としてある』と述べた。」
②「百田氏は2015年の自民党本部、昨年の名護市での講演でも同様の持論を述べている。戦前、9千人以上が暮らしていた宜野湾中心部の土地を米軍が接収した経緯は『そうかもしれない』と言及した。」
③「中国の脅威を強調する中で『中国人は歴史的に残虐な民族』と発言。『沖縄の活動家ははっきり中国と手を結んでいる。日本から独立させようとしている』と語った。情勢調査で『オール沖縄』候補に投票する人に60代以上が多いことを挙げ、『団塊の世代が死ねば日本はかなり良くなる』とも話した。」
④「また、本紙記者を繰り返し名指しして『気持ち悪い』『うそつき新聞』などと批判。昨年の名護市での講演後、本紙記者が発言の真意を尋ねる様子を撮影した動画を『アトラクション』として開演前の会場で上映した。一方で、22日は本紙の取材に応じなかった。」
⑤「講演は仲井真弘多前知事らが呼び掛けた。1550人(主催者発表)が来場した。」



(3)沖縄タイムス-米軍機の安全運用要請 トラブル頻発 米長官に小野寺氏-2018年4月22日 14:25


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「小野寺五典防衛相は20日昼(日本時間21日未明)、マティス国防長官とワシントン郊外の国防総省で会談し、6月上旬までに見込まれる米朝会談時の対応を巡り協議した。日本を射程に収める中・短距離を含む全ての弾道ミサイルの廃棄を北朝鮮に要求することで一致。北朝鮮に対する警戒を緩めないとして非核化や弾道ミサイル廃棄を実現するまで『最大限の圧力』を維持する方針も確認した。横田基地(福生市など)に配備される米空軍のCV22オスプレイや沖縄にある米軍機の安全な運用も求めた。」
②「大陸間弾道ミサイル(ICBM)だけでなく、日本の脅威となる中・短距離弾道ミサイルを米朝会談で取り上げてほしいとの意向に、米が応じた格好。トランプ米大統領と北朝鮮の金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長による会談を見据え、先の日米首脳会談に続き、強固な同盟関係を内外に示した。」
③「会談後、小野寺氏は非核化・ミサイル廃棄の実現に関し『一定の区切りがあるのが当然だ』と期限を設けるべきだとの考えを記者団に示した。」
④「会談で小野寺、マティス両氏は、地上配備型迎撃システム『イージス・アショア』など日本が今後導入する米国製の防衛装備品について、円滑な調達に向けた協力を確認した。北朝鮮対応を巡って、小野寺氏は『完全かつ検証可能で不可逆的な方法』で大量破壊兵器の放棄を目指すと表明。『あらゆる弾道ミサイル計画の放棄を実現するのが大事だ』とした。マティス氏は、海上で物資を積み替える『瀬取り』による制裁逃れに関し『日本と連携して取り組みを進める』と述べた。」
⑤「小野寺氏は、CV22オスプレイの横田基地配備や在日米軍機のトラブル頻発を指摘し、安全確保を要請した。小野寺氏は日本時間20日午前に日本を出発し、現地時間20日午前に米国入りした。」


(4)沖縄タイムス-<日米防衛相会談>約束と逆行する対応-2018年4月22日 14:28


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「20日(日本時間21日)に会談した小野寺五典防衛相とマティス米国防長官は、今夏に前倒しで米軍横田基地(福生市など)に配備されるCV22オスプレイや沖縄にある米軍機の安全な運用を確認した。『地元の理解を得る取り組みについて協力していくことで一致した』というが、CV22の配備や事故を巡る日米両政府の対応は、その言葉と逆行している。」
②「CV22の前倒し配備は3月16日には日本政府に伝わっていたが、米側からの要請で公表したのは4月3日だった。同日にはオスプレイ5機が配備に先立ち横田に立ち寄るため、横浜市の米軍施設まで来ていた。」
③「安全性に懸念のあるオスプレイの訓練が全国で行われ、住民の不安が高まる中、十分な説明がないまま突然の前倒し発表は、住民の理解が得られるのか疑問だ。」
③「米軍機のトラブルを巡っては1月、普天間飛行場所属AH1Zヘリの不時着が相次いだことから、防衛省は自衛官を普天間に派遣して同機の整備状況を確認することとしていた。しかし、米軍の都合で直前で延期され、いまだ実施されていない。」
④「今月18日には普天間のUH1ヘリが熊本空港に緊急着陸したばかりで事故やトラブルは依然、相次いでいる。こういう状況の中、日米両政府に求められているのは、『口約束』による国民へのアピールではなく、実効性を伴った対応ではないか。」      (東京報道部・大城大輔)


(5)沖縄タイムス-写真家・石川真生さん、意欲的に新作撮影 8月に大琉球写真絵巻展-2018年4月22日 06:33


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「最も進行度が高いがんの摘出手術を受けた写真家の石川真生さん(64)が、2014年から手掛ける創作写真シリーズ「大琉球写真絵巻」の新作『パート5』の撮影を意欲的に続けている。発表の場は8月21日から那覇市民ギャラリーで個展を開くことが決まった。多くの人に沖縄を伝えようと情熱をたぎらせている。」
②「新作制作は昨年11月、世界最大の写真見本市『パリフォト』から帰国後に始めた。20日の撮影現場は名護市辺野古で進む新基地建設に反対する抗議船の上。自然を撮影するカメラマンの牧志治さん(68)の生きざまに魅力を感じ、船長として操舵(そうだ)する姿を撮った。」
③「この日は強風で海面がうねる中、シャッターを切った。『海に落ちないかと思ったが根性で撮った』と苦笑いする石川さん。『歴史を振り返って創作写真を撮っているが、今起きている現在のことが多すぎるのでパート5は近年中心。私がひかれる素朴なウチナーンチュの物語を撮りたい』と話した。」


(6)琉球新報-「基地はいらない」 辺野古ゲート前500人行動始まる 市民、各地から続々-2018年4月23日 10:44


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設問題で、23日午前、『辺野古ゲート前連続6日間500人集中行動』(主催・同実行委員会)が名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で始まった。キャンプ・シュワブ内への建築資材搬入を止めようゲート前に座り込む市民と、ごぼう抜きで強制排除する県警の機動隊員が衝突し、もみ合いとなる場面が続いている。ゲート前での混乱により、国道329号の南向け車線では渋滞が発生している。」、と報じた。


(7)琉球新報-緊急着陸ヘリが熊本から帰還 普天間飛行場所属の2機-2018年4月23日 15:54


 琉球新報は、「【宜野湾】熊本空港に緊急着陸した米軍普天間飛行場所属の多用途ヘリUH1とAH1攻撃ヘリが23日午後2時47分、同飛行場に帰還した。2機は18日、飛行中にUH1ヘリの機体に不具合が起こり熊本空港(熊本県益城町)に緊急着陸していた。」、と報じた。





by asyagi-df-2014 | 2018-04-23 18:37 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄高専の校舎が、辺野古新基地の周辺に設定される建造物高さ制限を超えている問題。社説、論説から。~沖縄タイムス20180410~

 沖縄タイムスは、2018年4月9日、「辺野古新基地周辺、高さ制限超過 沖縄高専が危険空間内に」、と伝えていた。
 どういうことなのか。
  沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の国立沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)の校舎が、辺野古新基地の周辺に設定される建造物高さ制限を超えていることが分かった。米軍基準で危険とされる空間に、もともとあった高専が取り込まれることになるが、沖縄防衛局は高専側に説明しないまま着工した。本紙取材に対し、防衛局、在沖米海兵隊ともに事実関係の確認を避けた。」(北部報道部・阿部岳)、というのである。
 どういうことが問題なのかについて、次のように報告している。


(1)「飛行場周辺には建造物の高さの上限となる『制限表面』という面が複数設定され、空間を区切っている。航空機が安全に離着陸するため、制限表面より上は障害物がない状態にしている。米国防総省策定の基準によると、8種類ある制限表面のうち『水平表面』は滑走路の周囲2286メートル。高さは辺野古新基地の場合、標高約55メートルになる。沖縄高専は高台にあり、最も高い校舎「創造・実践棟」は標高約70メートル。815人の学生のうち552人が暮らす学生寮も約59メートルあり、主要な建物は全て水平表面の上に出てしまう。」
(2)「高専によると、工事が始まっている現時点でも防衛局からの説明はない。高専の担当者は『学校が後からできたわけではないので対応のしようがない。校長が3月、他の大学長と連名で発表したように、学校周辺での米軍機飛行中止を求めていく』と述べた。」
(3)「防衛局は米軍基準に基づいて新基地を設計しており、内容を把握している。高専の高さ制限超過について尋ねる本紙取材に、『米側や関係機関とさまざまな協議や調整をしているが、相手方もあることから具体的な答えは差し控える』とコメントしなかった。」
(4)「在沖米海兵隊報道部も『全ての事項について日本政府と緊密に連携している』とだけ答えた。」


 この問題について、航空評論家・青木謙知氏の話を沖縄タイムスはあわせて掲載した。


(1)「米軍普天間飛行場の危険性を除去するために造る新しい飛行場で、なぜ学校の建物が制限表面に抵触するようなことが起きるのか。事前の調査を尽くしたのか。安全を確保できるのか疑問だ。」
(2)「このまま建設計画が変わらないとすれば、学校上空を通らないように離着陸経路を設定するくらいしか方法がない。それも米軍が守る保障はなく、軍事上必要な飛行と言われれば日本政府も反論できない。」
(3)「制限表面の上に出る建造物を例外的に認めることは福岡空港でもあった。ただ、これはあくまで例外で、しかも飛行場が先にある。辺野古は後から飛行場ができるのに例外を作るというのはおかしな話で、根本的な解決にはならない。」


 さて、この沖縄高専の校舎が、辺野古新基地の周辺に設定される建造物高さ制限を超えている問題について、沖縄タイムスは2018年4月10日、「[辺野古 高さ制限違反]中止して懸念に応えよ」、とその社説で論評した。
 沖縄タイムスは米軍の飛行場設置基準と関連する問題点について次のように明確にする。


(1)「名護市辺野古の高台にある国立沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)の校舎が辺野古新基地の周辺に設定される建造物の高さ制限を超えていることが明らかになった。」
(2)「米国防総省策定の飛行場設置基準によると、「水平表面」の制限は滑走路の周囲2286メートルで標高約55メートルである。」
(3)「沖縄高専の最も高い校舎は標高約70メートルで、学生寮も約59メートル。ほとんどの建物は制限の高さを超えてしまう。」


 どうしてこのようなことが起きたのか。沖縄タイムスは、続ける。


(1)「現行計画の前の案は沖合に出した軍民共用空港だった。同案では滑走路から辺野古集落までの距離は2・2キロ。水平表面の範囲とほぼ一致しており、この計画であれば高専の建物も高さ制限に引っかかることはなかった。」
(2)「辺野古沿岸部に2本のV字形滑走路を建設する現行計画になったのは2006年。
名護市など地元は集落上空を飛行しないことや騒音対策などに重点を置いたが、政府は沿岸部に建設すれば米軍キャンプ・シュワブ内から工事を進めることが可能となり、抗議行動を封じ込めることができると考えた結果だった。」


 しかし、問題は沖縄高専だけにとどまらない。
 沖縄タイムスは、「新たに辺野古に建つ送電鉄塔13カ所も高さ制限を超えていることが分かった。防衛省沖縄防衛局は沖縄電力に移設を要請。沖電は基本設計を済ませ要請に応える方針だ。」、という。


 どうやら、問題は、「沖縄防衛局は設置基準に違反する事実を沖縄高専には説明しないまま新基地建設を強行している。沖縄高専が先に建設されていることを忘れてはならない。」、ということである。



(1)「防衛省は米軍基準に基づいて新基地を設計している。内容を把握しているにもかかわらず、防衛局は『相手方もあることから具体的な答えは差し控える』と言っている。新基地を使用する当事者である在沖米海兵隊も『日本政府と緊密に連携している』と木で鼻をくくったような回答をしている。防衛局も米軍も説明責任を果たしておらず、とても納得できない。」
(2)「設置基準に違反したままで工事を進めるのは学生や住民の生命・財産をないがしろにするものである。オスプレイなど軍用機が沖縄高専の上空や周辺の集落を飛行することが想定されるからだ。」
(3)「日本政府は当初、『V字形滑走路なら住宅の上を飛ばない』と説明していたが、日米合意は『緊急時や訓練の形でも例外的に飛行することはあり得る』である。日米両政府は普天間の危険性の除去を新基地建設の理由とするが、危険性の移転というほかない。」
(4)「海域の地質調査では多くの軟弱地盤が見つかっている。特に深刻な場所は海底から約40メートルにわたって軟らかい砂や粘土が堆積し、専門家がマヨネーズに例えるほどである。地震を引き起こす活断層の存在も疑われている。安全への重大な懸念や環境に与える破壊的影響の危惧もある。」
(5)「防衛局は活断層かを判断する音波探査結果を公表せず、生態系に与える影響の徹底調査を求めても、高さ制限にしても懸念に応えることをしない。不誠実極まりない。工事を直ちに中止し、調査結果を公表し、環境調査を行い、今後の対応を明らかにすべきだ。」


 確かに、沖縄高専の校舎が、辺野古新基地の周辺に設定される建造物高さ制限を超えている問題は、「日米両政府は普天間の危険性の除去を新基地建設の理由とするが、危険性の移転というほかない。」、ということをあらためて浮き彫りにする。




by asyagi-df-2014 | 2018-04-23 05:59 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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