2018年 03月 25日 ( 2 )

沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年3月25日

 愚かさを批判し、未来を紡ぐ叡智・言葉を伝える。
 悲惨さの極みから、人は人としての財産を作り出してきた。 
「73年前の3月25日、沖縄師範学校女子部(当時)の本村つるさん(92)=西原町=は卒業式を迎える予定だった。しかし、直前の学徒動員で卒業式は中止となり、動員先で形ばかりの卒業式が行われた。『卒業した、という意識はなかった。戦争の中でたくさんの友達を亡くした…』。元ひめゆり学徒の本村さんが24日、那覇市のひめゆり同窓会館で自身の体験を語った。」、と琉球新報。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年3月25日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「山城氏の判決破棄を」 日本大使館前デモ 基地反対連-2018年3月25日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米国を中心とする平和・環境団体でつくる海外米軍基地反対連合は23日、名護市辺野古の新基地建設に対する抗議活動を巡り、威力業務妨害などの罪で執行猶予付き有罪とされた山城博治沖縄平和運動センター議長らへの判決を破棄し、新基地建設反対を訴えるデモを米ワシントンの日本大使館前で行った。」
②「デモには、米国在住県人らの市民グループ・オキナワ・ピース・アピールや退役軍人らでつくるベテランズ・フォー・ピース(VFP)、女性を中心にした平和団体コード・ピンクなどのメンバーら約15人が参加。『基地を閉鎖せよ』『沈黙してはいけない』などと書いたプラカードを掲げ、抗議した。」
③「大使宛ての抗議文は、山城さんらへの判決について『反基地運動を萎縮させ、抵抗を続ければ逮捕や起訴のリスクがあると示すことで、人々に恐怖を与えている』と指摘。『環境を破壊し、沖縄の人々の民主的な意思を無視し、基地が人々の生命を危険にさらすにもかかわらず、軍事化を進めようとする真の犯罪を隠そうとするものだ』としている。」
④「同連合共同代表のバーマン・アザッドさんは『基地の存在によって犯罪や事故が起きるのは世界的な問題だ。判決によって沈黙するのではなく、運動を続け、次のステップにつなげたい』と話した。」



(2)琉球新報-卒業式も友も戦に奪われ ひめゆり伝え、継ぐ 本村さん講話-2018年3月25日 06:10


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「73年前の3月25日、沖縄師範学校女子部(当時)の本村つるさん(92)=西原町=は卒業式を迎える予定だった。しかし、直前の学徒動員で卒業式は中止となり、動員先で形ばかりの卒業式が行われた。『卒業した、という意識はなかった。戦争の中でたくさんの友達を亡くした…』。元ひめゆり学徒の本村さんが24日、那覇市のひめゆり同窓会館で自身の体験を語った。」
②「1945年3月23日、米軍の艦砲射撃が始まった。その夜、師範学校女子部と県立第一高等女学校の学徒らは、南風原の沖縄陸軍病院に行くよう命じられた。本村さんは『行くのは当たり前。【お国のために頑張るんだ】という気持ちだった』と振り返った。25日に予定されていた両校の卒業式は、中止となった。」
③「29日、陸軍病院でおにぎりを握っていた本村さんに、『卒業式をする』との知らせが入った。10~20分だったという式では、艦砲射撃の砲弾が落ちるたびに地面が揺れた。卒業証書はなかった。何度も練習した『別れの歌』や校歌は歌えなかった。代わりに歌ったのは、軍歌の『海ゆかば』だった。」
④「沖縄戦で両校の学徒222人が動員され、計123人が犠牲となった。そのうち『41人は、どこで亡くなったのか分からない』。本村さんはそう言った後、数秒間沈黙し、『どこでどう亡くなったのか、家族は今でも知りたいでしょう。でも分からない』と言葉をつないだ。」
⑤「本村さんの講話は、平和学習ウオーク『安里から首里への道』の一環。県平和祈念資料館友の会の主催で、約40人が参加した。ひめゆり同窓生も約20人が出席し、校歌を歌った。」



(3)琉球新報-大浦湾保護区を提言 識者、希少な生態系評価 沖縄県がシンポ-2018年3月25日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「県は24日、辺野古新基地建設工事が進む名護市辺野古の大浦湾の自然環境の貴重性を発信する『辺野古・大浦湾シンポジウム』を浦添市の国立劇場おきなわで開催した。パネル討論で専門家らは、同海域を県条例で保護区に指定するなど、県主導による取り組み強化を提言した。シンポジウムでは(1)工事を即時中止し、生態系への影響調査の実施と評価(2)新基地計画の断念-を日米両政府に求める声明を採択した。」
②「大浦湾の保護の必要性に多くの人が理解を深め、新基地建設工事中止につなげるのが狙い。翁長雄志知事はあいさつで『工事が中止され、米軍提供水域が返還されたら、大浦湾の自然公園指定を視野に取り組んでいきたい』と述べた。」
③「海洋生態学専門家で国際自然保護連合(IUCN)の世界海洋極地プログラム副部長も務めるフランソワ・シマール氏は基調講演で、大浦湾のサンゴについて『世界中で多くの海を見てきたが、こんなに健全に保全されたサンゴを見られる場所はまれだ』と高く評価した。埋め立て工事による影響については『深い所に海流があった。海流を改変しないように考えないと、湾の奥にあるマングローブにも大きな影響を与える可能性がある』と指摘した。シマール氏は、建設計画を断念した事例として西フランスの空港計画を挙げた。」
④「ジュゴンネットワーク沖縄の細川太郎氏はジュゴンの自然増加率は成体20頭がいて1年1頭であり、人工飼育下での繁殖成功例がゼロであることから、ジュゴン保護には藻場など生息地の保護が最重要だと訴えた。日本自然保護協会の安部真理子氏は県条例による保護区指定を提案した。」
⑤「吉田正人筑波大学大学院教授、藤田喜久県立芸大准教授、中井達郎国士舘大学講師が登壇した。定員200人の会場に、250人超が来場し、関心の高さをうかがわせた。」


(4)琉球新報-米大統領補佐官にボルトン氏 在沖米軍在り方 影響か タカ派、台湾移転主張も-2018年3月25日 10:20


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【ワシントン=座波幸代本紙特派員】トランプ米大統領が、新たな大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に選んだジョン・ボルトン元国連大使は、在沖米軍の台湾への一部移転を提案したこともあり、安全保障政策の司令塔に同氏が就くことで在沖米軍基地の在り方も変化があるか注目される。同氏ら共和党タカ派の対外強硬路線が東アジアの緊張を一層高めるという指摘もある。」
②「台湾移転は2017年1月17日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルへの寄稿で提案。海洋進出を強める中国をけん制し、『日米関係を悩ます沖縄から一部の軍を再配置すれば、日米政府の緊張緩和に役立つかもしれない』と指摘した。」
③「ボルトン氏は寄稿で『米国は台湾への軍事装備販売を増やし、再び米軍を駐留させることで東アジアの軍事力を強化できる』と説明した。『台湾は地政学的に東アジアの国に近く、沖縄やグアムよりも南シナ海に近い。この地域への迅速な米軍配備をより柔軟にする』とし『海洋の自由を守り、一方的な領土併合を防ぐことは米国の核心的利益だ』と強調している。」
④「同氏の18年2月28日付の寄稿では、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し『米国が先制攻撃で対応するのは正当』と主張。中国と台湾は不可分とする『一つの中国』政策を見直すよう提言したこともあった。マシュー・ワックスマン米コロンビア大教授は安全保障の専門サイト『ローフェア』で、ボルトン氏を『官僚を動かすことにたけ、交渉に強く、政策通だ』と評している。」




by asyagi-df-2014 | 2018-03-25 18:14 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄では、『本土』では到底許されない状況を負わされている。社説、論説から。~沖縄タイムス20180324~

 沖縄タイムスは2018年3月24日、「[嘉手納基地爆音禍]飛行制限を厳格化せよ」、とその社説で論評した。
何が起きているのか。
 沖縄では、『本土』では到底許されない状況を負わされている。
このことについて、沖縄タイムスは、「米軍嘉手納基地を離着陸する米軍機の騒音が、これまでにないほど激化している。」、と厳しく批判する。


 沖縄タイムスは、次のように沖縄の教育環境の劣悪な状況を示す。


(1)「沖縄市内の小学校で卒業式が行われた22日には、1日として過去最多となる31件もの苦情が寄せられた。あいさつが遮られるなど騒音で式が中断した小学校もあった。隣の北谷町でも7件の苦情があり、子どもたちが将来の夢を発表している時に爆音が響いた。」
(2)「先月、県教育庁は沖縄防衛局を通し米軍へ、卒業式や入学式が厳粛な環境で実施できるよう協力を求めた。親子にとって大切な節目の日であり、飛行を自粛してほしいというささやかな願いである。その切実な声も爆音でかき消されてしまった。」


 沖縄タイムスは、このことについて次のように指摘する。


(1)「3年前、航空自衛隊小松基地周辺に住む住民が、戦闘機の騒音によって朝の連続テレビ小説が視聴できないと苦情を寄せたニュースを思い出す。その時、自衛隊は訓練時間を変更した。この違いは何なのか。」
(2)「沖縄市では19日以降、騒音に対する苦情が目立って増えている。普段は多くて10件ほどだが、『これまでに感じたことのない爆音に胸が締めつけられ苦しい』との苦情が示すように尋常ではない状況だ。」
(3)「FA18戦闘攻撃機など外来機が飛来し訓練回数が増えたことが要因である。加えて場周経路を外れた住宅密集地上空での飛行や旋回が騒音を悪化させている。」
(4)「日米安全保障協議委員会で確認した嘉手納の騒音軽減措置は実効性が伴わないばかりか、外来機が基地被害に拍車をかけている。」
(5)「本来配備されている軍用機だけでも耐え難い騒音をまき散らしているのに、嘉手納基地には昨秋、ステルス戦闘機F35Aが12機暫定配備された。今年に入ってからFA18が15機、F35Bが4機も相次いで飛来している。」
(6)「嘉手納町のまとめによると、今月14日の騒音発生回数は、F35Aの訓練開始前3カ月の平均と比較し2~3倍に増えている。當山宏町長が『我慢の限界を超える激しい騒音』と怒り、外来機の早期撤退を求めるのは当然である。」 


 沖縄タイムスは、最後に、次のように結論づける。


(1)「第3次嘉手納爆音訴訟で那覇地裁沖縄支部は「違法な被害が漫然と放置されてきた」とし、抜本的対策を講じない日本政府を批判した。」
(2)「騒音被害は単にうるさいというだけでなく、高血圧や睡眠障害といった健康被害も招いており、これ以上放置することは許されない。」
(3)「嘉手納基地では、旧海軍駐機場が使われ続けていたことや、伊江島補助飛行場への移転が決まったパラシュート降下訓練の強行が問題になったばかりである。」
(4)「両事案とも日米特別行動委員会(SACO)最終報告に明らかに違反しているにもかかわらず、米軍は合意を軽視し、日本政府はそれを是正できなかった。嘉手納基地の騒音防止協定も『できる限り』などの表現で抜け道が多い。住民の生活環境を守るためには、米軍の訓練に制限を課す新たな仕組みを導入する以外ない。」


 確かに、この沖縄の状況は、安倍晋三政権は、住民の命を守るための新たな取り組みを早急に始めなけねばならない。




by asyagi-df-2014 | 2018-03-25 10:36 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧
更新通知を受け取る