2018年 03月 02日 ( 2 )

沖縄-辺野古- 高江から-2018年3月2日

東京MXは、「ニュース女子」をこの3月末で終了させると、自らのHPで発表した。 しかし、東京MXとスポンサーのDHCからの関係者への謝罪や訂正は全くないままである。
それも、驚くことに、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が2017年12月に「重大な倫理違反があった」との意見を公表したにもかかわらずである。
 真摯な反省のないこの番組の制作に関わった者たちは、人権侵害を犯す次の機会をほくそ笑みを浮かべながらうかがっている。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年3月2日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-「学校回避」破る、普天間小上空にオスプレイ 米海兵隊は見解示さず-2018年3月2日 07:22


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【宜野湾】2月28日午後5時半ごろ、沖縄県宜野湾市の普天間小学校上空をオスプレイが飛行した。児童の家族が撮影した。昨年12月、普天間第二小学校に米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリが窓を落下させた後、米軍は市内の学校上空の飛行を「最大限可能な限り避ける」と回答したが破られた形だ。市内全ての学校の上空回避について、米海兵隊は1日、本紙の取材に見解を示さなかった。」
②「オスプレイの普天間小上空飛行は、運動場で児童の部活動を見ていた家族が確認し撮影。運動場内にいる撮影者の真上を通過する様子が確認できる。撮影前もオスプレイ4機が飛び、うち3機は学校上空を飛行した。別の保護者らによると、この日以外でも同様の飛行経路で学校上空を通過する米軍機を目撃したことがあるという。」
③「落下事故が起きた普天間第二小では、米軍機の飛行実態を確認するための監視カメラ、監視員が配置され、現在もPTA、学校、市教育委員会、沖縄防衛局の間で、避難用工作物の設置などについての協議が続いている。」
④「動画を撮影した女性(30)は『第二小上空は飛んでは駄目で、隣の普天間小や他の教育機関ならいいのか。飛ばないことが守られるよう、政府もしっかりしてほしい』と訴えた。」
⑤「米海兵隊は本紙の取材に『第二小の上空を避ける最大限の努力をするため、パイロットや乗務員のブリーフィングを行った』と第二小の上空回避を強調する回答にとどめ、『市内全ての学校を飛ばないとの約束の認識はあるか』との問いには言及を避けた。」
⑥「防衛局は普天間小の上空飛行を『承知していない』」と回答。第二小以外の学校に対策を取る予定は現時点でないとしながら『学校等から要望があれば検討する』とした。市教委は『事実確認をしている』と述べた。」


(2)沖縄タイムス-「ニュース女子」今月で終了へ 東京MX「スポンサーと協議不調」-2018年3月2日 06:49


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①東京メトロポリタンテレビジョン(東京MX)は1日、番組『ニュース女子』を3月末に終了すると発表した。事実上の放送打ち切りとみられる。同番組は沖縄県東村高江の米軍北部訓練場のヘリパッド建設に対する抗議行動について事実と異なる放送をし、批判が相次いでいた。同社によると番組制作会社に自社制作を打診したが、断られたためという。」
②「東京MXは1日、ホームページ上に『番組の制作主体を当方に移したいとの意向をスポンサーに申し入れたが、協議が不調に終わったため、当社での放送を終了する』と公表した。」
③「スポンサーは化粧品大手ディーエイチシー(DHC)。『ニュース女子』は同社のグループ会社『DHCテレビジョン』が制作し、東京MXが2016年4月から放送してきた。同社広報によると、DHCテレビジョンが制作する他の美容番組やコマーシャルも全て3月末で終了するという。東京MXの有価証券報告書によると、16年度の総販売実績に占めるDHCの割合は11・5%で最大の取引先だった。」
④「問題の番組は昨年1月2日、ヘリパッド建設に抗議する人たちが『救急車を止めた』『日当をもらっている』などと伝えた。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は昨年12月、『重大な倫理違反があった』とする意見を公表。番組で取り上げられた『のりこえねっと』共同代表の辛淑玉(シンスゴ)さんは、BPOの放送人権委員会に名誉毀損(きそん)を申し立てており、3月上旬に審理内容が公表される。」
⑤「一方、DHCテレビジョンは本紙の取材に『後日公式発表を行う予定』と答えた。」
⑥「東京MXテレビの『ニュース女子』が終了することを受け、ヘリパッド建設に抗議した市民らは『県民の怒りを受けた結果だ』と受け止めつつ、謝罪や訂正がないままでの番組終了に怒りと不信感を口にした。沖縄平和運動センターの山城博治議長は『憎悪で塗り固められた番組を地上波で流し、デマ、中傷が広がった責任は重大だ』と強調。『謝罪や番組終了の明確な説明もないままでは釈然としない。ほとぼりが冷めたら、また同様な番組を放送する可能性もある』と不信感をあらわにした。東村の住民らでつくる『ヘリパッドいらない住民の会』の伊佐真次さん(55)は『事実と全く違う内容を放送した反省の上で番組を終了するか、その説明があるべきだ。今後、基地問題などを取り上げる場合はしっかり現場を取材し、正確な情報を発信してほしい』と注文した。高江に住む石原理絵さん(53)は『放送後、どんなに自分たちの運動の正しさを主張しても、ネット上でひどい言葉が飛び交い、恐怖を感じた』と振り返る。番組終了については『ほっとしている』と語った。」
⑦「東京・千代田区の東京MX本社前で抗議してきた『沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志』の呼び掛け人で、雑誌編集者の川名真理さん(54)は『番組終了は喜ばしいことだが、求めてきた訂正や関係者への謝罪がないのは納得できない。再発防止のために説明責任をきちんと果たすべきだ』と話した。」


(3)琉球新報-届かぬ抗議「悔しい」 住民感情の違いに驚きも 長崎の大学生辺野古へ-2018年3月2日 13:22


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、長崎大の森川裕二、近江美保両教授と学生13人が2日、市民が座り込みをしている辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前を視察した。学生たちは『長崎では沖縄のことがあまり報道されない。毎日、抗議の声を上げているのに本土や政府に届いていないのが悔しい』と語った。」
②「長崎大の学生らは『沖縄と平和』をテーマに1日から3日まで視察している。1日は宜野湾市の沖縄国際大学ら普天間飛行場を視察した。住宅地からの近さや騒音に驚いたという。」
③「2日のゲート前では午前9時ごろから機動隊が市民を排除し、シュワブ内に砕石を積んだトラックやミキサー車などが入った。」
④「学生たちは『抗議する人も工事車両の運転手も沖縄の人なので苦しいと思う』と顔を曇らせた。2年生の1人は『長崎県の佐世保では米軍基地についてそれほど悪く思っていないところがあるが、沖縄の基地は規模が違うので住民の感情も違う』と驚く。『米軍の事件・事故を減らすために新しい条約を結ぶなどして対策を強化すべきではないか』と指摘し『私たちが知ったことを地元で話すだけでも少し変わるはずだ』と沖縄の状況を伝えていく思いを語った。」



(4)琉球新報-サンゴ移植延長を不許可 採捕許可が無効に 辺野古新基地建設-2018年3月2日 14:41


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、翁長雄志知事は2日までに、オキナワハマサンゴ1群体の移植期間を4月末まで延長することを求めていた沖縄防衛局の申請を不許可にする方針を固めた。」
②「採捕期間は3月1日までだったため、2日で無効となった。」
③「県は沖縄防衛局が求めていた採捕許可を2月16日付で許可したが、その後、21日に移植対象となるオキナワハマサンゴに食害が発生していることが発覚した。防衛局は『環境監視等委員会で検討され、その助言を受けるべき』とした県の助言を受け、27日付で採捕期間の2カ月の延長を申請していた。」


(5)沖縄タイムス-「K3護岸に着手か」 辺野古の工事現場、作業続く-2018年3月2日 12:48


 沖縄タイムスは、「沖縄防衛局は2日、沖縄県名護市辺野古の新基地建設工事を続けた。米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、工事に反対する住民ら約40人が座り込みで抗議した。県警が市民らを排除する中、午前9時から約1時間半で109台の生コン車やダンプトラックが基地内に入った。辺野古沿岸の埋め立て海域では、『K4』と呼ばれる護岸工事の現場で、大型車が砕石を降ろす音が響いた。『K2』護岸の先端に新たに砕石が投下されるのも確認され、船やカヌーで抗議する市民は『【K3】護岸に着手したのではないか』と話している。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2018-03-02 17:28 | 沖縄から | Comments(0)

普天間第二小の上空を米軍機が飛ぶこと。-琉球新報20180225~

 2018年2月25日の琉球新報は、「第二小上空米軍飛行 組織の劣化は明らかだ」、と言わざるを得ない。
 どうしてなのか。
実は、「合意違反だ。米軍普天間飛行場を離陸した米海軍ヘリコプターMH60が23日、隣接する普天間第二小学校の上空を飛行した。」、というのだ。
 このことの意味について、琉球新報は次のように指摘する。


(1)昨年12月に防衛省と在日米軍は宜野湾市内の学校施設上空の飛行を「最大限可能な限り避ける」ことで合意したはずだ。しかし1月18日に普天間所属の海兵隊ヘリ3機が同校上空を飛行し、今回さらに飛行した。合意など『あってなきがごとし』ではないか。」
(2)「日米合意は昨年12月13日に同校で起きた普天間所属のCH53E大型輸送ヘリによる重さ7・7キロの窓落下事故を受けて取り決められた。その6日前には同型機のプラスチックの円筒部品が保育園の屋上で見つかっている。」
(3)「ヘリが学校上空を飛ぶようでは、児童が安心して校内で過ごすことができない。だからこそ日米での合意が結ばれたのではないか。」
(4)「在日米軍は1月の飛行については航跡データなどを根拠に学校上空の飛行を否定している。しかし今回は飛行の事実を認め、日本側に遺憾の意を伝えている。2件とも防衛省が監視員とカメラで学校上空の飛行を確認しており、飛行の事実は揺るがない。」
(5)「今回のヘリは嘉手納基地に暫定配備されている外来機の可能性がある。暫定配備の部隊に日米合意の指示が伝わっていないとすれば、米軍の指揮系統が機能しなかったということである。合意が形骸化しており、組織の劣化は明らかだ。言語道断だ。」
(6)「県内の小中学校5校では米軍機墜落事故などを想定した避難訓練を実施している。普天間飛行場と嘉手納基地周辺の学校だ。県教育庁が米軍航空基地がある県外の都県に問い合わせたところ、避難訓練を実施している学校はなかった。県内の学校は差し迫った危険があることを物語っている。児童にこうした訓練をさせなければいけない現状こそ問題だ。」
(7)「ヘリによるトラブルはほかにもある。UH1Yヘリが1月6日にうるま市伊計島の砂浜に不時着し、AH1攻撃ヘリが8日に読谷村のホテル近く、23日に渡名喜島に不時着した。2月8日には垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが重さ約13キロの吸気口の部品を伊計島付近に落下させた。」
(8)「16年12月には名護市安部でオスプレイが墜落し、17年10月にはCH53ヘリが東村高江で不時着、炎上した事故も県民の記憶に残っている。学校だけでなく、県内全域が危険にさらされているのだ。」


 琉球新報は、「県教育庁は米軍に対して、県内の全小中学校、特別支援学校上空の飛行禁止を求めている。しかし日米合意は宜野湾市内の学校上空という限定的なものだ。その合意すら守れないのであれば、米軍は沖縄で航空機を飛行させる資格はない。これ以上、児童・生徒の学校生活を脅かすことなど許されない。」、と結ぶ。


 児童・生徒の命を守る、
このこと以上に、大事なことはない。




by asyagi-df-2014 | 2018-03-02 06:47 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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