2018年 02月 19日 ( 1 )

沖縄タイムスの『沖縄・基地白書』を読む。(6)

 沖縄タイムスは、「国内の米軍専用施設面積の70・4%が集中する沖縄では、名護市辺野古の新基地建設以外にも騒音や墜落の危険性などの問題を抱えている。国防や外交の視点ではなく、住民の暮らしの目線から沖縄の米軍基地問題を検証する。」、と『沖縄・基地白書』の連載を始めた。
 今回は、第5回-「沖縄・基地白書(5)「事実すら認めないなんて」 住宅地上空を旋回する米軍機 国の職員も目撃したが…」(2018年2月1日)から。


 今回の話は、「第1部 被害 宜野座村城原区(下)」。

 話は、「『ジージー(おじいちゃん)』と、孫が泣き付いてきた。その頭上で、米軍ヘリが旋回していた。宜野座村城原区で農業を営む男性は、米軍キャンプ・ハンセン内の集落に近いヘリパッド『ファルコン』付近に畑を持つ。孫は間近で見たヘリと、その爆音におびえた。それ以来、怖がって畑に寄りつかなくなった。」、と始まる。
 どういうことなのか。
 「男性は、自身の畑の真上をヘリやオスプレイが低空で旋回する様子を何度も見ている。『正直、怖い』。2017年3月、ファルコンでのつり下げ訓練再開初日のタイヤ落下事故も目の当たりにした。その後も県内では米軍機からの落下事故が相次ぐ。男性は『万が一という言葉では表現できない。その一があってはいけない。県民はみんな限界を通り越しているのではないか』と、まくし立てた。」、と話は核心を突く。


 実は、沖縄の基地問題は、ここまで来ているのだ。


(1)「『もう、同じことの繰り返しですよ』。崎濱秀正区長(73)は、住宅地上空での低空での旋回訓練やつり下げ訓練、それに対する沖縄防衛局への抗議、そしてまた同様な訓練と、変わらない現状にため息をつく。」
(2)「16年12月、名護市安部の海岸でオスプレイが墜落する1週間前、ファルコンを使い、オスプレイが物資をつり下げて住宅や民間地の上空を低空で旋回する訓練があった。駆け付けた村や防衛局の職員も現場を確認。民間地上空を飛行する写真もあるが、米軍は否定した。現場にいた局職員は、住宅上空などを飛ぶたびに住民に謝罪していたが、局はその後、『施設外でのつり下げ訓練の確証は得られていない』と言及を避けた。崎濱区長は『事実すら認めないなんて…』と言葉を失う。」
(3)「12年10月のオスプレイの沖縄配備以降、区は13年1月から防衛局へ抗議に行っている。その数、17回。『地域周辺での飛行訓練をしない』『つり下げ訓練の即時中止』−。毎回、同じような要求を続けている。それは、状況が何も変わっていないことの裏返しでもある。防衛局が区内に設置した騒音測定機の最新データでは、17年4〜11月は計6037回(60デシベル以上)と、前年同期4554回の約1・3倍となっている。」
(4)「ことし1月11日にも民間地でのつり下げ訓練があった。『誰も(防衛局に)行きたくて行っているわけじゃない。でも言い続けないと、米軍に好き勝手にされる』。区は24日、防衛局へ18回目の抗議に行く。」(「沖縄・基地白書」取材班・伊集竜太郎)


 この実態に、何を言えるというのか。
「ことし1月11日にも民間地でのつり下げ訓練があった。『誰も(防衛局に)行きたくて行っているわけじゃない。でも言い続けないと、米軍に好き勝手にされる』。区は24日、防衛局へ18回目の抗議に行く。」。
 やはり、浮き彫りになるのは、『目下の同盟』ということ。
「16年12月、名護市安部の海岸でオスプレイが墜落する1週間前、ファルコンを使い、オスプレイが物資をつり下げて住宅や民間地の上空を低空で旋回する訓練があった。駆け付けた村や防衛局の職員も現場を確認。民間地上空を飛行する写真もあるが、米軍は否定した。現場にいた局職員は、住宅上空などを飛ぶたびに住民に謝罪していたが、局はその後、『施設外でのつり下げ訓練の確証は得られていない』と言及を避けた。崎濱区長は『事実すら認めないなんて…』と言葉を失う。」。





by asyagi-df-2014 | 2018-02-19 06:56 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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