2018年 02月 07日 ( 2 )

沖縄-辺野古 高江-から-2018年2月7日

沖縄の声。
 一つの現実。
 「座り込み現場から少し離れた場所で新基地建設反対を訴えるプラカードを掲げていた松田啓成さん(80)=名護市=は『機動隊にはもう力でかなわないから』」と話す。「名護市長選挙でも政府の力技に負けた。でも、戦争体験者として孫に同じ思いをさせたくないから、声を上げ続ける』と話した。」(琉球新報)。
 しかし、もう一つの思い。
 「市民連絡会代表世話人の高里鈴代さんは『選挙の結果は厳しいが、稲嶺さんが8年間(新基地建設を)防いでいたことを感謝し、評価していかないといけない。過去の人にせず、一緒に頑張っていこう』と呼び掛けた。」(琉球新報)
 さて、これから。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年2月7日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-辺野古 護岸工事進む 砕石投下、抗議市民怒り-2018年2月7日 05:00


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で6日、米軍キャンプ・シュワブの『K2』護岸で工事が進められるのが確認された。海上では寒風が吹く中、市民らがカヌー9艇、抗議船2隻を繰り出し『新基地建設は沖縄の未来を破壊する自殺行為だ』と抗議の声を上げた。」、と報じた。
 また、「K2護岸の先端部では、袋に入った砕石をクレーン車が次々と海中に投下した。粉じんと水しぶきが上がる中、ショベルカーが護岸を上から押し固めた。キャンプ・シュワブのゲート前では約60人の市民が座り込み、資材の搬入に抗議した。この日は搬入が3回あり、ミキサー車やトラックなど計287台が資材を運び入れた。」、と報じた。


(2)沖縄タイムス-運動場に55日ぶり歓声 普天間第二小で再開 「本当にいいのか」不安も-2018年2月7日 08:03


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【宜野湾】米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリから窓が落下した宜野湾市の普天間第二小学校(喜屋武悦子校長)は6日、運動場で体育の授業を行い、中止していた運動場利用を再開した。事故から55日ぶりに、運動場で児童のにぎやかな声が響いた。一方、保護者には『本当にいいのか』と不安視する声が残り、喜ぶ子どもとのはざまで複雑な思いに揺れた。」
②「この日は6年生1クラスが2時間目に体育の授業を実施。持久走やサッカーで元気に体を動かした。並行して2年生が米軍機の接近など危険を想定し、運動場から避難する訓練をした。」
③「昨年12月の事故を受け、学校やPTAは屋根やシェルターといった避難用工作物の設置など6項目を沖縄防衛局に要望。避難訓練も行うなど不安の解消に取り組んでいる。米軍機が上空を飛ばない確約が得られない中、児童のストレスや学習権の保障などを考慮し『苦渋の決断』(喜屋武校長)で使用再開を決めた。」
④「喜屋武校長は『授業を中断することなく活動できて良かった。引き続き、本校の上空を飛ばないことを願っている』とコメントした。」                 ⑤「一方、児童2人が通う母親(37)は体育を休ませようかと悩むとし『何かあったら後悔する。だけど、楽しみにしている子どもを見ると止めていいのか。どうしたらいいのか分からない』とこぼした。6年生の母親(46)は『再開はまだ早い気がする。今の取り組みは安全面の確保にならない。でも、このまま使わないのも良くない。難しい』と率直に話した。」
⑥「同校は当面、体育の授業で運動場を使用し、休憩時間の利用は避難訓練のみとする。全面再開は13日の見通し。」


(3)琉球新報-「声を上げ続ける」と戦争体験者 工事車両121台が資材搬入-2018年2月7日 12:19


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事は7日、午前9時に121台の工事車両がキャンプ・シュワブ内に資材を搬入した。」
②「ゲート前では市民ら約50人が座り込み、『違法工事やめろ』などと抗議した。県警機動隊が座り込む市民らを強制排除し、約20分ゲート横の歩道上に拘束した。海上ではカヌー9艇、抗議船3隻が抗議した。」
③「座り込み現場から少し離れた場所で新基地建設反対を訴えるプラカードを掲げていた松田啓成さん(80)=名護市=は『機動隊にはもう力でかなわないから』」と話す。「名護市長選挙でも政府の力技に負けた。でも、戦争体験者として孫に同じ思いをさせたくないから、声を上げ続ける』と話した。」
④「市民連絡会代表世話人の高里鈴代さんは『選挙の結果は厳しいが、稲嶺さんが8年間(新基地建設を)防いでいたことを感謝し、評価していかないといけない。過去の人にせず、一緒に頑張っていこう』と呼び掛けた。」


(4)沖縄タイムス-刻々変わる辺野古の海 護岸5カ所で建設-2018年2月7日 12:01


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局が2カ所目の護岸「K1」の建設に着手してから6日で3カ月たった。『K1は辺野古崎南西側の最も辺野古漁港に近い場所にある。6日、本紙が小型無人機で撮影したところ計画の216メートルまで延伸し、沖合へ向け『K2』護岸を建設している様子が確認された。現在計5カ所の護岸を建設している。防衛局は辺野古崎南西側海域を護岸で囲み、今年夏にも土砂を投入し、本格的な埋め立てに入る計画。一方、翁長雄志知事は『県民の民意は生きている』として政府に新基地建設阻止を訴えている。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2018-02-07 17:23 | 沖縄から | Comments(0)

社説、論説から。~琉球新報20180202~

 2018年2月2日の琉球新報の社説は、「米軍優位是認答弁 主権国家と言えるのか」、と怒りをあらわにする。
 「これではどこの国の大臣なのか分からない。」、と言い切るのである。
 何故なのか。
 琉球新報は、こう指摘する。


(1)「衆院予算委員会で、河野太郎外相と石井啓一国交相が米軍を優位に置く状況を是認する姿勢に終始した。」
(2)「河野外相は米軍機の事故・トラブルの背景にある日米地位協定を他国並みに見直すよう求められ『国の背景、場所、安全保障上の条件が全て違う。これを全部横並びにして同じにしろともいかない』と述べ、見直しを拒否した。」
(3)「県民を危険にさらすのは、米軍機の事故だけではない。米軍人・軍属による犯罪によって、多くの県民が犠牲になってきた。米軍基地に起因する事件・事故がなくならないのは地位協定によって、米軍人・軍属に特権が与えられていることが背景にある。河野外相は「条件が全て違う」としたが、命の重さは変わらない。その視点が河野外相には決定的に欠けている。」
(4)「米軍機の墜落や不時着事故が民間地域で発生しても、日本の警察による初動捜査は地位協定で阻まれる。これで主権国家と言えるのだろうか。」


 また、琉球新報は事実を重ねる。



(1)「2016年12月以降、在沖米軍ヘリコプターの墜落、不時着、部品落下事故などが県内で相次いでいる。だが、米軍はその重大性を認識していない。」
(2)「相次ぐ不時着について『一番近い安全な場所に降ろす措置に満足している』(ハリス米太平洋軍司令官)、『予防着陸で良かったと思っている。負傷者もなく、機体を失うこともなかった』(ネラー米海兵隊総司令官)など、県民の怒りや不安を意に介さない発言を繰り返している。」
(3)「河野外相に質問した後藤祐一氏(希望)は、米軍に『なめられている』と述べたが、まさにその通りである。」


 さらに、琉球新報の指摘は続く。


(1)「県などの訓練中止要請などに米軍は耳を貸さず、事故を起こした同型機を含めた訓練を続け、再び事故が起きるといったことが繰り返されている。地位協定の存在だけでなく、国民の安全よりも米軍の運用を優先する政府の姿勢が相次ぐ事故を誘因している。」
(2)「石井国交相は、米軍機に自由度の高い飛行を認めている航空特例法を改正し、安全管理を定める航空法第6章を米軍にも適用するよう求められ『日米地位協定に基づいて活動が認められている』などと繰り返し、拒否する姿勢を示した。」


 琉球新報は、「地位協定に基づく米軍の活動が県民を危険にさらしている。それを問題と考えないならば、政治家失格である。」、と断ずる。
 


 琉球新報は最後に、「米軍が大規模に駐留するドイツやイタリアでは米国との協定で、受け入れ国側が米軍基地の管理権を確保し、その国の法律を米軍の活動に適用するなど、自国の主権を担保する仕組みを構築している。それが国としての在り方だ。河野外相、石井国交相の答弁は米軍に治外法権を認めるだけでなく、沖縄の米軍基地被害を解消する意思がないことを表明したも同然である。強く抗議する。」、と主張するのである。


 確かに、驚くというよりあきれる発言である。
問われているのは、人の命の問題である。
『国の背景、場所、安全保障上の条件が全て違う。これを全部横並びにして同じにしろともいかない』とは、このことを理解していない、言い繕う発言でしかない。
 もちろんこうした日本政府のあり方は、『目下の同盟』の醜さを露呈させる。
 主権国家とは、どういうものなのか。
 主権国家とは、国家の構成員である国民の命を守ることができるということではないのか。






by asyagi-df-2014 | 2018-02-07 07:36 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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