2018年 02月 06日 ( 2 )

沖縄-辺野 高江-から-2018年2月6日

 「米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリから窓が落下した沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校(喜屋武悦子校長)は6日午前、中止していた運動場の使用を体育の授業で再開した。事故から55日ぶりに、運動場で児童のにぎやかな声が響いた。」、と沖縄タイムスは伝える。
 すべてがあいまいさの隘路に投げ込まれる中での日常性の取り戻しである。
しかし、忘れてはいけないことは、忘れない。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年2月6日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「美ら海壊さないで」 K2護岸の造成工事進む 市民らカヌーで抗議-2018年2月6日 11:47


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、6日午前、米軍キャンプ・シュワブの『K2護岸』で工事が進められるのが確認された。」
②「海上では寒風が吹く中、市民らがカヌー9艇、抗議船2隻を繰り出し、『美ら海を壊さないで』と抗議の声を上げた。」
③「K2護岸の先端部では、袋に入った砕石をクレーン車が次々と海中に投下した。粉じんと水しぶきが上がる中、ショベルカーが『ガーン、ガーン』と音を立て、地面を押し固めた。」
④「市民らは『米軍のための新たな基地を造らないで。税金の無駄遣いだ』と工事の中止を求めた。」


(2)琉球新報-全米軍機の点検を要求 渉外知事会が米軍事故頻発で-2018年2月6日 11:21


 琉球新報は、「【東京】米軍基地所在の15都道府県でつくる渉外関係主要都道府県知事連絡協議会(渉外知事会、会長・黒岩祐治神奈川県知事)は6日、外務省や防衛省を訪ね、相次ぐ米軍機の事故を防止するために、全米軍機の点検など6項目の履行を求めた。翁長雄志知事らが同行した。」、と報じた。
 また、「外務省で対応した堀井巌政務官は全機の点検を既に求めているとして『引き続き安全管理を求めたい』などと応じた。防衛省によると、米軍基地外で発生した在日米軍の航空機やヘリコプターによる事故・トラブルは2017年は25件発生し、16年の11件から2倍以上になっている。県内でもオスプレイやCH53E、AH1などの事故・トラブルが頻発している。」、と報じた。


(3)琉球新報-あす真栄田沖で不発弾処理作業 半径3キロ入水禁止-2018年2月6日 10:29


 琉球新報は、「【恩納】沖縄県恩納村真栄田沖で昨年7月22日と同26日に見つかった不発弾12発の水中爆破処理作業が7日正午に行われる。爆破現場から半径300メートルで航行禁止、半径3キロで入水禁止となる。住民の避難はない。午前9時50分から午後1時まで、規制が行われる。処理が行われるのは3インチ砲弾2発と5インチ砲弾10発で、計312キロ。沖縄戦当時の不発弾とみられる。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-米軍ヘリ窓落下から55日ぶり 普天間第二小、運動場の使用再開-2018年2月6日 10:41


 沖縄タイムスは、「米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリから窓が落下した沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校(喜屋武悦子校長)は6日午前、中止していた運動場の使用を体育の授業で再開した。事故から55日ぶりに、運動場で児童のにぎやかな声が響いた。」、と報じた。
 また、「2時間目の体育の授業では、児童らがグラウンドのトラックを走ったりサッカーをしたり、元気に体を動かす姿がみられた。米軍機の接近など危険を想定した避難訓練も実施。休憩時間中に担任教諭の付き添いがない条件でも訓練が行われる。当面は体育の授業のみで運動場を使用。全面再開は13日の見通し。」、と伝えた。


(5)沖縄タイムス-辺野古新基地:資材搬入、砕石投入続く ゲート前と沿岸で抗議-2018年2月6日 13:57


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では6日、新基地建設に反対する市民約30人が座り込み、『美ら海を壊すな。工事をやめろ』などと訴えた。午前9時前、県警機動隊が市民を強制的に移動させ、資材を積んだダンプカーやミキサー車など約100台が基地内へ入った。一方、シュワブ沿岸では『K2』護岸で海中への砕石の投入作業が進められた。海上からは基地建設に反対する市民が船2隻、カヌー9艇で抗議行動をしている。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-政府、名護市への米軍再編交付金再開 2017年度分から-2018年2月6日 07:43


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【東京】名護市長選で政府与党が推す渡具知武豊氏が当選したことを受け、政府は5日、米軍再編交付金を2017年度分から再開する方向で調整に入った。渡具知氏と意見交換した上で決定する。さらに、辺野古の新基地建設に反対する稲嶺進市政下で交付しなかった相当額を市が受け取れるよう、予算措置も含め検討している。複数の政府関係者が明らかにした。」
②「市は移設容認の前市長時代に07~09年度分の計約17億7千万円を受け取っていた。本年度分は市の準備が間に合わなければ、来年度に繰り越す可能性もある。」
③「小野寺五典防衛相は同日、記者団に『沖縄の基地負担軽減のために協力してもらい、再編交付金を役立てもらいたい』と前向きな姿勢を示した。一方、渡具知氏は新基地建設について賛否を明確にしていない。」
④「神奈川県座間市なども同様に不交付の期間があるほか、防衛省は15年度から久辺3区に市を通さず別の補助金を交付しており、未交付期間分の支給は他自治体との整合性や交付の正当性が問われそうだ。」                         (東京報道部・大城大輔)




by asyagi-df-2014 | 2018-02-06 17:21 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄タイムスの『沖縄・基地白書』を読む。(1)

 沖縄タイムスは、「国内の米軍専用施設面積の70・4%が集中する沖縄では、名護市辺野古の新基地建設以外にも騒音や墜落の危険性などの問題を抱えている。国防や外交の視点ではなく、住民の暮らしの目線から沖縄の米軍基地問題を検証する。」、と『沖縄・基地白書』の連載を始めた。
 今回は、プロローグ-「『この音、聞こえるね?』 耐えられず娘に電話 よみがえる事故の恐怖」(2018年1月24日)から。


 「『これが始まりのようになってしまって…』。名護市安部に住む女性は、そう言うとしばらく言葉を継げなかった。」、とプロローグは始まる。
「これ」とは、2016年12月の名護市阿部でのオスプレイ墜落事故のこと。
ここで語られる話は、名護市安倍に住む女性の話。


(1)「事故以降、米軍機の民間地などへの不時着が相次ぎ、昨年23件、今年は2件発生している。女性は、墜落という重大事故を機に『運用改善が図られるかもしれない』と、わずかな期待を持っていた。しかし、異常事態が各地で続発していることから、安部での墜落事故が『始まり』と感じられ、各地での事故の報道を見るたびに『またか、またか』とうなだれてしまう。」
(2)「安部の墜落事故後、集落付近を米軍機が飛行すると、動悸(どうき)がひどくなった。今月10日には、うるま市の伊計島や読谷村内で不時着したヘリと同機種とみられる2機が集落上空で旋回を続けた。とっさに『また落ちる』と娘に電話。『この音、聞こえるね』と、携帯電話を空に向け掲げた。」


 この女性の話は、「もう、こんな恐怖は耐えられない。『安部から出て行きたい』。今、そう思っている。」、と終わる。


 沖縄タイムスは、『沖縄・基地白書』を始める。


(1)「県内では米軍機からの部品落下も相次ぐ。昨年は6件発生した。12月はヘリの部品が宜野湾市内の保育園の屋根で見つかり、6日後には小学校のグラウンドに約8キロものヘリの窓が落下した。」
(2)「安部での事故前には、宜野座村城原区でオスプレイによる住宅地上空などでの物資つり下げ訓練もあった。米軍機による昼夜を問わない訓練が、恒常的に各地の集落上空や住宅地近くの基地内で行われ、騒音被害も多発している。」
(3)「米軍機の事故は、住民の生活への不安を高める。が、米側の反応は異なる。安部の墜落では、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官が『県民や住宅に被害を与えなかったことは感謝されるべきだ』と発言。ことし1月に伊計島と読谷村で相次いでヘリが不時着した後にも、ハリス米太平洋軍司令官が『一番近い安全な場所に降ろす措置に満足している』と述べた。あくまで軍の論理が優先だ。」
(3)「どれだけ事故を起こしても、数日後には米軍が『安全が確認された』と宣言し、日本政府も追認して訓練は再開される。各地で住民が『当たり前の平穏な生活がしたい』と訴え、住宅地上空を飛ばないよう求めても訓練は強行され、また事故が起こる。そんな悪循環が続けられている。」


 沖縄タイムスは、『沖縄・基地白書』のプロローグを、「『いつかまた落ちる』『いつ自分たちの地域にも被害が』−。沖縄では、人命に関わってもおかしくない事故が収まる兆しは見えない。」


 そうだ、確かに、「沖縄では、人命に関わってもおかしくない事故が収まる兆しは見えない。」、のだ。





by asyagi-df-2014 | 2018-02-06 07:13 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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