2018年 01月 31日 ( 2 )

沖縄-辺野 高江-から-2018年1月31日

 皆さんは、琉球新報のこの記事をどのように捉えるか。
 「東西冷戦終結の立役者で、ノーベル平和賞を受賞したミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領(86)は、核兵器の脅威が高まっている現状への懸念から、琉球新報を通して県民にメッセージを送った。『核兵器は現在もなお、沖縄に保管されているかもしれない』と危惧を示した上で『この問題は県民に真実を公開する必要がある』と指摘した。ゴルバチョフ氏は『沖縄での軍事基地拡大に対する県民の闘いを支持する』と強調し、『沖縄は軍事基地の島ではなく、沖縄の人々の島であり続けなければならない』と、自己決定権の行使を求めた。」
 当たり前だけど、否定されること。自己決定権の行使。
 確かに、『沖縄は軍事基地の島ではなく、沖縄の人々の島であり続けなければならない』。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年1月31日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「沖縄の核」真実伝えよ ゴルバチョフ氏、沖縄県民にメッセージ 反基地の闘い支持-2018年1月31日 07:15


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「東西冷戦終結の立役者で、ノーベル平和賞を受賞したミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領(86)は、核兵器の脅威が高まっている現状への懸念から、琉球新報を通して県民にメッセージを送った。『核兵器は現在もなお、沖縄に保管されているかもしれない』と危惧を示した上で『この問題は県民に真実を公開する必要がある』と指摘した。ゴルバチョフ氏は『沖縄での軍事基地拡大に対する県民の闘いを支持する』と強調し、『沖縄は軍事基地の島ではなく、沖縄の人々の島であり続けなければならない』と、自己決定権の行使を求めた。」
②「ゴルバチョフ氏はNHKが昨年放送した番組『NHKスペシャル 沖縄と核』で『冷戦時代、沖縄に多数配備されていた核兵器に関する情報を知った』とし、現在も沖縄に核が配備されている可能性を危惧した。」
③「ゴルバチョフ氏は85年の米ソ首脳会談で『核戦争は一切起こしてはならない』などとする共同宣言をレーガン米大統領と発表するなど核軍縮に積極的に取り組んできたことを強調した。その上で『沖縄での軍事基地拡大に対する県民の闘いを支持する』と、名護市辺野古の新基地建設反対運動にエールを送った。沖縄を『世界に類を見ない豊かな自然と独特な文化がある』とし、沖縄の将来像について『世界の人々が行き交うターミナル』として『平和的な発展を目指すべきだ』と強調した。」
④「関係者によると、ゴルバチョフ氏は3度の沖縄訪問で『海岸の美しさに驚嘆した』と語り、『自己決定権』という言葉を使って『こんな恵まれた環境下にありながら、沖縄人がその特性に気付かず、自らが豊かな明日への十分な可能性を閉ざしているとしたら、極めて残念なことだ。次世代の子どもたちのためにも、平和で豊かな発展は、沖縄人の手の内にあることを、もう一度考えてほしい』と述べ、自己決定権の行使を求めたという。」
⑤メッセージ要旨-ゴルバチョフ氏が県民に送ったメッセージ文書:「冷戦時代、沖縄に多数配備されていた核兵器に関する情報が、NHKの番組などで明らかになったと知った。と同時に、現在もなお、沖縄に保管されているかもしれないという危惧で私は心を痛めている。この問題は、県民に真実を公開する必要がある。
 私は核兵器の削減や最終目標としての核兵器の完全撤廃、国際問題に軍事力を使用しないという点を主張してきた。この観点から、沖縄での軍事基地拡大に対する県民の闘いを支持してきたし、今後も支持する。
 沖縄は、世界に類を見ない豊かな自然と独特な文化がある。軍事基地の島ではなく、沖縄の人々の島であり続けなければならない。
 沖縄は世界の人々、文化、貿易が行き交うターミナルとしての環境が整っている。将来の世代のためにも、この豊かな環境を活用し、平和的な発展を目指されることを切に願う。」


(2)琉球新報-「埋めるな」海上から土砂搬入 陸上からも159台-2018年1月31日 15:48


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で31日、米軍キャンプ・シュワブ沿岸で、海上からの土砂の運搬があった。
K9護岸に近い海上で本部港から運ばれた土砂を台船に移し替えた上で、基地内に搬入された。新基地建設に反対する市民が船上から『海を埋めるな』などと声を上げて抗議した。
ゲート前では県内各地の島ぐるみ会議が訪れて座り込んだ。午後1時半までに土砂やコンクリートなどの資材を積んだ159台の工事車両が基地内に入った。」、と報じた。


(3)沖縄タイムス-辺野古新基地:100台の車両が埋め立て資材搬入 市民抗議「基地いらない」-2018年1月31日 11:49


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で31日午前、埋め立て工事に使用する石材などを積んだ工事車両約100台が出入りし、小雨が降る中、新基地建設に反対する市民らが抗議の声を上げた。ゲート前で座り込む市民らを機動隊が強制排除。市民らは『暴力はやめろ』『違法工事に加担するな』『沖縄に基地はいらない』などと訴えた。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-F35A囲み、ガスマスク着け訓練 嘉手納基地-2018年1月31日 08:35


 沖縄タイムスは、「米軍嘉手納基地で行われている即応訓練で30日、ガスマスクを着用した兵士らが暫定配備されている最新鋭ステルス戦闘機F35Aの機体を取り囲んで訓練する様子が確認された。目撃者によるとサイレンや破裂音などが鳴り、伏せるような体勢をとる兵士らもいた。投光器も常備され、夜間も訓練が行われているとみられる。在沖米空軍第18航空団は、29日から2月1日までサイレン音や発煙筒などを使った即応訓練をするとしている。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-米軍ヘリ不時着、自衛官が検証へ 防衛省が整備の専門家派遣-2018年1月31日 07:44


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【東京】小野寺五典防衛相は30日の記者会見で、米軍普天間飛行場所属AH1Z攻撃ヘリの不時着を巡り、今週後半に専門的な知識を持った自衛官を沖縄に派遣し、米軍の点検整備などを検証すると発表した。『(米軍の整備が)妥当かどうか、米側から報告を受ける。自衛隊も同系列のヘリを運用しており、整備の知見がある専門家を派遣する』と語った。」
②「米軍の整備記録や不時着したヘリを直接確認できるかどうかは不明。」
③「AH1Zは今月8日に読谷村内、23日に渡名喜村内で不時着している。在沖米海兵隊によると、いずれも『テールローターにある圧力変換器のセンサーの故障』が原因。全機の点検や抜き打ち検査などを実施した上で、飛行していると説明している。」
④「小野寺氏は29日の衆院予算委で米側の説明に『そのまま受け取るわけにはいかない』と述べ、検証する考えを示していた。」


(6)沖縄タイムス-普天間第二小、避難訓練を再開 米軍機の接近想定-2018年1月31日 07:35


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリから窓が落下し、運動場の使用を中止している宜野湾市の普天間第二小学校は30日、米軍機の接近などの危険を想定した避難訓練を再開した。訓練は18日、運動場の使用再開に向けて始まったが、同日午後に小学校上空を米軍ヘリ3機が飛行したため、その後の訓練を見送っていた。」
②「この日は体育の授業で5クラスが訓練を実施。児童や職員らは『逃げてください』という監視員の指示を受け、運動場の数カ所から、それぞれの避難場所への動きなどを確認した。」
③「同小は2月1日に宜野湾市教育委員会を交えた保護者説明会を開き、沖縄防衛局へ要請した6項目の実施状況や経過などを報告。運動場の使用再開の見通しを立てる。」




by asyagi-df-2014 | 2018-01-31 17:49 | 沖縄から | Comments(0)

社説、論説から。~沖縄タイムス20180122~

 沖縄タイムスは2018年1月22日、「沈黙してはいけないと勇気をもって立ち上がった島の人たちの危機感がひしひしと伝わった。」、とその社説で論評した。
 この小さな島の勇気について、沖縄タイムスは次のように触れる。


(1)「県内各地で米軍機事故が相次ぐ中、うるま市伊計島で1年間で2度も米軍ヘリコプターが不時着したことを受け、伊計自治会は21日、公民館で抗議集会を開いた。『島の上空や島の近くを飛行しないようコースを変更する』『夜間飛行をさせない』-ことなどを沖縄防衛局に求める決議を全会一致で採択した。自治会が米軍に対する抗議集会を開くのは初めてだ。小さな島の抗議の意思表示を日米両政府は重く受け止めなければならない。」
(2)「伊計島は人口約260人。『しまは演習場でない』と大書された公民館2階ホールには約140人が集まった。ふるさとを思い、那覇市など本島から駆け付けた島出身者も多かった。」
(3)「抗議集会で地元の漁業者、青年、子ども、旧伊計小中学校卒業生、観光業者らが登壇。平穏な日常生活を守る大切さとともに、子育て環境や漁業、観光に与える悪影響をそれぞれの立場から指摘した。高齢者を代表して島で沖縄戦を体験した西宮貞子さん(92)が『島の上をヘリが飛ばない安心できる余生を過ごしたいんです』と訴えると大きな拍手がわき起こった。戦争の悲惨さを身をもって体験し、いまなお米軍ヘリが墜落する恐怖におびえ、その恐怖を未来の世代には負わせたくないとの思いをかみしめるように語った。」


 また、沖縄タイムスは、この小さな島の抗議の意思表示の意味について、次のように伝える。


(1)「伊計島へは今月6日、東側海岸に普天間飛行場所属のUH1Y多用途ヘリ、昨年1月20日には農道にAH1Z攻撃ヘリが不時着している。」
(2)「県議会決議に先立ち、うるま市議会は今月11日、軍用機の住宅地上空での飛行を全面禁止することなどを全会一致で可決した。しかし米軍は原因究明と再発防止策を公表しないまま、不時着の翌日から同型機が島の上空を飛び、夜間飛行も続けている。」
(3)「不時着前と何も変わっていない。島の人たちの怒りも限界に達している。」
(4)「昨年5月にはホバリングしながら葉タバコ農家に向かって降下する米軍ヘリが確認されている。玉城正則自治会長は『住民を標的に見立てているのではないか』と憤る。」
(5)「米軍ヘリが昼夜問わず、集落上空を旋回するのもここ数年、目に見えて激しくなっているという。固定翼機が海面すれすれに飛行し、ヘリが海面に急降下、急上昇する訓練も目撃されている。」


 沖縄タイムスは、最後に、こうまとめる。


「うるま市には伊計、宮城、平安座、浜比嘉、津堅の5離島がある。石油備蓄基地があり、周辺でモズク養殖が盛んで一歩間違えれば住民を巻き込んだ大惨事になりかねない。米軍ヘリはそこも低空飛行し、津堅島海域ではパラシュート降下訓練が頻繁に行われている。
 5島9自治会は伊計自治会の沖縄防衛局への抗議に合わせ、島しょ地域での全軍用機の飛行停止などを要請する。危機感を共有しているのだ。米軍が抗議集会の決議に応えるよう日本政府も強く要求すべきだ。」



 これほどまでの米軍の事故は、『住民を標的に見立てているのではないか』、という指摘を、真剣に考えざるを得ない状況にある。
だからこそ、『島の上をヘリが飛ばない安心できる余生を過ごしたいんです』、との訴えが重く響く。
 日本政府よ。為政者の勤めではないか。




by asyagi-df-2014 | 2018-01-31 07:06 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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