2018年 01月 29日 ( 2 )

沖縄-辺野 高江-から-2018年1月29日

 住民の命を預かる地方自治体の首長が、「『住民が不安を感じ、気も休まらない中、飛ぶことは理解できない』と批判した。」(沖縄タイムス)、とするなら、間違っているのが、米国・米軍と『目下の同盟』を信じる日本政府である。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年1月29日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-沖縄・渡名喜村長が米軍批判 ヘリ不時着で防衛局に抗議-2018年1月29日 06:00


 沖縄タイムスは、「沖縄県渡名喜村の急患搬送用ヘリポートへの米軍ヘリ不時着で、桃原優村長と村議7人は26日、那覇市の自衛隊沖縄地方協力本部で、沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長と面談し、抗議するとともに、在沖米軍ヘリの緊急総点検や実効性のある再発防止策などを求めた。桃原村長は8日に読谷村内に不時着した同型のAH1Z攻撃ヘリが、後部ローターのセンサー異常という同じ理由で渡名喜村に不時着したことから『改善されていない』と強調。翌日の飛行再開には『住民が不安を感じ、気も休まらない中、飛ぶことは理解できない』と批判した。」、と報じた。
 また、「中嶋局長は『渡名喜村への不時着はこれまでに8回ある。入砂射爆撃場にもヘリポートがあるのに、それほど離れていない渡名喜島になぜ不時着するのか、米側に問いたい』と話した。」、と報じた。


(2)沖縄タイムス-「日本の春はここから」名護さくら祭り開幕-2018年1月28日 09:57


 沖縄タイムスは、「『日本の春はここからはじまる』をキャッチフレーズに第56回名護さくら祭りが27日、沖縄県名護市の名護中央公園や名護十字路大通り周辺で始まった。28日まで。中央公園から名護城跡までの約2キロの遊歩道両脇には、鮮やかなピンク色の2万本のヒカンザクラが咲き、道行く人の目を楽しませている。名護十字路周辺はトランジットモールとなり、28日は仮装行列が行われる。名護漁港では『花の里ガーデンフェスタ2018』もある。」、と報じた。
 また、「さくら公園内の特設ステージであった二見情話大会にデュオで出演した、三線サークル仲間の堀米寛恵さん(31)、前川英伸さん(59)は『大勢の前で緊張したけど気持ち良く歌えた』と話した。」、と伝えた。


(3)琉球新報-慰霊の場所に「ごみ、ごみ、ごみ」 糸満市摩文仁の不法ごみ回収-2018年1月29日 07:40


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県糸満市摩文仁の国立沖縄戦没者墓苑裏の斜面一帯に不法投棄されたごみが山積している問題で、県が募ったボランティアら計366人が27、28日の2日間、ごみの回収を行った。数十年前の空き缶や弁当容器などが大量に集まったほか、水筒など沖縄戦の遺留品も見つかった。行政主導のごみ回収作業は初めてで、遺骨収集に携わる人らは継続的な取り組みを期待している。」
②「ごみは崖下の斜面にあり、東西約500メートルに及ぶ。県は7カ所を確認しており、今回は2カ所で回収作業を実施した。沖縄宗教者の会や県平和祈念財団、陸上自衛隊らが参加した。」
③「『ごみ、ごみ、ごみ、ごみ。こりゃあ、ごみだらけだ』。地面をスコップで掘り返しながら、参加者が驚きの声を上げた。空き缶や瓶、タイヤ、車のバッテリー…。不法投棄されたごみが地中から次々と現れ、それらを入れた土のう袋も積み上がっていった。」
④「参加者はバケツリレーの要領で袋を運び、可燃と不燃ごみに分別した。さびた水筒や飯ごうのふた、刀、銃など沖縄戦の遺留品も交じっていた。集まった袋は計1068に上った。」
⑤「40年以上前から遺骨収集に取り組み、有志でごみを回収してきた沖縄宗教者の会の林雅信さん(78)=那覇市=は『摩文仁は沖縄戦の聖地で、まだ遺骨が眠っていると思う。県主導でごみの回収が行われたのは大きな一歩だ。ぜひ続けてほしい』と話した。県は2018年度、摩文仁一帯のごみの埋蔵量調査を検討している。」


(4)琉球新報-県議会軍特委で抗議決議可決 渡名喜米軍ヘリ不時着 2月1日本会議で審議-2018年1月29日 11:34


 琉球新報は、「県議会の米軍基地関係特別委員会(仲宗根悟委員長)は29日午前委員会を開き、23日に発生した渡名喜村への米軍ヘリコプターの不時着に抗議する意見書と抗議決議を全会一致で可決した。2月1日に臨時本会議を開く方向で調整しており、本会議でも全会一致で可決される見通し。」、と報じた。
 また、「意見書・抗議決議では、18日に宜野湾市の普天間第二小学校上空を米軍機が飛行したことにも抗議し、(1)民間地上空での普天間飛行場所属機の飛行・訓練中止(2)普天間飛行場の即時運用停止(3)地位協定の抜本改定、米軍への航空法特例の撤廃(4)海兵隊の早期の県外・国外移転―など求めている。」、と報じた。


(5)琉球新報-40人が座り込み抗議 工事車両約100台がゲート内へ 辺野古の新基地建設-2018年1月29日 11:14


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で29日午前、米軍キャンプ・シュワブのゲート前に役40人の市民が座り込み『』違法工事はやめろ』『きれいな海を埋め立てるな』と抗議の声を上げた。午前11時時点で、資材を積んだトラック約100台が工事用ゲートに入った。海上での埋め立て作業は確認されていない。」、と報じた。
 また、「全国をヒッチハイクで回りたまたま辺野古のことを聞き参加したという岩田航平さん(20)=新潟県=は『辺野古のことは自分の地元では報じられない。足を運び現状を知れてよかった。これから全国でこの現状を伝えていきたい』と語った。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-米軍、全機点検と説明 AH1Zヘリ「読谷不時着後に実施」-2018年1月29日 14:07


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリコプターが読谷村と渡名喜村に相次いで不時着した問題で、在沖米海兵隊は26日、8日の読谷村内での不時着後、全機のテールローターの追加点検を実施し、その間の飛行を停止したと本紙に回答した。一方、15日後の今月23日には同型ヘリが同じ部品の不具合で渡名喜村に不時着しており、海兵隊の整備の在り方に疑問の声が上がりそうだ。」
②「読谷村への不時着は8日午後4時45分ごろ発生。不具合が生じたローター近くのセンサーを交換した上で、9日午前7時30分ごろ普天間へ戻った。一方、その約7時間後の9日午後2時ごろには同型ヘリが普天間で飛行したことが確認されている。県は在沖米軍の全機種の点検とその間の飛行停止を求めているが米側は応じておらず、不具合のあったセンサーだけを点検して飛行再開していたことになる。県によると、AH1ヘリは普天間に12機配備されている。」
③「米軍は本紙に、8日の不時着後、第1海兵航空団は全機のテールローター内の圧力変換器の追加検査を実施し、完了まで同型機は飛行しなかったと説明。米軍は同部品は毎回の飛行前に点検されているとも回答した。また、23日の渡名喜村への不時着後には事前通知なしで安全点検を実施したと表明。『全ての計画は効果的かつ効率的に行われている』とし、不時着後の対策に不備はないとの認識を示した。」
④「海兵隊は8日と23日のAH1ヘリの不時着原因をいずれも『テールローターにある圧力変換器のセンサーの故障』と説明している。」


(7)沖縄タイムス-松本前副大臣やじ 菅氏「あってはならない発言」-2018年1月29日 12:09


 沖縄タイムスは、「【東京】菅義偉官房長官は29日の会見で、衆院本会議場で『それで何人死んだんだ』とやじを飛ばした責任を取って内閣府副大臣を辞任した松本文明衆院議員の発言について『あってはならない発言』と述べた。後任に田中良生元国交副大臣(自民)を充てることを閣議決定した。菅官房長官は、安倍政権は『沖縄に寄り添い負担軽減に取り組んでいる』と強調。さらに2月4日に投開票の名護市長選の争点については、地域の発展や住民生活の向上など『今後の候補者の訴えをみて住民が判断することになる』と述べた。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2018-01-29 17:18 | 沖縄から | Comments(0)

社説、論説から。~沖縄タイムス20180124~

 沖縄タイムスは2018年1月24日、「[米軍ヘリまた不時着]再発防止の県民運動を」、とその社説で論評した。
 どうしたのか。
 「米軍普天間飛行場所属の攻撃ヘリコプターAH1が23日夜、渡名喜島のヘリポートに不時着した。」、というのである。しかも、米軍は、「『警告灯が点灯したので、予防着陸をした』と説明している。」、というのである。


 沖縄タイムスは、「異常事態である。あまりにも異常だ。」、と指摘する。
 その上で、「米軍機の相次ぐ事故やトラブルによって、沖縄の人々の暮らしが脅かされている現実を看過することはできない。人身被害が出る前にしかるべき措置を講じるよう政府・米軍に強く要求する。」、と主張する。
 また、沖縄タイムスは、次のように指摘する。


(1)「2016年12月、オスプレイが名護市安部の海岸に墜落し大破した。17年10月には、CH53大型ヘリが東村高江の民間地で炎上。12月には、CH53大型ヘリの窓が普天間第二小学校の運動場の真ん中に落下した。」
(2)「今年に入って1月6日に伊計島の海岸にUH1ヘリ、8日には読谷村の大型ホテル近くにAH1ヘリが不時着している。」
(3)「県議会は19日、普天間飛行場を5年以内(2019年2月末まで)に運用停止することなどを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決した。」
(4)「宜野湾市議会も23日、原因究明まで普天間所属機の飛行停止と5年以内運用停止などを決議した。」
(5)「1年に2回も米軍ヘリが不時着した伊計島では、住民らが抗議集会を開いたばかりである。」


 こうした状況を受けて、沖縄タイムスは、「県は『非常事態』を宣言し、緊急県民大会の開催を提起すべきだ。あらゆる手段を駆使して政府・米軍に『沖縄の民意』をぶつけない限り、状況を変えることはできない。」、と断ずるのである。
 さらに、沖縄タイムスは、続ける。


(1)「安倍晋三首相は22日の施政方針演説で『米国に対し安全面に最大限配慮するとともに、地域住民に与える影響を最小限にとどめるよう強く求めていく』と語った。県民の怒りや不安が極限に達しようとしているのに、その言葉からは、切実さがまったく伝わってこない。」
(2)「ヘリ不時着に抗議するため同日、キャンプ瑞慶覧を訪れた県議団に対し、在沖米海兵隊政務外交部長は『車も故障を知らせるランプがついたら停止する』と話したという。米軍からも事態の深刻さが伝わらない。」


 沖縄タイムスは、こう宣言する。


Ⅰ.「安倍首相に聞きたい。米軍機によるトラブルは本土でも同じように相次いでいるのか。本土で起きていないのであれば、なぜ沖縄で集中しているのかを説明し、緊急に実効性のある対策を講じるべきだ。現状を放置するのは『沖縄差別』である。」
Ⅱ.「安倍首相は施政方針演説で『学校や住宅に囲まれ、世界で最も危険と言われる普天間飛行場の全面返還を一日も早く成し遂げなければならない』とも語った。しかし自らが前知事と約束した普天間飛行場の『5年以内の運用停止』については一言も触れなかった。重大事故の発生を防ぐためには、普天間飛行場を5年以内の19年2月末までに閉鎖すべきだ。」
Ⅱ.「日米両政府が進めている米軍再編計画は沖縄の恒久的犠牲を前提にしたものであり、持続可能な安全保障政策ではない。」


 確かに、「日米両政府が進めている米軍再編計画は沖縄の恒久的犠牲を前提にしたものであり、持続可能な安全保障政策ではない。」。




by asyagi-df-2014 | 2018-01-29 07:02 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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