2017年 11月 02日 ( 2 )

沖縄-辺野 高江-から-2017年11月2日

「衝撃を受けたのは機動隊が基地外ではなく、中から出てきて座り込みを中止させたこと。『日本政府は市民ではなく、米軍の方を向いている』と感じた。抗議する住民、警察官、埋め立て資材を運ぶダンプカー運転手それぞれの表情を見て、『ここにいるみんなが不幸な気持ちだと思う。とはいえ、座り込む以外に抗議の仕方が見つからないのも分かる』と戸惑った。」、と沖縄タイムス。
 このように語ったのは、ベトナム戦争に反対し、脱走した元米兵のクレイグ・アンダーソンさん(70)。彼は、「だからきっと、米軍基地はこの先長くは続かない」、とも。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年11月2日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-県が地裁に追加で申立書提出 公法上の義務を確認請求 辺野古岩礁破砕差し止め訴訟-2017年11月2日 12:07


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設工事を巡り無許可の岩礁破砕は違法として、県が国を相手に岩礁破砕の差し止めを求めた訴訟で、県は2日、那覇地裁に、工事現場水域で県知事の許可を受けずに岩礁を破砕し、土砂や岩石を採取してならないという公法上の義務があることを確認請求する旨の、追加の申立書を提出した。」、と報じた。
 また、「国側は2002年の最高裁判決を根拠に、岩礁破砕の許可に関して、行政上の義務履行を求める訴訟は『法律上の訴訟』に該当せず不適法と主張した。これに対し申立書で県側は、今回の確認請求は同最高裁判決とは事案が異なり、判決に抵触するものではなく『法律上の争訟と認められることは明らか』などと訴えた。」、と報じた。


(2)琉球新報-辺野古沿岸、浮具を再設置 市民らカヌーなどで抗議-2017年11月2日 11:00


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は2日午前、辺野古崎西側2カ所で浮具(フロート)を設置する作業を行った。新基地に反対する市民はカヌー8艇と船2隻で工事を監視、抗議活動を行った。N5護岸建設予定地付近の仮設道路工事現場沖では、浮具を越えた4人が海上保安庁に一時拘束された。」、と報じた。


(3)沖縄タイムス-不発弾処理:米国製5インチ艦砲弾 浦添市宮城で3日午前、167世帯が避難対象-2017年11月2日 12:51


 沖縄タイムスは、「沖縄県浦添市宮城6丁目の工事現場で発見された米国製5インチ艦砲弾1発の不発弾処理作業が3日午前10時からある。交通規制が午前9時55分から同11時ごろまで、周辺道路で行われる。処理現場から半径88メートル以内が立ち入り禁止で、避難対象は167世帯約391人と3事業所。避難所は小湾自治会、現地対策本部は神森中学校に置かれる。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-元脱走米兵が見た辺野古 基地内から出てくる機動隊に衝撃 「日本政府が向いているのはどっち?」-2017年11月2日 09:13


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「1日、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブに向かって、1人でブーイングする男性がいた。ベトナム戦争に反対し、脱走した元米兵のクレイグ・アンダーソンさん(70)だ。「軍事力を誇示しても自国の平和は守れない」が持論で、基地を強化すれば周辺の国々を緊張させ、緊張が長く続けば核戦争につながると考える。世界各地に170カ所以上もの基地を持つ米国と、自衛隊だけでは足りないから米軍の力も必要だと信じる日本政府に「一体どこまで持ちたがるのか」と顔をしかめた。」
②「脱走したのは20歳の時。米軍横須賀基地に停泊中の空母から逃れ、市民団体の手引きでスウェーデンに渡った。来日はそれ以来となる。辺野古での抗議活動は道向かいから見守った。」
③「衝撃を受けたのは機動隊が基地外ではなく、中から出てきて座り込みを中止させたこと。『日本政府は市民ではなく、米軍の方を向いている』と感じた。抗議する住民、警察官、埋め立て資材を運ぶダンプカー運転手それぞれの表情を見て、『ここにいるみんなが不幸な気持ちだと思う。とはいえ、座り込む以外に抗議の仕方が見つからないのも分かる』と戸惑った。」
④「米国民の間ではイラク・アフガン戦争が14年続き、厭戦(えんせん)ムードが漂う。軍事費は国家財政を大きく圧迫している。『だからきっと、米軍基地はこの先長くは続かない』。ブーイングをした手を、祈るようにペットボトルのお茶へ添えた。」




by asyagi-df-2014 | 2017-11-02 17:58 | 沖縄から | Comments(0)

社説、論説から。~琉球新報20171026~

全国の新聞社の気になる社説、論説を不定期に取り上げて考える。
多くの内容は、「社説・論説-47NEWS」からの紹介となる。



 琉球新報は2017年10月26日、「日産と神鋼の不正 法令順守の原点に戻れ」、とその社説で論評した。
 何が問題なのか。
90年代以降、日本という国は「規制緩和」と「民営化」路線に飲み込まれてきた。
 その中で、はっきりしてきたのは、新自由主義による生活破壊ということであった。それは、命の破壊ということに繋がった。
 今、琉球新報の社説を見ながら、その意味を確かめている。
琉球新報は、「品質の高さで名をはせていた『日本のものづくり』に黄信号がともっている。」、と始める。
琉球新報は、こう記す。


(1)「日産自動車による新車の無資格検査と、神戸製鋼所による性能データ改ざんが明らかになった。いずれも日本の製造業をけん引してきた大企業だ。消費者の信頼を裏切る行為で、断じて許せない。」
(2)「今回の不祥事は組織ぐるみも疑われている。企業のコンプライアンス(法令順守)意識が希薄になっていないか。経営陣をはじめ全社的な意識改革を進め、早急に再発防止策に取り組むべきだ。」
(3)「日産は国の規定に反して、資格のない補助検査員に新車の最終検査をさせていた。違反を認識しながら、組織ぐるみで無資格検査に手を染めた疑いも残る。安全を確認する最終関門をおろそかにしたのは、自動車メーカーとして人命軽視と指弾されるべき事案だ。
不祥事はこれだけにとどまらなかった。西川広人社長が9月29日に事実を公表した後も、国内4工場で無資格検査を続けていたことが発覚した。上層部の意向が現場に伝わらない組織だとすると病巣は根深い。」
(4)「日産は国内で販売する全車両の出荷を停止し、新たに約4千台のリコールを届け出る事態に至った。経営陣が現場を管理できていなかったのは問題だ。西川社長は『課長と係長のコミュニケーション不足が大きかった』と説明した。自らの責任は棚上げし現場に押し付けるかのような発言は、危機管理意識に欠ける。経営陣の責任は極めて重大である。」
(5)「神戸製鋼所は製品の性能データを改ざんしていた。当初はアルミニウムと銅製品だったが、その後、鉄粉、銅線、特殊鋼にまで拡大した。さらに、管理職を含む従業員が不正を隠蔽(いんぺい)する行為や、不正を報告しない妨害行為も明るみに出た。会社全体にモラル欠如と隠蔽風土が蔓延(まんえん)していたとの指摘もある。」
(6)「両社とも自社の不祥事を経営陣が把握していなかったと弁明している。企業統治が利いていないのではないか。日本を代表する両企業の不祥事は、世界に『メード・イン・ジャパン』への不信感となって広がっている。米有力紙はタカタの欠陥エアバッグ問題とも絡め『日本の自動車産業が【困難な時期】を迎えている』と報じた。」
(7)「ボーイング社など海外メーカーや米司法省は調査に乗り出した。欧州航空安全庁(EASA)は神鋼への調達を控えるよう勧告している。日本のものづくりに対する信頼を根底から揺るがす事態だ。


 琉球新報は最後に、「製造現場にモラルの低下がはびこっているとは考えたくない。企業が法令を順守するのは当然のことだ。両社とも消費者のために誠実に真摯(しんし)にモノをつくるという原点に立ち返ってほしい。まず原因を徹底究明し、消費者の信頼を取り戻す努力を重ねるべきだ。」、と主張する。


 しかし。何が今回の不祥事をもたらしたのか、が大事なのだ。
 日本自体が、実は、「人命軽視」「モラル欠如と隠蔽風土」に覆われてしまっているのではないか。
 今回の一連の「事件」は、一企業の責任としてではなく、日本という国として、心底から検証しなければならない問題である。
新自由主義は、日本人の存在自体を痛めつけてしまったのではないか。




by asyagi-df-2014 | 2017-11-02 06:02 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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