沖縄-辺野古-高江から-2024年6月28日
2024年 06月 29日
「構造的沖縄差別」を引き受けさせてきた側が、すでに自らが構造的差別の状態に陥っている構図。
「在沖米空軍兵が少女を誘拐し、性的暴行をしたとして起訴された事件で、沖縄県や市町村に情報を伝える立場にある沖縄防衛局側も事件について把握していなかったことが27日までに分かった。複数の防衛省関係者が本紙取材に証言した。日米合意した通報手続きが機能していない実態が露呈した。米軍や政府間の連携の不十分さが、最終的に県に情報が伝わらなかった一因になった可能性もある。」、と沖縄タイムス。
沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
何よりも、自らが沖縄から受け取るものを明確にするために。それは、捉え直しとして。
2024年度も、改めて琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
(1)沖縄タイムス-「何も知らされなかった」沖縄防衛局、事件を把握せず 通報手続きの不備が露呈 米兵による少女誘拐暴行(政経部・嘉良謙太朗、東京報道部・新垣卓也)-2024年6月28日 5:23
沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。
1.在沖米空軍兵が少女を誘拐し、性的暴行をしたとして起訴された事件で、沖縄県や市町村に情報を伝える立場にある沖縄防衛局側も事件について把握していなかったことが27日までに分かった。複数の防衛省関係者が本紙取材に証言した。日米合意した通報手続きが機能していない実態が露呈した。米軍や政府間の連携の不十分さが、最終的に県に情報が伝わらなかった一因になった可能性もある。(政経部・嘉良謙太朗、東京報道部・新垣卓也)
2.日米は1997年、在日米軍の「事件・事故発生時における通報手続き」を合意。そこには航空機や艦船の事故や「日本人又はその財産に実質的な傷害又は損害を与える可能性がある事件・事故」など9つの対象例を細かく明記している。
3.林芳正官房長官は27日の記者会見で、今回の事件がこの通報基準に該当するとの認識を示した。
4.通報基準によると、米側は事件事故の発生後、外務省と沖縄防衛局に通報することになっている。外務省はさらに防衛省を通じて防衛局に情報を伝える手順も示されている。
5.沖縄防衛局は実質的に2つのルートから情報を得て県や市町村に伝達する仕組みが構築されている。
6.しかし今回の事件で外務省は「報道で明らかになる前、外務省から防衛省に何か伝えたとは承知していない」と説明。
7.防衛局はもう一つのルートである米側からの通報があったかどうか「詳細は控える」としたが、複数の防衛省関係者は「何も知らされてなかった」などと明かした。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1386682 参照 2024年6月28日)
(2)沖縄タイムス-副知事の抗議を聞くだけの米軍司令官 面会わずか15分 足早にエレベーターに乗り去る(社会部・大野亨恭)-2024年6月28日 6:03
沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。
1.米空軍兵が少女を誘拐し、性的暴行をしたとして起訴された事件を受け、27日、沖縄県庁を訪れた嘉手納基地第18航空団のニコラス・エバンス司令官。6階の会議室でマシュー・ドルボ総領事と並び神妙な表情で池田竹州副知事の抗議に耳を傾けた。副知事の目を見て時折うなずきながらも、最後まで謝罪の言葉はなかった。(社会部・大野亨恭)
2.制服に身を包み、約束より5分早く到着した司令官。副知事が入室すると1度立ち上がり、促されて着席した。
3.「空軍兵の性犯罪容疑の説明に来た」。そう話すと、事件への「深い懸念」と「遺憾」を表明し、日本側の捜査と裁判に全面協力すると強調した。
4.副知事が「米軍の教育や管理体制が不十分と言わざるを得ない」と批判すると、司令官は小さくうなずいた。一方、司会からコメントを促されたが司令官、総領事とも「特にコメントはない」と述べ、面会は15分で終了。結局、米側の発言は冒頭の司令官の「説明」だけで終わった。
5.会議室を出た司令官は、記者団に囲まれた。被告の基地内での状況を聞かれ、「嘉手納基地から外に出ることはない」と一言。次いで「県民への謝罪は」と問われたが、足早にエレベーターに乗り込み、県庁を去った。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1386712 参照 2024年6月28日)
(3)沖縄タイムス-「政府中枢の政治的圧力が働いたのでは」と元県幹部や検事 沖縄県議選後に報道で発覚 米兵による少女誘拐暴行(社会部・大野亨恭、塩入雄一郎、城間陽介)-2024年6月28日 5:47
沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。
1.米空軍兵が少女を誘拐し、性的暴行をしたとして起訴された事件で、政府と検察、沖縄県警は起訴から3カ月後に報道で表面化するまで県に伝えていなかった。那覇地検は「プライバシー」を理由に挙げ、外務省はその地検の判断を前提に対応していると説明する。だが、県知事公室長経験者は「あり得ない」と断言し、検察OBは政治的な思惑を背景に「法務省から圧力があったのではないか」と指摘する。(社会部・大野亨恭、塩入雄一郎、城間陽介)
2.「こんな重大な事件で3カ月も連絡がないのは、絶対にあり得ない」。ある知事公室長経験者は本紙取材にこう強調した。
3.現職時も米軍の事件や事故が相次いだ。その際、ささいな事案でも県警や外務省沖縄事務所、沖縄防衛局のいずれかの機関からは一報があったという。「事件・事故が発生したら行政は危機管理をしなければならない。プライバシー保護で県に伝えないなんて話は聞いたことがない」と驚く。
4.頭をかすめたのは6月の県議選。「選挙前に明らかになれば反米世論が盛り上がる。政府中枢の大きな政治力が働いたのではないか」といぶかしむ。
5.保守県政で公室長を務めたOBも「県幹部に一報が入っていないのは本当なのか。私のときは政府関係者から必ず連絡があった。不思議だ」と首をかしげた。
6.東京地検特捜部元検事で弁護士の郷原信郎さんは、地検が県に重大事案を伝えていなかったことを「不可解だ」と話す。被害者のプライバシーを守るなら情報の一部だけを伝えればいいと指摘する。
7.郷原さんは「法務省が震源地では」と表現する。国会や県議選への影響を懸念し「官邸サイドからの要請で法務省が現場に圧力をかけたのでは」と推定する。
8.長崎地検の次席検事時代に、自民党長崎県連の違法献金事件を手がけたが、法務省の意向を受けた最高検から「国会の関係で発表は控えてほしい」と強い圧力があったと記憶をたどる。
9.「未成年への性犯罪で扱いが難しい事件だった」。外務省沖縄事務所の幹部は27日、記者から対応の是非を問われ困惑した表情を浮かべた。「県にも守秘義務がある。伝えれば被害者のプライバシーが侵害されるという理由はおかしくないか」。記者に突っ込まれると幹部は無言に。「捜査当局の判断だ」とだけ言い残した。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1386725 参照 2024年6月28日)
(4)沖縄タイムス-[大弦小弦]米兵による性犯罪 80年続く(嘉数よしの)-2024年6月28日 5:19
沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。
1.「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」が、米兵による女性への性犯罪を年表にまとめている。昨年発行された13版には、沖縄戦中から2021年にかけて、女性たちが受けた暴力の数々がつづられている
2.少女が被害者のケースも少なくない。目を覆いたくなるような事件ばかりだが、いくつか紹介する
3.スーパー近くで遊んでいた5歳の子は建築現場に引っ張り込まれ、性的暴行を受けた。生後9カ月の女児も強(ごう)姦(かん)された。公園で拉致され、後に妊娠が分かって中絶手術を受けたという中学生もいた
4.事件後の少女たちの情報も知り得る範囲で盛り込まれている。受けた被害が大きく、命を失った子がいた。学校に行けなくなったり、地域の人に蔑視されたりする苦痛を味わった子もいたようだ
5.痛ましい性犯罪がまた起きてしまった。昨年末に本島中部で16歳未満の少女を誘拐して性的暴行を加えたとして、米空軍兵がわいせつ目的誘拐と不同意性交の罪で起訴された
6.米軍上陸直後から80年近く、卑劣な行為が繰り返されている。つらい記憶を打ち明けられず、警察が認知していない被害もあるだろう。けれど、少女と周囲の人は声を上げ、事件化につながった。次の被害者を出したくないという願いがあったように思えてならない。どう応えるか、私たちも問われている。(嘉数よしの)
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1386639 参照 2024年6月28日)
(5)沖縄タイムス-「戦後79年。また悲しい事件が」米兵の少女誘拐・暴行事件に抗議 第4次嘉手納爆音差し止め訴訟の原告団 第5回口頭弁論前に集会-2024年6月27日 15:22
沖縄タイムスは、表題を次のように報じた。
1.在沖米兵が少女を誘拐し性的暴行をしたとして起訴された事件について「第4次嘉手納爆音差し止め訴訟」の新川秀清原告団長は27日、「米軍による被害が繰り返されている。基地の被害を無くすためずっと裁判を戦ってきたが、まだ改善されない。これからも頑張らないといけない」と述べた。同訴訟の第5回口頭弁論を前に、那覇地裁沖縄支部前で開かれた集会で訴えた。
2.池宮城紀夫弁護団長は「また悲しい事件が起こった。戦後79年だが、形を変えた戦争が続いている。沖縄の現実を変えるには、この爆音訴訟原告団が先頭に立って戦う以外ない」と語った。
3.集会には原告団のメンバー約40人が参加。「静かな夜を返せ」などと書かれた横断幕を掲げ、新川団長や池宮城弁護団長のあいさつに拍手を送った。
(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1386270 参照 2024年6月28日)
(6)琉球新報-独自】米兵の性的暴行、5月にも 新たな事件発覚 県警が不同意性交致傷の疑いで海兵隊員を逮捕 沖縄-2024年06月28日 05:00
琉球新報は、表題を次のように報じた。
1.在沖米軍所属の20代の海兵隊員の男が5月、県内で女性に性的暴行をし、けがを負わせたとして不同意性交致傷の容疑で県警に逮捕されていたことが27日、分かった。
2.複数の関係者への取材で判明した。昨年12月に発生した米空軍兵の被告による少女誘拐暴行事件が25日に明らかになったばかりの中、米兵による別の性犯罪事案も発覚した。
3.関係者によると、海兵隊員は5月下旬に本島内の建物で女性に性的暴行した。女性は抵抗し、その際にけがを負った。海兵隊員は逃走したが、その後、通報を受けた県警が海兵隊員を特定し、当日中に基地外にいたところを逮捕したという。
4.日米地位協定では、国内で米軍人らが公務外で犯罪を起こし、日本の警察が現行犯逮捕などで身柄を拘束した場合は、日本側が身柄を確保して捜査すると定められている。同協定の規定に基づき、日本側が逮捕後も海兵隊員の身柄を拘束して取り調べたとみられる。
5.県警が公表している統計によると、今年1月から5月末までに不同意性交容疑などの「凶悪犯」で摘発された米軍人は4人(5件)。そのうち3人(3件)が致傷を含む不同意性交容疑で摘発されている。
6.県警は5月の海兵隊員の逮捕事案について、報道発表していない。性犯罪が疑われる事案について県警は、被害者保護などを理由に容疑者が米軍関係者かどうかにかかわらず報道発表を控える傾向にある。
7.一方、25日に明らかとなった米兵少女誘拐暴行事件では、米空軍兵長の起訴を3月に把握し、米側に抗議もしていた外務省が約3カ月間情報共有をしなかったなどとして、県は反発している。
(https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-3239772.html 参照 2024年6月28日)
(7)琉球新報-北大東レーダー配備、来春着手 防衛省が村に調査結果報告 沖縄(田中芳、知念征尚)-2024年06月28日 05:00
琉球新報は、表題を次のように報じた。
1.北大東村への航空自衛隊の移動式警戒管制レーダー配備計画を巡り、防衛省と沖縄防衛局の幹部らは27日、北大東村役場を訪れ、配備に向けて進めてきた調査の結果、村内への配備を決定した旨を同村の鬼塚三典村長や村議会議員に報告した。
2.村によると、関連施設の工事着手は2025年4月から5月の予定だと報告を受けたという。防衛省は28日にも村への報告内容を正式に発表するとみられる。
3.鬼塚村長は「(2回目の)住民説明会をもって正式に受け入れを表明したい」と防衛省に伝えたと話した。
4.住民説明会の開催日時は、防衛省が現在、検討中としている。早ければ7月中にも開催される見込み。
5.今後の配備計画としては、30人程度の自衛隊の部隊が駐在する。駐在開始の時期は未定だが、移動式警戒管制レーダーが先に配備され、関連施設の設備を整えながら、来年~再来年には隊員の配置が予定されているという。関連施設の完成には4年程度かかる見込みとの報告があったという。
6.防衛局は27日、県に対しても、北大東村へレーダーを設置する考えを伝えた。県側は、住民に対して丁寧に説明するよう申し入れた。
7.北大東村へのレーダー配備計画を巡っては、村議会や村の誘致を受けて防衛省は配備の検討を始めた。23年6月には「適地」と判断して村や村議会に伝達した。同7月に住民説明会を開き、基地の設置を検討していると明らかにした。島の北東部と南部の2カ所が候補地と示されていた。防衛省は24年度中に土地取得を始める予定。(田中芳、知念征尚)
(https://ryukyushimpo.jp/news/politics/entry-3239692.html 参照 2024年6月28日)
(8)琉球新報-【速報】那覇地検が米海兵隊員の男を起訴 不同意性交致傷罪で ことし5月に発生 米兵の性犯罪の発覚相次ぐ 沖縄-2024年06月28日 11:37
琉球新報は、表題を次のように報じた。
1.在沖米海兵隊員の20代の男が5月、沖縄県内で女性に性的暴行し、けがを負わせた疑いがあるとして県警に不同意性交致傷容疑で逮捕された事件で、那覇地検が海兵隊員を同罪で起訴していたことが28日、分かった。地検が明らかにした。起訴は6月17日付。地検は2023年12月に発生した米空軍兵の被告による少女誘拐暴行事件での対応と同様、起訴事実を報道陣に公表していなかった。相次ぐ米軍人の性的暴行事件の発覚に、県民の反発がさらに高まるのは必至だ。
2.起訴状などによると、海兵隊員の男(21)は5月下旬、本島内の建物内で性的暴行をしようとして、女性の背後から首を絞めるなどの暴行を加え、抵抗した女性にけがを負わせたという。
3.地検は起訴時に報道発表をしていない。6月28日朝に事件が本紙報道で明らかになったことを受け、報道陣からの求めに応じて起訴の事実を明らかにした。
4.23年12月24日に発生した米兵少女誘拐暴行事件でも、3月に米空軍兵長の男(25)=嘉手納基地所属=を不同意性交などの罪で起訴したことを報道陣に明らかにしていなかった。
5.同事件では、那覇地裁が6月21日、閉庁後の時間帯に7月12日に開かれる男の初公判の日程が記載された記録を公開。報道陣が25日、男の公判日程を把握し、地検に起訴状を請求したことで事件が明らかになった。
(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-3240041.html 参照 2024年6月28日)
(9)琉球新報-【速報】「外務省、防衛局に問い合わせ中」 デニー知事 新たな米兵性的暴行事件発覚で 沖縄(沖田有吾)-2024年06月28日 09:31
琉球新報は、表題を次のように報じた。
1.昨年12月に発生した米空軍兵長の男による少女誘拐暴行事件に加え、新たに5月にも米海兵隊員の男が女性に対する不同意性交致傷容疑で県警に逮捕されていたことについて、沖縄県の玉城デニー知事は28日朝、記者団に対して硬い表情で「担当部署から外務省沖縄事務所と沖縄防衛局にこの件について問い合わせしている」と答えた。
2.事件をどう受け止めているかの質問については無言だった。
3.県関係者によると、5月の事件について県警から県への連絡などはなかったという。
(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-3239885.html 参照 2024年6月28日)
(10)琉球新報-警備員がダンプに接触し死亡 辺野古新基地工事車両の出口付近 抗議活動の女性もけが 沖縄・名護市安和-2024年06月28日 12:40
琉球新報は、表題を次のように報じた。
1.28日午前10時15分ごろ、沖縄県名護市安和の国道449号で「ダンプにひかれ、けが人2人。男性は意識無し、心肺停止」と119番通報があった。名護市辺野古の新基地建設を巡る、埋め立て用土砂の搬出に抗議に訪れていた女性と警備員の男性が桟橋から国道に出ようとした大型ダンプと接触した。
2.名護署や名護市消防本部によると、警備員の男性が心肺停止状態で本島北部の病院に搬送された。同11時9分、死亡が確認された。女性はけがを負ったが、意識はあるという。名護署が詳しい経緯を調べている。
3.現場付近にいた別の女性によると、2人は桟橋の出口から本部町向けに国道を左折しようとしたダンプに巻き込まれたという。
(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-3240134.html 参照 2024年6月28日)
(11)琉球新報-平和の思い込め千羽鶴と献花 宮森小米軍機墜落65年 児童ら追悼集会 沖縄(玉城文)-2024年06月28日 12:23
琉球新報は、表題を次のように報じた。
1.【うるま】1959年に米軍嘉手納基地を離陸したジェット機が石川市(現うるま市石川)の宮森小学校や周辺住宅地に墜落した事故から65年を迎えるのを前に、28日、うるま市の同校で児童会主催の追悼集会が開かれた。事故の犠牲となった児童や関係者ら18人の追悼した。集会の最中には時折、米軍機とみられる飛行機の音が響いた。
2.追悼集会には同校の生徒403人と近隣の城前小の6年生72人が参加。1分間の黙とうをささげた。
3.6年生をはじめ、児童全員で平和の誓いを群読した後、事故で亡くなった児童の名前が刻まれている「仲よし地蔵」に、平和のメッセージを込めて折った千羽鶴と花をささげた。(玉城文)
(https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-3240110.html 参照 2024年6月28日)
by asyagi-df-2014
| 2024-06-29 14:21
| 沖縄から
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