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日出生台からの報告(2022.0407)

 ローカルネット日出生台の浦田さんからのSOMLへの投稿(2022年4月7日)です。
 そのまま、掲載します。


ローカルネットの浦田です。

4月5日に行われた大分県庁で大分県知事への要請をした際の「小火器訓練を日数として数えるのか」についてのやりとり(録音)とそれを文字起こししたものです。
その前に、まず「小火器訓練と小火器訓練が追加になった経緯」について最初に少し説明しておきます。
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日出生台をはじめとする本土5ヶ所での実弾砲撃訓練は、沖縄の県道104号線超えの実弾砲撃訓練が廃止されたのち、1997年より本土5ヶ所を使い、年間4回実施という形で始まった。当初の国の説明ではこの訓練で使用されるのは、「155ミリりゅう弾砲」のみとされていたが、2006年1月、日出生台での6回目の米軍演習が始まろうとする初日、米軍は突然、小火器(小銃、機関銃など)の使用を認めるように要求。すでに小火器は演習場にもち込んでおり、OKが出ればすぐにも撃つと容認を迫った。しかし、日出生台での米軍演習について定めた「米軍使用協定」には使用する武器は155ミリりゅう弾砲しか明記されておらず、協定にないことを理由に地元大分県と地元1市2町で作る4者協はこの要求を拒否した。
しかし、次の協定更新時(2007年)に、米軍の要請を受け九州防衛局は、使用協定そのものを小火器訓練ができるように変更(覚書に記載)し、協定を理由に小火器訓練を拒否することを封じた。九州防衛局(九防)は、この説得の際に、小火器訓練も訓練日数として数える。小火器訓練とりゅう弾砲の訓練は同時には行わない。よって、「小火器訓練が増えれば、りゅう弾砲の訓練は減るので、騒音も小さくなり、これは拡大ではなく、むしろ縮小」との理由付けし、4者協はそれを受け入れた。日出生台では2010年2月の訓練以降、小火器が155ミリりゅう弾砲に加えて使用されるようになった。
なお、米軍使用協定においては、「訓練日数」について、「米軍実弾射撃訓練(小火器の実弾射撃を伴う砲陣地防御訓練を含む。)は年1回を超えないこととし、射撃日数は最大10日以内とする」と規定されている。
また、これは、日出生台では「協定」としているが、それ自体は、日本政府がこの移転訓練を始める際に各移転地との約束として、それぞれの地における訓練では、同様に「年1回を超えないこととし、射撃日数は最大10日以内」「年間の最大4回、訓練日数は最大で35日」とされている。2019年度は、小火器訓練を追加でおこなったことで訓練日数が37日となり、日米合意を違反する事態となった。
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【ここから4月5日の大分県庁でのやり取り】

<ローカルネット>
小火器訓練については、前回の(米軍)訓練で、たとえば「小火器訓練だけをやったとしても、実弾訓練をやったという日数に数えない」という、新たな解釈を米軍側は持ち出して、その結果、(年間最大35日と決められた)実弾訓練の日数がオーバーするということになったわけですけれども。
この間の玖珠(日出生台)の地元説明会での九防(九州防衛局)の説明でも、その米軍の立場、見解にならった、それを踏襲するようなかたちの説明がされていたようなんですね。
であれば、そもそも(最初に日出生台で)小火器訓練をやるよという説明が、九防や県からなされた時には、小火器と(155ミリの)実弾演習は、それぞれ日数として数えるから、小火器が増えれば、その分155ミリ(りゅう弾砲の演習)が減り、そして縮小にもつながるんだという説明を受けてたわけですが。
ところが、この米軍の見解で受けてしまえば、いくらでも155ミリが行われ、小火器が行われる、というようなことになりかねない。
これは、九防がこれまで説明してきたものを変えてしまったと思うんですが、これを県はどのようにとらえてますか?
<大分県担当者>
大分県の認識としては、訓練期間10日となれば、りゅう弾砲も小火器も含めてトータルで10日という理解であることには変わりありません。
<ローカルネット>
県は、これまで、前回の(米軍)訓練以前に九防が説明してきた内容をそのまま、そういうものだととらえていると。
<大分県担当者>
そうですね。先ほど(要請に対する県からの)回答の中に少しあったと思うが、そこのところをうやむやにしてもらっては困るので、日米合同委員会の合意事項とするように、お願いというか、要請をしたところですので、我々の認識もみなさんと一緒というか、トータル10日というふうに理解をしております。
<ローカルネット>
じゃあ、もしも、10日間の155ミリ(りゅう弾砲の)訓練が行われ、予備日で小火器を行うという様なことが起きた場合には、当初の(防衛局の)説明通りに考えれば、これは(実弾訓練を)11日やったことになると。
<大分県担当者>
我々の理解ではそうなります。
<ローカルネット>
ただ、これについては、玖珠(日出生台)の地元説明会では、九防がそれがありえると、予備日を使って小火器を2日やることがありえますよと、いうような言い方の説明があったと思うんですが、これは県の方も参加されていたので、このことについてはどう思われますか?
<大分県担当者>
そのような説明があったでしょうけれども、我々としては求めていくのは、「当初の約束通り、10日ですよね」ということを求めていきたいと思っています。
<ローカルネット>
はい。協定においても、「最大10日」となっているので。
<大分県担当者>
そうですね。
<ローカルネット>
もし、それを小火器であったも、1日越えれば、それは県としては許されない。当然、抗議の対象になると。
<大分県担当者>
「約束と違いますよね」ということに。
<ローカルネット>
なるわけですね。
<大分県担当者>
はい。
<ローカルネット>
この件で、九防とのやり取りというのは、あったんですか?
<大分県担当者>
特にはこの内容について最近議論をしたという記録はまだ見てないです。
<ローカルネット>
あー、そうですか。これはすごい大きな問題で、日出生台での地元説明会で、九防はこれについて聞かれて、こういう(当初の防衛局の説明通りの)考えじゃないのかと地元の人から言われて、「そういう考え、でした」という言い方をしているんですね。だからかつては九防も、九防自身が説明したわけですから、その考えを自分達も持っていたと。「だけど、今はもう」という形で、米軍側の説明に変えてしまってるんですよね。
だから、あれだけこちらに説明した内容を勝手に、勝手にというか、米軍が変えたことを持って九防はそちら側に自分達の考え方も変えてしまっているところがあって、これはもう大問題だと思うんですね。
で、その説明が(九防によって)されたので、今回、それ(日数オーバー)が起きるんじゃないか、再び。だから、前回は、年間(本土4ヶ所で)最大35日枠を超えたということで問題になりましたけど、今回は最大10日間という協定の枠を破ってしまう可能性が今、すでに起きている、九防の説明ではですね。そのように大変、危機感を僕らは持っています。
ぜひ、そういうことが起きないように県としても言っていっていただきたいと思います。
<大分県担当者>
今、そういうお話を伺いましたので、こちらとしてもその(訓練日数の)期間については注視していきたいと思いますし、普段からそのような情報は収集するように心がけたいと思います。


※このやり取りの録音は以下のDropboxサイトにアクセスすると確認することができます。声が少し大きな音量で入ってます。再生の際にボリュームにご注意ください。
https://www.dropbox.com/s/nyzeuxbborzgxsb/%E5%A4%A7%E5%88%86%E7%9C%8C%E3%80%8C%E5%B0%8F%E7%81%AB%E5%99%A8%E3%82%82%E8%A8%93%E7%B7%B4%E6%97%A5%E6%95%B0%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%95%B0%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D.mov?dl=0&fbclid=IwAR1-cdQwN0c3I-hUTDlHGL_yETUnE3AJi1tgD1ljErBTGO5lIAj78FogKw8


by asyagi-df-2014 | 2022-04-09 17:36 | 連帯を通して-市民運動の場で | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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