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沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2020年1月22日

名護市辺野古の新基地建設を巡る環境監視等委員会は予想の道筋を辿る、
 しかし、異論はもちろん出てくる。
このことについて、沖縄タイムスは、「名護市辺野古の新基地建設を巡り20日に開かれた環境保全策を助言する環境監視等委員会で、軟弱地盤の改良に伴う設計変更の準備を進める沖縄防衛局は、土砂による水の濁りや地形などへの影響は変更前の予測結果と『同程度、もしくはそれ以下』と結論付けた。委員からも異論は出なかったという。一方、別の識者は『環境に与える影響評価があまりにも甘い』と指摘し、同委員会が工事に『お墨付き』を与える形に批判が上がる。政府は県が変更承認をしなかった場合の司法闘争も視野に公有水面埋立法などに抵触しないよう、環境の専門家の助言を得た形で変更計画を取りまとめる。」、と報じる。
何が問題なのか。
 「20日の委員会では、防衛局は大浦湾側の埋め立てを巡り先に護岸を整備して埋め立て区域を囲い込むことで、土砂投入で濁りが周辺に拡散しないとした。これについて、平和市民連絡会のメンバーで土木技師の北上田毅氏は『(識者が工法の技術的な助言を行う)技術検討会では護岸を整備する前に【先行盛り土】を投入するとしている。その場合は濁りが広がることになるが、環境監視等委員会ではその議論がされていない』と問題視する。また、軟弱地盤の改良で地中に打ち込む砂杭(すなぐい)を減らし、植物などを材料とする板を打ち込む『ペーパードレーン』の環境影響の議論も不十分と指摘する。」、と沖縄タイムス。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 何よりも、自らが沖縄から受け取るものを明確にするために。
 2020年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2020年1月22日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-中東派遣のP3C哨戒機が初飛行 アデン湾中心に情報収集活動-2020年1月21日 19:03


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「アフリカ東部ジブチに派遣された海上自衛隊のP3C哨戒機が21日、中東海域の上空を初めて飛行し、情報収集活動を本格化させた。派遣部隊は従来のソマリア沖アデン湾での海賊対処と兼務し、日本関係船舶の安全確保に向けて不審船の把握などに取り組む。」
②「防衛省によると、哨戒機1機は現地時間の21日午前に離陸。アデン湾を中心に飛行した。」
③「自衛隊は、中東・ホルムズ海峡の安全確保を目的とする米国主導の有志連合に参加しないが、情報は米軍などと共有する。山村浩海上幕僚長は21日の定例記者会見で、2月2日に出航予定の護衛艦『たかなみ』の準備に『万全を期したい』と話した。」


(2)沖縄タイムス-普天間の危険性放置 早期返還の目標も破綻 施政方針で辺野古触れない首相-2020年1月21日 17:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「安倍晋三首相による施政方針演説では第2次政権後、初めて米軍普天間飛行場の返還と政府方針の名護市辺野古の新基地建設に触れなかった。『辺野古』を巡っては政府が先月、新基地の完成は2030年代半ば以降との見通しを示した。これにより、当初の普天間飛行場の危険性除去を『一日も早く実現する』との政府目標が、もはや破綻していることを今回の施政方針は改めて浮き彫りにした。」(東京報道部・又吉俊充)
②「今回の施政方針演説で政府は普天間返還には辺野古の工事を進める政府方針は変わらないとする。その上で『辺野古』や普天間返還を盛り込まなかった理由については、『本年は海兵隊のグアム移転に向けた取り組みが本格化する』『沖縄の方々の気持ちに政府として寄り添うことにはまったく変わりはない』(西村明宏官房副長官)などと説明した。」
③「大浦湾の軟弱地盤の存在を認める以前、政府は埋め立て承認(2013年12月)後、工期は施設整備も含めて8年としていた。昨年12月、防衛省は名護市辺野古の新基地建設で軟弱地盤の改良に伴う新たな工期は、約12年かかると発表。工期は県が政府の設計変更を承認してから始まる計算で、県が不承認の構えを示す中、正確な見通しは立てられないのが現状だ。」
④「変わらないのは、普天間の危険性が放置されてきた事実だ。政府が県と14年に約束した普天間の5年以内の運用停止も期限はすでに切れ、新たな目標は立てられないままだ。『普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現する』-。政府は、その言葉の重みに真摯(しんし)に向き合うべきだ。」


(3)沖縄タイムス-政府関係者「『辺野古』を追及できるのか」 新基地建設の環境影響に識者「評価甘い」【深掘り】-2020年1月22日 12:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り20日に開かれた環境保全策を助言する環境監視等委員会で、軟弱地盤の改良に伴う設計変更の準備を進める沖縄防衛局は、土砂による水の濁りや地形などへの影響は変更前の予測結果と『同程度、もしくはそれ以下』と結論付けた。委員からも異論は出なかったという。一方、別の識者は『環境に与える影響評価があまりにも甘い』と指摘し、同委員会が工事に『お墨付き』を与える形に批判が上がる。」(東京報道部・又吉俊充、政経部・銘苅一哲、社会部・西里大輝)
②「政府は県が変更承認をしなかった場合の司法闘争も視野に公有水面埋立法などに抵触しないよう、環境の専門家の助言を得た形で変更計画を取りまとめる。」
③「20日の委員会では、防衛局は大浦湾側の埋め立てを巡り先に護岸を整備して埋め立て区域を囲い込むことで、土砂投入で濁りが周辺に拡散しないとした。これについて、平和市民連絡会のメンバーで土木技師の北上田毅氏は『(識者が工法の技術的な助言を行う)技術検討会では護岸を整備する前に【先行盛り土】を投入するとしている。その場合は濁りが広がることになるが、環境監視等委員会ではその議論がされていない』と問題視する。また、軟弱地盤の改良で地中に打ち込む砂杭(すなぐい)を減らし、植物などを材料とする板を打ち込む『ペーパードレーン』の環境影響の議論も不十分と指摘する。」
④「防衛局は県内でも施工実績があり委員から特に意見はなかったとするが、北上田氏は『県内実績は辺野古よりも小さな範囲。有機性で分解されるというが、板がなくなれば地盤沈下の可能性もある』とした。」
⑤「防衛局は昨年12月の技術検討会で、埋め立て土砂を海上運送に加えて陸送も検討していると報告。『環境監視等委員会ではそれも議論になっていない。環境にどう責任を持つのか』と批判した。『ジュゴンがいなくなった時もそうだが、影響が累積するという考えが環境監視等委員会にはない』。日本自然保護協会の安部真理子主任は設計変更で工事が長期化することで環境負荷が増すと懸念する。大型の船や機材が県外から持ち込まれることで外来種の侵入のリスクもあるとし、『騒音も大きくなる。影響がないというのはあまりにも見方が甘い』と切り捨てた。」
⑥「こうした批判の中、20日からの通常国会は野党にとって政権与党を追及する格好の場となるが、政府関係者は『野党は【カジノ】や【桜】【中東】に関心が移っている。政策論で【辺野古】を追及できるのか』と楽観視する。」


(4)沖縄タイムス-辺野古の新基地建設、工期「一日も早く」防衛相が示す-2020年1月22日 13:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【東京】河野太郎防衛相は21日の記者会見で、名護市辺野古の新基地建設を巡り『工期が明確になったことでそれを一日でも短縮していこう、そういう目標が明確になった』と述べた。ただ昨年末に政府が示した新基地の工期は『約12年』で、さらに県は工事の設計変更の申請を不承認とする構えを見せており、工事の全体像は不透明感が漂う。」
②「20日の安倍晋三首相の施政方針演説に米軍普天間飛行場の返還や『辺野古』」の言及がなかった件で、新基地の完成が2030年代半ば以降となる見通しが出たことで『普天間飛行場の危険性の除去を一日も早く実現する』との政府方針を発言しづらい状況になっているのでは、との指摘に対する認識を問われた。」
③「日米合意では、普天間飛行場の返還は辺野古新基地建設後となっており、その間、危険性は放置される。」


(5)沖縄タイムス-沖縄戦の戦没者特定「遺骨選別に専門家を」 ガマフヤー、国に要望-2020年1月22日 14:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【東京】沖縄戦遺骨収集ボランティア『ガマフヤー』の具志堅隆松代表らは21日、国会内で、戦没者の身元を特定するためのDNA鑑定に向けた遺骨の部位選別を専門家がするよう厚生労働省に求めた。厚労省は対象を拡大し、県が保管する700柱の鑑定作業を4月から本格化。昨年末時点で134の遺族から鑑定の申請があったことを明らかにした。」
②「厚労省は、県が仮安置室に保管している遺骨からDNA抽出ができそうな歯や四肢骨など検体の選別を始めているが、専門家ではない厚労省職員が実施している。3月末までに選別を終え4月以降、鑑定機関にDNA抽出を依頼する方針。」
③「具志堅代表は専門家が検体の選別から関わることで照合の可能性が高まるとして『専門家に任せるべきだ』と批判。同席した国会議員からも『素人目ではだめ』との指摘が上がった。具志堅代表は沖縄科学技術大学院大学(OIST)側から鑑定に協力するとの申し出があったこと説明し、OISTを鑑定機関に加えるよう要望。」
④「厚労省側は『県とも調整し、OISTに担当してもらうことについては技術的な検討をしてもらっている』と述べるにとどめた。」
⑤「初めて、韓国のイ・ヒジャさんが共同代表を務める太平洋戦争犠牲者補償推進協議会などと連名で要請した。」


(6)沖縄タイムス-玉城デニー知事「沖縄の思い伝わらず残念」 安倍晋三首相の施政方針演説にコメント-2020年1月22日 07:39


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「玉城デニー知事は21日、20日に開会した通常国会衆参本会議の施政方針演説で、安倍晋三首相が沖縄の基地負担軽減に取り組むとした一方、米軍普天間飛行場の返還と、政府方針の名護市辺野古への移設には触れなかったことについて『沖縄の思いが伝わっていないのではないか。大変残念』とコメントした。」
②「玉城知事は普天間飛行場の一日も早い運用停止・閉鎖返還と、辺野古への移設に10年以上の時間と予算を要することは、以前から県が主張していることだとした上で『そういうことに一切触れず、基地の負担軽減を進めようとする』と、政府の姿勢を批判した。」
③「また、辺野古への移設工事で、軟弱地盤の改良に伴う設計変更による環境への影響は『当初の計画の予測結果と同程度か、それ以下』とした防衛省の見解に、『あり得ない。(影響は)甚大だ』と述べた。報道陣の取材に応じた。同省は今年の早い時期に設計変更の手続きに入りたい考えで、玉城知事は認めない方針。」
④「玉城知事は『おびただしい数のサンドパイル(砂のくい)を使って地盤改良を行うと、少なからずその海域に環境的な変化は出ると思う』と主張。『どのような影響をもたらすかについて、問題ないと断定するのは考えられない』と述べた。」


(7)琉球新報-「絶対に諦めない」福島からも抗議活動に参加 辺野古埋め立て用の土砂搬入作業続く-2020年1月22日 14:26


 琉球新報は表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は22日、埋め立てに用いる土砂の搬入作業を続けた。」
②「辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では、福島県退職女性教職員あけぼの会のメンバー35人を含む約90人が基地反対の声を上げた。初めて辺野古を訪れた同会の池田芳江会長=福島県=は、沖縄の市民が長年抗議を続ける姿を目にし『私たちも絶対に諦めない』と連帯の気持ちを新たにした。辺野古に暮らす島袋文子さん(90)も抗議に参加した。」
③「名護市安和の琉球セメントの桟橋では、土砂を積んだトラックが次々と桟橋内に入り、土砂を運搬船に移し替える作業が行われた。市民ら約30人が『古里の土で古里を埋める必要はない。子どもたちに誇れる仕事か』などとトラックの運転手に訴えた。海上では市民らがカヌー10艇と船2隻に乗り、抗議活動を展開した。本部町塩川地区でも土砂搬入作業があり、市民らが抗議した。」



by asyagi-df-2014 | 2020-01-22 17:24 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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