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沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年9月20日

 沖縄戦が起因する不発弾処理が沖縄にとってどれだけ負担になっているかは、日々の新聞記で分かる。 ただこうした悲劇について、どれぐらい知られているだろうか。
「45年前に那覇市小禄の聖マタイ幼稚園そばで発生した不発弾爆発事故を後世に語り継ごうと、事故現場にある小禄病院がこのほど石碑を建立した。事故後も現場周辺では不発弾処理が相次いでおり、戦争の爪痕の深さを改めて浮き彫りにしている。小禄病院を運営する医療法人禄寿会の高江洲良一理事長は『4人が亡くなったことを忘れてはいけない』と記憶を継承する必要性を説いた。事故があったのは1974年3月2日。聖マタイ幼稚園そばの下水道工事現場で重機が基礎工事用の鉄くいを打つ中、日本軍が使用した機雷に触れて爆発した。爆発時はひな祭り会の最中だった。3歳の女児や作業員ら4人が死亡、34人が重軽傷を負った。事故をきっかけに県の公共事業で磁気探査が導入されるなど、県民に衝撃を与えた。」、と琉球新報。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年9月20日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-悲劇忘れない 聖マタイ幼稚園不発弾爆発事故、現場に石碑建立-2019年9月20日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「45年前に那覇市小禄の聖マタイ幼稚園そばで発生した不発弾爆発事故を後世に語り継ごうと、事故現場にある小禄病院がこのほど石碑を建立した。事故後も現場周辺では不発弾処理が相次いでおり、戦争の爪痕の深さを改めて浮き彫りにしている。小禄病院を運営する医療法人禄寿会の高江洲良一理事長は『4人が亡くなったことを忘れてはいけない』と記憶を継承する必要性を説いた。」
②「事故があったのは1974年3月2日。聖マタイ幼稚園そばの下水道工事現場で重機が基礎工事用の鉄くいを打つ中、日本軍が使用した機雷に触れて爆発した。爆発時はひな祭り会の最中だった。3歳の女児や作業員ら4人が死亡、34人が重軽傷を負った。事故をきっかけに県の公共事業で磁気探査が導入されるなど、県民に衝撃を与えた。」
③「その後、幼稚園は豊見城市に移転し、事故現場には小禄病院が建てられた。これまで現場には事故を記録する碑などは設置されていなかったが、同病院はことし10月に創立30周年を迎えることから、地域の歴史を記憶に残そうと石碑の建立を決めた。」
④「石碑が設置されたのは県道7号に面した駐車場の一角。石版には亡くなった人たちを惜しむ意味を込めて、3月の陰暦の異称『春惜月』の文字を刻んだ。21日には石碑の除幕式が開かれる予定で、病院や聖マタイ幼稚園、小禄地区自治会、県磁気探査協の関係者らが出席する。」
⑤「人々の命を守る病院が建つ事故現場。小禄病院もこれまでに3回、周辺での不発弾処理で患者や医師が全員避難した過去があり、沖縄戦の負の遺産に翻弄(ほんろう)されてきた。高江洲理事長は「私も小禄病院に来て事故の事を知った。多くの人に知ってほしい」と語り、人々の記憶に刻まれることに期待を込めた。」


(2)琉球新報-全国初、住民投票求め提訴 市民団体 石垣陸自配備計画巡り-2019年9月20日 10:21


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票を巡り、石垣市住民投票を求める会(金城龍太郎代表)は19日、県庁で会見し、市に住民投票実施を命じるよう求める義務付け訴訟を提起したと発表した。判決までの間、暫定的に住民投票実施を市に義務付けることを求める仮の義務付けも申し立てた。代理人の大井琢弁護士によると、住民投票の実施を求める訴訟は全国でも初めてという。」
②「住民投票について定めた市住民自治基本条例の条文解釈が争点になる見通し。」
③「住民投票を巡っては、求める会が昨年、地方自治法に基づき有権者の約4割に当たる1万4263筆の署名を集めて直接請求した。市議会が今年2月1日に住民投票条例案を否決した。これまで市は、市議会の否決によって署名の効力は失い、実施の義務はないとしている。」
⑤「金城代表は『署名活動を支えてくれた人たちのためにも住民投票実施に向けて、可能性がある限り頑張りたい』と決意を語った。その上で『訴訟というと対立のように見えるが、実施したいというお願いの延長だ』と説明した。」


(3)琉球新報-米軍機の返還地着陸に抗議決議 国頭村議会 民間上空の飛行禁止求める-2019年9月20日 16:06


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【国頭】国頭村議会(金城利光議長)は20日の9月定例会本会議で、米海兵隊のUH1Yヘリコプターが4日に村安田の米軍北部訓練場の返還地に着陸したことに対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。民間地や国立公園上空での米軍機による飛行訓練禁止や返還地の環境浄化、着陸帯の原状回復を求めた。」
②「意見書と抗議決議では、北部訓練場内に新設された着陸帯にも触れ『基地機能が強化され、生活環境の悪化ややんばる国立公園の生態系を脅かす』と指摘した。」
③「在沖海兵隊の国外、県外への移転や日米地位協定の抜本的見直し、国立公園内の世界自然遺産登録、北部訓練場の運用中止なども求めた。」
④「意見書の宛先は首相、外相、防衛相、沖縄県知事ら。抗議決議の宛先は在日米軍司令官、在日米国大使ら。」




by asyagi-df-2014 | 2019-09-20 18:08 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人