沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年9月6日

 どうして安易な道を選ぶのか。
 そこには、どうしようもない腐敗の匂いしかしない。 
 「3.11」は、すべてのことの見直しを示したにもかかわらず。
「名護市辺野古の新基地建設を巡り、防衛省が軟弱地盤の改良工事について今年1月にまとめた報告書で、耐震性に関する検討で大規模な地震を想定していなかったことが分かった。羽田空港など国内の主要空港では、大規模震災に備えた耐震化が進められている。防衛省は『安定性は確保できている』とするが、辺野古移設に反対する市民からは『検討をやり直すべきだ』との声が上がっている。」、と琉球新報。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年9月6日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-大地震想定せず 新基地地盤改良 防衛省「安定性は確保」-2019年9月6日 07:00


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、防衛省が軟弱地盤の改良工事について今年1月にまとめた報告書で、耐震性に関する検討で大規模な地震を想定していなかったことが分かった。羽田空港など国内の主要空港では、大規模震災に備えた耐震化が進められている。防衛省は『安定性は確保できている』とするが、辺野古移設に反対する市民からは『検討をやり直すべきだ』との声が上がっている。」
②「報告書は防衛省の委託業者がまとめた。地盤を固めるために7万7千本の砂ぐいを打ち込む工法を用いることで、地盤改良は可能だと結論付けている。」
③「空港の耐震設計に関する国土交通省の基準は、耐用年数中に起こる可能性のある中規模程度の地震を『レベル1』、東日本大震災級の最大規模の揺れを『レベル2』と規定。防衛省の報告書はこの基準に沿い『レベル1』を採用し検討、揺れの強さを示す地震加速度(単位はガル)の最大値は約40ガルだった。2011年の東日本大震災は最大2993ガルを記録。1995年の阪神大震災は800ガルを超えた。『レベル1』を採用した理由について、防衛省の担当者は『必要な安全性、運用を確保できるよう検討している。緊急物資輸送の拠点となる場合などはレベル2である必要があるが、全ての空港がそうでなければいけないというわけではない』と説明。米側と調整して決めたとしている。」
④「辺野古海域では活断層の存在も指摘され、県は8月に提起した訴訟で『軍事飛行場下で地震が発生した場合、燃料のみならず弾薬などの危険物による被害も想定される』と指摘した。軟弱地盤の問題を追及している沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏は『国内の主要空港がレベル2に対応するものであれば、軍事施設も同様の耐震基準で対応するべきだ。検討をやり直す必要がある』と述べた。琉球大の加藤祐三名誉教授(防災地質学)は『辺野古に推定する断層と東日本にある大きな断層は規模が全く異なる。二つの断層を端的に結びつけることはできない』とした。」


(2)琉球新報-防衛相、辺野古移設に理解求める 沖縄知事と会談-2019年9月5日 19:07


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「岩屋毅防衛相は5日、沖縄県の玉城デニー知事と県庁で会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、早期実現へ着実に作業を進めていく政府方針を説明し、理解を求めた。玉城氏は、移設の是非が争点となった昨年9月の知事選や今年2月の県民投票の結果を踏まえ、重ねて反対の意向を伝えた。」
②「岩屋氏は、埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤の改良工事に向け、専門家らによる有識者会議を設置すると伝達。「有識者の知見を得ることが重要だ」と強調し、6日に初会合を防衛省で開くと明らかにした。」
③「会談に先立ち、岩屋氏はクラーディ沖縄地域調整官とも面会した。」


(3)琉球新報-安全確認まで飛行停止を 宜野湾市長が米軍に直接抗議 ヘリ窓落下-2019年9月6日 12:57


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【宜野湾】米軍普天間飛行場所属CH53Eヘリコプターの窓が落下した件で、宜野湾市の松川正則市長は6日午前、北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧に在日米海兵隊を統括する第3海兵遠征軍のオーウェンズ政務外交部長(大佐)を訪ね、抗議した。普天間所属の全航空機を点検し安全性が確認されるまで飛行を停止するよう求める抗議要請文を手渡した。要請文はクラーディ司令官(中将)宛て。」
②「抗議後、報道陣の取材に応じた松川市長は、オーウェンズ大佐が『市民、県民に不安を与え申し訳ない』と謝罪したことを明かし、全機種の安全点検をしたとの説明を受けたという。通報が遅れたことについては『迅速に通報する体制を見直した』と答えたという。ただ、具体的な対策や事故原因などについての言及はなかった。」
③「オーウェンズ大佐は、UH1Yヘリコプターが国頭村の北部訓練場返還地に着陸したことも謝罪したという。これに対して松川市長は『そういうことがないように、しっかりしてほしい』と求めた。」


(4)琉球新報-米軍ヘリ窓落下で抗議決議 沖縄県議会基地特委 全会一致で本会議可決へ-2019年9月6日 13:47


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場所属のCH53Eヘリからの窓落下を受け、沖縄県議会米軍基地関係特別委員会(仲宗根悟委員長)は6日午前、原因究明や再発防止、連絡態勢強化を求める抗議決議と意見書を本会議に提案することを全会一致で決めた。本会議でも全会一致で可決される見通し。」
②「抗議決議と意見書は①保育園や学校、病院、住宅など民間地上空での米軍機の飛行・訓練の中止②普天間飛行場の即時運用停止③日米地位協定に基づく航空法の適用除外を廃止-などを求めた。「何度も同じような事故を繰り返す米軍の姿勢は断じて容認できない」とした。」
③「当初の文案では『海上といえども』としていたが、落下地点が不明確であることから陸上に落ちた可能性もあるとし、その文言を削除した。」
④「9月定例会初日の18日、本会議に提出する。可決後、県内の関係機関を呼び出し委員会が直接、抗議決議・意見書を手渡す考えで、議会事務局が調整する。」


(5)琉球新報-西村京太郎氏、辺野古中止を提言 日本推理作家協会13人が政府に 現政権は「異常」-2019年9月6日 10:02


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「日本推理作家協会に加盟する西村京太郎さんら作家13人が4日、「辺野古基地工事中断と沖縄県との誠意ある対話を要求する提言書」を日本政府に提出したと明らかにした。」
②「提言書は内閣官房沖縄連絡室に向けたもので、ほかに深町秋生さん、近藤史恵さんらが賛同した。」
③「今年2月に実施された県民投票で投票者の72%が反対していることについて「投票の結果を無視し、工事を中断することなく、また対話にも応じない現政権の対応は異常」と指摘した。」


(6)沖縄タイムス-「通報遅れ 怒り頂点」 米軍ヘリ窓落下に抗議決議 那覇市議会-2019年9月6日 11:17


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリの窓落下事故で那覇市議会(久高友弘議長)は6日午前、原因究明と安全対策が確立するまで米軍機の飛行停止などを求める抗議決議と意見書の両案を全会一致で可決した。事故の発生から2日後に県に連絡が入ったことに『米軍の通報の遅れに市民と県民の憤りと怒りは頂点に達している』とし、緊急連絡体制の確実な運用を図るよう強く求めた。宛先は抗議決議が米大統領や米国防長官など、意見書は内閣総理大臣や内閣官房長官など。」
②「抗議決議と意見書が可決された後に開かれた代表質問1日目で、城間幹子市長は米軍の通報の遅さに『大変な憤りを感じる』と語った。多和田栄子氏(ニライ)に答えた。」


(7)沖縄タイムス-政府と県、平行線でもなく逆方向に突き進む 辺野古新基地建設【深掘り】-2019年9月6日 16:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、5日に就任後初めて建設地のキャンプ・シュワブ沖を視察した岩屋毅防衛相。『自然と安全への配慮』を確認したその足で訪れた県庁で、玉城デニー知事に軟弱地盤の改良に向けた有識者会議の設置を伝えた。政府の姿勢は工事の中止と対話を求める県と、平行線にとどまらず、逆方向に突き進んでいる。」
②「『専門家の議論を基に軟弱地盤の地盤改良を申請する。何とぞ適切な対応を』。岩屋氏は面談の冒頭で玉城知事が求めた新基地建設の中止と対話には反応を示さず、軟弱地盤の改良を進める考えを強調した。」
③「玉城知事は岩屋氏の発言後、間を置かずに反論を始め『防衛局の工事は違法無法で訴訟を起こしている』『工期や総費用を明らかにするべきだ』『環境に多大な影響を及ぼす』と矢継ぎ早に問題を指摘した。」
④「県幹部は『対話を求める知事に面と向かって岩屋氏が面談で有識者会議を報告するとは思わなかった。軟弱地盤を改良するので承認を、とまで発言したのは【県と話すことはない】と言っているのと同じだ』と不快感を示す。」
⑤「別の幹部は『有識者の提言を知事の承認を得るためのお墨付きとしたいのだろが、県は国を提訴している。裁判中に地盤改良の承認申請を審査するかは未定だ』と政府の強行姿勢をけん制する。」
⑥「岩屋氏は辺野古問題の当事者である防衛相にもかかわらず、2018年11月の就任から一度もシュワブの現場を視察していないことを国会で野党から批判されてきた。内閣改造の11日まで1週間を切り、台風が接近する中で予定していた与那国や那覇の自衛隊基地の訪問を中止にしてまでシュワブを訪れ『駆け込み視察』の様相を呈した。」
⑦「政府関係者は『軟弱地盤の設計変更を見据えた有識者会議の実施など工事の推進を現地で発信できた』と沖縄訪問の意義を強調。」
⑧「県との溝が深まる中で『名護市長や久辺3区の区長など辺野古に理解を示す地元関係者と地元で直接会い、政府との信頼関係を醸成することが重要だ』ともう一つの狙いを明かした。」
 (政経部・銘苅一哲、東京報道部・又吉俊充)




by asyagi-df-2014 | 2019-09-06 17:38 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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