この国から出て行け。とても許されるものではない。

 またかと、記憶の奥深くに忘れようとしているのではないか。
トランプ米国大統領の発言である。
朝日新聞(以下、「朝日」)の天声人語は、このことを取りあげてくれた。
「朝日」は、このことの経過をまずは示す。


(1)米国の下院議員イルハン・オマールさん(36)は、8歳で難民になった。内戦の続く祖国ソマリアを家族とともに離れ、難民キャンプへ。米国の地に立ったときには、ソマリ語しか話せなかったと米メディアにある
(2)英語をおぼえ政治集会で祖父の通訳をしたことで、政治への関心が芽生えた。州の議員から昨年の選挙で連邦の議員に。彼女の歩みは、アメリカンドリームがまだ死んではいないことを示す。いまや大統領の移民政策を批判する急先鋒(きゅうせんぽう)である(3)オマールさんら、批判で歩調をそろえる4人の民主党女性議員が、トランプ氏の標的になっている。最近のツイッターで「米国にいるのが嫌なら、出て行って構わない」と攻撃された


 「朝日」は、「慣れっこになっている」ことで、どうやら、記憶の奥深くに忘れようとしている状況に、次のように指摘をする。


(1)オマールさんの他は米国生まれで、プエルトリコ系やアフリカ系などのルーツを持つ。「もともといた国に帰って、犯罪まみれの国を直すのを手伝ったらどうか」。そう述べるのが極右の活動家ではなく大統領であることに、慣れっこになってはいけない
(2)大統領再選に向けた白人票目当ての発言、との見方がもっぱらである。それにしても差別意識を丸出しにすることで固められる票とは、いったい何なのか。外国人の受け入れを広げる日本も戒めとしたい


 「朝日」は、「いいニュースがある。与党共和党内に異論が出ていることだ。ある上院議員は『トランプ氏は間違っている。彼女たちは自分の意見を言う権利がある』と苦言を呈した。悪いニュースは、そうした動きが党内のごく一部にとどまることだ。」、と最後を締める。


 いつから、このような差別に黙ってしまうようになったのか。
 米国の政治に従うことを国是にしているこの国の政権がもたらしてしまったものは、同じ世界が目の前にすでに広がっているということではないのか。



by asyagi-df-2014 | 2019-07-21 06:41 | 人権・自由権 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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