沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年6月2日

さて、この事実をどのように受けとめるのか。
 「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が名護市安和の琉球セメント桟橋近くに土砂を仮置きすることについて、県が県赤土等流出防止条例に基づく計画変更不要通知書(許可)を出していたことが1日までに分かった。防衛局はこれまで、条例違反との県の指摘を受け仮置きした土砂は使わず、採石場から運んだ土砂を直接船に積み込んで搬出してきた。許可を受けて桟橋内にあらかじめ土砂を運び込んで堆積し搬出できるようになり、今後は作業が加速するとみられる。玉城デニー知事は辺野古新基地建設に反対の姿勢を崩していないが、現場で取られていた対策が条例に反しない状態だと確認されたため、県は許可を出さざるを得ない格好となった。」、と琉球新報。
一つ言えることは、「現場で取られていた対策が条例に反しない状態だと確認されたため、県は許可を出さざるを得ない」(琉球新報)のであるなら、沖縄県はより一層、監視態勢を覚悟を持って強化する必要があるということ。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年6月2日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-安和の土砂仮置き許可 県通知、新基地加速へ-2019年6月2日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が名護市安和の琉球セメント桟橋近くに土砂を仮置きすることについて、県が県赤土等流出防止条例に基づく計画変更不要通知書(許可)を出していたことが1日までに分かった。防衛局はこれまで、条例違反との県の指摘を受け仮置きした土砂は使わず、採石場から運んだ土砂を直接船に積み込んで搬出してきた。許可を受けて桟橋内にあらかじめ土砂を運び込んで堆積し搬出できるようになり、今後は作業が加速するとみられる。」
②「玉城デニー知事は辺野古新基地建設に反対の姿勢を崩していないが、現場で取られていた対策が条例に反しない状態だと確認されたため、県は許可を出さざるを得ない格好となった。」
③「5月31日には敷地内で堆積していた土砂にかぶせていたブルーシートが取られている様子が確認された。県環境保全課によると、県が変更不要通知を出したのは4月11日。同課は『コンクリートブロックをブルーシートで覆って流出を防ぐなど対策が取られていることが確認されたため、通知を出した』と説明した。」
④「安和桟橋近くでの土砂仮置きについては昨年12月、県が防衛局に対して1千平方メートル以上の敷地で土砂を堆積するには県への事業行為届け出の提出が必要だと指摘していた。安和の土砂堆積場は4240平方メートル。県の指摘を受けて防衛局は3月上旬、県に届け出を提出していた。審査期間は受理から45日以内。」
⑤「県が土砂仮置きを認めたことについて、安和の土砂搬出を監視している本部町島ぐるみ会議の高垣喜三さん(70)は『桟橋内に土砂を運び込める時にできるだけ運び込んでおけば、船での搬出時は敷地入り口の警備は不要になる。人員を本部港塩川地区に回し、安和と塩川の2カ所から搬出できる態勢を整えているのではないか。(土砂を受け入れる)新基地建設現場のK8護岸完成もにらんだ動きだと思う』と危機感を強めた。」    (島袋良太)


(2)琉球新報-沖縄戦、多様な視点で 新基軸模索し議論 「知る事典」発刊記念シンポ-2019年6月2日 05:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「若手・中堅の研究者や地域史編集者ら28人が執筆し、多様な視点で沖縄戦を学べるようまとめた『沖縄戦を知る事典』の発刊記念シンポジウム(沖縄戦若手研究会主催)が1日、南風原町の南風原文化センターで開かれた。20代から50代の執筆者6人が報告し、沖縄戦研究の新しい展開や非体験世代として研究や教訓をどう継承していくかなどを語った。約200人が来場しメモを取るなど真剣な表情で聞き入った。満席となり、会場外にも席を増設するなど関心の高さをうかがわせた。」
②「基調報告で沖縄国際大非常勤講師の吉川由紀さん(48)は沖縄戦の調査について『私たちは死者の無念と、それを抱えて生きる体験者の痛みの両方を知らされる』と指摘し、戦没率など数字だけでは分からない実相と向き合う大切さに触れた。」
③「一中学徒隊資料展示室解説員の大田光さん(30、)恩納村史編さん係の瀬戸隆博さん(51)、沖縄国際大卒業生の上間祥之介さん(23)、八重瀬町教育委員会の平仲愛里さん(27)、琉球大・沖縄国際大非常勤講師の北上田源さん(37)もそれぞれが執筆したテーマについて発表した。」
④「学徒隊について執筆した大田さんは『戦争体験者の傷が癒えることはないと痛感している。証言だけでなく表情や言葉遣いからも思いをくみ取り、社会の一員として何ができるか考えたい』と思いを語った。」
⑤「10代半ばの少年たちがゲリラ兵として戦場に動員されたことなどを執筆した瀬戸さんは『恩納村では、米軍キャンプ・ハンセン内にも犠牲者の遺骨が残っていることが考えられる。現地調査したいが(基地の)壁がある。じくじたる思いだが、何とかこじ開けたい。北部の沖縄戦調査を深めたい』と述べた。」


(3)琉球新報-700人、新基地阻止訴え シュワブ・ゲート前 県民大行動で結集-2019年6月2日 06:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設に抗議する「県民大行動」が1日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で開かれた。約700人が参加し、基地建設阻止に向けて結束を確認した。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は『現場での闘いに多くの県民の心を結集させていかねばならない』と強調。その上で『オール沖縄の闘いが本土にも広がっている。民衆のパワーを一つにして、取り組んでいこう』と全国に向けて基地建設阻止を訴えた。」
②「登壇者らは『戦争につながる基地に反対だ』などの声を挙げた。海上で抗議活動を続けるカヌーチームのメンバーも参加し『長い闘いになるが、頑張っていこう』と海上行動への参加を呼び掛けた。」
③「中城村から父とめい、おいら3世代の計6人で参加した新垣雄太さん(27)=会社経営=は『サンゴがあるきれいな海は、沖縄の人にとって誇れるもので残すべきだ。埋め立ては一部でまだ取り返せる。現場を少しでも見て同世代に伝えていきたい』と話した。」


(4)沖縄タイムス-「同じ被害者として」 米兵飲酒で両親亡くした島袋さん 女性殺害事件の追悼集会で登壇-2019年6月2日 07:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県北谷町内で4月に起きた米兵による女性殺害事件に抗議する『緊急追悼・抗議集会』が2日午後3時から、同町のちゃたんニライセンター・カナイホールで開かれる。町栄口区の自治会長で、46年前に米兵の飲酒運転事故で両親を亡くした島袋艶子さん(72)は『今回の事件と内容は違うけど、同じ被害者として話せることがあるなら』と会場で思いを述べる予定だ。」                            (中部報道部・勝浦大輔)
②「4人姉妹の沖縄民謡グループ『でいご娘』のリーダーを務める。日本復帰翌年の1973年、結婚式の余興舞台を終えた帰り、父母が乗る車が飲酒運転の米兵車両と激突。49歳の母は即死し、56歳の父は4日後に息を引き取った。『突然、目の前から親がいなくなったんだよ』。島袋さんは当時26歳。分かったばかりの妊娠を母に伝えようとした日だった。『運転を休憩していれば』『家族で一つの車に乗るもんじゃない』といった言われない言葉に傷付いた。『自分たちが悪かったのかと、きつかった。【子どもたちだけでも頑張って】の方がまだうれしかった』と振り返る。」
③「今回の事件で、遺された子どもに境遇を重ねる。『しばらくは静かに見守ることも大切。忘れるわけではなく、時期をみるというか。こどもたちはずっと背負っていかなければならない』と慎重に言葉を選ぶ。」
④「追悼集会の準備会では、遺族心情に配慮する姿勢が感じられた。自身も自治会長という立場から、『基地反対』が前面に出るようであれば参加しなかった。『拳を振り上げるのではない。私は被害者個人として思いを話すだけ』と決めた。」
⑤「両親の命を奪った米兵は、事故後どうなったか一切分からなかったという。『当時はすがる場所もなかった。こういった集会があれば、私たちの両親も少しは浮かばれたのかもしれない』と話す。」


(5)沖縄タイムス-沖縄人差別を証言 日中戦争で捕虜の故外間喜松さん 琉球処分後は「高尚な職業は日本人が独占」-2019年6月2日 07:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「1941年に日中戦争で捕虜となった沖縄出身兵が、琉球処分後の社会や軍内部での沖縄人への差別を証言した記録が、当時の中国の雑誌に掲載されていることが分かった。又吉盛清沖縄大学客員教授が北京で入手した。又吉客員教授は『中国と琉球の関係が、日本帝国の侵略によって崩されたことが具体的に分かる証言だ』と指摘する。遺族は捕虜となっていたことを知らず『生きていたら抱きしめたかった』と言葉を詰まらせた。」  (謝花直美)
②「42年1月、中国で発行された『東方戦友』に2ページにわたり証言が掲載されていた。それによると、第6師団歩兵第45連隊の喜松さんは、41年11月の湖南省長沙作戦中、捕虜になった。12月1日、国民党の月例委員会で約1万人の聴衆の前で証言させられた。『私は1人の琉球人です』『亡国のつらい気持ちを吐露したい』。喜松さんは日本の琉球処分後、教育や税負担の不平等、警察の監視が張り巡らされ、『高尚な職業は全て日本人が独占、政府機関の業務に至っては琉球人の姿は足跡さえもない』と証言した。」
③「日中戦争では、琉球国が冊封関係にあった中国が敵になった。そのことから日本軍内部では沖縄出身兵士への差別があったとする。『中国戦線に送られた琉球人兵士は1人たりとも家には帰っておらず』、さらに、軍隊内で日本兵に殺されることすらあったと語っている。捕虜になり死を意識したが、証言までの9日間の待遇に感謝。琉球士族の末裔(まつえい)である父から聞かされた『日本人の琉球人に対する扱いは、中国人の心の広さに及ばない』ことを実感したという。『私を殺さず、信じて下さるなら』中国で暮らしたいとした。」
④「又吉客員教授は『日中戦争で沖縄人兵士の取り扱いが資料で判明するのは初めて』とし、中国が捕虜を証言させた背景には『中国の琉球・沖縄に対する友好的な歴史観』があると指摘した。」
⑤「喜松さんの姉ヤスさんの息子の外間鉄夫さん(73)=八重瀬町=によると、喜松さんは誠実な人柄だった。父親の借金を背負って困窮したが『生きて帰ればまた買える』と畑を処分して返済し、入営したという。」
⑥「遺族が1956年に複製した喜松さんの戸籍には、11月23日、崇陽湾石城湾西南4キロの地点で戦死と記述されている。それから数日間は元気だったことが今回分かった。外間さんは『母親が元気な時に、記事が見つかっていたら』『もし叔父がその後も生きていたら』と、腕を広げて抱きしめるしぐさをした。」


(6)沖縄タイムス-米の強襲揚陸艦ワスプが入港 沖縄・ホワイトビーチ-2019年6月2日 12:54


 沖縄タイムスは、「沖縄県うるま市勝連の米軍ホワイトビーチで1日、米海軍の強襲揚陸艦ワスプが入港しているのが確認された。同日午前に入港したとみられる。また5月31日には輸送揚陸艦グリーン・ベイも入港した。両艦に物資を積み込む様子が見られたほか、ワスプの甲板にはF35戦闘機やオスプレイなどが搭載されていた。」、と報じた。


(7)沖縄タイムス-米軍機が墜落した1959年の宮森小事故 翻訳資料が完成 琉球政府、米へ配慮浮かぶ-2019年6月2日 13:36


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「1959年に沖縄県石川市(現うるま市)で起きた宮森小米軍ジェット機墜落事故の資料収集に取り組む石川・宮森630会が編集作業を進めていた米公文書の翻訳資料集『資料集 石川・宮森の惨劇 米国公文書館文書に見るジェット機墜落事件』が完成した。事故原因の詳細な実態や、賠償金を巡り当時の琉球政府が米側に配慮をした様子などが浮かび上がる。」
②「資料集によると、米空軍報告書は最大の事故原因を制御部品管の留め具が緩み、締め付け金具の不具合が発見されていたにもかかわらず、飛行前に修理しなかった『整備過失』と指摘。『レッド・クロス(越えてはならない一線を越えた)』と表現している。」
③「一方、事故には最低5人の技術者・関係者が関わったが『個人を罰するべき間違いの証拠は見当たらない』とした。」
④「また米空軍省外国賠償委員会は遺族への賠償金支払いについて『政治決着』と断言。遺族賠償を巡る会議で米側が追加額を2500ドルまでは『渋々ながら』賛成すると発言しているのに対し、当時の大田政作主席が遺族会を2千ドルで説得したと記している。630会は主席らの政治介入で『翌年の立法院議員選挙に有利になるように恩を売ったのではないか』と推測する。」
⑤「同会の久高政治会長は『遺族らは賠償金を人権問題と捉えていた。琉球政府を頼れなかった遺族会の思いは復帰運動の兆しになったように思える』と話した。」

⑥「翻訳に協力した沖縄戦研究者の保坂廣志さんは「当時は精神的な傷は補償の対象にならなかった。そのような人たちの問題も残されている」と話し、今後も資料の収集に取り組む姿勢を示した。」

⑦「資料集は6月中旬ごろ一般販売開始予定。定価2千円。注文、問い合わせは630会、電話090(8293)8615。」


(8)沖縄タイムス-準絶滅危惧種アジサシの繁殖地 沖縄防衛局が営巣防止ネット 辺野古の新基地建設現場 市民ら批判「巣作り奪う」-2019年6月1日 10:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「新基地建設が進む沖縄県名護市辺野古沖で、渡り鳥アジサシの繁殖地になっている岩礁(通称シュワブ岩)に緑色のネットが掛けられていることが30日、分かった。市民らは『工事でジュゴンが姿を消し、ウミガメも浜辺を追われ、アジサシの飛来も減った。さらに巣作りも奪うのか』と怒りの声を上げた。」
②「シュワブ岩は埋め立て区域内にあり、シュワブ沖の平島、長島と並ぶアジサシの繁殖地。辺野古で見られるエリグロアジサシやベニアジサシは環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている。」
③「沖縄野鳥の会の山城正邦会長によると、環境省の指針では、繁殖が始まっている場合は終了まで見守る必要がある。一方、繁殖していなければ事業主が営巣防止対策を取ることができるという。山城会長は『毎年のように飛来・繁殖がある場合、今回の対策が適切なのか』と疑問を呈した。」
④「沖縄防衛局は同日、沖縄タイムスの取材に『環境省の指針に基づいてネットは28日に設置した』と回答した。」




by asyagi-df-2014 | 2019-06-02 17:43 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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