沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年5月29日

 平和の礎は、まずは訪れてみる場所の一つである。
 この場所を作らざるを得なかった沖縄の歴史がそこにはある。
 「沖縄県の女性力・平和推進課は28日、沖縄戦などで犠牲になった人々の名前が刻まれている糸満市摩文仁の『平和の礎』に、2019年度は韓国人2人を含む42人を追加刻銘すると発表した。沖縄へ強制連行されるなどした朝鮮半島出身者の追加刻銘は17年以来2年ぶり。刻銘者の総数は24万1566人になる。平和の礎は1995年6月23日に除幕した。遺族からの申請に基づき、県が策定した基本方針に沿って刻銘を決めている。2019年度の42人の追加は、12年度の36人に次いで過去2番目に少ない。内訳は県出身者28人、県外12人、韓国2人。重複が判明した北中城村の女性1人の名前を削除するほか、16人分の名前や地域の修正も行う。県は6月23日の慰霊の日に間に合うよう、20日までに刻銘作業を終える予定。」、と琉球新報。
 平和の礎は、未来に向けての課題をも明確にする。
「県女性力・平和推進課によると、刻銘が決まったのは金(キム)萬斗(マンドゥ)さんと朴(パク)在雲(ザイウン)さんの2人。朴さんは遺族から直接申請があり、金さんはNPO法人沖縄恨之碑の会が申請に携わった。同会メンバーで金さんの申請書を作成した「本部町健堅の遺骨を故郷に帰す会(準備会)」共同代表の沖本富貴子さん(69)によると、金さんは日本軍の輸送船「彦山丸」に徴用されていた。1945年1月22日、米軍機の攻撃を受け23歳で亡くなり、同町健堅に埋葬されたことが米雑誌掲載の写真などで明らかになっていた。沖本さんは県内で犠牲となった朝鮮人は『はっきりは分かっていないが、数千人いるだろう』と推測する。平和の礎の事業でも朝鮮人犠牲者の刻銘作業は遅れていると指摘し、遺族の高齢化でさらに困難になると危機感を募らせる。『県は韓国の関係機関と連絡を取り合い、刻銘に力を注いでほしい』と望んだ。」(琉球新報)、とも。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年5月29日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「平和の礎」追加刻銘42人 韓国人2人も 総数24万1566人に-2019年5月29日 05:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県の女性力・平和推進課は28日、沖縄戦などで犠牲になった人々の名前が刻まれている糸満市摩文仁の『平和の礎』に、2019年度は韓国人2人を含む42人を追加刻銘すると発表した。沖縄へ強制連行されるなどした朝鮮半島出身者の追加刻銘は17年以来2年ぶり。刻銘者の総数は24万1566人になる。」
②「平和の礎は1995年6月23日に除幕した。遺族からの申請に基づき、県が策定した基本方針に沿って刻銘を決めている。2019年度の42人の追加は、12年度の36人に次いで過去2番目に少ない。」
③「内訳は県出身者28人、県外12人、韓国2人。重複が判明した北中城村の女性1人の名前を削除するほか、16人分の名前や地域の修正も行う。県は6月23日の慰霊の日に間に合うよう、20日までに刻銘作業を終える予定。」
④「糸満市真栄平の金城栄保さん(84)は、沖縄戦中、壕を追い出され一緒に戦場を逃げ回った祖母ウサさんの刻銘が決まった。礎にウサさんの名前がないと気付いていたが、追加刻銘できると知らず最近まで申請していなかったという。『祖母にずっと申し訳なく思っていた。ようやく生きた証しを刻むことができて喜んでいる』と話した。」
⑤「強制連行などで沖縄に渡り、犠牲となった韓国人の追加刻銘が2年ぶりに認められた。朝鮮半島出身者の平和の礎への刻銘は累計464人となる。強制連行については不明点が多く、関係者からは刻銘に向けて県が韓国側と連携するよう求める声も上がる。」
⑥「県女性力・平和推進課によると、刻銘が決まったのは金(キム)萬斗(マンドゥ)さんと朴(パク)在雲(ザイウン)さんの2人。朴さんは遺族から直接申請があり、金さんはNPO法人沖縄恨之碑の会が申請に携わった。同会メンバーで金さんの申請書を作成した「本部町健堅の遺骨を故郷に帰す会(準備会)」共同代表の沖本富貴子さん(69)によると、金さんは日本軍の輸送船「彦山丸」に徴用されていた。1945年1月22日、米軍機の攻撃を受け23歳で亡くなり、同町健堅に埋葬されたことが米雑誌掲載の写真などで明らかになっていた。」
⑦「沖本さんは県内で犠牲となった朝鮮人は『はっきりは分かっていないが、数千人いるだろう』と推測する。平和の礎の事業でも朝鮮人犠牲者の刻銘作業は遅れていると指摘し、遺族の高齢化でさらに困難になると危機感を募らせる。『県は韓国の関係機関と連絡を取り合い、刻銘に力を注いでほしい』と望んだ。」


(2)沖縄タイムス-米軍関係者の犯罪、8割以上が不起訴 背景に日米の「密約」か-2019年5月29日 06:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「2018年に国内で発生した米兵や軍属など米軍関係者による一般刑法犯の起訴率は14・5%にとどまり、8割以上は不起訴となっていることが27日、日本平和委員会(東京)の調べで分かった。全国の一般刑法犯の起訴率37・4%の半分以下で、同会は背景に日米両政府の『密約』があるとしている。県内の起訴率は18・8%だった。」
②「一般刑法犯は刑法犯全体から交通関係の過失運転致死傷罪などを除いたもの。法務省が開示した「合衆国軍隊構成員等犯罪事件人員調」に基づき、同会が集計した。米軍関係者による一般刑法犯の起訴は9件で、不起訴は53件だった。県内は起訴6件、不起訴26件。」
③「米軍関係者と全国の起訴率に差がある背景として、同会は1953年の日米合同委員会の【密約】にあると分析。『日本側が特に重要と考えられる事件以外は第1次裁判権を行使しないという約束を、日本政府が忠実に実行しているからだ』と指摘している。」
④「沖縄の起訴率が全国より高い理由として『米軍犯罪に厳しい目を向ける県民世論があり、捜査機関も意識しているのではないか』と話した。」


(3)沖縄タイムス-「生きた証引き継ぎたい」 戦後74年 戦没者へ思い募らせ 追加刻銘の遺族-2019年5月29日 14:18


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県は沖縄戦などの戦没者名を刻んだ糸満市摩文仁の『平和の礎』に、2019年度は新たに42人を追加刻銘する。県内出身者28人、県外出身者12人、韓国籍の朝鮮半島出身者2人。刻銘者総数は24万1566人となる。」
②「糸満市西崎町の安谷屋正幸さん(82)は母の刻銘を申請した。母の最期に接した時、安谷屋さんは8歳ごろ。母の本名を覚えておらず、記憶をたどって役場に申し込んだ。母が周囲から呼ばれていた『ウサ小(グワァ)』の名で刻まれる予定だ。豊見城市田頭の出身。祖父母と母と戦火を逃げ惑う中、高嶺村(現糸満市)の十字路付近で艦砲射撃に襲われた。土ぼこりが巻き上がり、振り向くと母が倒れているのが見えた。母の息はあったが、自力で首を立てることもできなかった。祖父は艦砲射撃でできた穴に母を横たえた。『早くおじーとおばーと行きなさい』と言った母の姿を鮮明に覚えている。」
③「戦後、あの十字路を通り過ぎるたび、安谷屋さんは母を思う。道端に寝そべり、母と添い寝するように夜を明かしたこともある。年を重ね、子や孫の世代にも母が生きた証しを引き継ぎたいと刻銘を申請した。『今年は平和の礎が会える場所になる』と静かにほほ笑んだ。」
④「うるま市与那城の野辺憲勇さん(85)は、祖父の武太(んた)さん=享年77=の名前が新たに刻まれることになった。武太さんは1945年6月3日、感染症で亡くなった。家族は当時、宮城島に暮らしていた。45年の5月29日、米軍に隣の平安座島に強制的に移動させられたが、武太さんはその際に坂道で転倒。持っていた鎌で左手を切り、やがて破傷風に感染し亡くなった。憲勇さんは『戦争がなければあんな死に方はしなかった』と回想する。沖縄戦の犠牲者として刻銘してほしいという思いがあったが、礎には戦闘で亡くなった人の名前が刻まれているのだと思い違いをしていたという。今回、病死者でも刻銘が可能だと知り追加刻銘を申請した。『親族は皆喜んでいる』と話す。祖父の年齢は超えてしまったが、長年の夢がかない安堵(あんど)感に包まれている。」


(4)沖縄タイムス-米軍のパラシュート降下訓練に抗議 沖縄の自治体、防衛省に-2019年5月29日 12:22


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【中部】米軍が21日に嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行した問題で、嘉手納、北谷、沖縄3市町でつくる『嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)』(会長・當山宏嘉手納町長)は29日午前、沖縄防衛局に田中利則局長を訪れ抗議した。同基地で降下訓練を実施しないことや、伊江島補助飛行場への訓練移転が合意された日米特別行動委員会(SACO)最終報告の順守などを求めた。」
②「要請は冒頭のみの公開。終了後、取材に応じた三連協によると、田中局長は21日の訓練は『例外的に該当する』との認識を示した。當山嘉手納町長は『米軍側が一方的な解釈で(訓練を)行うことはこれまでもあったような感じがする』と指摘。その上で『過去には訓練が6年も行われなかったケースがあり厳格に運用されてきたのではないか。(米軍には)基本的には嘉手納では実施できないんだという立場でもって運用してもらう以外ないと局長に申し入れた』と話した。」
③「また、米空軍兵による道路交通法違反などの事件事故が相次いでいることに抗議し、実効性のある再発防止策を講じることや遺族への謝罪と完全補償なども合わせて要請した。」


(5)沖縄タイムス-不発弾139発、海中で爆破処理 宮古島の平良港で30日-2019年5月29日 10:21


 沖縄タイムスは、「沖縄県宮古島市平良港湾のしゅんせつ工事に伴う磁気探査などで見つかった、50キロ爆弾や50ミリ迫撃砲弾などの不発弾計139発の海中爆破処理が30日午前11時から正午まで、平良港下崎埠頭(ふとう)沖で行われる。いずれも処理現場から半径300メートルは船舶の航行・停泊を、半径3千メートルは入水が禁止。規制時間は午前8時から午後1時ごろまで。現地対策本部は宮古島漁協2階会議室に設置する。避難対象となる世帯はない。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-沖縄・辺野古のサンゴ「回復続く」 環境団体などが調査-2019年5月29日 10:02


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「日本自然保護協会と沖縄リーフチェック研究会、ダイビングチームレインボーは28日、名護市辺野古沖でサンゴの状況を調べるリーフチェックを実施した。2016年の白化現象から引き続き回復傾向を保っているとの調査結果を報告した。調査では、生きたサンゴが海底を覆う割合を示す『被度』を確認した。」
②「この日潜った長島近くは最も長く調査してきた場所の一つで、深場で被度45%を観測した。悪天候のため浅場は調査できなかったという。」
③「同協会の安部真理子主任は『健全な状態を保っている』と説明。その上で『基地建設の影響はサンゴの状況とすぐに関連づけられるものではない。ただ今後の水質や海流の変化で何かしら影響を及ぼす可能性はある』と話した。」


(7)沖縄タイムス-自衛隊の弾薬庫、町長「説明は受けた」 住民には伝えず 沖縄・与那国-2019年5月29日 08:13


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「2016年3月に沖縄県与那国町に配備された陸上自衛隊『与那国沿岸監視隊』を巡り、防衛省が弾薬の保管を住民に周知していなかった問題で、外間守吉町長は『貯蔵庫』とされていた施設が弾薬庫であると認識しながら、住民へ説明をしていなかったことが28日、分かった。」
②「外間町長は本紙の取材に、『防衛省から弾薬庫との説明は受けた』と認めた。住民へ説明しなかったことについては『(説明会で)質問がなかったので答えていない』と述べた。」
③「配備を巡り15年2月に行われた住民投票では約6割が賛成票を投じた。貯蔵庫とされた施設は住民の関心事にならなかった。防衛省や町が、配備の是非を決める重要な判断材料を知らせていなかったことになる。」
④「同問題では、市民団体が14年に沖縄防衛局に弾薬類の保管場所の有無について質問状を送ったが回答はなく、政府関係者は『沿岸監視隊は町が誘致したと理解しており説明も町に任せていた』としている。」


(8)沖縄タイムス-米軍普天間飛行場の司令官 夜間の訓練騒音「住民に厳しいが、せざるを得ない」 有害物質「16年以降、使用ない」-2019年5月29日 08:26


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県宜野湾市の松川正則市長は28日、米軍普天間飛行場のデイビッド・スティール司令官(大佐)と市役所内で面談し、夜間騒音の改善や普天間飛行場に所属していない外来機の飛来禁止などを求めた。」
②「市長によると司令官は、普天間飛行場周辺の河川などから有害な有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)とPFOA(ピーホア)が高濃度で検出されている問題について、『2016年以降、普天間飛行場ではいずれの物質も使用していない』と説明したという。」
③「夜間騒音については『市民にとって厳しい面は理解しているが、夜間訓練は大切。せざるを得ない』との考えを示したという。訓練があってこそ日本を守ることにつながるとの説明もあった。普天間飛行場への外来機の飛来が増えている要因については、嘉手納基地の滑走路2本のうち1本が補修工事で閉鎖されている影響ではないかと述べたという。」
④「松川市長は、米軍が所有する普天間市民駐車場に外灯や防犯カメラを設置したい考えも伝えた。今後、文書で正式に依頼する。」
⑤「意見交換は、2月13日に続き2回目。市が昨年7月、普天間飛行場負担軽減推進会議の作業部会で米軍と沖縄防衛局を交えた実務者レベルの意見交換の場を設けるよう求めたのをきっかけに、市と米軍の2者が2~3カ月に1回、意見交換することで合意している。」


(9)琉球新報-街頭シール投票で反対が8割 辺野古新基地建設続行に全国でもノーの声-2019年5月29日 19:09


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【東京】学識経験者などでつくる辺野古米軍基地全国投票の会の野田隆三郎代表(岡山大名誉教授)らが29日、東京都の衆院議員会館内で会見し、5月末までに全国で実施した辺野古新基地建設続行の賛否を問う街頭投票で反対が約8割に上ったとの結果を発表した。結果を受けて辺野古新基地建設の即時中止を求める要望書を、安倍晋三首相と衆参全国会議員に送った。」
②「街頭投票は3月15日~5月20日、会の呼び掛けに応じた東京や埼玉、愛知、大阪、鳥取、山口など11都道府県31カ所で実施した。2169人が投票し、反対が79・6%の1727人、賛成が7・2%の156人、『わからない』が13・2%の286人だった。」
③「全国投票の会は10年以上、憲法9条改定や特定秘密保護法などの賛否を問う全国投票を実施している。2010年には普天間飛行場の移設先を問う投票を14都道府県28カ所で行い、4446人が投票した。最多が『国内のどこにもつくらない』(64・6%)で、次いで『沖縄以外の国内』(11・6%)、『沖縄県内』(9・8%)、『わからない』(14・0%)だった。」
④「野田代表は『沖縄の意思は県民投票でも示されているのに、政府は無視して工事を強行して民主主義の破壊だ。本土の住民がどう考えているのか街頭投票で調べた。沖縄だけの問題ではなく日本全体の問題だ』と投票の経緯を説明した。」




by asyagi-df-2014 | 2019-05-30 06:42 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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