沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年5月26日

「共生」社会を作り上げるためには、多角的視点が必要である。
 この取り組みは、その実践である。
「沖縄戦の最新の研究成果を反映し網羅的に分かりやすくまとめた『沖縄戦を知る事典―非体験世代が語り継ぐ』(吉川弘文館)が25日までに発刊された。『障がい者』の項目を執筆したのは、生まれつきの脳性麻痺(まひ)のため、肢体不自由のハンディがある上間祥之介さん(23)=南風原町=だ。戦争を体験した視覚障がい者2人、聴覚障がい者1人、肢体不自由者1人の計4人に、当事者の視点から聞き取り調査をし、参考文献を踏まえて執筆した。『僕だからこそ書ける視点を大事にしたい』という上間さん。視覚や聴覚など障がいによって異なる体験の特徴を出したいと思いを込めて書いた。」、と琉球新報。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年5月26日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-苦難、当事者目線で 「沖縄戦を知る事典」発刊 障がい者の沖縄戦執筆-2019年5月26日 06:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄戦の最新の研究成果を反映し網羅的に分かりやすくまとめた『沖縄戦を知る事典―非体験世代が語り継ぐ』(吉川弘文館)が25日までに発刊された。『障がい者』の項目を執筆したのは、生まれつきの脳性麻痺(まひ)のため、肢体不自由のハンディがある上間祥之介さん(23)=南風原町=だ。戦争を体験した視覚障がい者2人、聴覚障がい者1人、肢体不自由者1人の計4人に、当事者の視点から聞き取り調査をし、参考文献を踏まえて執筆した。『僕だからこそ書ける視点を大事にしたい』という上間さん。視覚や聴覚など障がいによって異なる体験の特徴を出したいと思いを込めて書いた。」
②「関係者によると、障がい者自身が当事者の視点で戦争体験を調査し、成果をまとめたことは『全国的にも前例がないのではないか』と指摘する。」
③「上間さんが障がい者の戦争体験について調べ始めたのは、沖縄国際大に在学中だった。当時、沖国大教授だった吉浜忍さんが講師を務める沖縄戦の講義を3年生の時に受講し、関心を深めた。卒業論文は障がい者の沖縄戦体験についてまとめた。2018年3月に大学を卒業し、今回の事典で障がい者の項目の執筆を吉浜さんから打診を受けて引き受けた。」
④「研究者や地域史編集者ら経験豊富な執筆者がいる中で、上間さんは『僕で大丈夫かなと不安もあった』と明かす。聞き取り調査をへて、戦場を逃げる中、視覚障がい者は音やにおいで状況を読み取ったことや、障がい者を毒殺する光景を目の当たりにした証言なども記録し、まとめ上げた。執筆者に推薦した吉浜さんは『上間さんには、当事者としてわれわれには分からない体験がある。調査する意欲に頭が下がる。障がい者の戦争体験の証言は本当に少ない。今後も多様な体験を聞き取りし、障がい者にとっての沖縄戦体験の全容を捉えてほしい』と語った。」                         (古堅一樹)


(2)琉球新報-重機使用の工事再開 石垣陸自 「アセス必要」市民批判-2019年5月26日 05:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【石垣】石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画を巡り、沖縄防衛局は25日、国指定特別天然記念物カンムリワシの営巣活動が確認されたとして一時中断していた重機使用の工事を再開した。配備予定地ではダンプが砂利を搬入したり、パワーショベルが作業したりする様子が確認された。同日には伊波洋一参院議員が現場を視察し、防衛省職員からカンムリワシの保全対策などについて説明を受けた。」
②「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会メンバーと予定地に近接する高台から現場を視察した伊波氏は、4~7月とされるカンムリワシの営巣期間外の調査に基づき、3月に着工した防衛省の姿勢を批判。『営巣期間は工事を中止し、環境影響評価(アセスメント)をきちんとするべきだと防衛省職員には伝えた』とした。」
③「市民連絡会共同代表の上原秀政さん(64)は『アセス逃れのために3月に着工を強行した後に営巣が見つかった。アセスを実施しないから後から後から問題が出てくる。住民の理解を得るというのならば、アセスは必要だ』と指摘した。」
④「現場を訪れた配備予定地に近い川原公民館長の具志堅正さん(57)は『工事再開はやはり早い。(防衛局が再開の根拠とした)島外有識者だけでなく、地元専門家の意見を聞いて初めて影響があるかどうか分かると思う。防衛局の主張をすんなり受け入れた市長にも、カンムリワシのことをもっと慎重に考えてほしい』と求めた。」


(3)琉球新報-冨里さん、故郷〝帰国〟 比残留孤児 父と戦争で生き別れ 津堅島で墓参りへ-2019年5月26日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「戦争で父と生き別れとなり、フィリピンに残留した冨里ゼナイダスミコさん(78)が25日、那覇空港に降り立ち、初めて父親の故郷・沖縄の地を踏んだ。出迎えた異母弟の冨里利雄さん(71)=うるま市=と抱き合ったスミコさんは『父は私たちを忘れたと思ったが、今日の出来事が実現したのは父のおかげだと思う』と喜びをかみしめた。」
②「スミコさんの父は県出身の冨里清繁さんで1996年に死去、母は日系2世の寺田アントニアさんで戦争で45年に亡くなった。」
③「父と生き別れたスミコさんは戦後、親戚の家事手伝いをしながら苦学したという。ある時、母方の伯母がスミコさんと母の出生証明書を見つけ、父が『ヤマト フサト』だと分かった。『ヤマト』は童名とみられる。」
④「スミコさんが父を捜していたところ、フィリピン日系人リーガルサポートセンターの調査で、冨里清繁さんが父だと分かったのは2007年。清繁さんは終戦後、強制送還され沖縄で既に亡くなっていた。利雄さんは姉がいることを父の知人から聞かされていた。清繁さんは生前フィリピンの話はしなかったが、死の間際に頼み事をするように何かを訴えていた。」
⑤「 スミコさんが利雄さんと対面したのは戦後70年が経過した15年。スミコさんは『父の親族に会いたい』という長年の思いがかなったことで喜びの涙を流し神に感謝した。その姿に感激した利雄さんが『父の墓参りをさせたい』と考え、初来沖が実現した。」
⑥「スミコさんは26日、清繁さんが眠る津堅島を訪れる。『父の墓をお参りしたい。これ以上の願いはない』。父との再会に胸を膨らませた。」


(4)沖縄タイムス-届け沖縄の民意、全国に 国会包囲で訴え 平和と民主主義の実現を-2019年5月25日 21:43


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【東京】名護市辺野古の新基地建設に反対する『国会包囲行動』が25日、国会周辺であり約5千人(主催者発表)が集まった。2月の県民投票で71%に達した新基地建設反対の民意を全国に発信しようと、市民らが国会周辺で思い思いに抗議の意思を表現した。同日、全国32都道府県、38カ所でも新基地建設に反対する集会が開かれた。」
②「包囲行動には国政野党の立憲、国民、共産、社民の国会議員のほか、作家の落合恵子さんら文化人も参加。沖縄からはヘリ基地反対協の安次富浩共同代表も駆けつけ、辺野古新基地建設の工事強行に抗議の声を上げた。」
③「主催者あいさつで『【止めよう! 辺野古埋め立て】国会包囲実行委員会』の野平晋作氏は『沖縄の民意を尊重できないなら、それは日本には民主主義がないという事ではないか。沖縄に過剰に押しつけられている米軍基地の問題を解決することで、日本に本当の平和と民主主義を実現しよう』と強調した。」
④「主催団体は他に『基地の県内移設に反対する県民会議』『戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会』」。


(5)沖縄タイムス-石垣への陸自配備工事再開 重機やトラック次々 カンムリワシ営巣場所から400メートル 市民ら「納得いかない」-2019年5月26日 08:18


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画で沖縄防衛局は25日、カンムリワシの営巣活動を確認後に中断していた駐屯地造成工事を再開した。午前9時ごろ、ショベルカーなどの重機が稼働し、荷台に砂利を積んだ大型トラックが往来した。繁殖活動に配慮した8日の中断から17日。『(営巣活動に)支障がない』とした防衛局の対応に、市民からは『説明が不十分。納得できない』など非難の声が上がった。」
②「防衛局は沖縄本島に住む有識者に意見を求めて再開を決めた。『営巣場所から400メートル離れており支障はない』『大きな機械音が突発的に出るような作業は避けるべきだ』などの助言があったという。有識者の氏名は明かしていない。」
③「重機の使用にもお墨付きを与え、初日から稼働した。現場はフェンスで囲まれ立ち入りが規制されているが、重機の稼働音や低いエンジン音が外まで聞こえた。」
④「一方、鳥類の専門家や市民からは『再開ありきだ』と反発が広がった。日本野鳥の会石垣島支部の小林孝事務局長は『400メートルの距離があるから影響がないという根拠は何なのか。本島在住でカンムリワシと付き合いのない人が遠くからものが言えるのだろうか』と首をかしげた。」
⑤「予定地周辺に住む於茂登公民館の嶺井善元館長(53)は『日頃から地域を歩き、周辺で4つがいを確認している。性急な工事再開で営巣放棄があれば個体数が減って(在来種が絶滅した)第二のトキになるんじゃないか』と憤った。」
⑥「『石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会』の上原秀政共同代表(64)は『今からでも環境アセスメントをやるべきだ』と訴えた。} 


(6)琉球新報-米兵を銃刀法違反容疑で逮捕 10センチのバタフライナイフを助手席に携帯-2019年5月26日 10:18


 琉球新報は、「嘉手納署は25日未明、読谷村の路上で正当な理由なく刃体6センチ以上の刃物を所持していたとして、銃刀法違反の容疑で嘉手納基地所属の米空軍上等兵(20)を現行犯逮捕した。容疑を否認している。逮捕容疑は25日午前2時20分ごろ、読谷村の国道58号で容疑者所有の車の助手席ドアポケットに長さ約10センチのバタフライナイフを携帯していた疑い。嘉手納署によると、警察官がライトの消えた車を運転する容疑者に職務質問をした際、ナイフを発見した。」、と報じた。


(7)沖縄タイムス-酒気帯び運転容疑で米軍の男を逮捕 沖縄市の国道で沖縄署-2019年5月26日 13:07


 沖縄タイムスは、「沖縄署は26日、酒気を帯びた状態で車を運転したとして、米軍嘉手納基地所属の空軍兵長22を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。調べに対し『酔っていないと思った』と容疑を否認しているという。呼気からは基準値約2倍のアルコールが検出された。逮捕容疑は同日午前0時45分ごろ、沖縄市城前町の国道330号で酒気帯び状態で普通乗用車を運転した疑い。巡回中の警察官が方向指示器を付けたまま走行する車を見つけ停止させたところ、男から酒の臭いがしたという。」、と報じた。


(8)沖縄タイムス-有事にトランプ大統領が乗り込む? 米軍「空飛ぶ司令室」E4B機が嘉手納基地に飛来-2019年5月26日 09:01


 沖縄タイムスは、「沖縄県の米軍嘉手納基地に25日午後7時、米軍の空中指揮機E4Bが飛来した。米大統領の外遊の際には随行して近くの米軍基地に待機することが多く、トランプ米大統領の訪日に合わせた飛来とみられる。同機は有事の際に米大統領が搭乗し、指揮、管制など通信中枢としての機能を果たすことから『空飛ぶ司令部』とも呼ばれている。」、と報じた。


(9)沖縄タイムス-「水の安全を求めるママたちの会」設立 河川から有害物質検出が続き-2019年5月26日 10:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「北谷浄水場の水源である本島中部の河川などから人体に有害な影響が指摘される有機フッ素化合物が検出されたことを受けて、本島在住の主婦らが25日、『水の安全を求めるママたちの会』を立ち上げた。早ければ週明けにも水問題の改善を求めて玉城デニー知事や県議会など関係機関に要望書を提出する。」
②「呼び掛け人の山本藍さん(41)が、米軍嘉手納基地や普天間飛行場周辺の河川などで有機フッ素化合物の検出が相次いだことから、SNSで緊急ミーティングを告知。会場となった那覇市内の飲食店には有志14人が集まり赤嶺政賢衆院議員も同席して意見交換した。」
③「参加者からは今回の水問題が根本的に解決されず、県民への情報提供が不十分なまま県側が水道水の安全性を強調したことに疑問が上がった。『米軍基地から有害物質が垂れ流されている限り問題は解決しない。立ち入り検査を行うべきだ』などの意見があった。」
④「同会は署名運動やSNSを使った広報活動で問題提起と賛同者を募る考えで、山本さんは『私たちが口にする水が安全になるためには生活者目線で声を上げる必要がある。今が安全と決めるのは早い』と訴えた。」




by asyagi-df-2014 | 2019-05-26 17:24 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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