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沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年4月26日

 沖縄をめぐる働きかけ。
「玉城デニー沖縄県知事は25日、東京都の早稲田大学で講演し、沖縄の現状について『非民主主義としか思えない状況が続いている。名護市辺野古の埋め立てと日本の民主主義の現状を重ねてみてほしい』と、国民一人一人が民主主義の在り方を考えてほしいと訴えた。約700人が来場した。」(琉球新報)。
「作家の柳広司さんらが25日、東京都内で記者会見を開き、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事の中止を求め、「政府は工事を直ちに取りやめ、民意を尊重するため、沖縄県と真摯な協議を開始すべきだ」との声明を出した。今後、賛同者を募るとしている。」(琉球新報)。
何を受け取るか。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年4月26日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-辺野古の今「非民主主義」 玉城沖縄県知事 早大で講演-2019年4月26日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「玉城デニー沖縄県知事は25日、東京都の早稲田大学で講演し、沖縄の現状について『非民主主義としか思えない状況が続いている。名護市辺野古の埋め立てと日本の民主主義の現状を重ねてみてほしい』と、国民一人一人が民主主義の在り方を考えてほしいと訴えた。約700人が来場した。」
②「沖縄県北谷町の米兵の女性殺害事件や、3年前の元米兵による女性殺人に言及し『再発防止や綱紀粛正が言われてもまた起こる。同胞の尊い命が失われたのは遺憾だし、激しい憤りを禁じ得ない』と語気を強めた。小学校や保育園に米軍部品などが落下する事故にも触れ、日本政府による米側への働き掛けが弱いと指摘した。」
③「知事就任から半年が過ぎたことに『仕事の半分が基地問題。突発的に起こる事件事故に初動でメッセージを出さないといけない。安保は沖縄だけではなく、日本全体の問題だということを皆さんに伝えていく仕事も知事に託されている』と振り返った。」
④「もともと本土にあった在沖米海兵隊が沖縄に移った歴史を紹介し、日米安保の負担が沖縄に偏在している現状を『沖縄の基地は強制接収で造られていったことも理解してほしい。日米安保の現実が近くにないが故に見えていない。日米地位協定も本質を不可視化されている。この現実をしっかり受け止めてほしい』と強調した。」
⑤「県民投票の会代表の元山仁士郎さんも登壇して県民投票の取り組みなどについて話し『周りの人にどう伝えていくのか考えてほしい』とした。」


(2)琉球新報-本部港から土砂搬出再開 辺野古埋め立て 市民ら阻止行動-2019年4月26日 05:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は25日、本部港塩川地区(沖縄県本部町)からの埋め立て用の土砂の搬出を再開した。土砂を積んだ台船は塩川沖に停泊している。防衛局は27日からの大型連休中は工事を止めるが、5月以降は塩川地区からの搬出を本格化させ、工事の既成事実化を急ぐ構えだ。」
②「同地区は台風で岸壁が破損し使用できない状態だったが、修復工事が完了したため、本部町が業者に対し4月の使用を許可していた。」
③「本部港塩川地区には25日午前7時すぎ、警備員約100人が到着した。同8時35分、工事車両1台が土砂を台船に運び込んだ。新基地建設に反対する市民ら約30人が土砂を積んだ工事車両の前に立ちふさがるなどして抗議。午前中の搬出は車両1台にとどまった。工事車両の進路を空けるように通告していた沖縄防衛局職員らが市民の前に立ちはだかり、その周辺を沖縄県警機動隊が取り囲むようにして市民の抗議行動を制限した。同日は午後5時すぎまでに、車両計24台分の土砂が船に積み込まれた。」
④「本部町は現在、1カ月単位で岸壁使用許可を出している。本部港管理事務所によると5月も4月と同様、辺野古関連の15件を含む計46件の申請が業者から出ており、町は26日にも許可する見込み。」
⑤本部港塩川地区から搬出された土砂は辺野古の新基地建設現場に搬入される予定。防衛局は25日、K8護岸の造成と埋め立て区域(2)―1、(2)への土砂投入作業を続けた。名護市安和の琉球セメント桟橋からの土砂搬出はなかった。」


(3)琉球新報-辺野古建設中止を求め声明 作家の柳広司さんら呼び掛け-2019年4月26日 00:33


 琉球新報は、
 作家の柳広司さんらが25日、東京都内で記者会見を開き、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事の中止を求め、「政府は工事を直ちに取りやめ、民意を尊重するため、沖縄県と真摯な協議を開始すべきだ」との声明を出した。今後、賛同者を募るとしている。

 呼び掛け人は作家の落合恵子さん、詩人のアーサー・ビナードさんら25人。柳さんは「県民投票の結果を無視し、対話にも応じない政権の対応は異常だ。なぜこんな事態が起きているのか、子どもに聞かれて説明できなかった。おかしいことは声を上げるのが大人の役割だ」と動機を語った。

 声明賛同に関する問い合わせ先は、梓沢和幸弁護士。


(4)沖縄タイムス-本部港からの搬出再開 玉城知事「民主主義を踏みにじっている」-2019年4月26日 14:38


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局が25日から本部港塩川地区からの土砂搬出を開始したことについて、玉城デニー知事は26日の定例会見で『「辺野古埋め立ての県民投票で反対の民意が示され、衆院補選で辺野古反対の候補が当選した後に(搬出を)進めるのは民主主義を踏みにじっている』と批判した。」
②「本部港は県港湾管理条例で本部町が使用許可の権限を持っており、町が使用を許可したと説明。埋め立てを進める政府の対応を『辺野古の浅い海域を埋め立てて既成事実をつくることに躍起になっている印象だ』と批判した。」
③「辺野古側が埋まったとしても、新基地建設に必要な埋め立て面積の7割を占める大浦湾側では軟弱地盤が見つかっており、政府が実施設計さえ示していないことについても厳しく指摘した。」


(5)沖縄タイムス-沖縄県議会、北谷事件に対する抗議決議(全文)-2019年4月26日 11:56


 在沖海兵隊所属米海軍兵による女性殺人事件に関する抗議決議

 去る4月13日、沖縄県北谷町において在沖海兵隊所属の米海軍兵が日本人女性を殺害し、自殺したとみられる事件が発生した。2016年に起きた米軍属による女性殺人事件に続いて繰り返された凶悪事件は、県民に大きな不安と衝撃を与えた。

 事件は、深夜外出·基地外飲酒を制限する公務時間外行動規則(リバティー制度)を緩和した後に発生したものであり、また、ことし1月に米海軍兵に対し、被害女性への接触禁止令が出ていたにもかかわらず、外出許可を与えた米軍の対応は監督責任が問われるものである。

 さらに、その後も嘉手納基地所属の空軍兵による飲酒絡みの交通事故や脱走事案等も立て続けに起こっている状況である。

 国土面積のわずか0・6%の本県に約70・3%の在日米軍専用施設が押しつけられている現状があり、これらは米軍基地あるがゆえの事件・事故だと言わざるを得ない。

 本県議会は、これまで米軍人・軍属等による事件・事故が発生するたびに綱紀粛正、再発防止及び関係者への人権教育等を徹底するよう米軍等に強く申し入れてきたところであるが、またしてもこのような事件が発生したことは、米軍における軍人・軍属等に対する人権教育等の実効性に疑問を抱かざるを得ない。

 よって、本県議会は、県民の人権·生命·財産を守る立場から、今回の事件に対し厳重に抗議し、今後、国、県、警察及び米軍等の関係機関の連携強化を求めるとともに、下記の事項が速やかに実現されるよう強く要求する。


 1 日米両政府は、県民に対して改めて謝罪し、遺族に完全な補償を行うこと。
 2 日米両政府は、米軍人・軍属等による事件・事故の根絶及び再発防止のための抜本的な対策を講ずること。
 3 日米地位協定の抜本的な見直しを行うとともに、米軍基地の大幅な整理・縮小を図ること。

 上記のとおり決議する。
 あて先
 駐日米国大使
 在日米軍司令官


(6)沖縄タイムス-沖縄への観光客数 過去最高999万9000人 2018年度1000万人には及ばず-2019年4月26日 14:09


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県の玉城デニー知事は26日の定例記者会見で、2018年度の入域観光客数が999万9千人と前年度より41万9100人増え、6年連続で過去最高となったと発表した。『自然災害や麻しん発生の影響などで目標の1千万人にわずかに届かなかった』と説明した。一方で『県観光の好調は継続している』とも述べた。」
②「19年度の入域観光客数の目標を前年度比30万1千人(3・0%)増の1030万人、内訳は国内観光客を同比6万人(0・9%)増の706万人、外国人観光客を同比24万人(8・0%)増の324万人に設定した。」
③「6年連続で過去最高となった要因について、玉城知事は行政と民間が一体となった誘客プロモーション活動で沖縄の知名度向上、旅行意欲の喚起につながったと説明。成田―石垣路線の新規就航など、航空路線の拡充による国内客が好調で、6年連続で過去最高を更新する699万8200人の入り込み数になったとした。」
④「台湾・高雄―那覇、韓国・仁川―那覇などの海外航空路線の拡充、クルーズ船の寄港回数の増加で、外国人観光客数は300万800人と11年連続で過去最高となった。前年度比30万8800人増で、初めての300万人台。」
⑤「10月予定の消費税引き上げの影響について、『予測はできないが、現時点の勢いを維持拡大できれば大きな影響はないのではないか』と語った。」
⑥「玉城知事は『2021年度の入域観光客数1200万人の目標達成に向け、引き続き成長著しいアジアのダイナミズムを取り込み、官民一体となった効果的なプロモーションを展開するとともに、人材の育成、確保や2次交通対策、キャッシュレス化の推進、観光目的税の導入検討など、受け入れ態勢の強化に積極的に取り組む』と意欲を語った。」


(7)沖縄タイムス-「この湧き水は飲めません」嘉手納町が注意看板 高濃度PFOS、住民は不安視-2019年4月26日 11:12


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【嘉手納】嘉手納基地周辺の湧き水で高濃度の有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)が検出されたことを受け嘉手納町は24日までに、湧き水の『シリーガー』など3カ所に注意喚起の立て看板を設置した。近くに住む女性(70)は、これまでシリーガーの水を飲んでいるという話は聞いた事がないとしつつ『夏休みには子どもがメダカやエビなどを網で取って遊んでいる』と心配そうだった。」
②「町産業環境課は『遊んでいる子どもが誤って水を口にすることがあるかもしれない。現時点では注意喚起の対応策を取っている』と話し、県に継続的な水質調査と周辺水域の生物の影響調査の実施などを求めた。今後は県と協議の上で、住民説明会の開催を検討していきたいとした。」


(8)沖縄タイムス-北谷の女性殺害事件 県議会が抗議決議-2019年4月26日 10:55


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県議会(新里米吉委員長)は26日午前、北谷町内で起きた米海兵隊所属の海軍3等兵曹が日本人女性を殺害し、その後自殺したとみられる事件に対する抗議決議と意見書の両案を全会一致で可決した。県民への謝罪や遺族への完全な補償、再発防止などを求めている。」
②「抗議決議、意見書は海軍兵に対し女性への接触禁止命令が出ていたにもかかわらず、外出許可を与えた米軍の対応を『監督責任が問われる』と非難。米軍基地が集中する状況を取り上げ、『基地があるゆえの事件、事故と言わざるを得ない』と指摘している。」
③「また、2016年に起きた米軍属による女性殺害事件に続く事件を受け『繰り返された凶悪事件は、県民に大きな不安と衝撃を与えた』と強調し、強く抗議している。」

何を受け取るか。



by asyagi-df-2014 | 2019-04-26 17:49 | 沖縄から | Comments(0)

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