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沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年4月24日

「沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設を巡り、総務省の第三者機関『国地方係争処理委員会』は24日、沖縄県が22日に発送した審査申し出書を受理した。」、と琉球新報。
またぞろ同じ結果でしかない、と諦める訳にはいかない。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年4月24日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-辺野古弾薬庫建て替え進む 「機能強化」指摘も-2019年4月24日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【名護】名護市の米軍辺野古弾薬庫で、建物の建て替えなど改修工事が進んでいる。本紙は23日、小型無人機で撮影し、少なくとも施設2棟の工事を確認した。2014年作成の米海兵隊文書『自然資源・文化資源統合管理計画』は『13の弾薬庫を取り壊し、12の新たな弾薬庫と武器の組み立て区画とする。未開発地を含む大規模な土木工事が必要だ』としている。」
②「弾薬庫から新基地建設予定地の海上にかけた付近には活断層があるとの指摘が専門家からある。新基地完成後は米軍機の飛行が生じるが、弾薬庫は米軍の定める『高さ制限』に抵触する。」
③「沖縄防衛局は『工事は既存の弾薬庫を建て替えるものであり、新たな機能を追加するものではない』としている。一方でヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は『トランプ米政権は小型核の配備を公言している。基地機能の強化に加え核兵器貯蔵に向けた準備ではないか』と指摘した。」


(2)琉球新報-育て、うちなーコーヒー 名護に240本植樹 沖縄SV×ネスレ-2019年4月24日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【名護】食品メーカーのネスレ日本(神戸市)と、サッカー元日本代表の高原直泰氏が代表を務めるサッカーチーム沖縄SV(豊見城市)などは23日、名護市許田の『沖縄SVコーヒーファーム』でコーヒー苗木240本を植え付けた。2020年には1万本を追加する計画でコーヒーの大規模生産としては県内初という。」
②「1万本の追加移植を行う場所は調整中。エクアドル産の3種類の苗木を植え、3年後の収穫を目指す。」
③「240本が順調に生育した場合、コーヒー豆約200キロ(約1万杯分)の収穫を見込む。管理は沖縄SVの選手らが取り組む。高原氏は『ポーツだけでなく、沖縄のためになることに取り組んでいきたい』と意気込んだ。ネスレ日本の深谷龍彦常務執行役員は『』観光農園やブランド化につなげたい』と期待を寄せた。」


(3)琉球新報-生活圏の湧水「不安」 住民「子どもの遊び場」-2019年4月24日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【嘉手納】発がん性などのリスクが指摘される有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)が高濃度で検出された嘉手納町屋良の湧き水。これまで比謝川や大工廻川など河川水の汚染は確認されていたが、今回は地域住民の生活圏にあり容易に近づくことができる湧き水で検出されたため、嘉手納町は急きょ注意喚起の立て看板を設置するなど対応に追われた。」
②「近くで農業をしている女性(70)によると、シリーガーは小さな頃からの遊び場所で洗濯場所としても活用していた。現在は子どもたちがテナガエビを求めて遊びに来るという。『頻繁に訪れることはないし、飲むこともないとは思うが、子どもだからね…』と心配そうに話していた。」
③「PFOSを巡っては企業局と県環境部の定期的な水質調査により、汚染源が米軍普天間飛行場と嘉手納基地である可能性が高いことが指摘されているが、県が求めている立ち入り調査を米側が拒んでいるため、特定はできていない。」
④「嘉手納町の担当者によると今回、高濃度が検出された湧き水の中でも特にシリーガーには柵がないため、子どもたちの遊び場になっていたり、地域住民が生活用水として使用していた可能性もあるという。町は継続的な水質調査と周辺水域の生物調査の実施を県に求めた。」
⑤「資料を入手した調査団体インフォームド・パブリック・プロジェクト(IPP)の河村雅美代表は、市民が開示請求しなければ企業局がデータを公表しなかった事態を問題視した。また飲料水と湧き水や、嘉手納基地と普天間飛行場など、県環境部と企業局が別々に調査をしていることを指摘。『業務を縦割りにするのではなく、県全体で横断的に調査することが重要。県民の安全を守る責任者として念入りに調査してほしい』と訴えた。」 (当銘千絵)


(4)琉球新報-沖縄県の辺野古めぐる申し出受理 総務省の係争委、7月までに判断-2019年4月24日 15:50


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設を巡り、総務省の第三者機関『国地方係争処理委員会』は24日、沖縄県が22日に発送した審査申し出書を受理した。県側は、辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回を取り消した国の裁決は違法と主張。審査期限は90日以内と定められており、7月23日までに判断が下される。」
②「係争委は有識者5人で構成。自治体の行政運営に対する『国の関与』が適正だったかどうかを審査し、違法・不当と判断した場合は是正などを勧告する。県は申し出が認められなかった場合、裁決の取り消しを求める訴訟を起こす方針。」
(共同通信)


(5)沖縄タイムス-揺るがぬ新基地NO(中) 2019年衆院3区補選 島尻氏選対 新基地容認の逆風下でも「善戦」 組織票固め次を見据える-2019年4月24日 16:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「『大健闘だった。引き続きしっかりと地元を回るように』。衆院沖縄3区補欠選挙での敗北が決まった21日夜、島尻安伊子氏(54)の携帯電話に1通のメールが入った。自民党の甘利明選対委員長からだった。事実上、次の本選に向けた準備を促すものだった。」
②「島尻氏は今回、名護市辺野古の新基地建設「容認」の立場を明確にして臨んだ。スタンスが明確になることで支持者の運動に力が入る一方、辺野古問題が争点になる現状では公明党や無党派層が離れることは否めない。『逆風は初めから分かっていた』と選対関係者が言うように、報道機関や政党が実施した世論調査では軒並み屋良朝博氏(56)に引き離されていた。」
③「『創価学会の動きが鈍い』。告示後、自民県連関係者は深刻な表情で語った。公明は島尻氏に推薦は出したものの、通常結ぶ政党間の政策協定は見送った。公明県本が掲げる辺野古新基地建設反対の主張が島尻氏と異なるためだ。県本の金城勉代表は『「辺野古問題の考え方は異なるが、今沖縄に必要なのは島尻氏だ』と推薦理由を話す。だが、14日に斉藤鉄夫幹事長が来県して街頭演説をしたが人影はまばら。総決起大会で公明の国会議員のあいさつ後の拍手も小さく、選対関係者は『学会婦人部には島尻氏へのアレルギーがある。足が止まっていた』とぼやいた。」
④「島尻氏への『逆風』はまだあった。2月に実施された新基地建設の賛否を問う県民投票だ。5市が投票の実施を拒否する中、自民県連執行部が2択から3択案に歩み寄ったことで全県実施が実現した。選対関係者は『へたに劇場型になったことで県民投票への注目が高まった。知事選、県民投票で巻き起こった風がやまなかった』とうなだれた。」
⑤「厳しい状況の中、島尻氏選対は組織票固めに最大注力する戦略をとった。島尻氏は投票日直前まで企業の朝礼や保守系市町村議員の後援会回りなどを徹底。それでも期日前投票、当日の出口調査で島尻氏の票は伸びず、数字だけで計算すれば大敗が予想された。だが、結果は約1万7千票差で踏みとどまった。当選者にどれだけ迫ったかを示し比例当選の順位基準となる『惜敗率』は2017年に3区で闘った比嘉奈津美氏を超え77%に達した。」
⑥「22日朝、島尻氏には菅義偉官房長官から『よく頑張った』と激励の電話が入った。党本部の選対から党幹部には『善戦でした』とのメールが送られた。選対関係者は、非常に苦しい選挙だったとした上で『辺野古を容認しても保守票は固めることができた。われわれがやってきたことは間違っていなかった』と次の本選を見据えた。」
 (衆院3区補選取材班・大野亨恭、上地一姫)


(6)沖縄タイムス-車いすで雨の中20分待機 「危険だから」入場拒否 抗議に米軍司令官が謝罪 普天間フェア-2019年4月24日 08:24


 沖縄タイムスは、「全国でバリアフリー問題に取り組む車いす利用者の大久保健一さん=兵庫県=が、3月9日に米軍普天間飛行場の基地開放イベント『普天間フライトラインフェア』を訪れた際、車いす利用を理由に入場を拒まれていたことが分かった。大久保さんは在沖海兵隊に抗議し、デイビッド・スティール司令官が今月3日付の文書で『心より深くおわびする。フェアなどで全ての来場者を受け入れられる体制を確保すると約束する』と謝罪した。大久保さんは、『危険だから』などと入場を拒まれ、20分ほど雨の中で待たされたという。取材に『当然入場できると思っていたので非常に残念。再発防止に努め、車いすをはじめ誰もが入れるようにしてほしい』」と述べた。」、と報じた。





by asyagi-df-2014 | 2019-04-24 17:53 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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