沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年3月12日

 『行政、司法、警察などの諸機関が朝鮮民族の人種を侵害し、公的にも私的にもわが民族と日本人の間に優劣の差別を設け、わが民族には劣等の教育を施し、永遠にわが民族を日本人の使役者にしようと』(2.8独立宣言より)(琉球新報)。
暗澹たる気持ちになるのは、『沖縄県』として強制併合した140周年に当たる。朝鮮と同様に、琉球の言葉、信仰、文化、誇りが奪われた。『3・1』の100年と、『3・27』の140年はつながっており、共に日本人が心に深く刻まなければいけない歴史だ。」、と繋がる人がどれぐらいいるのかということだ。
でも、ここしかないのではないか。
 「日本の植民地主義を克服するには壁は厚いと感じるが、日本人としての責任を踏まえながら、アジア同胞と共に歴史に学び、平和の未来を作る一端を担いたいと思う。」


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年3月12日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-<乗松聡子の眼> 【24】 3・1運動100年と沖縄 脱植民地阻む軍事同盟 -2019年3月12日 09:01


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「『ここにわが民族は日本および世界各国に対し、わが民族に自決の機会を与えることを要求する。もしその要求が受け入れられなければ、わが民族はその生存のために自由行動をとることで、わが民族の独立を期成せんことをここに宣言する。』」 
②「1919年2月8日、植民地支配下で日本に留学していた朝鮮人学生たちが起草し、3週間後の『3・1独立運動』の導火線の役割を果たしたと言われる、『2・8独立宣言』の結びの文である。その100周年の記念式典がさる2月8日に東京の韓国YMCAで開催され、私はその片隅に列席する機会を得た。」
③「この式典は韓国語の進行だったが、唯一、在日本大韓民国民団の代表者は日本語で、『きょうは勇気を振り絞って来てくれた日本の方に』と呼び掛けた。それを聞いて、私は、自分がそこに『勇気を振り絞って』来ていたわけではないことに気づいた。」
④「この式典は、日本が開国以来、朝鮮征服への試みを着々と進めた歴史、とりわけ日本が朝鮮を強制併合した1910年以来の『行政、司法、警察などの諸機関が朝鮮民族の人種を侵害し、公的にも私的にもわが民族と日本人の間に優劣の差別を設け、わが民族には劣等の教育を施し、永遠にわが民族を日本人の使役者にしようと』(2.8独立宣言より)した歴史を振り返る場であった。」
⑤ 民団の人の言葉によって、自分は加害側の日本人として、この歴史の「重み」を十分に感じずにそこにいたのではないかと、恥じ入る気持ちになった。その後私は『3・1』100周年まで東京に滞在し、関連イベントに片っ端から出席した。とりわけ、2月23日の横浜における宋連玉(ソン・ヨノク)青山学院大学名誉教授の講演『植民地主義に抗した朝鮮女性たち』には心を突き動かされた。2・8独立宣言に参加し、その後逮捕され過酷な拷問を受けた金マリアのような女性はたくさん存在した。宋氏が強調したのは、女性で独立運動に参加するということは、おぞましい性拷問を受け、それを生き延びたとしてもその後の人生を、性被害の女性を受け入れない儒教社会の中で生きることを引き受ける、ということだった。」
⑥「私は自らに問うた。運動家の勇敢さをたたえることは容易であるが、自分だったらそれができただろうか。分からない。そもそも、植民地支配さえなければこんな苦しみはなかったのだ。言葉を失う。ただ、その女性たちの前にひれ伏すしかない。」
⑦「この3月は、朝鮮全土で200万人がデモに参加した『3・1独立運動』の100周年であると同時に、1879年3月27日、明治政府が武力を伴い、約5世紀にわたり続いた琉球王国を滅ぼし、『沖縄県』として強制併合した140周年に当たる。朝鮮と同様に、琉球の言葉、信仰、文化、誇りが奪われた。『3・1』の100年と、『3・27』の140年はつながっており、共に日本人が心に深く刻まなければいけない歴史だ。」
⑧「そして現在も両地域に対する植民地主義は続いている。その根幹にあるのが世界最大の軍事的脅威である米国との軍事同盟であり、『日米安保』によって、朝鮮半島の統一と独立を阻み、沖縄に基地を集中させている。」
⑨「2月24日行われた沖縄の辺野古埋め立てを巡る県民投票は、52%以上の有権者のうち7割が『反対』に一票を投じた。これはすでに明確な民意の再確認ではあったが、多くの沖縄の人にとっては、日本に対し自分たちの自己決定権を強く訴えるという意味があった。」
⑩「その県民投票の同日、沖縄に対する植民地主義を象徴するような出来事があった。『天皇在位30周年記念式典」において、天皇が作った琉歌に皇后が曲をつけ、なんと沖縄出身の歌手に歌わせていたことだ。私は目を疑った。私の住むカナダは英仏の植民者が先住民の土地を支配して作った国だが、カナダはいまでも元首が英国女王であり、カナダには女王代理の総督という立場の人がいる。もしその人が、自分のための祝賀行事で、自らが先住民の言葉で作った歌を、先住民のアーティストに歌わせたりしたら、権力者による被支配者の「文化盗用(cultural appropriation)」であると、非難ごうごうになるのは間違いない。」
⑪「この催しでは安倍首相の発声で『天皇陛下万歳!』の三唱まで堂々と行っていた。一体この国は大日本帝国の歴史から何を学んだのか。しかしこの式典を問題視する人がリベラル側にほとんど不在であった。なぜか。『天皇タブー』があるからではないか。日本の植民地主義は天皇制を問うことなしには語れない。タブー視、異論封じなどをしている限りこの国は民主主義の国とは言えない。」
⑫「朝鮮『3・1』の100周年、琉球『3・27』の140周年を迎えるにあたり、日本の植民地主義を克服するには壁は厚いと感じるが、日本人としての責任を踏まえながら、アジア同胞と共に歴史に学び、平和の未来を作る一端を担いたいと思う。以上、3・1の100周年当日、600人が集まった新宿アルタ前の大集会のリレートークで、妨害に来た右翼の怒声で自分の声も聞こえなくなる中、私はこのような話をした。終わることのない学びの入り口に立っていたような思いだった。(「アジア太平洋ジャーナル・ジャパンフォーカス」エディター)」
 (随時掲載)


(2)琉球新報-福建省が友好の獅子を寄贈 沖縄・万国津梁館に設置-2019年3月12日 06:00


 琉球新報は、「友好県省を結ぶ中国福建省から沖縄県に贈られた獅子像の除幕式が11日、名護市喜瀨の万国津梁館であった。獅子は閩南(びんなん)産の青石を使い、福建省で造られた。高さは約160センチ、一対で重さ約3・4トン。玉を持つ獅子は太平を、子連れの獅子は子孫繁栄を願う。福建省人民政府外事弁公室の李宏副主任は『獅子が双方の交流を見守り、福をもたらしてほしい』と願った。県は除幕式にあわせ、宮城光男さんが制作した同館のシーサーと龍柱もお披露目した。」、と報じた。


(3)琉球新報-墜落事故と同型機システム改良へ 米当局、運航停止せず-2019年3月12日 09:34


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【ニューヨーク共同】エチオピアでエチオピア航空の最新鋭旅客機ボーイング737MAX8が墜落した事故を受け、米連邦航空局(FAA)は11日、4月までに同型機のシステムの改良を義務付ける方針を示した。機体自体は安全に飛行できるとして、直ちに運航停止措置は取らない。」
②「事故機は2018年11月に納入されたばかりで、同年10月にインドネシアの格安航空会社(LCC)ライオンエアの同型機がジャカルタ沖で墜落。エチオピアでの事故を受け、インドネシアと中国は同型機の運航を一時停止した。」
③「改良されるのは同型機の『自動化されたシステムと信号装置』だが、詳細は伝えられていない。」


(4)琉球新報-日本、国連軍にも裁判権放棄密約 53年英公文書で判明-2019年3月11日 02:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「日本に駐留する米軍人らの刑事事件を巡り『重要な事件以外、日本は裁判権を行使しない』とした1953年の日米密約を踏まえ、日本政府が同年、米国主体の朝鮮国連軍との地位協定交渉で英国やオーストラリアなど英連邦の4カ国にも密約を適用していたことが10日、機密解除された複数の英公文書で分かった。裁判権放棄が広範に行われていた可能性がある。」
②「日米間では在日米軍の権利・義務を規定した日米地位協定がある。日本は国連軍とも別に地位協定を結んでおり現在も有効。締約国は神奈川県や沖縄県などの7カ所の在日米軍の施設を使用できる。」
(共同通信)


(5)琉球新報-菅氏「米軍駐留経費は適切」 負担増検討報道で-2019年3月11日 18:16


 琉球新報は、「菅義偉官房長官は11日の記者会見で、在日米軍駐留経費について『現在の駐留経費は日米両政府の合意に基づき適切に分担されている』との認識を示した。米政府が同盟国に対し駐留経費の1・5倍超の負担を要求する計画を検討しているとした米メディア報道に関連した発言。トランプ大統領が各国の負担が不十分との不満を示していることについては『米政府は日本の駐留経費負担を高く評価してきている』と指摘。同時に『現行の協定は2021年3月まで有効であり、新たな協定に関する交渉は開始していない』と強調した。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-米韓最大級の軍事演習終了で沖縄への影響は? 非核化の動き注視 「国際情勢の緊張感を肌で感じる」-2019年3月12日 05:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米韓両政府が朝鮮半島の完全な非核化を目指す一環として、北朝鮮への軍事的圧力と位置付け毎年春に実施していた最大規模の軍事合同演習『フォール・イーグル』の終了を発表した。北朝鮮のミサイル発射の動きが報道されるなど不安定な要素は残るが、在沖米軍基地の運用に大きな影響を与えかねないとして地元は米朝関係を注視している。」  (政経部・銘苅一哲、中部報道部・勝浦大輔、篠原知恵)
②「日本政府は米軍普天間飛行場を拠点とする在沖海兵隊が駐留する理由として朝鮮有事への対応を上げており、将来的に朝鮮半島の非核化が実現すれば海兵隊の存在理由は限りなく小さくなる。朝鮮半島の情勢と在沖海兵隊を巡っては2018年3月に県が米ワシントンで開催したシンポジウムで、ペリー元国防長官が『北朝鮮の脅威がなくなれば、在日米軍、特に普天間に駐留している部隊について、その存在理由が完全になくなり得る』と発言した。」
③「普天間を抱える宜野湾市の松川正則市長は、米韓軍事合同演習が終了したことについて『一つの戦略であり、あくまで政治的な配慮だろう』と評価。米朝首脳会談後も、北朝鮮が核施設整備を進めているなどの報道があることに言及し『米朝の関係性もまだよくわからない。在沖海兵隊の必要性などの議論に結びつく状況ではないのではないか』と慎重な姿勢を示す。」
④「一方で、玉城デニー県政は北朝鮮問題の情勢の変化が、沖縄の最大の政治課題である辺野古の新基地問題に影響するとの見方を示す。玉城知事は昨年11月、岩屋毅防衛相との会談で米朝首脳会談を引き合いに出し『安全保障環境は平和環境の構築に変化している。(日本政府の)辺野古が唯一の解決策との固定観念にとらわれず、県民の理解を得られない新基地建設を断念してほしい』と迫るなど、朝鮮半島の非核化に向けた動きを注視する。」
⑤「フォール・イーグルは米海軍・米海兵隊が主に参加するため、空軍の嘉手納基地で打ち切りに伴う大きな影響は確認されていない。ただ米朝首脳会談日を含む1~3月の44日間、米太平洋空軍の在韓米軍烏山(オサン)基地配備のU2偵察機(通称ドラゴンレディ)4機は嘉手納を拠点に飛行。北朝鮮の情報収集にも動いていたとみられ、国際情勢と密接に結びついた嘉手納基地の存在感をみせつけた。」
⑥「米朝の緊張関係が緩和され在韓米軍が縮小されれば、前線としての嘉手納の重要性が高まり、オサン基地配備のF16戦闘機など一部運用が機能移転される可能性もある。一方で米朝関係が悪化しても重要性は高まりかねず、ミサイルの弾道の追尾・観測を主な任務とするRC135S(通称コブラボール)の嘉手納を拠点とした飛行が活発化するとの見方もある。」
⑦「嘉手納町議会基地対策特別委員会の當山均委員長は『嘉手納にいると国際情勢の緊張感を肌で感じる。軍事基地なので国際情勢が運用に影響を与えるのは当たり前かもしれないが、これ以上の基地負担は受けられないというのが町民の総意だと思う』と話した。」


(7)沖縄タイムス-「自分の島はこの事だけなのか」沖縄で検索すると…嫌になった 若者が振り返る県民投票-2019年3月12日 06:12

 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【宜野湾】「辺野古」県民投票の会の活動に関わった若者たちが語り合うトークイベントが1日夜、市内の『カフェユニゾン』で開かれた。これまでの活動を振り返り、今後への思いも語った。写真家の石川竜一さん(34)もゲストに招かれた。」
②「那覇市の大学職員、大城章乃さん(28)は基地問題について考えるきっかけを語った。ハワイの大学院に留学した時のこと。沖縄のことを研究しようと、論文検索サイトで『okinawa』と打つと、出てきたのは基地問題のことばかり。他の課題や良い面もあるのに『自分の島はこのことだけなのか』と嫌になった。労働問題をテーマに選んだが、沖縄に非正規雇用が多い背景を調べていくと、基地問題や沖縄戦からの歴史に行き着き、『向き合わないといけない』と思ったという。」
③「県民投票を目指す署名集めの前から関わった大城さん。反対多数の結果が出ても、全国的には思ったほど注目されなかったと思い、もっと伝えていく必要性を感じている。一方で、若者たちそれぞれに今後の道がある。大城さんは4月からドイツに行き、沖縄研究に携わる予定だ。」
④「宜野湾市在住の石川さんは、自宅から見える米軍機の写真などを盛り込んだ作品を紹介。写真集を出したことで人との関わりが増えると、自然と米軍機などが写真に入ってくるようになり、『写っているものを無視しちゃいけないんじゃないかな』と思ったという。」


(8)沖縄タイムス-天敵農法「無敵」の成果 害虫駆除で一石二鳥 導入広がるマンゴー農家-2019年3月12日 11:37


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「農作物を傷つける害虫をダニなどの天敵生物で駆除する『天敵農法』の導入が、広がっている。害虫駆除のための農薬散布を減らせるため、より安全な作物を作れるほか、農家の作業負担も軽減され、持続可能な農法として注目を集めている。減農薬作物として販売することで、販路拡大や農家の所得向上も期待できる。沖縄県の農業改良普及員、JAの指導員らも、農家と連携して普及に取り組み始めている。」            (政経部・川野百合子)
②「沖縄県内では、できたばかりの果実の果汁を吸い、果物や野菜の実を傷つける害虫チャノキイロアザミウマへの対処が課題となっている。天敵農法では、この害虫を捕食するスワルスキーカブリダニなどを畑に放って駆除する。農薬の散布は一定回数必要だが、従来より回数を半分に減らせる。」
③「マンゴーやピーマンなど、天敵が外に逃げにくいハウス栽培の作物で導入が進む。2013年から県内で天敵農薬として販売が始まり、県などが15年ごろから本格的な導入を進めてきた。県によると、スワルスキーを使って防除するマンゴー農家は、15年に5戸だったが、18年は36戸に増えた。特に北部地区の農家が12戸と、県内で最も多い。」
④「今帰仁村では、マンゴー産地協議会に所属する農家約30人が、天敵農法の研究に励んでいる。先進地・高知県での視察や土着のクモや虫での防除方法、天敵の増殖や組み合わせ方なども研究している。」
⑤「協議会の副会長でマンゴー栽培歴30年になる宮城康吉さん(75)は『作る人も食べる人も安心安全なマンゴーを求める。傷ついて規格外となっていたマンゴーの品質が改善されることで手取りも約3倍上がる』という。宮城さんは『農作業が楽になり収入も増えれば、若い担い手の参入も期待できる。どんどん広めていきたい』と期待した。」


(9)沖縄タイムス-「まるで容疑者扱い」辺野古署名のロブ・カジワラさん 沖縄県警が情報収集していた-2019年3月12日 07:47

 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設を中止するよう署名活動をしているハワイ在住県系4世ロブ・カジワラさん(32)は9日、自身のツイッターで、警察が中城村役場や親戚の家を訪ね調査したとの情報を投稿し『まるで殺人容疑者のように扱われている』と批判した。中城村によると、警察官2人が2月下旬か3月上旬ごろに訪れ、カジワラさんに関する情報を聞かれたという。県警は本紙の取材に12日以降対応すると説明した。」
②「同村によると、カジワラさんは村海外移住者子弟研修に参加した経験があり、ホストファミリーの情報を警察へ回答した。村の担当者は『目的などは確認していない』という。」
③「カジワラさんは県民投票に合わせた講演会などに出席するため2月19日にハワイから来日した際、関西国際空港で入国を一時足止めされた。大阪入国管理局関西空港支局は、短期間で出入国の多い外国人が不法就労をしていないかを調べるための措置だったと説明している。」




by asyagi-df-2014 | 2019-03-12 16:59 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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