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沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年2月24日

2019年2月24日。
 日本いう国にとって歴史に残る日となった。
この県民投票を、琉球新報は「県民投票条例では、投票数が最も多い選択肢が投票資格者総数の4分の1に当たる約29万票に達すれば、知事は結果を尊重し、首相と米大統領に通知することを定めている。結果に法的拘束力はないが、県民の意思に両政府がどう対応するかが焦点となる。」、と知らせる。
 沖縄のここまでの歴史が、次の新しい風を日本に起こすことを。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年2月24日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-沖縄県民投票、午後11時ごろ大勢判明 期日前に23万人、辺野古に直接審判-2019年2月24日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票は24日、繰り上げ投票をした竹富町を除く全40市町村の投票所で一斉に行われ、即日開票される。辺野古新基地建設の賛否について県民が直接意思を示す初めての機会となる。24日午後9時半ごろには県全体の投票率が確定し、午後11時ごろ大勢が判明する見通し。」
②「玉城デニー知事は午後11時半をめどに県庁で会見し見解を表明する。玉城知事は23日、県主催イベントで『ぜひこの貴重な機会を生かし大切な1票を投票してほしい。県民投票を成功させよう』と呼び掛けた。」
③「投票は一部地域を除いて午前7時から始まり午後8時に締め切られる。竹富町では23日、繰り上げ投票が行われ、投票率は59・02%だった。15~23日までの9日間に期日前投票を済ませた人は23万7450人で、投票資格者総数115万6295人(13日現在)の20・54%に達した。」
④「県民投票条例では、投票数が最も多い選択肢が投票資格者総数の4分の1に当たる約29万票に達すれば、知事は結果を尊重し、首相と米大統領に通知することを定めている。結果に法的拘束力はないが、県民の意思に両政府がどう対応するかが焦点となる。」
⑤「結果は辺野古新基地建設反対の立場で政府に対話を求めている玉城県政の施策や、県が示唆している辺野古埋め立て承認再撤回の判断にも影響を与えそうだ。」


(2)琉球新報-行こう 立場超え 実は「面白い」基地問題 投票して参加しよう-2019年2月24日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票は24日、実施される。沖縄の未来を決める歴史的な日を前に、県民投票を成功に導こうと、投票を呼び掛ける活動が23日、各地で活発に展開された。期日前投票ではこの日までに23万人余が1票を投じ、意思表示を済ませた。日米両政府が米軍普天間飛行場返還に合意して23年。早期返還と県内移設の問題で揺れ続けてきた県民一人一人がさまざま思いを抱えながら、投開票の日を迎える。」
②「24日投開票の県民投票について、基地問題をネタにしたお笑いの舞台『お笑い米軍基地』を企画する小波津正光さん(44)は本紙取材に『投票結果によって政府よりも、いかに日本全体の人に興味を持ってもらうかだ』と意義を指摘する。政府が県民投票結果に関係なく名護市辺野古の新基地建設を進める考えを示したことを踏まえ、『それを分かった上でも【県民は投票に行く】と言った方が熱が伝わると思う。うしぇーんけーどー=なめるなよ、との意思を示す』と強調した。」
③「基地問題を巡り、沖縄と県外の温度差や沖縄の中での矛盾・葛藤も含めて舞台のネタにして笑いに転換してきた。今回の県民投票で『圧倒的な投票率や圧倒的な反対が出た上で、政府は微動だにせず基地建設を進めてほしい』と逆説的に指摘する。理由を『その方が、日本政府がやってきたことや基地問題の悲しさ、悲しくも面白いところが浮き彫りになる可能性がある』と持論を語る。」
④「県民投票を巡る県民の関心度について『高くはなっている』と感じる。ただ、大学生らと話す機会に感じたことがある。『若く純粋な人が賛成でも反対でも、経験値も浅かったりするため、いろんな情報に振り回されることがある。ツイッターやLINE(ライン)で得た1人、2人の情報が全てだと思う人もいる。情報を追うのに必死で自分で考えていない場合がある』と危惧する。」
⑤「小波津さん自身は『時事ネタを扱うので、もちろんいろんな情報を集めるが、自分の中に入れて咀嚼(そしゃく)し吐き出す時間が必要』と言う。大量の情報をうのみにせず、自ら考えを深める必要性を強く感じている。『県民投票について一生懸命に考える人は投票へ行くと思う』と指摘する一方、県民投票に関心が低い人へ『興味はないが、この記事を目にした方に伝えたい。基地問題は、実は見方を変えると面白い。県民投票に参加することでその面白い問題に参加する権利を得たと思い、投票してほしい』と促した。」  (古堅一樹)


(3)琉球新報-CV22オスプレイ2機が嘉手納飛行場に飛来 4日も飛来し地元反発したばかり-2019年2月23日 17:53


 琉球新報は、「米軍横田基地に配備されている米空軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイ2機が23日午後5時すぎ、米軍嘉手納基地に相次いで飛来した。1機目の飛来は同日午後5時22分、2機目の飛来は同日午後5時24分だった。CV22オスプレイは今月4日にも4機が飛来し、沖縄市と嘉手納町、北谷町でつくる『嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会』や県などが抗議の意思を示すなど、地元の反発を受けたばかりだった。」、と報じた。



(4)沖縄タイムス-きょう沖縄県民投票 辺野古埋め立て賛否を判断 得票数・率に注目-2019年2月24日 05:24


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に必要な埋め立ての賛否を問う県民投票が24日、投開票される。15~23日までの期日前投票は全41市町村で投票資格者総数の約2割に当たる23万7447人が投票した。県民が新基地建設のみに絞って直接民意を示す初の投票となり、各選択肢の得票数や投票率が注目される。竹富町では23日、投票が実施された。」
②「政府は投票結果にかかわらず埋め立てを続ける方針だが、結果や対応次第では県や県民の反発がさらに強まる可能性がある。」
③「県は23日、那覇市のパレットくもじ前広場で『2・24 県民投票キャラバンファイナル』を実施。玉城デニー知事は『皆さんの考えを投票できるのは大変意味がある。大切な1票を投じてほしい』と呼び掛けた。」
④「新基地建設反対県民投票連絡会も『投票率アップ大行動』として、那覇市内の街頭で共同代表らが『埋め立て反対の圧倒的な民意を示そう』と訴えた。同会青年局のメンバーは糸満市の魂魄(こんぱく)の塔から辺野古に向け、24日まで行進して賛否を問わず多くの投票を呼び掛ける。」
⑤「県民投票条例制定を請求した『【辺野古】県民投票の会』の元山仁士郎代表は23日、宜野湾市で期日前投票。『将来の沖縄をどうつくっていくのかという重大な局面に差し掛かっている。1票を大事に意思を示してほしい』と語った。」
⑥「新基地建設を容認する自民党県連は、自主投票とし静観。新基地反対の公明党県本も足並みをそろえた。」
⑦「24日の投票資格者数の見込みは115万3589人(男性56万2036人、女性59万1553人)。」
⑧「県民投票に法的拘束力はないが、条例では『賛成』『反対』『どちらでもない』の3択のうち、いずれか多い方が投票資格者総数の4分の1に達すると、知事はその結果を尊重しなければならず、首相や米大統領に通知すると定められている。」


(5)沖縄タイムス-辺野古抗議市民の撮影目的は「挑発への対抗」 警備会社の監視リスト-2019年2月24日 07:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う海上警備業務の受託警備会社が抗議市民の顔写真入り監視リストを作っていた問題で、警備会社が反対運動について『挑発』『陽動』『デッチ上げ行為』などがあると表現し、それらへの『対抗手段』として市民を撮影していたことが22日、分かった。2015年6月の警備計画書に『撮影目的』として記して提出し、沖縄防衛局も承諾していた。」
②「業務は当時、大成建設(東京都)が受注し、ライジングサンセキュリティーサービス(同)に再委託していた。撮影目的について『反対・妨害活動での挑発、陽動や加害演出を記録し、警備に不法・不正・不良行為がないことを立証する』と記され、かっこ書きで『反対活動者によるデッチ上げ行為に対する対抗手段』と付け加えている。『各関係機関との情報共有を図り連携を密にする』とも記載されている。」
③「計画書を入手した川内博史衆院議員(立憲民主)が予算委員会で計画書の提出を受けたか、ただしたのに対し、岩屋毅防衛相は『防衛局の監督官の承諾を得た』と認めた。一方で、『防衛局はリストを保有しておらず、市民の写真撮影や氏名、顔写真のリスト作成、個人情報の収集、政府への報告を指示した事実はない』と述べ、写真撮影は警備目的の範囲内との認識を示した。」


(6)沖縄タイムス-米軍ゲート前「殺人鉄板」に悔い 信念通し「反対」投じる 県民投票-2019年2月23日 18:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「2014年7月24日夜、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前の国道に、山なりの突起が並ぶ鉄板が敷かれた。ちょうど新基地建設に伴う資材搬入で工事車両の出入りが増え始めた時期。沖縄防衛局はタイヤの泥落としや路面保護を理由にしたが、新基地建設に反対して座り込みを続けてきた市民側は『運動弾圧が目的』と批判した。転べばけがをしかねず、『殺人鉄板』という物々しい呼び名も付けられた。」
②「防衛局に対して鉄板設置のための道路占用を認めたのは、国の出先機関である北部国道事務所だ。実はいったん防衛局側に認められない方針を伝えたものの、結局は方針転換した。元幹部の男性は『不本意だった』と悔やむ。」
③「道路法では、道路に物を設置する場合、原則として道路以外にスペースがないことが条件になる。基地側には十分な場所があると考え、防衛局側との話し合いの場で伝えた。『なぜそこに置くのか』と疑問を感じた。ほどなくして、上層部から電話が入るようになった。国の事業の場合は特例で、道路管理者が同意すれば設置できる。そうした規定を踏まえ、上層部から『国策だから協力すべきだ』『同意しても違法ではない』と迫られた。」
④「大学で学んだ土木の知識を生かしたいと公務員になり、国道に関わる仕事で長くキャリアを積んだ。信念も、誇りもあった。だが『目に見えない政府の圧力』にあらがい切れなかった。もともと普天間飛行場周辺で生まれ育ち、米軍絡みの事件・事故や騒音を身近に感じてきた。退職後は新基地建設に反対する県民大会にも足を運ぶ。『辺野古に関しては何がなんでも強行してくる』と、国の力を誰よりも肌で感じている。それでも、県民投票の期日前投票では『反対』を投じた。今度は、信念を押し通した。」
⑤「本島中部の基地従業員男性(27)は、米軍と県民の板挟みになった経験がある。2016年、米軍属による暴行殺人事件が起きた後のこと。米軍嘉手納基地のゲート前で抗議する集会が開かれたさなか、基地の警備員を務めていた男性に声が飛んだ。『あの日本人は敵だ』。基地との境界線『イエローライン』を挟んで20、30メートル先にいる市民100人以上の中から指をさされ、拡声器越しに浴びせられた、同じ県民からの言葉。『生活のために働いているだけなのに』。やるせなかった。」
⑥「男性によると、警備員の仕事はゲートを出入りする米兵らの身分証を確かめ、基地内の交通違反を取り締まる。違反切符を切った経験はなく『普段は出掛ける人に【行ってらっしゃい】と笑顔であいさつするくらいの平穏さ』で、抗議集会は『初めて出合った緊迫感』。ギャップに戸惑った。」
⑦「男性は英語圏で働きながら英語を学んで帰国し、本土の期間工を経て基地従業員に。『県外から故郷のよさが見えた。どうせ働くなら、将来に役立てるために英語力を高めたい』と思った。男性によると基地従業員は週5日、8時間勤務で残業ゼロ。福利厚生も充実している。『職業上は新基地建設に賛成する。だが100パーセントではない』」
⑧「フェンスに囲まれた基地内で、男性は同僚、上司の米兵と飲み会に行く。『米軍は基地の外でどう思われているか知っている。日本人への接し方は、日本人がするよりも丁寧』。羽目を外す若い軍人も見る。『抑止力として、日本で起きた米軍絡みの事件・事故は全て日本で捜査、裁判できるようにするべきだ』と、日米地位協定の改定に消極的な日本政府も歯がゆい。本島南部で生まれ育ち、沖縄戦の犠牲にされた親族が多い。『基地がなくなれば一番いい』とは思う。でも、県民投票で『反対にマル』をためらった理由が二つある。一つは『新基地ができないと安全保障はどうなるのか』。もう一つは『基地返還後にできるのは大型商業施設。雇用は増えても、若い人が安い給料で働く場になるだけでは』と、基地返還後のビジョンに疑問があるからだ。」
⑨「今回の県民投票で『どちらでもない』が選択肢に加わり、男性は喜んだ。『複雑な思いがあって【どちらでもない】を選ぶ。県民投票が、いろいろな立場に立たされた県民同士、互いに理解を深めるきっかけになれば』と願い、期日前投票を終えた。」     (「県民投票」取材班)


(7)沖縄タイムス-【県民投票投票率】午後4時現在、21・28%-2019年2月24日 16:56


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古新基地建設埋め立ての賛否を問う県民投票の投票率は24日午後4時現在、21・28%となっている。24万5436人(男性12万1385人、女性12万4051人)が投票した。」
②「当日投票資格者数は115万3591人(男性56万2038人、女性59万1553人)。」
③「投票は繰り上げ投票をした竹富町を除く全40市町村の投票所で一斉に行われ即日開票される。15~23日までの9日間に期日前投票を済ませた人は23万7450人で、投票資格者総数115万6295人(13日現在)の20・54%に達した。」
④「投票は一部地域を除いて24日午前7時から午後8時まで。24日午後9時半ごろには県全体の投票率が確定し、午後11時ごろには大勢が判明する見通し。」
⑤「県が発表した24日午後2時現在までの投票数と投票率は次の通り(期日前投票は含まない):【午前10時現在】5万2236人(男性2万9539人、女性2万2697人) 4・53%(男性5・26%、女性3・84%):【午前11時現在】8万7654人(男性4万6777人、女性4万877人) 7・60%(男性8・32%、女性6・91%):【午後2時現在】18万6445人(男性9万4139人、女性9万2306人) 16・16%(男性16・75%、女性15・60%):【午後4時現在】24万5436人(男性12万1385人、女性12万4051人) 21・28%(男性21・60%、女性20・97%)」



by asyagi-df-2014 | 2019-02-24 17:48 | 沖縄から | Comments(0)

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