沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年2月12日

 「挑戦」が行われ、「挑戦」を認め合う社会。
 沖縄から、沖縄タイムスの記事が伝える。
「先天性脳性まひで四肢に機能障がいのある瑞慶山良さん(25)=沖縄県うるま市=が9日、沖縄市であった音楽祭で鼻と左手でDJコントローラーの機器を操作し、初めて人前でDJを披露した。アーティスト名は『IRIE TO BE BORN』。ジャマイカの言葉も入れて『どんな人でも楽しめる音楽で、平和な世界をつくりたい』との思いを込めた。」「初舞台は、障がいのある人の社会参加を後押しする『愛音楽(アネラ)音楽祭』。500人以上の観客を前にステージに座り、レゲエとエレクトロニック・ダンス・ミュージックの要素に沖縄らしさを加えた創作2曲を爆音で奏で、会場を沸かせた。」
 私たちの地域で、「挑戦」は行われているのか。
「5分の出演を終え『緊張したけどうまくできた』とにっこり。『こうして僕が音楽を楽しめるのも支えてくれる人たちのおかげで感謝している。次はバーやクラブでプレーしたい』。挑戦は続く。」(沖縄タイムス)、との声を胸に。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年2月12日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-沖縄の基地問題を発信するユーチューバー デマに衝撃、動画で解説-2019年2月12日 06:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。-幻想のメディア SNSの民主主義(12)第1部 何が起こったか-


①「SNS上で多くのフェイクニュースが飛び交った2018年の県知事選。その教訓を生かした動きが県内で広がっている。名護市在住の多嘉山侑三さん(34)=自営業=は、県知事選投開票日の約1カ月後に動画投稿サイト『ユーチューブ』で動画チャンネルを開設。辺野古新基地建設や県民投票などに関する情報を積極的に発信している。動画チャンネル名は『うちなーありんくりんTV』。10日現在、12本の動画をアップ。総再生回数は7万回を超え、チャンネル登録ユーザーも2千人以上に上る。」
②「多嘉山さんは糸満市出身。妻の地元の名護市に17年から住んでいる。翌年2月に名護市長選を経験。SNS上で数多くのデマや中傷が書き込まれているのに衝撃を受けた。『誤った情報に影響されている人が大勢いた』。県民の一人として、事実を、責任を持って発信しなければいけないと感じた。それまで匿名にしていたツイッターのアカウント名を本名に変え、アイコンもイラストから顔写真に変更。県知事選や那覇市長選では、各候補者の政策比較などをツイッター上に投稿し、拡散された。」
③「『ユーチューバーやってみたら?』。知り合いに提案されたのはそんなときだ。ツイートだけでなく、動画を通して事実に基づいた議論の基盤ができればという思いで制作し始めた。動画は15分前後。普天間飛行場の歴史や海兵隊の軍事的役割などを解説し、辺野古新基地建設について『日本全体で考えてほしい』と呼び掛ける。」
④「動画を作成する際には、県や防衛省などのホームページで公開されている誰でもアクセス可能な1次情報を活用。経営する音楽教室の仕事の傍ら、自宅で撮影・編集し、1本の動画を作るのに2週間ほどかける。」
⑤「〈こんな動画を待っていた!〉〈分かりやすい!〉」。好意的なコメントの一方、否定的な意見も少なくない。家族からは仕事への影響を懸念する声も上がったという。それでも、多嘉山さんは特に10~30代の若年層に基地問題について考えるきっかけづくりのために、動画をこれからも作り続けたいと話す。『正確な情報を主体的に学び、納得のいく判断ができる人が少しでも増えればうれしい』。SNSが沖縄の今後の方向を支えるツールになると信じている。」                           (「幻想のメディア」取材班)


(2)沖縄タイムス-鼻と片手でDJ 脳性まひの瑞慶山良さんが初舞台 「次はバーやクラブで」-2019年2月12日 06:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「先天性脳性まひで四肢に機能障がいのある瑞慶山良さん(25)=沖縄県うるま市=が9日、沖縄市であった音楽祭で鼻と左手でDJコントローラーの機器を操作し、初めて人前でDJを披露した。アーティスト名は『IRIE TO BE BORN』。ジャマイカの言葉も入れて『どんな人でも楽しめる音楽で、平和な世界をつくりたい』との思いを込めた。」
②「初舞台は、障がいのある人の社会参加を後押しする『愛音楽(アネラ)音楽祭』。500人以上の観客を前にステージに座り、レゲエとエレクトロニック・ダンス・ミュージックの要素に沖縄らしさを加えた創作2曲を爆音で奏で、会場を沸かせた。」
③「元々、音楽が大好き。耳の聞こえない知人に『エイサーなら振動で音楽を感じられる』と教えられ、聞こえなくても体に響く低音や振動で一緒に音楽を楽しんでほしいと鼻や手、足を駆使して音楽編集ソフトを操作した。こつこつと約1年かけて、指笛などの音源を取り入れてアレンジした『かぎやで風』と、自作の『future』の2曲を創作。DJの機器操作は1週間練習したという。」
④「5分の出演を終え『緊張したけどうまくできた』とにっこり。『こうして僕が音楽を楽しめるのも支えてくれる人たちのおかげで感謝している。次はバーやクラブでプレーしたい』。挑戦は続く。」
(中部報道部・篠原知恵)


(3)琉球新報-「海を壊すな」 辺野古埋め立て作業を継続 土砂、次々と投入-2019年2月12日 14:36


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は12日午前、埋め立て作業を続けた。大浦湾側のK9護岸で台船からダンプカーに土砂を積み込み、辺野古崎付近の埋め立て区域『2-1』へ次々と土砂を投入した。新たに着工したN4護岸では汚濁防止幕をクレーン車がつり上げる様子が確認された。市民はカヌーや抗議船で海上に繰り出し、『違法工事をやめろ』『海を壊すな』などと抗議した。一方、米軍キャンプ・シュワブゲート前には約40人の市民が座り込んだ。拳を振り上げ抗議する市民を警機動隊が排除し、基地内へと建築資材が運び込まれた。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-「美ら海守れ」海上から辺野古新基地に抗議 フロート越え一時拘束も-2019年2月12日 13:56


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局は12日も午前から海上作業を進めた。米軍キャンプ・シュワブ沿岸の『K9』護岸では土砂を積んだ台船に抗議しようと、市民らはカヌー11艇と抗議船3隻に乗り、『美ら海守れ』などと声を上げた。カヌーチームが臨時制限区域を示すフロートを越え、海上保安官に一時拘束される場面もあった。一方、シュワブゲート前では午後1時までに資材を積んだトラックの搬入が2度あり、市民約40人がプラカードを掲げて新基地建設中止を訴えた。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-【ここで暮らす@辺野古】高倉健さん主演の映画にも登場した行事 誇り持ち継ぐ若者「基地問題だけじゃない」-2019年2月12日 10:12


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「夜になると、スナックやバーに人が集い、語らう沖縄県名護市辺野古の社交街。地元の古波蔵勢(ちから)さん(33)は、辺野古を拠点に、酒を飲んだ人の帰りの足として欠かせない代行運転の仕事をしている。その古波蔵さんの別の顔がエイサーの地謡だ。」
②昨年8月、3年に1度開催される辺野古大綱引きの会場。辺野古青年会によるエイサーが披露され、太鼓をたたき踊る若者たち。ステージでは、古波蔵さんが先輩と一緒に地謡を務めた。『地謡が止まったら、全てが止まる』。プレッシャーのかかる役回りだ。」
③「エイサーは辺野古の人たちが大切にしてきた伝統芸能の一つ。辺野古誌によると、大正時代に中断したが、1962年に中部出身者らの指導を受けて再び創作され、64、65年と2年連続で第1回、2回の全沖縄大会を制し、『県下に辺野古エイサーの名を馳(は)せた』という。66年公開の東映の映画『網走番外地 南国の対決』でも、辺野古青年会のエイサーが登場し、主演の高倉健さんや田中邦衛さんらとともに画面に映るシーンがある。」
④「20年以上前、辺野古が普天間飛行場の移設先として浮上し、今では全国的に知られるようになった。地域の外から見ると『辺野古=基地問題』で、行事には関心はないだろうと思う。でも、古波蔵さんは『基地問題だけじゃないのを見てほしい。基地問題が出る前から、行事ごとは辺野古にはある』。古波蔵さんにとって辺野古は、住民同士のつながりが強い地域だ。多くの人が一体となる行事の時は、住民の間で、基地問題が話題に上ることはない。基地問題に反対する市民ら地域の外から人が出入りする様子は以前とは変わったとも感じる。」

父から継承 地元引っ張る
⑤「古波蔵さんの父も長年、地謡の中心的な存在だった。三線1本で、カチャーシーを盛り上げる様子を見てきて、子どもの頃から憧れた。高校卒業後、滋賀県で5年ほど仕事をした時も、父の三線を借りていった。寂しい時、三線をつまびくと沖縄の音が慰めてくれた。帰郷後、1年ほどして、父の後ろで三線を弾くようになった。前で演奏する父の姿を見て学ぶのが基本だ。父が『引退宣言』をしたのは2、3年ほど前。『いつまでもいたら甘える』と言われた。地謡の担い手は2人で古波蔵さんの下の世代はいない。地域の行事に参加できる人も減ってきて、エイサー自体が将来的になくなる不安もある。『先輩たちが頑張ってきた伝統を崩したくない』。仕事の傍ら、寸暇を惜しんで三線を触っていた父のように、古波蔵さんも、仕事の合間を縫って腕を鍛える。」
⑥「希望はある。小学3年の息子もエイサーの太鼓を練習している。地域の行事を引っ張る青年になってほしい。そして、いつか父や自分と同じように地謡をやってくれれば、と願っている。」                                 (社会部・岡田将平)
※「ここで暮らす@辺野古」は随時掲載。新基地建設が進む辺野古の人たちの暮らしを見つめる。




by asyagi-df-2014 | 2019-02-12 17:48 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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