沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年1月11日

深刻さが確認された環境破壊。
米軍嘉手納基地内のため池などからPFOSやPFOAが高濃度で検出されている。
この問題の深刻さについて、沖縄タイムスは伝える。
 「河村代表は、米軍が2014年から嘉手納基地内で調査を実施していたにもかかわらず、16年に嘉手納基地周辺の水源からPFOSなどが検出された際には、汚染の実態を明らかにしていなかったことを指摘。『米軍の不誠実さと、県側の協議の甘さが改めて浮き彫りになった。PFOS問題に対する米国内での対応などの情報を集め、交渉材料を強化して米軍に強く対処を求めなければならない』と話した。」
 「河村代表はPFOSなどが含まれる泡消化剤が使われた1970年代から土壌や地下水に蓄積した汚染が、現在まで流出し続けていると推測。『【立ち入り調査】や【情報交換】の段階はとっくに過ぎている。米軍に全ての情報を出させ抜本的な解決策を見いだす必要がある』と事態の深刻さを強調した。」


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年1月11日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-早くも桜が開花、平年より8日早く 那覇のヒカンザクラ-2019年1月11日 07:00


 琉球新報は、「沖縄気象台は10日、那覇市でヒカンザクラが開花したと発表した。平年より8日早く、昨年と同日だった。同気象台は『昨年末の寒気が開花を早めたと思われる』と説明。同市首里末吉町の末吉公園内にある標本木で、5~6輪の開花が観測された。」、と報じた。


(2)琉球新報-社長が清算意向、パワハラ・セクハラ訴えも 宮古新報、全社員に解雇通告 労組は退陣要求-2019年1月11日 06:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県の宮古島市内で日刊紙を発行する宮古新報社の座喜味弘二社長(87)が10日、全社員に解雇通告し、宮古新報を廃刊し会社を清算する意向を示した。座喜味社長によるパワハラ・セクハラ行為があったとして、宮古新報労働組合は昨年11月、退陣を要求していた。組合は今後、社に団体交渉を申し入れるなどして事業継続を模索し、新聞発行も続けていく方針を示している。」 
②「宮古新報労によると9日、会社側代理人から『解雇通知を10日付で出す』との通告が口頭であり、10日に全社員に対し文書で解雇通知が出された。業績不振による赤字経営が続いており、事業存続が困難と記載されていたという。」
③「労組の退陣要求に対し、座喜味社長は『パワハラ・セクハラの事実はない』とした上で、体調不良などを理由に社長退任と事業譲渡の意向を示し、代理人を立てて会社の売却を検討していた。しかし、輪転機の評価額などを巡って交渉先と折り合わず、事業譲渡は頓挫している。」
④「解雇通告やパワハラ・セクハラ行為の有無について同社や座喜味社長はコメントを控えている。労組幹部の伊佐次郎さんは『地域で果たす役割の大きい新聞を、個人の判断で一方的に清算するのはあってはならない』と述べた。」



(3)沖縄タイムス-嘉手納基地のPFOS汚染、米基準の最大1億倍 水源へ流出 高い可能性-2019年1月11日 05:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【ジョン・ミッチェル特約通信員】米軍嘉手納基地内で、発がん性が指摘される残留性有害物質のPFOS(ピーホス)やPFOA(ピーホア)の高濃度汚染が見つかっていたことが分かった。本紙が開示請求で入手した米軍内部文書によると、2014~17年に調査した13カ所で飲料水の生涯健康勧告値の最大1億倍以上の汚染があった。」
②「嘉手納基地周辺の水源や北谷浄水場の飲料用水が汚染されていたことが16年に判明している。米軍は認めていないが、基地が原因である可能性はさらに高まった。」
③「米軍による14年6月の調査では、嘉手納署からフェンスを隔てて約150メートル、町役場から約200メートルに位置する、ため池にある泡消火剤にPFOSが9万ppt(1pptは1兆分の1)含まれていた。16年2月には建物11棟の消火用スプリンクラーを調査し、PFOS950万~95億ppt、PFOA820万~9900万pptの汚染が分かった。このうち基地の南側境界まで約250メートルの位置にある建物ではPFOS2800万pptが含まれていた。」
④「嘉手納マリーナを見下ろす高台にある洪水調整用ため池の水からは17年10月、PFOS最大500ppt、PFOA75pptを検出した。周辺は消防訓練に使われる。」
⑤「PFOSを含む泡消火剤がスプリンクラーから噴出する事故も発生している。14年9月30日の事故では泡消火剤数百リットルが漏れ、米軍は基地外に流出した可能性を把握していた。その後の調査で、スプリンクラーは950万pptの汚染が確認された。」
⑥「県が今年4~9月に実施した調査では、嘉手納基地近くの比謝川でPFOSとPFOA合わせて176ppt、北谷浄水場で31pptを検出している。」
⑦「米環境保護局(EPA)は飲料水に含まれるPFOSとPFOAの生涯健康勧告値を計70pptとしている。一方、米厚生省はPFOSで7ppt、PFOAで11pptとさらなる規制強化を提起している。米軍は米国内やドイツ、韓国、ベルギーにある100カ所以上の基地でPFOSやPFOAの汚染を認め、対処してきた。日本では普天間飛行場、横田基地が同様に汚染されていることが本紙報道で発覚しているが、米軍は事実関係を認めず、基地内の立ち入り調査も拒否している。」
⑧「PFOSとは:水や油をはじく性質のあるフッ素化合物。泡消火剤や油圧作動油などに利用されていたが、2000年前後から体内蓄積によるがんや胎児・乳児の発育障害などの原因となる恐れが指摘され始めた。国内では製造・使用が禁止されているが、水道水の基準値などは設定されていない。16年、在日米軍に適用される「日本環境管理基準」の有害物質リストに追加された。」


(4)沖縄タイムス-健康被害に危機感 米軍と県は解決急務 嘉手納基地内で高濃度PFOS-2019年1月11日 05:33

 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米軍嘉手納基地内のため池などからPFOSやPFOAが高濃度で検出されたことについて、環境調査団体『インフォームド・パブリック・プロジェクト』の河村雅美代表は「人体に相当量の暴露があると危機感を持たなければならない。PFOSやPFOA以外の有害物質による汚染も視野に、問題の全体図を洗い出す必要がある」と話した。」
②「PFOSやPFOAは、体内に蓄積されると、発がん性や新生児の発育不全、男性ホルモンの異常といった健康被害の恐れがある。米国環境保護庁(EPA)の生涯健康勧告値(70年間摂取しても健康に影響がないとされている値)は70ナノグラムだが、米政府機関の最新の報告書ではそれより低い値でも有毒性があることが示されている。」
③「河村代表は、米軍が2014年から嘉手納基地内で調査を実施していたにもかかわらず、16年に嘉手納基地周辺の水源からPFOSなどが検出された際には、汚染の実態を明らかにしていなかったことを指摘。『米軍の不誠実さと、県側の協議の甘さが改めて浮き彫りになった。PFOS問題に対する米国内での対応などの情報を集め、交渉材料を強化して米軍に強く対処を求めなければならない』と話した。」
④「河村代表はPFOSなどが含まれる泡消化剤が使われた1970年代から土壌や地下水に蓄積した汚染が、現在まで流出し続けていると推測。『【立ち入り調査】や【情報交換】の段階はとっくに過ぎている。米軍に全ての情報を出させ抜本的な解決策を見いだす必要がある』と事態の深刻さを強調した。」
⑤「県は嘉手納基地周辺の水源の汚染を受け、米軍に立ち入り調査を求めているが現在まで実現していない。」

[ことば]PFOS 水や油をはじく性質のあるフッ素化合物。泡消火剤や油圧作動油などに利用されていたが、2000年前後から体内蓄積によるがんや胎児・乳児の発育障害などの原因となる恐れが指摘され始めた。国内では製造・使用が禁止されているが、水道水の基準値などは設定されていない。16年、在日米軍に適用される「日本環境管理基準」の有害物質リストに追加された。


(5)琉球新報-玉城知事「県民投票は予定通り」 改正せず、現行条例に基づいて実施-2019年1月11日 17:09


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「玉城デニー知事は11日午後4時、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票について『県民投票は予定通り2月24日実施する。条例の改正についてはさまざまな課題があり難しい』と述べ、現行の県民投票条例に基づいて2月24日に投開票することを県政与党と確認したことを発表した。」
②「宮古島市や宜野湾市など県内5市で投票事務を執行するための予算措置がなされていない状態について、首長が県民投票への不参加を続けた場合には、5市抜きでも2月24日に県民投票を実施する姿勢を示した。その上で、玉城知事は『全県実施を断念した経緯はない。条例と地方自治法の規定に違反する状態になることを回避するため、対話を通して市町村に協力を求める』と強調し、全市町村での実施に向けて反対する市長に引き続き協力を要請するとともに、地方自治法に基づく『是正の要求』など対応を図っていくことを強調した。」


(6)琉球新報-辺野古、土砂投入作業進む ゲート前で怒りの抗議-2019年1月11日 12:21


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は11日午前、埋め立て予定区域への土砂投入の作業を進めた。」
②「『K9』護岸では、台船に積まれた土砂が重機によってトラックに積み替えられ、次々と基地内に運ばれた。」
③「米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、早朝から新基地建設に反対する市民らが抗議の声を上げた。午後0時までに、ゲート前から資材の搬入などは確認されなかった。」
④「滋賀県から初めて名護市辺野古を訪れた児島克博さん(34)は『沖縄の歴史を学び、基地を押しつける状況を現地で知った。沖縄の人たちは不屈の戦いをしているが、このままではいけないと怒りを感じた』と話した。」


(7)沖縄タイムス-「自分の目で現場を見たい」 ゲート前の抗議に日本と韓国の学生ら40人も参加-2019年1月11日 12:38


 沖縄タイムスは、「名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では11日、新基地建設に反対する市民ら約70人が集まり、抗議の声を上げた。正午現在、基地内への工事車両の資材搬入はない。ゲート前には、日韓の交流と平和を考える『日韓ユース参加団in沖縄』のメンバー約40人も辺野古の現状を知りたいと参加。広島修道大学4年生の男性(21)は『広島で暮らしていると沖縄のことは表面的な情報が多い。自分の目で現場を見て考えたいと思い、参加した』。韓国から参加した男性(25)は『東アジアの平和は、自分たち民衆でつくらなければいけないと思う』と訴えた。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2019-01-11 17:49 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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