沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2019年1月9日

「選挙結果に自分の意思が反映された時にも、沖縄が自分の居場所だと感じる。米国では、戦争反対を掲げる私が支持する候補者はことごとく落選した。日本国籍を取得してから毎回参加している沖縄の選挙では、自分が政治に参加しているという、母国では感じられなかった手応えがある。権力に抵抗するという沖縄の政治意識はとても健全だと思う。投票行動に加え、辺野古の新基地建設現場へも足を運び、直接反対の意思を示している。」、と沖縄タイムスは米国出身の素民喜(すみんき)琢磨沖縄国際大学教授の話を伝える。
 ここに、沖縄の意味を考える。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2019年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2019年1月9日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-米首都で集会 工事停止訴え 請願署名20万超に-2019年1月9日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米首都ワシントンのホワイトハウス前で7日、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、埋め立ての賛否を問う県民投票まで工事を停止するようトランプ米大統領に求める集会が開かれた。県民投票まで工事停止を求めるホワイトハウスへの請願活動を始めた県系4世のアーティスト、ロバート梶原さん(32)=ハワイ在=をはじめ米在住の日本人や米国人ら約40人が参加し、『沖縄に米軍基地はいらない』などと書いたプラカードや横断幕を持って、工事停止を訴えた。請願署名は開始から30日を過ぎた8日午前9時(日本時間同日午後11時)時点で約20万2258筆が集まった。」
②「集会を主催した梶原さんは『少なくとも沖縄の人々が2月24日の県民投票で民主的な権利を表明できるまで工事を停止すべきだ』と訴えた。」
③「梶原さんは昨年12月8日、ホワイトハウスの請願サイト『We the People』で、トランプ大統領宛てに埋め立て工事の中止を求める請願を始めた。インターネット署名が呼び掛け開始から30日以内に10万筆が集まれば、ホワイトハウスから何らかの返答が60日以内に届く仕組みになっている。」
④「英ロックバンド『クイーン』のギタリストで天文学者のブライアン・メイさんら国内外の著名人らも署名をするなど、賛同の輪が広がっている。同サイトで確認できる請願で5番目に多い筆数となっている。署名は同サイトで引き続きできる。」


(2)沖縄タイムス-米軍嘉手納基地、北側滑走路閉鎖へ 普天間に離着陸増か 騒音激化に懸念も-2019年1月9日 05:16


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米空軍嘉手納基地の北側滑走路で8日、滑走路の設備工事が始まった。工事終了の3月まで北側滑走路は閉鎖されるとみられる。当面は南側滑走路1本のみで運用せざるをえず、米軍機の緊急着陸などで南側も一時閉鎖された場合、他の機体が普天間飛行場や那覇空港にダイバート(目的地変更)するなど影響が広がりそうだ。」
②「北谷町と沖縄市に面する南側滑走路に離着陸が集中するため、騒音発生回数の増加も懸念される。本紙は米空軍第18航空団に事実関係を照会したが8日までに回答はなく、沖縄防衛局も取材に『米側に確認中』と述べるにとどめた。」
③「嘉手納基地では年間を通じ同基地所属のF15戦闘機などの緊急着陸が頻発。自走できず格納庫まで機体をけん引する作業により、滑走路が数十分にわたって閉鎖されることも少なくない。通常はもう1本の滑走路に他の機体を離着陸させる措置をとっている。」
④「工事に伴う滑走路閉鎖は2010~12年にも発生。当時の司令官は『普天間にダイバードする可能性が高くなる』と明言していた。」
⑤「嘉手納基地では1月8日午後も、米空軍の偵察機RC135の緊急着陸が確認されている。」


(3)沖縄タイムス-差別的だった外国人講師の待遇 墜落現場に刻んだ英文 居場所ようやく見つけた-2019年1月9日 06:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米国出身の素民喜(すみんき)琢磨さん(55)=沖縄国際大学教授=は、2010年に日本国籍を取得して日本人になった。『本当はうちなーんちゅになりたかったけど(制度上)その選択肢はなかったからね』と笑う。米国で生まれ育ったものの、政治、宗教、人間関係に対する考え方など、さまざまな違和感を覚えながら成長した。日本の小説を読み、自分の気性に合いそうだと日本移住を決めた。」
②「しかし英語教諭として暮らした鹿児島と宮崎では、外国人をまるで珍しい生き物を見るかのような視線にさらされ、自分らしく生きることができなかった。さらに、大学の外国人講師に対する待遇は差別的だった。給与は日本人より低く、会議に参加できなかったり、ある大学では、6年以上勤めることができない決まりになっていた。」
③「『どんなにがんばっても必ずクビになる。やる気を失っていた』。そんな時に沖縄国際大学に就職が決まった。外国人も差別されずに仕事ができる。赴任4カ月後に発生した米軍ヘリ墜落事故では、大学が発表した抗議文の英訳を担った。記憶をとどめるモニュメントには自分が訳した英文が刻まれた。」
④「沖縄にようやく居場所を見つけたと思い、日本国籍取得を決めた。沖縄に来る前は『沖縄の人はいいかげん』などと、通り一遍の偏見を持っていたという。それも、授業にも楽しさを求める学生に応えるうちに、いい側面もあると思うようになった。」
⑤「教えているのは沖縄文学。もともとマイノリティーの書き手による『越境文学』魅力を感じ読んでいたが、崎山多美や目取真俊らの沖縄文学にも共通点を発見し、引き込まれた。学生たちはほとんどが英米文化に憧れていて、沖縄に米軍基地がある背景や、その影響を知ろうという態度は希薄だ。しかし、だからこそ、自分のルーツや現在における立ち位置を、沖縄文学を通して知ってもらいたいと願う。」
⑥「『この大学と沖縄に貢献したい』。自分の存在を認めてくれた沖縄に、これからも生き続ける。」(学芸部・城間有)
⑦「選挙結果に自分の意思が反映された時にも、沖縄が自分の居場所だと感じる。米国では、戦争反対を掲げる私が支持する候補者はことごとく落選した。日本国籍を取得してから毎回参加している沖縄の選挙では、自分が政治に参加しているという、母国では感じられなかった手応えがある。権力に抵抗するという沖縄の政治意識はとても健全だと思う。投票行動に加え、辺野古の新基地建設現場へも足を運び、直接反対の意思を示している。」


(4)沖縄タイムス-土砂運搬船をカヌーで取り囲む 新基地建設に抗議-2019年1月9日 13:00


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、同市安和の琉球セメントの桟橋では9日午前、新基地建設に反対する市民がカヌー13艇を出して、土砂を積んだ運搬船を取り囲んだ。辺野古のゲート前で抗議行動に参加する市民約120人も安和に集まり、『カヌーチームがんばれ。辺野古に土砂を投入させないぞ』と声援を送った。午後0時半現在、土砂を積んだ運搬船は出港できていない。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-「埋め立て承認撤回」効力停止は違法 辺野古住民ら、今月末にも国を提訴-2019年1月9日 07:43


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、県の埋め立て承認撤回の効力を国土交通相が停止したのは違法だとして、辺野古住民らが国を相手に執行停止の取り消しなどを求める抗告訴訟を起こすことが8日、分かった。早ければ今月末にも那覇地裁へ提訴する。県の承認撤回後、訴訟に発展するケースは初めて。」
②「沖縄防衛局は行政不服審査法に基づき、埋め立て承認撤回の効力停止などを国交相に求め、国交相は昨年10月に執行停止を決めた。ただ、同法は違法、不当な行政処分に対し、国民の権利利益の救済を図ることを想定する。防衛局が『私人』の立場で申し立て、同じ内閣の一員の国交相が認めたことへの批判は根強い。」
③「訴訟では、こうした国の手法を問題視。執行停止決定の違法性を訴え、同決定の執行停止や取り消しを求める。裁判所が請求を認めれば、撤回の効力が復活するため、辺野古の工事は再び止まることになる。」
④「8日に名護市内で開かれた原告らとの会合で、三宅俊司弁護士と白充弁護士は『承認取り消しの裁判の時も同様な指摘があったが、和解成立でうやむやになった。今回の訴訟で国の違法性を明らかにしたい』と話した。」                   (社会部・下里潤)


(6)琉球新報-埋め立て作業続行に安和から市民抗議-2019年1月9日 12:57


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は9日午前、埋め立て予定区域への土砂投入を続行した。新基地建設に反対する市民約120人は、名護市安和の琉球セメントの桟橋で抗議活動を行った。安和桟橋からは埋め立てに使う土砂を辺野古の現場に向かう運搬船に積み込む作業が続き、海上にカヌーで繰り出した市民が抗議し、出港を阻止しようとしたが、海上保安庁に排除された。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2019-01-10 21:46 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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