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沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年12月6日

「米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は6日、同市安和の琉球セメントの桟橋から、土砂の搬出作業を進めている。5日の搬出再開を受けて県が作業停止を改めて行政指導した中での強行に、座り込む市民は『日本は法治国家じゃないのか』と怒りの声をあげ、抗議を続けている。」、と琉球新報。
今受け取るべき真実は、まさしく「日本は法治国家なのか」という問いかけである。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年12月6日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-辺野古岩礁破砕訴訟 監視機能が形骸化 解説-2018年12月6日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の岩礁破砕差し止め訴訟は一審に続き二審判決も裁判所の審理対象かどうかの入り口論に終始し、県の訴えを門前払いした。国の違法性が問われている中、沖縄防衛局の法手続きの是非に一言も触れない判決は司法の監視機能の形骸化といえる。」
②「問題の発端は沖縄防衛局が従来にない法手続きを踏んだことにある。現場海域の漁業権が消滅したため、知事への許可申請が不要になったと理由を説明しているが、これでは事業者が審査も受けずに破砕工事することを認めることになる。水産資源の保護などを目的とした許認可制度を否定するだけでなく、不十分な工事計画を見過ごすことになりかねない。しかし、福岡高裁那覇支部の大久保正道裁判長は一審那覇地裁に続き、漁業法の解釈や無許可の根拠法などについて国に主張を求めようとしなかった。法解釈への見解を避け、問題解決への道筋も示さなかった。」
③「一方で、判決は沖縄防衛局の無許可手続きを認めてもいない。依然として国の違法性や法の恣意(しい)的運用が問われていることに変わりない。国は知事の撤回を巡っても国民救済を目的とした行政不服審査制度を使い、撤回の効力を止めた。これら手続きは本来想定した法運用といえるのか。法治国家として司法と国の在り方が強く問われる。」
(謝花史哲)


(2)琉球新報-辺野古土砂積み込み再開 投入巡り攻防激化 沖縄県の対抗策が焦点-2018年12月6日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局が同市安和の桟橋を使った土砂の積み込み作業を再開させた。3日の作業開始直後、県に手続きの不備を突かれた政府側は、県の指摘をかいくぐってあの手この手で作業再開にこぎつけ、土砂投入に向け前のめりな姿勢を見せる。県は対抗策の検討を急ぎ、節目となる14日に向けて攻防は激しさを増しそうだ。」
②「3日の作業開始に伴い防衛省は14日の土砂投入方針を打ち出したが、その直後に県の指摘を受けて即日作業停止に追い込まれた。出鼻をくじかれた格好となり、土砂投入のスケジュールへの影響もささやかれたが『14日にこだわるのはメンツもある。できないとは言えない』(政府関係者)として、直ちに作業再開の環境を整えた。」
③「県の指摘のうち、桟橋の工事完了届が提出されていない点については、これに応じる形で受託業者の『琉球セメント』が提出を済ませ、解決を図った。一方、県条例に基づく届け出がないとして県が問題視した桟橋の敷地内の土砂に関しては、別の土砂を使うことで、届け出の要らない方法に変更し指摘を回避した。」
④「防衛省関係者は『すんなり届け出をしても県は審査に時間をかける。イエスとは言わない』と説明。あくまでもスピード重視で年内の土砂投入へのこだわりを見せる。」
⑤「県側も対抗姿勢を強め、日ごとに神経戦が続く。別の防衛省関係者は『県は工事を止めるため、遅らせるためにあらゆることを考えている。工事を進めるこちらも同じだ』と語った。」
⑥「積み込み作業が再開される直前の5日午後1時すぎ、琉球セメント職員が名護市の県北部土木事務所を訪れた。職員は『工事完了届を提出したので作業は開始できると認識している』『止める理由がない』などと伝え、立ち去ったという。3日の琉球セメントに対する行政指導で、県は工事完了届の未提出などの不備や、作業の一時停止を求めていた。」
⑦「作業が再開された午後3時ごろは、県議会本会議が開かれている途中だった。作業再開の知らせは担当者から謝花喜一郎副知事に、謝花氏から玉城デニー知事に伝達された。県庁職員は県議会対応で厳しいスケジュールの中、事実確認や法的検討に追われた。県幹部は立ち入り検査を終えぬままの作業再開に、『常識的に止めるだろうと思っていた』と驚きを隠せない。条例に抵触しないよう作業方法を変えたことに、県幹部の一人は『まさにすり抜けだ』と唇をかんだ。」
⑧「県は今後も搬出作業の問題点を探り、新基地建設を根本から止める方策も多方面から検討する。玉城知事は5日、『あらゆることについてしっかりと協議をして取り組んでいく』と語り、あくまでも14日の土砂投入を阻止する姿勢を見せた。」
 (當山幸都、明真南斗、清水柚里、嶋岡すみれ)


(3)琉球新報-「日本は法治国家じゃないのか」 市民抗議の中、辺野古埋め立ての土砂搬出 名護市安和-2018年12月6日 09:58


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は6日、同市安和の琉球セメントの桟橋から、土砂の搬出作業を進めている。5日の搬出再開を受けて県が作業停止を改めて行政指導した中での強行に、座り込む市民は『日本は法治国家じゃないのか』と怒りの声をあげ、抗議を続けている。」
②「辺野古へ土砂を運搬する船は午前7時ごろに桟橋に着岸した。午前8時ごろ、搬出作業を止めようと座り込む市民、約25人を県警機動隊約80人が排除、土砂を積んだ工事車両が次々と琉球セメントの敷地内に入った。土砂はベルトコンベヤーで船へと運び込まれている。」
③「午前8時46分、辺野古で海上抗議を展開するカヌーチームがカヌー10艇とゴムボート1隻で安和での海上抗議を始めた。土砂運搬船の作業員に向けて『新基地阻止』などと書いたプラカードを掲げ、土砂搬出停止を訴えた。」


(4)沖縄タイムス-室戸岬沖で米海兵隊2機が墜落 7人搭乗、1人救助-2018年12月6日 08:49


 沖縄タイムスは、「6日午前1時40分ごろ、米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)所属の空中給油機KC130とFA18戦闘攻撃機が、高知県の室戸岬南約100キロの上空で接触し、海上に墜落した。防衛省が米軍から情報提供を受けた。防衛省によると、航空自衛隊と海上自衛隊が捜索活動に当たり、1人を救助した。米海兵隊によると、2機は訓練中で、KC130に5人、FA18に2人が搭乗していた。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-デニー知事が批判「県民に不誠実」 辺野古新基地へ 国が土砂積み込み再開-2018年12月6日 05:33


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局は5日、県の行政指導を受け停止していた名護市安和の琉球セメントの桟橋を使用した埋め立て土砂の搬出作業を再開した。琉球セメントが県から求められていた桟橋設置の工事完了を届け出たことを理由に再開し、14日に予定する土砂投入への準備を急いでいる。一方で、県は届け出の内容を確認する立ち入り検査を実施していないため、検査までの作業停止を行政指導する考えだ。」 
②「玉城デニー知事は5日、県庁で会見し「あまりにも手続きを一方的に解釈した乱暴なやり方だ。(14日の投入)ありきで進める姿勢は県民に不誠実に見える」と政府の対応を批判した。」
③「安和桟橋では3日午前に県公共用財産管理規則に定められた桟橋設置の工事完了届がないままの作業が確認され、県は届け出と立ち入り検査が実施されるまで桟橋の使用を停止するよう指導。琉球セメントは3日午後に県北部土木事務所に書類を届け出た。県は引き続き立ち入り検査を求めていた。」
④「県によると5日に琉球セメント職員が北部土木事務所を訪れ「完了届を提出したので作業は開始できると認識している」と述べ、午後3時すぎに土砂を作業船に積み込む作業が再開された。」
⑤「岩屋毅防衛相は5日、防衛省で会見し「完了届けを県に提出し、県の行政指導の指摘は解消された」と述べた。県は桟橋の敷地に1千平方メートル以上にわたって土砂を積み置かれていることを受け、赤土等流出防止条例に基づき事業行為届けを提出する必要があることも指導していた。岩屋防衛相は『条例における【土地の区画、形質の変更】に当たらないと考え、県と確認中。今日の段階では(積んでいた土砂とは別に)採石場から直接、土砂を桟橋に搬入した』と説明した。」


(6)琉球新報-「先生の声が聞こえない」「音に敏感な子が驚いた」 米軍機騒音で授業中断19校 17年11月の嘉手納周辺-2018年12月6日 11:12


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍嘉手納飛行場に隣接する沖縄県嘉手納町、北谷町、沖縄市の公立学校で昨年11月、米軍機の騒音が原因で授業を中断した学校が小学校11校、中学校5校、県立学校3校の計19校あったことが県教育委員会の調査で分かった。5日の県議会代表質問で平敷昭人県教育長が赤嶺昇氏(おきなわ)に答えた。」
②「調査は、嘉手納飛行場へF35ステルス戦闘機などが飛来するなど、同飛行場への外来機の飛来が相次いだ2017年11月に、米軍機の騒音などによる学習活動への影響を調べるために3市町42校で実施された。」
③「学校からは『(騒音で)先生の声が聞き取りにくく授業が中断した』『音に敏感な児童が驚いた反応を見せた』などの報告があった。騒音のほか、13年9月の米海兵隊所属の大型バスによる嘉手納小学校への無断侵入や侵入による水道蛇口、木製花壇の破損、昨年12月の普天間第二小への米軍ヘリ窓落下など、米軍による公立学校への被害は13年~17年の過去5年間で4件だった。」


(7)琉球新報-市民叫び 封じる国 土砂積み込み再開 「地方自治 殺された」 涙の訴えも次々排除-2018年12月6日 10:15


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【名護】『地方自治が殺された。絶対に許さない』『なぜこんなことができるの』。沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が埋め立て土砂の積み込みをわずか2日足らずで再開した5日、名護市安和の琉球セメント前には市民が次々と駆け付け、抗議の声を上げ互いに手を取り合い人間の鎖となって座り込んだ。午後3時、機動隊員が排除を始めると、数分で市民を排除、歩道上に隔離した。市民らが涙を流し、拳を振り上げて訴えた民意は、土砂を船に運ぶベルトコンベヤーの稼働音にかき消された。」
②「午後2時すぎ、辺野古に向け土砂を運搬する船が桟橋に着岸。数分後には機動隊車両が次々と琉球セメントの敷地内に入り、隊員約80人が市民約40人の前に立ちふさがった。機動隊は工事車両の出入り口付近に柵を設置、排除した市民を柵と機動隊員で取り囲み、抗議活動を封じた。」
③「那覇市の主婦比嘉多美さん(66)は機動隊の壁に包囲され『どうして』と漏らし、号泣した。悲しみと怒り、悔しさ。さまざまな感情があふれ出し涙が止まらなかった。『国策なら県条例は無視していいのか。県民は何度も何度も踏みつぶされ、虐げられてきた。私たちは国民じゃないのか』」
④「防衛局は堆積場に積んでいた土砂は搬出せず、採石場から直接運び入れた。約2時間にわたり、大型トラック178台がベルトコンベヤーに土砂を運んだ。『あり得ない。こんなばかなことがあっていいのか』。ひときわ大きな声で抗議していた名護市の佐々木弘文さん(42)は目の前に広がる光景に怒りを抑えきれなかった。『県が行政指導して立ち入りを求めている中で、それを無視し、すり抜けるような形で強行する。国が地方自治を殺した』と語気を強めた。」
⑤「午後5時16分、市民が厳しいまなざしを向ける中、埋め立て土砂を積んだ船が沖合へと出港した。」


(8)沖縄タイムス-新基地への土砂搬出「検査完了まで停止を」 デニー知事、行政指導を指示-2018年12月6日 11:28


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県の玉城デニー知事は5日、沖縄防衛局が名護市安和の琉球セメントの桟橋で埋め立て土砂の搬出作業を再開したことを受けて県庁で会見し『14日に土砂を投入すると事前に期日を決めてやるやり方は、県民の理解を得られない』との考えを示した。県は琉球セメントが県公共用財産管理規則に定められた桟橋設置の工事完了届がないまま作業をしたのは違法としている。同社の完了届は受理したものの、県が求める立ち入り検査が実施されないままの作業再開を『手続きを一方的に解釈した乱暴なやり方だ。少なくとも立ち入り検査が完了するまで作業を停止するよう行政指導するように(担当部局に)指示をした』と批判した。」
②「行政指導に従わない場合に桟橋設置の許可を取り消すなどの対応を取るかについては『予断を持って話せないが、現場を確認したい』と述べ、目的外使用や禁止されている公共用財産の転貸に当たるかについても『もろもろ協議している段階だ』とした。政府が予定する14日の土砂投入を阻止する手段について『常にあらゆる手だてを取る話し合いをしている。法的にオーソライズ(確認)しながら取り組んでいきたい』と述べた。」


(9)沖縄タイムス-辺野古新基地:資材運搬船に土砂が次々 市民ら、カヌーで船を囲む-2018年12月6日 13:02


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、同市安和の琉球セメントの桟橋では6日午前、沖縄防衛局による土砂の搬出作業があり、新基地建設に反対する市民らは抗議の声を上げた。」
②「桟橋では、接岸している資材運搬船に土砂が次々と積み込まれ、抗議する市民らは早朝から工事車両の出入り口で座り込んだ。」
③「海上では、辺野古のカヌーチームが運搬船を止めようとカヌー10艇を出して船の周りを囲んだ。作業員が『船から離れて』と呼び掛ける中、市民らは『カヌーチーム頑張れ。県民がついている』と鼓舞した。」
④「一方、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では約40人の市民が座りこんだが、午前は資材の搬入はなかった。」


(10)沖縄タイムス-条例解釈食い違うまま… 14日の新基地土砂投入へ、際立つ政府の強硬姿勢-2018年12月6日 14:44


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄防衛局は5日午後、名護市辺野古の新基地建設で琉球セメント(名護市安和)の桟橋を使った土砂搬出について、県と法的手続きや県条例などへの認識が食い違うまま、わずか2日で作業再開に踏み切った。岩屋毅防衛相は『遅滞なく進めたい』と述べるなど、14日の土砂投入に固執する政府の強硬姿勢が際立つ。」
②「県は作業を確認した3日、桟橋に関し県公共用財産管理規則で必要な工事完了届けが出ていないとして、同社に提出を要求。さらに玉城デニー知事は『昨日(4日)立ち入り検査の要求を行った』としており、検査が完了するまで作業を認めない方針を示している。」
③「同社は3日、完了届けを提出したが4日に一部修正して再提出。『記載事項に不備がない場合、届け出が提出先に到達した時に手続き上の義務を果たしたことになる』(防衛省担当者)と作業再開は可能と判断し5日、立ち入り検査は未実施のまま再開した。立ち入り検査に関し岩屋氏は『文書で届いていない』と反論した。」
④「県は桟橋敷地内に置かれている土砂を使ったとして、県赤土等流出防止条例違反も指摘。一方、防衛省は『仮置き』(関係者)で、同条例が定める『区画形質の変更』には当たらないと主張している。ただ、両者で解釈が異なるため、当面は条例に抵触する可能性がある仮置き土砂は使わず、採石場から運び込み直接、運搬船に積み込む。懸念される『訴訟リスク』(防衛省関係者)を避けた形だ。」
⑤「土砂を運搬船に流し込むベルトコンベヤーの使用は、大気汚染防止法に基づく目的外使用との指摘がある。届け出では使用目的で運搬物が『石材・石炭』となっているが、土砂が含まれるか含まれないかで見解が食い違っている。」
⑥「埋め立て承認願書では埋め立てに使う岩ズリの採取場所について『本部地区』と記されている。今回、同社が採取しているのは本部町と名護市にまたがる『安和鉱山』だ。防衛省は『本部町のみならず名護市にわたって域する鉱山一帯を本部地区と承知して記載している』との認識だが、玉城知事は『境界が曖昧だ』としており議論を呼ぶ可能性がある。」




by asyagi-df-2014 | 2018-12-06 17:34 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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