外国人技能実習生について、2015~17年の3年間に69人が死亡していたことがわかった。

 毎日新聞は2018年12月6日、表題について次のように報じた。


(1)低賃金や長時間労働が問題になっている外国人技能実習生について、2015~17年の3年間に69人が死亡していたことがわかった。うち12人が実習中の事故によるもので、6人が自殺し、殺害された人も4人いた。
(2)立憲民主党の長妻昭・政調会長が毎日新聞ニュースサイト「政治プレミア」に寄稿して明らかにした。技能実習適正化法などに基づき、技能実習を実施していた事業所が報告したものを法務省がまとめた。
(3)実習中の事故で死亡した12人は「フォークリフトの運転中に誤って横転し、下敷きとなった」「貨物と台車に頭を挟まれた」など作業中の事故が大半をしめる。「水道工事中に掘削中の溝が崩れ、生き埋めになった日本人従業員を助けようとして巻き込まれた」などの事例も報告されている。
(4)自殺は明記された6人以外にも、「踏切内に進入し電車にはねられた」「殺虫剤を飲んで死亡」など自殺の可能性のある事例もあった。殺害された4人のうち2人は同僚の技能実習生に刺されたものだった。
(5)技能実習生は全国に約26万人いるとされ、劣悪な労働環境が問題化している。17年には7000人以上が失踪した。長妻氏は寄稿で「死亡事案だけが初めて明らかになったが、死亡の背景や責任の所在は明らかになっていない。今回の新制度は技能実習制度を土台にしている。現状把握が著しく不十分だ」と指摘している。


 この記事に対して、私たちは何を受け取るべきなのか。
 真っ先に浮かぶものは、砂上の楼閣という言葉ではないか。
 安倍晋三政権の成長戦略の一環として取りあげられた政策そのものが、見かけ倒しで、基礎となる技能実習生制度そのものが基本的人権を守るには不完全であるために、基礎がしっかりしていない制度は長く維持できないシステムでしかないことを暴露するものであることを、確認しなければならない。




by asyagi-df-2014 | 2018-12-07 07:11 | 人権・自由権 | Comments(0)

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by あしゃぎの人
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