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新しい風への期待。

 この新しい風への期待について、沖縄タイムスは2018年11月12日、「デニー知事の『多様性』に勇気付けられる人たち 米国の民主主義を問う旅」、と伝えた。
平安名純代・沖縄タイムス米国特約記者は、次のように記す。


(1)かつてオバマ大統領(当時)が「変化」を掲げたアメリカは今、恐怖をあおる分断統治を進めるトランプ大統領の下で、大きく揺れ動いている。
(2)アメリカの民主主義の行方が問われた先の米中間選挙では、多様性を掲げる米民主党は下院を奪還したものの、上院はトランプ大統領が率いる共和党が勢力を維持した。分断統治に、民主主義を奪われまいとする市民たちの闘いはこれからも続く。
(3)玉城知事の初訪米に合わせ、海外に住むウチナーンチュたちが「玉城デニー知事を支持する世界のウチナーンチュによる声明」を発表した。声明は「イデオロギーよりアイデンティティー」と訴えた翁長雄志前知事が、これまで基地問題で分断されてきた沖縄県民の心を一つにしたとし、「辺野古新基地建設計画に反対する圧倒的民意は、重要な意味を持つ」と強調する。
(3)声明の作成に関わったのは、北米、南米、欧州、沖縄と四つの大陸に住むウチナーンチュら。時間帯も使用言語も、それぞれが抱え持つ歴史も異なるウチナーンチュたちの「ふるさとの人々のために何かしたい」との思いが何度も地球をぐるっと回り、議論を重ねた末に声明文は完成した。
(4)まとめ役となった島袋まりあさん(ニューヨーク市在住)は、「『純粋日本人』どころか、『純粋沖縄人』という定義に当てはまらない多くの海外のウチナーンチュが、多様性を持つデニーさんに勇気付けられている。私たち世界のウチナーンチュの力を引き出したのはデニーさんだ」と述べ、玉城知事誕生後に海外で起きている変化を語る。
(5)そうした変化とは対照的に、新基地建設計画を巡る日米両政府の姿勢は変わらない。「最後の切り札」と言われていた埋め立て承認の「撤回」の効力を、日本政府は法をねじ曲げることで、あっさり無効化し、工事を再開させた。玉城知事の要望で日本政府は対話を始めたものの、工事を進める手を緩める気配はない。
(6)アメリカは民主主義の国を掲げるが、米軍基地を巡っては、分断統治を展開する。党派にかかわらず、「辺野古が唯一」を維持するアメリカは、沖縄の叫びに聞く耳を持たない。
(7)「チェンジ(変革)」を掲げたオバマ氏の訴えが大きなうねりを生み出したのは、米市民の間に「変化を起こすには私が立ち上がらねば」との共感が広がったからだった。玉城知事の存在は、海外ウチナーンチュの間ですでに変化を生んでいる。それをさらにどう広げるか。共感を呼ぶ訴えで、新基地阻止の輪を広めてほしい。          (平安名純代・米国特約記者)


 この新しい風は、「玉城知事の存在は、海外ウチナーンチュの間ですでに変化を生んでいる。」、と新しい動きを起こしている。



by asyagi-df-2014 | 2018-11-17 08:28 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人