沖縄の民意を確認する。-沖縄タイムスの[遺志 意思の1票](6)から。-

 沖縄タイムス(以下、「タイムス」)は、[遺志 意思の1票]との特集を組んだ。
 その意図は、「急逝した翁長雄志前知事の『遺志』を継ぐと訴えた玉城デニーさんが当選した沖縄県知事選。40万近くの得票は、沖縄の今や未来を見つめ、玉城さんに1票を託した県民の『意思』の積み重ねだ。有権者が見た知事選を追う。」、と説明する。
沖縄の民意を確認するために、この特集を考える。


 2018年10月15日の[遺志 意思の1票](5)は「『若者』 共に前進 政治が身近に」、とされた。
 「タイムス」は、これからの沖縄について、次のように報告する。


(1)「これから皆さんと新しい沖縄をつくっていきます」。1日午前3時半すぎ、玉城デニーさん(58)を応援してきた若者たち約30人が集まる那覇市内の事務所で、当選したばかりの玉城さんがこう宣言した。
(2)若者たちは、会員制交流サイト(SNS)や同世代をターゲットとした企画を通し、玉城さんの人柄や政策を広めた。その一人の徳森りまさん(31)=那覇市=は「若い人たちは誰に強制されることもなく、一人一人ができることを楽しそうにしていた」と振り返る。
(3)企画の一つが9月21日夜に那覇市内のライブハウスで開かれたDJイベント「デニーナイト」。200人を超える人たちを前に玉城さんはTシャツ姿で現れ、「先生と呼ばれるのは苦手」と軽快な口調で自身の政治姿勢を語った。
(4)仕事後に立ち寄った石原昌紀さん(26)=中城村=は、「私がやりますというよりも、みんなと一緒に頑張っていこうという思いを持っている人なんだ」と好印象を抱き、自分と年の近い人が多くいることにも驚いた。「自分の意見を言ってもいいんだと、政治がより近くに感じた」。翌朝、玉城さんをアピールするのぼりと共に通行車両に手を振った。
(5)ただ、沖縄タイムス、朝日新聞、琉球朝日放送(QAB)の出口調査では、10代の投票先では49・6%が佐喜真淳さん、47・3%が玉城さん、20代では53・7%が佐喜真さん、44・6%が玉城さんと、いずれも佐喜真さんがやや上回った。西原町の大学4年、大城舜さん(21)は、県民所得の向上など佐喜真さんの政策に「一人一人を見てくれている」と共感した。これまでの選挙と言えば、基地に賛成か反対かというイメージ。だが、「基地反対」という前にやるべきことはあるように感じた。
(6)与那原町で小中学生らにサッカー指導している大城さんは、子どもたちの家庭にもさまざまな事情があり、経済格差をなくすことが大切だと実感する。9月15日には、佐喜真さんがフットサルパークを訪れ、大城さんら若者50人ほどを前に話をした。大規模な集会ではなく、自分たちのもとにも来てくれたことに、信頼が深まった。
(7)結果は玉城さんが当選したが、佐喜真さんの訴えた「対話」は今後こそ大切だと思う。佐喜真さんを支持した人たちの考えもSNSなどを通して、玉城さんに届けば、と願っている。
(社会部・比嘉桃乃、岡田将平)


 「だが、『基地反対』という前にやるべきことはあるように感じた。」。
この声をどのように捉えることができるのか。
「基地」そのものが持つ構造的な問題が、人を不孝に追いやることは、譲れない事実だ。だだ、それでもその中で生きていくことを選ばされている以上、やはり、生きることを豊にすることはできないのか。
自らの課題として、沖縄とともに。



by asyagi-df-2014 | 2018-10-27 07:16 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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